いよいよ、
ビニールハウスに苗が並んでしまったので、
太陽が出たり隠れたりするたびにビニールハウスへ飛んでいく日々を送っている、
富山県黒部市の米農家・濱田ファームの濱田律子です!
いやぁ、
始まっちゃいました(笑)。
もう、
身動きが取れません(笑)。
太陽がカーッと照ると、
ハウスの中の温度は急上昇!
急いでハウスの喚起をします。
逆に、
太陽が隠れると一気に冷たい風のせいで、
ハウスの中の温度は急降下!
急いでハウスの窓を閉めます。
この繰り返し。
太陽とにらめっこ状態です。
そう、
以下の育苗(いくびょう=苗を育てる事)の行程、
1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編 本番1回目)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理
も、
10:苗並べが終わり、
今現在11に突入したわけです!
この先田植えが終わる5月下旬までこの、
11:潅水と温度管理が続くわけで、
心身ともに疲れる日々なのです。
10:苗並べの様子ですが、
今回はプールを作りながらの苗並べ作業です。
プール???
泳ぐプール???
となっている方も多いかもしれませんね(笑)。
そう、プール!
でも泳ぐのは人間ではなく、
苗です!
水が漏れないように仕切った空間に、
水を貯めてプール状態にし、
その中で苗を育てる方法をプール育苗と呼びます。
上の写真がその、
プールを作っている作業の様子。
あらかじめハウスの大きさにあわせてカットした、
木材をその場で組み立てていきます。
インパクトドライバーでガガガーっと、
木材を組み立て~。
後はブルーシートを敷き詰めて、
洗濯バサミでパチンと挟んで、
簡易プールを作っていきます!
このプール育苗、
農薬に頼らずに苗を育てる場合に非常に有効な手段。
水の中では病気が発生しづらいんだとか。
また、
このプールを用意するのは大変ですが、
その後の潅水や温度管理の作業は、
軽減されるメリットもあります。
濱田ファームでは、
直売用のお米は全てこの、
プール育苗で育てた苗を使っています★
左上:プール作りのマニュアル
どの間隔でどの木材を使用するかなど、
細かく書きとめられています。
これさえあれば、毎年のプール作りも少しは楽になります。
右上:ブルーシートと木材を挟むのに使うのは、
普通の洗濯バサミ。
大量に使用。
左下:ネズミ対策。
ネズミは籾を食い散らかしてしまうので、
苗を並べたらすぐにこんな対策をしています。
右下:他いろいろ(笑)。
私には何に使うのかよくわかりません!
プール作りと並行して、
出芽させた苗箱を並べて行きます。
前述の通り、
太陽が少しでも顔を出すと、
ハウスの中の温度は急上昇!!!
お手伝いに来ていただいた皆さん、
汗だくになりながら作業していました。
もちろん、
ともパパも苗並べ。
暑いハウスの中で、
地面に苗箱を1枚1枚置いていく作業は、
かなり辛そうです。
何より腰にくる!!
私のカメラ、
短焦点レンズなのでマクロ撮影ができないんですよねぇ。
なので、
芽が出ている様子を写真におさめるのも一苦労。
白いモヤシのような、
ひょろひょろの目がピョコピョコ出ています。
こんな感じでハウス一面に苗を並べたら、
後は白いシートを苗の上に広げて、
数日太陽の光を遮ります。
いきなり強い太陽光にあてるとダメなんだって。
少しづつ光に慣れてもらって、
数日後に白いシートを取り払うと、
一気に緑色になった苗とご対面です!
お楽しみに!!
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超農繁期です!!
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