富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
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富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

種籾の播種!

2011年4月17日 9:39 PM

お天気に恵まれた日曜日、
黒部の一般市民の皆さまには、
今日がお花見日和だったのかもしれません・・・。

が!
我が家は今日が1回目の播種(はしゅ=種まき)だったので、
お花見なんて言葉はムシムシ!
っていうか、
播種じゃなかったとしてもムシムシ!
桜を見る心の余裕はないのだ~(泣)。

という訳で、
以下の育苗(いくびょう=稲の苗を育てること)の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用と農薬による消毒→出荷用と苗販売用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・通常)

の、
メインイベントとも言える7:播種、
そして8:ハウスへの苗出し、
の1回目(この後日にちをずらしてもう1回やります!)、
滞りなくやり遂げました~!
珍しく何のトラブルもなく、
それどころかほぼ完璧にやっちゃった。
一体どうしたんだろう・・・(笑)。

今日はまず、
7:播種の様子からお伝えしましょう!

じゃじゃ~ん、
これが播種作業の全容全貌!
作業所の中で隠れてコソコソやっているので、
一般の方には全く知られてない世界かもしれませんね。

という私もこれまで、
播種なんて言葉も知らなければ、
田植えは当然頭ではわかっていたし田植え体験なんてものもやっていたはずなのに、
肝心大元の苗そのものが、
どうやって作られているのか、
そんな事知らなければ知ろうともしなかったし考えた事もなかった。

そういえば、
よく学校での食育で田植えはやるけれど(それも何故か必ず手植え)、
播種の見学とか、
まぁそこまでいかなくてもその場に用意されている苗がどうやって育つのか、
その根本そのものを教えた方が為になるような気がする。
お米一粒も無駄にできない気持ちになるもんね。

あっ、
いつもの事ながら話がすごーーーーくそれた(汗)。

ではでは、
順番に播種の様子を見ていく事にしましょう!

まずは!
左:苗を育てる長方形の箱(通称・苗箱)に紙をセット!
一応名目上は、
この紙で苗の根っこが箱を突き破らないような役割があるとか。

右:紙がセットされた箱を播種機に1枚1枚置いていきます。
播種機はベルトコンベア状になって流れていき、

左:フレコンに入った床土が、
中:一定量自動で箱に入れられ、
右:水がかけられ、

左:これまで準備してきた種籾を、
右:これまた一定量まいて、

左:最期に覆土(ふくど)がかけられて、
と、
ここまで播種機がやってくれます!
すごいぞ、播種機!!!

右:播種された苗箱を、
運びやすいようにパレットに載せていきます!

ちなみに播種された苗箱の重さ、
量ってみたら5kg!
軽い?重い??

実は、
去年までは7kgちょっと。
今年から土を軽いと評判のものに変えてみました★

重さをはかれば確かに数字は軽くなったけれど、
1年のブランクがあると軽いんだか重いんだかイマイチわからなかった、
というのが正直なところ・・・・。

ま、
この2kgの差が、
後々何百枚(うちは播種トータル3000枚)と苗箱を運んだりするときに、
効果を発揮してくるのかなぁ?
っていうか、
発揮してくれないと困る~。

そうそう、
播種後1枚5kgの苗箱も、
重ねていけばかなりの重量になるので、
簡単に動かせるようにいろいろ工夫しています。

左:まずは単管のレールに自家製トロッコを置いて、
右:その上にパレット

播種した苗箱を一定数積み上げたら、
作業所の奥にスススーイと移動させます。
トロッコのおかげでラクラク♪

いや本当は、
フォークリフトでぶぶい~んと移動させればいいんですが、
フォークリフトは床土フレコンを釣り上げているので、
ここで使えないのだ~。

播種1回目の今日は、
トータル3000枚のうちの1100枚。
なので、
午前中で播種終了。

午後からは8:ハウスへの苗出しをやりました!
その様子はまた明日★

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