富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

第13回 米・食味分析鑑定コンクール

2011年11月24日 9:23 PM

今年も米・食味分析鑑定コンクールに、
濱田ファームの3種類のコシヒカリを出品!

したんですが、
何と何と、
減農薬と無農薬コシヒカリの2種類が、
1次審査・2次審査と突破して、
最終の3次審査まで進んじゃったんです(驚)!!

私たち自身もビックリ仰天だったんですが、
こんなチャンスはめったにない!
と、
いそいそと3次審査と授賞式(3次審査に進むと必ず賞がもらえる!)へ、
1泊2日で出かけてきました~!

米・食味分析鑑定コンクールは、
米・食味鑑定士協会が主催する国内最大規模のお米のコンクール。
現在では国内外から約3000もの出品数があり、
食味を競うお米のコンクールとして知られています。
濱田ファームは3年前から出品しています。

よくお客様から、
「お米、美味しいですか?!」と聞かれる事が多くて、
実は私、
その返答にかなり困っておりました・・・。

そもそも美味しいって基準が人それぞれの主観だし、
その時のお米の保存方法や炊き方、
食べる環境にその時の体調など、
多くの要素に左右されるもんだと思う。

だから、
美味しいかって聞かれると、
何をもって美味しいと答えるべきなのか、
困ってしまうのだ。

うちのお米は美味しい。
美味しいと思う。
美味しいだろうけれど、
でも美味しさは人それぞれなので、
一度食べてみてお口にあえばうれしいです、
みたいな控え目な受け答えしかできなくて・・・。

そんな経緯から、
うちのお米がどれくらい美味しいのか、
客観的に他の人に判断してもらおう!
と思ったのが、
そもそもコンクールに出品するようになったきっかけ。

このコンクール、
1次審査は食味計という機械で85点以上で通過。
85点って、
これ相当な点数なわけですよ・・・。
ざっと見て、
3分の2以上のお米が1次審査でバッサリ切り捨てられる、
とっても厳しい世界です・・・。

美味しいお米を作ろう!
と努力している全国の農家さんのお米が、
です・・・。

で、
2次審査は味度計というまた別の機械で測定。
1次の食味計と2次の味度計の合計点数で、
最終の3次審査へ進出。

3次審査は、
審査員が実際に食べ比べて、
投票により結果が決まります。

濱田ファームは、
一昨年1次敗退・・・。
昨年は減農薬と無農薬コシヒカリが2次に進むも、
最終3次には進めず。
そして今年!
1次・2次と進み、
都道府県選抜として3次に進出しちゃったのであります!
あわわわ。

受け付けで、
胸にノミネートされている証であるお花なんぞをつけてもらい、
記念に写真を撮ってもらったともまる(笑)。

コンクールの会場。
毎年全国各地で催されますが、
今年は群馬県の川場村という山奥。

なかなかの田舎(笑)でしたが、
そこに全国から農家、
だけでなく、
業者さんやらお米を扱う方々などなど、
たくさんの人が集まってきておりました!

こちらが、
出品された3000近くのお米たち。
一般に公開されているので、
誰でも自由に見物できるようになっていました。

もちろん、
濱田ファームのお米もありますよ★

最終審査のお米は、
同一条件で同一メーカーの炊飯器で炊かれたもので、
どのお米が誰のお米がわからないようになってました。
当然といえば当然か。

審査員の方は、
選ばれた30人の方々。
プロの食味鑑定士の方もいれば、
バイヤーさんや一般の方もいるようです。

香り
粘り
つや
食感
甘み
など、
総合的に判断して、
審査員の方が美味しいと思うものを投票、
投票数の多いものが金賞、
金賞にもれても特別優秀賞が授与されます。

一般試食コーナーとやらもあって、
誰でも自由に食べられる!

ともまるも1つ手にとって食べたお米、
かなり美味しかったそうです!
23番、
誰のお米だったんでしょう・・・?


会場とその周辺の様子。
たくさんの業者さん(肥料や米袋などを扱う会社の方)のブースや、
飲食のお店もあって、
ちょっとしたイベントのように盛り上がってました!

審査の後、
夜の懇親会がこれまた大盛り上がり!
ここで審査結果の発表もあるので、
金賞を受賞した方や団体さんは、
オォォー!と喜びの声がこだましておりました。

濱田ファームは、
残念ながら金賞を逃し、
特別賞とあいなりました。

が、
この場で全国の有名な農家さん・・・・、
え?
そんな人いるの?!
と一般の方はお思いかもしれませんが、
いるんですよー。
農家の世界にも有名な農家さんがいっぱい。
よくテレビに出ているあの人や、
雑誌で紹介されているあの方などなど、
たくさんの農家さんと出会えて、
また中には直接お話しする事もできて、
ものすごく良い機会となりました!

受賞式の様子。
最終審査に残った農家や団体それぞれに、
1つ1つ賞状と盾が授与されます。

ちなみに、
今年の濱田ファームの無農薬コシヒカリ、
1次審査の食味計は93点(去年89点)と異常に高い数値となりました。
機械、
壊れていたんじゃないだろうか・・・・(笑)。
2次審査はの味度計は、
わりと普通の85点。

この点数は、
お米そのものの美味しさをちゃんと表すものではないと思います。
ですがやっぱり、
客観的に判断される美味しさの1つである事にも違いないと思います。

点数を気にせず、
点数に惑わされず、
点数を取るために米作りをしているわけではない事を決して忘れず、
これを来年の米作りの大きな原動力にして、
えぇ、
主に無農薬の田んぼでの草取りなわけですが、
草取りしている時にこの点数を思いだして、
せっせと1本1本草を取れそうな気がするようなそれでもないような・・・・(笑)、
とにかく、
来年もまた、
お客様に我が家のお米を胸を張ってお届けできるよう、
一層の努力をしていこうと思う良い機会となった、
今年の米・食味分析鑑定コンクールでした!

皆さま、
ありがとうございました!!

コメント

4 Responses to 第13回 米・食味分析鑑定コンクール

  1. こーよー より:

    凄いです!!
     お笑い系のうちのお米は、

    以前出品したら1次で敗退、、(ToT)

    笑えませんでした。

    だから凄さが分かります。

    お米には、作り手の魂が味となるんですね。

    私も頑張りますo(^o^)o

  2. ともまる より:

    こーよーさんへ
    このコンクールへの出品は、どうすれば美味しいお米になるのか?そもそも美味しいお米とは?という農家の永遠のテーマを解決する糸口になればいいな、と私は思っています。少なくとも、それを追求する原動力にはなりそうです。また、客観的な評価を受けられるという意味で、非常に良い経験ですよね。
    今回の決勝進出、素直にうれしかったです。しかし、決勝リーグは厳しかった!まだまだ精進が必要です!!

  3. 長崎のじゃがいも より:

    おめでとうございます
    特別優秀賞受賞おめでとうございます。
    濱田さんのコメ作りが認められたということですね。
    もちろん奥様の内助の功によるところも大きいと思います。
    先日送っていただいたコシヒカリは美味しく頂いております。
    ご飯が進むため体重が気になるところです。

  4. より:

    長崎のじゃがいもさん
    ありがとうございます!
    認められたかどうか微妙なところですが(笑)、
    ある一定の評価はいただけたのかなぁと思います。
    と同時に、
    出品されていた他のお米があまりにも美味しく、
    さらなる努力が必要なんだと気の引き締まる思いでいっぱいです。

    お送りしたお米、
    お口にあってよかったです♪

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