富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2010.10月の記事

アースデイマーケット出店します!

2010年10月23日 9:18 PM

去年、
初めて都内でのマーケットに出店した私たち。
今年も参加します!

目標は、
去年同様10・11・12月の3回。
ですが、
今年は場所を変えての3回にチャレンジしようかと。
毎年挑戦!
が濱田ファームのモットーですから。

 

と言いつつ、
1回目は去年3回参加させていただいた、
お馴染のマーケットで★
毎月1回、
代々木公園のけやき並木で開催されるアースデイマーケット
写真は、
去年参加した時のものです。

アースデイマーケットは、
都内で定期的に開催されているファーマーズマーケット。
食と農のつながりを目的に、
生産者と消費者を結ぶ場でもあります。
オーガニックの農産物や加工品が多いのも特徴です。

私たちは今回、
減農薬コシヒカリとこだわり栽培コシヒカリの2種類、
1.5kgや300gの玄米・精米を用意して、
また量り売りも考えています。

さらに、
黒米の脱穀・籾摺り・精米体験もやっちょおうかなぁと!
大掛かりな作業ではなく、
家庭にあるもので簡単にできる方法で。
子供はもちろん、
きっと大人の方が楽しめるかも?!

マーケットは、
10月は31日(日曜日)、
10:00~16:00雨天決行です。

去年も、
濱田ファームのお客様で、
首都圏にお住まいのお会いした事がこれまでなかった方に、
多く足を運んでいただきました。
今年も、
お時間があれば是非、
私たちに会いに来ていただけたらとてもうれしく思います♪

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平成22年産・新米の直売については、

こちらをご覧下さい。

金沢へ視察

2010年10月22日 9:44 PM

もう今日しか行けない!
と、
突然金沢への視察を決行!

朝一でこの日にお届けするお米をバタバタ準備したら、
高速でびゅい~んと飛ばして1時間ちょっと。
思いのほか近い!

やってきたのは、
金沢の台所であり観光名所でもある近江町市場。
何度か金沢には来ているけれど、
ここは初めて。

おぉぉ、広い!
魚いっぱい!
何だか美味しそうなものたくさん!
と、
ついつい足が止まりそうになりますが、
ダメダメ!
私たちの目的地は・・・・・

ここです!
その名も「風土金澤」。

石川県内産の食材をPRする、
アンテナショップ「能登の風・加賀の土 風土金澤」。
11月1日の本オープンを前に、
プレイベントとしていろんな農家さんが米を計り売りしているのだ!

その顔ぶれがまた豪華絢爛!
ワタクシ富山の農家さんの名前はあまりあげられないんですが、
何故かお隣石川の農家さんは有名な方が多くて、
というか、
しっかりと情報発信をされていたり、
直売にきちんと取り組んでいたりする農家さんが多いので、
お会いした方もそうでない方も、
皆さん私が知っている農家さんばかりで。

ずらっと揃ったそのラインナップ。
しかも量り売り。
むむむ、
これは生で是非見てみたいなぁ、
と突然出かけてみたわけであります。

 

店頭では、
農家さん自身が店頭に立って、
お客様とあれこれ会話を楽しみながら量り売り。 

農家ですからね、
お米には詳しいです、
とーぜん。

おにぎりだったらこの品種、
玄米で食べるんだったらこの農家さんのこれ、
などなど、
皆さん自分の米だけでなく、
他農家さんのお米もどんどんお客様にすすめていきます。 

いやぁ、
すごいすごい!
感動しました!
私たちのやっているこめぷろとは、
全然レベルが違う。
農家さんの意識がとにかく違う。

知り合いの農家さんもたまたまいて、
これまたたくさんいろんな事を教えていただきました。
量り売りのメリット、
パッケージ、
会話の広げ方、
マーケットの情報、
さらには栽培方法や農業経営にいたるまで。
感謝です!

それにしても、
農家の皆さんのイキイキと楽しそうなこと!
お客様と顔を合わせて会話を楽しみながらお米を売る。
これこそがまさに直売。
やっぱりいいな、
このスタイル。

という事で、
私たちもマーケットに今年も出店します!
昨年の冬は合計3回、
東京のマーケットに出店しましたが、
今年も目標3回で。
まずは今月末。
詳細はまた明日★

ビオトープ設置のために

2010年10月21日 10:21 PM

とある日の新聞の地方欄。

久しぶりの「トキメキ」の話題。
佐渡から黒部に移り住んできていた、
特別天然記念物のトキ。

でも実は、
この地域で私が最後にその姿を見かけたのは、
稲刈りの時期。
その前から県内の各地を転々としているので、
今はもう黒部のトキとは呼べないのかも・・・。

 

がしかーし!
いつまた戻ってくるかわからないし、
戻ってきたときの事を考慮して、
トキメキの住処をより良いものにする為、
この地域にビオトープと魚道を作るプロジェクトがいよいよ動き始めました。

かなり前から、
そうトキメキがここに住み着くようになってすぐだから、
もう1年半前くらいから、
生産組合の組合員が佐渡へ視察に行ったり、
今年は今年で、
コウノトリが生息する田んぼで有名な豊岡(兵庫)へも行ってたし、
着々とこのプロジェクトのために準備が進められていたらしい。
し、
知らなかったぜぃ。

しかーも!
新聞を良くみると、
どでかくともパパの名前が紹介されているじゃーないですか!
し、
知らなかったぜぃ。

ともパパ、
生産組合長だったのね・・・・。
そして、
このプロジェクトの責任者だったのね・・・・。

 

とにもかくにも!
餌場となっているのは休耕田。
この場所をきちんと管理してビオトープが設置されれば、
耕作放棄地の問題にも多少は影響があるはず。

でそのビオトープになる予定の田んぼは、
全部で5枚。
それをまずは耕起してくれとの依頼が、
なぜか我が家にやってきた。

しょーがない!
まだ籾摺り全然終わってないけれど(まだかいっ!とつっこまれそうだぁ~)、
ビール麦と小麦の種まきもしなくちゃいけないけれど、
そろそろ来週末にせまってきた東京でのマーケット出店の準備もあるけれど、
ここはトキメキのために、
いっちょやってやりまっしょ!
と休耕田をガンガン起こしてやりました★

トキメキよー、
早くここに戻ってこい!

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平成22年産・新米の直売については、

こちらをご覧下さい。

米主産地14県 品質低下

2010年10月19日 11:31 PM

10月18日の朝日新聞、
朝刊一面の見出しです。

その横には、
「所得補償値下げ圧力」という気になる見出しも・・・・。

この夏の猛暑の影響か、
全国の主な産地の大半で起きている品質低下。
例えば、
コシヒカリといえば、の、新潟は、
1等米比率が過去5年間の平均に比べて、
75%から19%(!)に下がったとか。
ものすごい下落ぶりに、
正直目が飛び出そうでした、ワタクシ。

埼玉89%→45%
福島91%→66%
そして
富山83%→59%。

1等米比率の向上を目標に米作りをしている農家も、
米作りを指導している農協も、
ビックリな数値です。

注:
等級は、水分量や形など一定の基準を満たし、
十分に成熟した粒が目視で70%以上なら1等、
60%以上2等などと決められます。

今年は暑さで、
米粒が白濁したり細ったりして等級を下げる事が多いようですが、
味にはほとんど影響がないといわれています。

濱田ファームのお米も、
白濁した粒が例年よりも多いのが事実。
これまで受験した直売用のお米は、
こだわり栽培・減農薬ともに1等でしたが、
無農薬は2等となりました。

直売ではなく出荷する場合、
1等と2等とでは農協さんや業者などの買い取り価格が違ってくるので、
農家は1等を目指して米作りをするわけです。

1等が少ない上に、
1等の買い取り価格が大幅に下落した事実も、
けっこう衝撃でした。

たまたまとある農協さんの集いに出くわしたワタクシ、
農協さんがさらりと発した1等買い取り価格の値段に、
ずっこけそうになりましたもん。
えー、いきなりそんなに暴落?!
みたいな(笑)。
うちもわずかではありますが農協さんへ出荷しているお米もあるので、
こりゃぁ、出荷なんてしている場合じゃないなと。
全量を直売する気持ちで来年以降がんばらなくいけないんじゃないかと、
かなり気持ちがゾワゾワしました。

そしたらそしたら、
そんな価格はまだかわいいもんで、
米余りが深刻な東北で特に値下がりが激しかったようで、
ちょっと、
信じられないような値段が新聞にはのっていました・・・・。

でも、
個別所得補償制度があるじゃん!
と思ったそこのあなた。
実はなんとこれも価格低下の原因だったようで・・・・。
各地で業者さんが、
その分を値切って買い取る動きが出ているんだそうです。
「制度の分は安く買い取るのは当然」と。
その噂は前々から聞いてはいたけれど、
こうして新聞1面にでかでかと報じられると、
背筋の寒い思いがします。

注;
制度は生産調整(減反)に参加した米農家のみ、
生産コストと標準的な販売価格の差額である10aあたり1万5千円を一律に払うことで、
所得を下指支えする仕組み。

難しいことはよくわかりません。
生産調整も、
私たちはやりたくないけれど、
この地域ではやらないという選択は存在しえない仕組みです。
100%直売だから減反なし、
というチョイスがないような状況です。
だから所得補償制度に参加しています。
でもこの制度もいつまで続くのか微妙だし、
生産調整も何十年も続いているけれど成果ないし、
政策に振り回されたくなくても、
ぶるんぶるん振りまわれまくっています(笑)。

だったら米以外のものを作ればいいんでしょうが、
私たちの興味がある、
日本にはなくてはならない大豆も小麦も、
それだけで生きていくのは厳しいようです。
何より、
日本人の主食の米を作っているんだ!
っていう思いもありますし。

私たちにできる事は、
日々の農作業やつぶやきをこうしてブログで情報発信して、
私たちの米作りを実感してもらい、
私たちの状況を理解してもらい、
その上で、
私たちの作ったお米だから買おう!
とお客様に選択してもらうこと。
地道な努力しかないなと、
そういう思いを新たにした記事でした。

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平成22年産・新米の直売については、

こちらをご覧下さい。

 

大麦の播種

2010年10月18日 2:02 PM

先週やっつけるはずだった、
大麦の播種(はしゅ=種まき)。
ともまるの腰痛でのびのびになっていましたが、
何とかやり終えました~。

 

稲刈りした田んぼ。
1ヶ月近くたって、
ご覧のように青々とした稲が成長中。
このままほったらかしにしておけば、
また穂が出てくるくらい生命力旺盛。

その田んぼに、
まずはトラクターで肥料を播いていきます。
後部に取り付けられた、
バケツのような入れ物の作業機ブロードキャスター、
略してブロキャス。

この中に肥料をたっぷり入れて、
肥料をフリフリ播きます!

 

お次は、
ともまる号&ともパパ号のトラクター2台体勢。

ともまるは、
今度は作業機をブロキャスから溝切り機に切り替えて、
排水をよくするための溝をほっていきます。

麦はとにかく水を嫌うので、
溝切りはしっかりと!

 

ともパパ号の方はというと、
作業機はロータリーで、
田んぼを起こしていきます。

おっ、
ともパパにしては真剣な顔つきで、
ちゃんと起こしてるな。

転作の麦の農作業は、
ともパパには基本的には手伝ってもらっていないのですが、
今年はともまるの腰痛もあって無理矢理お願い。

  

起こし終わったら、
今度は動力噴霧機で種をぶい~んと播きます。

20kg以上もある動噴を担ぐのは、
腰痛のともまるには辛い状況でしたが、
もうどーにもこーにもスケジュールがオセオセだったので、
しょうがない。

ちなみに、
楽チンだと思われるトラクター作業の方が、
腰にくるそうですが。

空はもうすっかり秋。
いいお天気が続いていて行楽日和ですね~。

米農家は、
表向きは稲刈りが終わって暇そうに見えるかもしれませんが、
転作(正式には生産調整、他に減反ともいいます)の作業がどうしてもついてまわるので、
行楽シーズンはまだまだ先のこと。

うちは麦ですが、
やっとこさ大麦が終わり、
この後ビール麦・小麦の播種が待ち構えています。
多くの大農家さんは大豆の転作を選んでますが、
大豆は麦よりもきっと、
ずっとずっと大変なはず。
稲刈り直後からの大豆収穫にまだてんてこ舞いのようです。

ところで、
今日の朝日新聞の朝刊一面は、
米の問題について報じられていました。
米農家きびしーっす。
我が家は、
これが仕事でもあり生活の糧でもありますが、
なるべく楽しんで米作りをしよーとしています。
かなり楽観的です。
が、
現実は政策に振り回される事もあり厳しい面もあるのかなぁと。
特に今年は天候面でも悩まされて、
初めて笑えない状況になってきました。
はははは。

まっ、
ダメだったらダメで、
南の島か故郷のカナダに移住すればいいか。
な~んてね。

その記事の内容は明日にでも。

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平成22年産・新米の直売については、

こちらをご覧下さい。