富山って、
あんまり知られていないけれど、
実は見どことろもたくんさんだし、
美味しいものの宝庫だ。
でも、
立山黒部アルペンルートや、
世界遺産の五箇山や、
黒部峡谷トロッコ鉄道などなど、
ただ観光地に足をのばしてキレイだなぁと感じるだけで足早に通り過ぎて行ってしまったり、
ホタルイカだー、
シロエビだー、
寒ブリだー、
と旅館の席にポンと出されたものを食べるだけだったり、
従来の型にはまったツアーってそいういうものが多かったような気がする。
そんなんじゃない!
もっともっとディープに富山を知ってほしい!
と、
五感で感じる旅を企画していらっしゃるとやまスタイルさんのツアー、
にっぽんトラベルレストランin富山に、
何故か縁あって私たちも参加してきました~★
その様子をご紹介。
まずは、
南砺市(なんとし)福光(ふくみつ)の種麹屋さんから、
いきなりディープにツアースタート!
創業28年、
全国でも10数か所しかなく、
北陸では唯一の種麹店です。
へぇ~!
そんな貴重なお店が富山にあるなんて知らなかったです~!
県民として、
ちょっとうれしいじゃーないですかー♪
七代目のご主人。
話が長いですが(笑)、
麹や日本の食文化に対する誇りやこだわりについて説明していただきました。
人柄がダイレクトに伝わってきます。
写真上段:
この辺りは年末に「かぶらずし」を各家庭で作る風習が未だに残っているようで、
こうして麹を1折まるごと買っていかれる方も多いようです。
へぇ~。
かぶらずしの試食もいただきましたが、
美味♪
写真下段:
ツアー参加者は、
実は県外の方限定なんだそうです。
しかも一般的な募集はしておらず、
SNSなどの人とのつながりから、
ツアーに参加表明できる仕組み。
今回で4回目のツアーですが、
毎回ツアーは大人気で、
どうやらそのほとんどがリピーターの方々。
そして私たちは今回特別に参加させていただきましたが、
それも人とのつながりによるもの大。
で、
県外の参加者の方の多くも以前どこかで会った事がある方ばかりという。
不思議なツアーでした★
さぁ!
それでは今度は昼食へ。
五箇山(ごかやま)は、
白川郷と共に合掌造り集落として世界遺産に登録されていますが、
そんな合掌造り集落には一切立ち寄らず(→潔すぎ!)、
ポツンと1軒ある、
こんな怪しい看板のお店へ。
ご主人自ら、
鉄砲を担いで山の中で撃ってきた動物さんたちが素材。
ま、
ジビエと言えばカッコイイんですが、
もっともっとワイルドな感じ。
熊料理がメインで、
この日も熊の鍋などをいただきましたが、
他にもイノシシ・シカ・ウサギなど、
初心者にもやさしい(?)素材もあります!
ご主人のお話し、
なかなか興味深かったです。
目をキラキラさせながら、
猟のお話を聞かせていただきました★
次は岩瀬へ。
かつて、
北前船で栄えた街で、
廻船問屋の町家や料亭が並びます。
当時の街並みを再現しようと、
数年前からまちづくりが行われていますが、
その中心を担っていらっしゃるのが、
地元酒造会社の桝田酒造店さん。
満寿泉(ますいずみ)という日本酒、
富山では知らない人がいないお酒です。
社長自ら、
酒を作っている蔵はもちろん、
文字通りの蔵(よだれモノのワインがこれでもかーっと並んでます!)まで、
出し惜しみなく案内していただきました。
一同ただただ、
へー、ほー、はー、
とため息ばかり。
お酒造りにかける情熱はもちろん、
古い街並みを再生する事に対するこだわり、
リノベーションされた伝統的建築物に、
若いアーティスト(ガラス作家・陶芸家・木彫家)を呼び寄せたりと、
芸術と文化を育むコミュニティー作りに力を注いでいらっしゃるようでした。
お金はもちろんですが、
懐も器もそうとう大きくなければできないような、
そんな大きな野望をひょうひょうと語る姿が印象的。
最後は惜しげもなく、
日本酒飲み比べ♪
皆さん、
目をランランと輝かせていましたよ~。
私たちは時間の関係でここで退散しましたが、
ツアーはその後も、
農家が営む富山の精肉店・メッツゲライイケダ、
有畜循環型農業をされる・土遊野さんによる農家ライブ@富山の食材にこだわるイタリアン・クオーレ
さらには翌日から、
大門素麺の生産者を訪ねたり、
その大門素麺を砺波の散居村の伝統家屋で食したり、
この時期ならでは!氷見の寒ブリを食べつくしたり、
アートスペースVEGAではスノーアートを体験したり、
と3日間で、
ものすごいディープなラインナップ!
きっと、
富山の人にも富山のすごさを感じていただける内容。
こんなツアーが、
県外のお客様対象というのがものすごくもったいないような気がしますが、
これをきっかけに、
私たち富山県人こそがもっと!
富山の魅力に気付かないといけないんでしょうね!
改めて、
富山の魅力を感じた1日でした♪
岩瀬
岩瀬は、妻の母親の実があり
昔、醤油屋さんだったようです。
北前船の港らしく、すごく立派な蔵も
あったりして風情がありました。
あの棟方志功さんとも縁があったそうです。
富山ってディープですよね。
こーよーさんへ
岩瀬は当時の富山の表玄関ですよね。
その町並みは、風情があって良いと思います。
また、最近は路面電車がライトレールとなって近代化しましたし、全国区なレンタサイクルも登場したりで、富山市って意外と悪くないかもと思わせてくれます。
ただ、雪がねえ・・。冬暗いしなあ・・。