富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

2013.4月の記事

苗並べ2回目

2013年4月24日 11:31 AM

富山県内の県立高校の(もしかしたら普通科だけかな?)、
修学旅行がないのは当然と聞き驚きひっくり返った私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

こ、
これって、
富山県では一般常識ですか?!
千葉県から嫁いできた私は目が飛び出ましたよー!

ちなみに私の修学旅行先は、
中学が京都・奈良、
高校は九州でした。
それ以外に林間学校やスキー学校なんかがあって、
もうそりゃぁ、
泊まりがけで友達と遊びに行く非日常を、
めちゃくちゃ楽しみにしてたし、
実際すんごく楽しかった思い出が今でも残っています。

富山県の高校生にも、
県外に出ていろんな物を見て触れて、
世界を広げてほしいとおばちゃんになった私は思うんですが、
何かいろんな事情があるのかもしれませんね~★

さて今日は、
朝から雨が降る中2回目の苗並べをしましたー!

育苗(いくびょう=苗を育てる事)作業の、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→販売苗・農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編本番1回目本番2回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理(プール4/19

10:のところです。
既に1回目の苗並べは終わっていて、
今回は2回目播種の、
苗販売&農協出荷用の分です。

お手伝いに来ていただいた皆さんに、
苗箱をハウス一面にひたすら置いてもらいました。

外は雨だけど、
ハウスの中は大丈夫。
しかも今日みたいに涼しいと、
ハウスの中も快適な温度で作業しやすいです!

出芽したばかりの苗は、
まだこんな風に、
白いひょろひょろのモヤシ状態。

でもすぐに、
青々とした苗に変~身!
しますっ!!

苗並べ作業は、
こんな感じで苗箱を地面の上に置いていくので、
見ているだけで腰が痛くなってきます(*_*;

なので、
人海戦術で短時間でパパパッと終わらせるようにしています。

苗箱によって、
出芽のムラが多少ありますが、
数日すれば目立たなくなります★

ハウス2棟分の苗並べ、
午前中の早い時間で終わりました~!

さて今日から私、
プール育苗のハウスも含めて3棟分の苗管理の、
地獄の日々がスタートです。
ガンバリマス

田んぼの水管理用の道具たち

2013年4月23日 2:24 PM

苗の管理が始まり、
そろそろ目がグルングルン回り始めた私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

多くの方から、
「これから忙しくなるね~」と声をかけていただくんですが、
いえいえ、
既にもう今!忙しいですから(笑)!!
私たち1カ月前から全力疾走をしていますから!!!
と、
これまでの育苗の過程を事細かにご説明申し上げたいところですが、
長くなるのでやめています。

「そうですね~」と答えるだけにしていますが、
つまりは世間一般的には、
米農家は田植えの時が忙しいと考えられているんでしょうねぇ。

元々このブログを始めたきっかけは、
一般的なサラリーマン家庭で育った一般ピーポーの私が、
米作りって田植えと稲刈りだけじゃなかったんだ!
その裏には世間で知られていない、
地味な作業の連続だったんだ!!と気づき、
それを多くの方に知っていただきたいという思いからでした。

だからこそ、
こうして育苗の様子をなるべく細かく、
なるべくわかりやすく、
農家の視点からではなく一般ポーポーだった過去の私の目を通して、
お伝えするようにしています★

さて今日も、
そんな一般的にはほぼ知られていない、
地味も地味!
ブログのネタにする程でもないくらい、
つまらない(笑)作業の様子をご紹介しちゃいましょう!

上の写真、
ともまるはまだ水が流れていない用水の中に立っています。
そして手に持っているもの、
これ何だかおわかりになりますでしょうか?

拡大するとこんな感じ。

ベニヤ板で、
1本1本手作りしたもの。
まぁ、
言ってみれば特注品(笑)?

だって、
それぞれの用水や、
用水を流れる水の量、
周辺の田んぼの事情、
などなどを考慮してともまるが作ったもの。

大きさも長さも1本1本、
違うんですよ~!

こうして用水にはめこんで、
流れる水を少しだけせき止めるんです。
そうして、
その手前の田んぼに水を引き込むんですねぇ。

せき止める水の量、
これがものすごく重要!
大きくせきとめればそれだけ早く田んぼに水が入りますが、
そうすると他の田んぼに水が入らない。

となると、
周りの田んぼを管理している方に迷惑をかける事になります。
この微妙な量の調整は、
地域の人間関係に大きく係わっていると言っても過言ではないでしょう(笑)。

こちらも、
田んぼに水を入れたり止めたり、
もちろん量を調整したりするのに活躍するブツ。
堰板(せきいた)と呼ばれたりしているようです。

こちらも、
ともまるによるハンドメイド(笑)。
そしてそれぞれの田んぼに合わせてカスタマイズされたもの。

なんて、
かっこ良くかけないくらい、
ベニヤと肥料が入っていた袋で簡易に作られたもんですが・・・。

田んぼの水口(みなくち)、
つまり用水から田んぼへ水を入れる個所ですが、
そこにこの板を用意しておきます。

たくさん水を入れたい時は板を抜き、
小量の時は板を少しだけ上げておく、
いれたくない時は下ろす、
と非常に原始的なやり方ですね(^_^;)

こういう小道具は、
傷んだり壊れたりしていくので、
毎年修理したり新しいのを用意します。
そうやって、
田んぼ1枚1枚の水を管理していくわけです。

ちなみに・・・。

うちのお隣の、
他の農家さんが管理されている田んぼの水口は、
こんな現代的!
いいなー、
これだったら毎年修理する必要なんてなさそうだわー。
いったい、
いくらくらいするんでしょう・・・・。

さらには、
センサーで水量をコントロールして、
自動で開け閉めできるような水口も世の中にはあるそうです。
もちろんここ黒部でも、
使っている農家さんもいらっしゃいます。

うらやましい!
けど、
ともまるはきっとセンサーを信用しきれずに、
心配で結局は田んぼを回ってそう(笑)。

以上、
田んぼの水管理用の小道具たち、
でした!

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4/22・プール育苗の苗の様子

2013年4月22日 3:18 PM

とにかく朝が弱い私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

なので朝は、
ともまるか娘に起こしてもらっています、
えへへ♡

なのになのに、
ともまるは最近早朝からトラクター作業に出て行ってしまうので、
5時くらいに起きているらしい。
私はその時間にはちょっと起きれないので(てへ♡)娘に起こしてもらうんですが、
今朝は娘が寝坊!
気づいたら7時を過ぎていた!!

ギャー、ビックリ。
急いで朝ごはんの支度をしましたー!
1週間の始りの月曜日だっていうのに、
しょっぱなからバタバタ。
ちょっと反省です。

さてさて、
寒い週末から一転、
今日は良いお天気に恵まれている黒部です!

白いシートに覆われていた苗も、
その姿を現してくれました!
鮮やかな緑!!

毎年毎年うわーっ!
とうれしくなるんですが、
ちょっと前まで白いヒョロヒョロのモヤシっ子だった苗たちが、
スクスク青々と成長してくれていますよー!

この苗は、
4月の初めに種籾から育ててきました。
その育苗の様子は以下の通り。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→販売苗・農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編本番1回目本番2回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理(プール4/19

これから田植えが終わる5月末まで、
大事に、
でも過保護にならないように、
育てていきますよ~。

こちらは、
2回目に播種(はしゅ=種まき)した苗箱の山で、
いま出芽中。

ちょっと寒い日が続いていたけど、
今週は暖かくなりそうだから大丈夫かな。
ちゃんと芽が出ますように★

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●お休みのお知らせ 

濱田ファームは、
日曜日・祝日はお休み、
平日は農作業などの状況により不定休とさせていただいております。

GW期間中も、
暦通り日曜日と祝日はお休となりますので、
ご注文時に御留意いただければと思います。

このブログの左サイドバー「お休みのお知らせ」でも、
休みをご確認いただけます。

苗が風邪ひきそう?!

2013年4月20日 2:37 PM

今日も寒い1日ですね!
ストーブは絶対に手放せない、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

本当ならば今日は、
ビニールハウスの中の苗にかぶせている白いシートを取ろうと思っていたんですが、
あまりの寒さにやめました。
苗もきっと、
この寒さに震えているかなぁと。

4月から始まった育苗は(いくびょう=稲の苗を育てる作業)、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→販売苗・農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編 本番1回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

やっと、
最後の11まで来ていますが、
ここからがまた長いんですよね~。

何せ田植えが終わる5月下旬まで続きますから。
5月下旬って、
まだあと1カ月もある~。

白いシートをチラリとめくってみたら、
モヤシみたいだった白い苗が、
青々とした緑色になっていました!

うん、
明日はどんなに寒くても、
シートをはずしちゃおうっと。

ハウス内の温度は、
このクルクルと呼ばれる物をクルクルまわして、
ビニールの窓を開けたり閉めたりして管理します。

今日は寒いので、
ずっと閉めっぱなし。
それでも日が全くさしていないので、
温度は全くあがりません。

来週は、
暖かくなるといいな。

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平成24年産のお米ですが、
ほぼ完売しております!
平成25年産のお米は、
10月からご用意できる予定ですが、9月に入りましたらご予約を承ります。

24年産のお米を年間予約されている方で、
多めに予約されている方は、どうぞお早目にキャンセルのご連絡をお願い致します!
毎年新米が出る直前のキャンセル、
キャンセルの連絡がないまま新米のご注文など、
在庫管理に大変困っています(*_*)

お早目にキャンセルのご連絡をいただければ、
他にご希望のお客様に販売させていただけます。
ご協力をどうぞよろしくお願い致します!

2回目の種まき

2013年4月19日 11:53 AM

かつては、
-30℃以下にもなる極寒の地(カナダ)で10年暮らしていた私、
富山県黒部市の米農家・濱田ファームの濱田律子です!

なのになのに、
今朝みたいにちょっとでも気温が下がると、
とたんに体調を崩すんですよねぇ。

今朝の黒部は5℃くらいだったようで、
風が冷たかったです。
おかげで私、
咳と鼻水がとまりません・・・。

そんな事にはおかまいなく(当たり前か)、
育苗はどんどん進行していますよ~。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→販売苗・農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編 本番1回目
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今は11の、
一番長くて一番大変なハウスでの管理中なわけですが、
そんな中でまた!
7:播種(はしゅ=種まき)の2回目が行われました!

詳しい作業の流れは、
1回目をご覧いただければと思いますので、
今回は作業全容がわかるこの写真1枚だけです★

2回目の播種は、
主に他の農家さんへの販売用の苗と、
少しだけですが濱田ファームの農協出荷分の苗用。

販売用の苗というと一般の方に驚かれるんですが、
そうなんですよー、
特に、
兼業農家さんは苗を買う事が多いようです。
というのも、
苗を作るにはこの写真のような大掛かりな作業や、
播種機やビニールハウスなどの設備投資も必要になります。
さらには、
1カ月半くらいかけて苗を育てるので、
時間も労力も相当かかります。

普段お仕事している兼業農家さんには、
ちょっと大変。
だから苗を買うわけなんですね~。

販売用・農協出荷用の苗は、
きちんと農協さんの指導に従って育苗しているので、
種は農薬で消毒した物を使用します。
さらには播種量(1枚の苗箱に種をまく量)も、
その後のハウスでの管理も、
田植え方法も、
そもそも田んぼの土作りも、
何もかも直売用とは異なる方法になっています★

直売のお米は、
私たちがこれが一番良い!と思う事を(だいたい)自由にできます。
一番良い=お客様に求められてる
という事でもあります。
これこそが直売の醍醐味かな、
と。