君の~、ゆく~道は~、
果てし~なく~遠い~♪
と、
ついつい口ずさみながら歩いている、
ノーサンブツケンサカンへの道。
まぁねぇ、
農協の方の多くが取得している資格だし、
それほど難関というわけではないと聞いているんですが、
それでも私にとっては辛い道のりだったりします。
1日部屋に軟禁されて(?)、
朝から夕方まで鑑定・分析実習。
疲れます。
目もものすご~く疲れますが、
とにかく精神的に疲れます。
講義は3日間、
実習が8日間、
他にも現場実習が9日間、
もしかしたらこの資格、
最後まであきらめずに参加できるだけの忍耐力が、
かなりためされる?!
今日も1日ずーっと、
鑑定と分析。
鑑定は、
お皿にのった米(や麦・大豆)をパッと見て、
それが1等なのか2等なのか、
はたまた等外なのかを判断する事。
パッとです、
パッと。
見た目でそれが1等か2等か判断する、
つまり、
農家さんの収入がその一瞬で決まってしまうわけです。
検査官は常に、
その意識を持って厳格に判断してほしいなぁ、
そう私たち農家は思うわけです。
で、
上の写真は鑑定ではなく分析の方。
一粒一粒、
しっかりと見極めて、
良い粒と悪い粒とをわけていきます。
うるち玄米の、
左が良い粒、
いわゆる整粒(せいりゅう)です。
右は悪い粒で、
未熟米(青い米)や斑点米(虫食い)、
その他未熟(米がふっくら熟していない)などなど。
けっこー、
厳しい目で分けていくのにはビックリしました。
その他未熟なんて、
整粒とのほんの微妙なふくらみの違いで分けられていく。
シビアな世界です。
これはモチの玄米。
白く濁っているので、
余計に見づらい。
青い未熟米は簡単にはねられるけれど、
その他未熟はムズカシー。
最後は大豆。
虫食いはもちろん、
ちょっとでも皺(しわ)があると、
ダメなんですねぇ。
家庭菜園した事がある方ならわかると思いますが、
豆なんて虫の大好物!
農薬使わず育てた枝豆の、
悲惨な事悲惨な事(笑)。
食べるのかなりためらわれる状況。
そのまま枝豆を枯らすと大豆になるわけですが、
大豆になるとさらに壮絶になります。
大豆の選別は虫との戦い!
そんな、
家で作った大豆なんて、
等級検査を受けたら即等外になるんだろうな(笑)。
鑑定・分析実習、
まだまだ続きます!
ガンバロウ。
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平成21年産のお米、
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