富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2011.3月の記事

濱田ファーム会議

2011年3月27日 9:48 PM

毎年この時期に家族会議を開くようになって、
今年で4回目となりました。

いつもはともまると私のトップツー会談なんだけど(笑)、
ともまるを手伝ってくれているともパパと、
いつも私たちを気にかけてくれているともママにも、
私たちの米作りの思いと、
今年1年の計画とを伝えようという考えから、
ちょっと気恥ずかしいけれど、
家族会議をやってます。

一応会議と名前がつくので、
資料もちゃんと用意します。
この、
資料作りはけっこー大変だけれど、
でも実はかなり役に立ってます!

というのも、
私たちみたいに小さな家族経営の農家だと、
家族に対する甘えもあるし、
経営に対する甘さもありありで、
なーなーな適当なその場しのぎ的な農業に陥りがち。

でもきちんと資料をそろえて、
そこに経営理念も経営目標も掲げて、
長期目標も中期目標も短期目標も提示すると、
もう甘える事が許されない状況になっちゃうのだ。
見栄を張って偉そうな事を書き連ね、
で、
書いちゃったからやらなくちゃいけない。

のんびりユルユル楽観主義の私たちには、
これくらい自分達の気を引き締めるきっかけが、
実はこの家族会議だったりする。

で、
今年もつらつらと見栄っ張りな目標を誰かさん(→ともまる)が書き連ねたので、
今年もがんばるしかない・・・・。
うわぁ、
大丈夫かな・・・・(笑)。

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平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。

3月26日(土)のつぶやき

2011年3月27日 1:06 AM

22:10 from web
結局、「負けるな!東北!!」って米袋に書いたよ。明日友人に託す。
月曜日にボランティアとして被災地に向かう彼を同じ農家として誇りに思っとる。
by hamadafarm on Twitter

トラクター出動!!!

2011年3月26日 11:48 AM

まだまだ雪が降る、
寒い寒い3月下旬です。
暦の上では春はもうすぐそこまで来ているはずなんですが、
とにかく寒い!

田んぼの景色も、
正しい日本海側の冬の様相を呈しています。
朝でも昼でも、
どんよりどよどよ黒い雲が空を覆い、
暗いです・・・。

さて!
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
っていうか、
皆さん気づきますよね?!

田んぼにトラクター、
出動してます!!!

この地域でこの時期にトラクターを出動させているのは、
うちくらいではないでしょうか?
えっへん!!
って、
いばっても全然しょうがないんですが、
まぁ、とにかく、もの珍しい光景ですから(笑)、
農道を通る車全てが速度を落として、
じーっとトラクターを凝視。

しかーも!
ついてる作業機がロータリーではなく、
ハローなもんだから、
さらにジーっと不思議そうに見られまくりです。
快感・・・・♪

注:ロータリーは耕起する為の作業機。
普通は、
田んぼをまずは起こす事から春作業が始まります。
しかもこの地域での耕起は、
おおむね4月中旬頃からの作業。

ハローは代かきの為の作業機。
代かきは田植え前にやるので、
通常は5月に入ってから。

で、
ともまるが何故にこんな時期に、
何故にハローで田んぼに入っているかというと・・・・。

濱田ファームの田んぼは、
冬の間田んぼにずっと水をためる冬期湛水(とうきたんすい)をしています。
残った稲株が水で分解され、
微生物を増やしたり抑草効果があると言われています。

特に無農薬の田んぼでは、
抑草効果を少しでも期待したいのですが、
うまく稲株が分解されていないと効果が薄れるんだとか。
なるべく早いうちに田んぼに入って、
ハローで藁をかき混ぜてやれば分解が進むと聞き、
大慌てで入ったというわけ。

今回は無農薬と減農薬の田んぼに入りました。
うまく分解が進むと良いんだけれど。
どうかな~?

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岩手・宮城・福島へも、
発送が可能になっております。
ただし、
一部の地域は営業店止めの発送のみです。
詳しくは、
お気軽にお問い合わせください!

平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。

質問!お米の研ぎ方

2011年3月25日 10:29 AM

水道から指標値を越す放射性ヨウ素が検出され、
首都圏はもちろん、
ここ富山でもミネラルウォーターの姿を見かけなくなりました。
皆さまご存知のとおり、
対策が必要なのは検出された地域での赤ちゃんだけです。
しかも、
赤ちゃんへの制限も万が一にも備えたものである事は、
報道のとおりです。

ここ数日間、
無洗米についての問い合わせが急増しています。
先週米農家を襲った注文の嵐が、
今週は、
無洗米を扱うお米屋さんを直撃している事かと思います。

無洗米については良し悪し意見が分かれるところのようですが、
災害地域では、
やはり便利なものとして重宝されると思います。

残念ながら、
濱田ファームには無洗米に加工するための精米機はありません。
また、
業務用の無洗米の精米機を購入する資金も予定もありません。
家庭用の無線米精米機は、
今はお手頃な価格で販売されていますが、
大量に米を精米する私たちは、
家庭用の精米機は現実的ではありません。

という訳で、
濱田ファームのお米はこの先も、
通常通りお米を研いでいただく必要がありますが、
冒頭のとおり水道水でお米を研いでも問題はありません。

お客様から、
節水バージョンのお米の研ぎ方をブログで紹介して欲しいと質問をいただきましたので、
私なりの考えでお応えしたいと思います。
ただしとても基本的な、
これまで通りの事になります。

お米は最初の水をよく吸収するので、
最初のお水はできるだけ冷たいもので、
サッとほこりを取る程度で流しましょう。
以前のように強く研ぐ必要はありません。
かき混ぜる程度で優しく研げば十分、
水も透き通るまで流す必要はなく2,3回で十分だと個人的には思います。

節水時のお米の研ぎ方という質問には、
通常通りの研ぎ方のご紹介に留まるのみで、
お客様の満足する答えにはなっていないと思います。
が、
節水という事を重点に置くのであれば、
研いだ水を有効活用する事が大事かなと思うのですがいかがでしょうか?

研いだ水を植物に与える、
床磨きに使う(糠の成分が有効だそうです!)、
さらにはボールなどの容器にためておいて、
お料理中の手洗いに使う。
お料理中は何かと手を洗います。
水道水を使うのではなく、
研いだ水で洗えば糠の成分で手荒れも防げるそうです。
さらには残ったお水で食器のつけ置き洗い。
これで十分に節水になるのではないでしょうか。

あくまでも個人的な考えですが、
冷静に情報を判断して行動する、
その上でできる節約に努める事が、
この状況では大事なのかなと思いました。

また皆さまのご意見や、
もっと良い研ぎ方などご存知の方がいらっしゃいましたら、
ご連絡いただけたらうれしく思います★