富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

江ざらい

2012年4月9日 4:10 PM

昨日日曜日は、
久しぶりにものすごく良いお天気となりました!

本当なら、
私たち家族も公園にでもお出かけしたいところだったんですが、
既にともまる、
あまりの仕事の忙しさに目を回し始めているので、
私と娘の2人でのお出かけとなりました。

そう、
どんなにお客様にお伝えしても、
こうしてブログに書いても、
田植えが始まっていないこの時期になぜ忙しいのか、
なかなか理解されないところです。

もうね、
播種(はしゅ=種まき)がね、
3日後に迫ってきているのでね、
ともまるの神経もピリピリし始めていますよ~(笑)。
まだまだ新米農家なので、
播種という春の一大作業は未だに緊張するようです。
修行が足りんな・・・(笑)。

そんな忙しい日々ではありますが、
昨日日曜日は大事な大事な「江ざらい」という、
地域の人が協力して行う用水の掃除がありました。

美味しい米作りには欠かせない、
美味しい水。
それは自然と流れてくるものではなくて、
遥か昔から祖先が地道に用水を作る事によって、
田んぼに水をひいてきたんです。

その用水は、
ひと冬でたくさんのゴミや泥、
草などがたまったりして、
水の流れが悪くなってしまいます。

それをひたすら、
クワでかきのぞいて、
水の流れを良くしていきます。

お天気が良かったとはいえ、
風はまだまだ冷たい上に、
水や泥にまみれる地道な仕事です。

重労働でもあるので、
ここは若い世代でエイヤーとやっつけたいところですが、
若い人なんて誰も出てきません(苦笑)。

ま、
この地域は特に、
田んぼをしている人はともまるを除いて皆さん高齢の方ばかり。
そのうち江ざらいも、
ともまる1人なんて事になるかも・・・?

冗談ごとじゃないような気がして、
お腹が痛いです・・・(笑)。

江ざらいは、
米作りには欠かせない重要な作業。
でもこうして、
一般の方にお伝えしない限りは、
あまり知られる事のない作業なのかもしれませんね。

田んぼの向こうに、
うちのビニールハウスと、
さらにその奥には雪化粧された北アルプスがくっきりと、
青空に映えていました。

コメント

4 Responses to 江ざらい

  1. こーよー より:

    井堀り
     我が地域では、「井掘り」と呼んでいます。

    最近は、コンクリート用水が多いので

    半日もかかりません。

    スコップ片手に四方山話をしながら

    まあ地域の交流みたいなもんです。

    幸いうちの村は小さいし、結構、若い人が

    出てくるので大丈夫ですが、

    最近は、土建屋さんに委託するという地域も

    あるそうです。

    種まき、頑張ってくださいねo(^o^)o

  2. ちょっと真面目な宮田 より:

    地域活動
    田舎はどこも人がいないですね。でも我が荒俣は結構30代~50代の人がこういった作業に出てきますよ。
    田んぼをやってるのは高齢者の方ばかりでも、その家にはちゃんと若者もいるはず。そういう人達をなんとか出てこさせる工夫をしないと本当に将来は一人で…ってことになるかも。

    ちなみに私もそういう地域作業は好きじゃないのですが、その後の公民館での飲み会+三日市でのフィリピンとの国際交流という餌につられて参加しています…。

  3. より:

    こーよーさん
    「井堀り」ですか!
    何だか井戸を掘るみたいでお水がでてきそうですね!

    この辺りもコンクリ用水がほとんどなので、
    半日仕事です。
    しかもお給料つきなんですよ~。
    それでも若い世代の方はきません・・・。
    そのうち委託という方法も出てきそうです。

    種まき、いよいよ明後日の予定です!
    頑張ります!!

  4. より:

    ちゅっと真面目な宮田さん
    あっ、
    「ちゅっと」になっちゃった・・・。
    ま、いっか・・・(笑)。

    石田は若い世代は、
    家にいるはずなんですが出てきませんね~。
    お給料付きなのでもうひと世代若い高校生とかは、
    喜んでやりそうなもんですけどね~。

    それにしても国際交流とはご立派です!
    さすがちゅっと真面目な宮田さん!!
    あっ、
    また間違えた。

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