富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

取材が殺到?!

2013年11月8日 3:44 PM

ふっかーっつ!

熱も下がりすっかり元気な私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

さてさて、
農業界はここのところちょっと騒がしいです。
何やら、
政府による生産調整(減反)が廃止されるとか。

この、
「政府による」というところが、
どーも気になってしまう私ですが、
皆さんはいかがでしょうか。

もしかしたら、
政府ではないところからの指導で、
生産調整は続く、
・・・?

この生産調整廃止について、
ここ数日いろんなところから電話による取材を受けている私たち。
なぜ、
私たち・・・・(笑)?!

だって、
生産調整で大きな影響を受けるのは、
私たちではなくもっと規模の大きな農家さんなのでは??

あっ、
そっか。
反対する農家は多くても、
賛成する農家を探すのは大変か(笑)。
だから、
私たちに取材が殺到しているのか(笑)。
そっかそっか。

で、
上の写真は、
昨日7日の富山で一番有名な北日本新聞朝刊。

注目は、
きときと冬の味覚
ズワイガニ漁解禁!

きゃ~、
今年もこの季節到来ね!

ではなくて、

一応(笑)、
こちら。

減反廃止による、
県内農家の不安と期待についての記事。

皆さんそれぞれ、
当たり前ですが、
自分の立場で反対・賛成意見を述べています。

私たちは賛成。

毎年3割以上の田んぼで、
ほぼ強制的にお米が作れないなんて、
米農家として単純に辛いです。

反対意見についても、
その農家の方の気持ちや状況はよくわかります。
でも、
耕作放棄地とか中山間地とか自然景観の保持とか、
そういう言葉を出されると、
もうその単語そのものがまるでジョーカーの切り札みたいで、
ちょっとずるい気もします。

今日なんて、
とある大きなテレビ局から電話かかってきちゃったしー。
うちじゃないよ、
うちじゃ。
うちみたいな好き放題やっている小さな農家の話は、
きっとテレビ的には説得力がないと思う、
と自分達の立場はわきまえているつもりです・・・(笑)。

あーっ、
この生産調整についての記事は、
正直書きたくなかったー(笑)。

言葉を選んでは、
何度も書き直し。
いろんな農家さんの顔が消えては浮かび・・・(笑)。
もう、
いやん・・・(笑)。
と、
ごまかしてみても、
やっぱりダメですか・・・(笑)?

ま、
賛成という立場である事には違いないので、
これはきっぱり書いておきます。
あとはもう、
好きなようにして(笑)。

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コメント

6 Responses to 取材が殺到?!

  1. ともさん より:

    初めまして
    初めてコメントします。いつもブログを拝見させて頂いております。
    今回の賛成意見の根底にあるものは、自分達の販売ルートを確定してるからではないでしょうか。マジレスして申し訳ありません。

  2. jyk より:

    波乱万丈の農政
    お国から右向けば右、左向けば左の農政が今度は小さい農家は死ねのお達しとなった 
    そうじゃなく、百年の国を思えば、どうしても山間地の耕作放棄地等は、国が買い上げもしくは年貢等それこそ国土保全に活用するべきなのです 
    平野部の優良農地を30%も減反しようとすると問題が起き、農家の意気込みをないがしろにしたやり方が一番の問題だったのです

     濱田さんがおっしゃる通り規模を拡大し、美味しい米を作ろうと日々励み、足かせに減反を押し付けてどうなるのでしょうか 
    方針変化は、1年前からやらなかったら今頃決めるとは2重の苦しみを農家に乗せるようなものにしかならないのです 
    それですらお国は判らないようですね

  3. より:

    ともさん
    はじめてのコメント、ありがとうございます!
    またいつもブログも読んでいただきうれしいです♪

    賛成意見の根底にあるのは、
    そうですねぇ、
    もし減反がなくなれば、これまで作付けしてこなかった面積3ヘクタール分の販売ルートを、
    また新たに開拓していかなくてはいけません。
    業者さんとの取引がなく完全に個人のお客様に直売している私たちにとっては、
    相当大変な道がまっているはずです(笑)。

    ただ単純に、
    自由にさせてほしい。
    作りたくない作物を作らなくてはいけない規制に縛られたくない、
    そういう気持ちが根底にあるんだと思います(^^♪

  4. より:

    jykさん
    小さい農家ですが、
    私たちも専業農家としてみれば相当規模の小さい農家なんですが、
    それでもこの政策をピンチではなくチャンスと前向きにとらえたいと思っています!

    国は国の事情がいろいろとあるんだと思いますので、
    農家は農家で自分なりにきちんと自分の経営を考える事が大事だと思っています。

  5. たつ より:

    はじめまして。
    いきなりコメントして申し訳わけありません。同じく農業やっております。作りたいものを作りたい!とゆうのはイイと思います!そのような意見の方々には減反イイですよね!ただ逆に今までずっと豆や麦などにも力を入れて頑張っていたヒトもたくさんおられるので難しい問題ですよね。農業のみんなにいい形ができればいいんですけどねf^_^;お互い頑張りましょう!失礼しました。

  6. より:

    たつさん
    コメントありがとうございます!

    たつさんの書いていらっしゃる通り、これまで豆や麦を一所懸命作っていた方もいらっしゃると思いますので、難しい問題ですよね★

    どちらにしても農家は、きちんと農業というものに向き合はなくてはいけないわけで、その大きなきっかけが今回の減反廃止案なのかもしれませんね。

    たつさん、また今後も是非、いろんな意見をお聞かせください!

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