いつもうっかり(?)忘れそうになる、
転作作物の麦たち・・・・。
特に春作業で忙しいこの時期は、
麦は見たくなかったりする・・・・。
とはいえ、
やっぱり晴れた青空と、
青々~とした麦の景色は絵になる!
一般の方には非常にしばしば雑草と間違えられる(笑)麦。
かわいそう~。
この青々とした麦は、
濱田ファームが育てている3種類の麦のうちの1つ、
六条大麦。
前回追肥した時に比べても、
ぐんぐん成長しています!
それに比べて・・・・・
こちら、
何だと思います?!
何も植わってない???
いえいえ、
実はビール麦なんですっ!!
えぇ、
ビール麦なんて生えてはいないんですが、
でも確かに去年の11月、
ビール麦の種を播いたんです・・・。
その頃、
毎日降り止まない雨で田んぼは田植え前のような状態。
水気を嫌う麦なのに大丈夫なのかしら?
でも、
播けって指導されたし播くよ、
知らないよ?
としばらく様子を見ていたんですが、
やっぱり発芽しなかったようです。
上からのお許しも出たので、
トラクターで耕起。
このままにしてても雑草の温床になるだけですからね。
ただでさえ農家の意欲をそぐ減反政策、
つまり生産調整。
お米が作りたくても作れない状況。
その分補助金は出ます。
出るけれど、
実際育てた麦の出荷金額なんて腰が抜けるほど安い。
から、
麦を一生懸命育てようとする意欲が湧かない。
そんな中でもビール麦は、
どこだかわからないところで何だかわからないものに加工される六条大麦と違って、
ここ地元・黒部の地ビールの原料になる事がわかっている。
ともまるがビール麦を作り始めるまでは、
山手で作られていたビール麦。
雪の多い地の為生産量も少なく原料として足りなかったとか。
だから、
平地で是非作って欲しいと頼まれ、
作業が六条大麦と分散され手間がかかるけれど、
おもしろそうだから挑戦してみよう!
そういう思いで始めたんです。
足りないから作ってくれと言われ、
でも今度は、
豊作となって余るから困ると言われ、
知らないうちに余ったビール麦で、
農商工連携という名目のもとに他の加工品が開発されてた。
実際は、
「農」の生産者は全く置いてけぼりで、
いったい「農」は何を意味してるんだろうと疎外感を味わった。
そして、
今年の全滅。
もう完全に、
ビール麦への情熱が失われました。
よってやめます。
来年はビール麦なしの六条大麦1本(と自家製の小麦)でいきます。
どうせ転作だからね。
と言いつつ、
転作でも、
何かおもしろいやりがいのあるものを育てたい!
そういう気持ちは今でもありますが・・・・。
———————————
平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。
こだわり栽培コシヒカリの在庫、
残り少なくなってきました!
保管予約も承っておりますので、
ご希望の方はどうぞお早目にご連絡ください。
コメント