富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

大麦の刈り取り

2011年6月10日 9:12 PM

●6月12日(日曜日)から14日(火曜日)まで
お休みいたします。

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米農家には、
転作とか減反とか生産調整とか、
いろんな言葉で言われていますが、
自由にお米を作っちゃいけないという足かせがあります。

足かせとは思わない方もいるかもしれませんが、
私たちにとっては足かせ。
そしてその面積は毎年上がり続け、
3割以上にもなります。

言ってみれば、
毎年のお給料30%カットです。
それはちょっと辛いので、
麦やら豆やらをせっせと作るわけです。

うちは麦。

小さい農家なので、
特別な農機具も必要なく作業も分散される、
麦。

この写真の大麦と、
全滅しちゃったビール麦
そして自家用の小麦、
3種類の麦を作付けしています。

それにしても大麦の畑、
黄金色にキラキラ輝いて、
それはそれはキレイなんですよー。
青々としてきた田んぼとは対照的。

この景色を見ると、
麦っていいなぁと思うんですけどね。

今日はその大麦の収穫!
心配していたお天気(雨だと刈れない)も、
1日大丈夫そうでヨカッタ!

1町ほどの刈り取りだし、
稲ほど気を使わない麦だし、
半日くらいで終わらないかなぁ、
と思っていたんだけど・・・・

つまるつまる!
麦わらと雑草とが絡まって、
コンバインの歯がつまりまくり!!

今年の麦は、
長雨でやられてスカスカ状態。
だから雑草もいっぱい。

特に外周は、
麦が生えているんだから生えていないんだかのスッカラカンなので、
つまってつまって全く前に進めません!

その度にコンバインから下りて、
歯につまった藁を少しづつ取るともまる。

もうあきらめきった表情で、

農業なんてね、
1に忍耐、
2に忍耐、
3、4がなくて、
5に忍耐、
そんなもんだよ、

と悟りを開いていました(笑)。

半日で終わる予定が、
結局は夕方遅くまでかかった麦刈り。
収穫量は過去最低。
ビックリするほどの出来の悪さでした・・・。
ガッカリ。

コメント

2 Responses to 大麦の刈り取り

  1. こーよー より:

    麦は、難しい
     麦栽培断念農家の林さんちです。

    昭和48年に転作が始まり、数年後、

    大麦を栽培しました。

    始めて2~3年は、ビックリするほど、すごく収量もあって

    結構、お金になりました。

    でもその後は、収量が低下の一途。

    大豆と大麦の組み合わせは、転作奨励金は、

    多いけど、その分の負担で、稲作にしわ寄せが

    行くので、思い切って20年前に大麦を止めました。

    我が地区は、転作関連の補助金施設は、一切ないので、止めるのは、自由でした。

    おかげで、米と大豆の組み合わせで、パラダイスな農業をやっています、、(⌒‐⌒)

    でもビール麦は、なんだかそそりますね。

    あと黄金色の麦畑も、見る分には、ホント綺麗!

  2. ともまる より:

    麦か大豆か
    大麦の収量は我が家も同じように減少しています。
    今年はまさに過去最低。
    お話になりません。

    大豆は初期投資が大きく、また栽培期間が米とだぶるのでやりにくいのかなあ、考えています。
    米+大豆=パラダイス農業の方程式をぜひご教授ください。

    ビール麦は雪害と湿害に弱く、今年は壊滅しました。
    二条大麦のため収量も少ないです。
    黒部市所有の地ビール会社との契約栽培です。
    本当は農商工連携の良い事例のはずですが、世の中そう簡単にはいっていないのが実情です・・。

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