こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。
田植えが終わり、
おせ植えが終わり、
ようやく野に上がってきました。
この辺りでは野上りといって、
田植えが終わった事を祝います。
きっと昔は、
村をあげて総出で長い期間をかけて田植えをしたので、
野上りはそれはそれは盛大なお祝いだったんだと思います。
今はそんな風習は残っていませんが、
野上りという言葉はちゃんと残っていて、
とりあえず飲みます(笑)!
そして私たちもこの週末は、
久しぶり(たぶん2ヵ月以上ぶり)に家族3人で、
ゆっくりと休日を過ごしました。
そして新たな1週間の始まりは、
田植えの後片付けからスタート!
まずは、
放ったらかし状態だった苗箱からやっつけます!
この箱に、
種をまいて苗を育てていたわけですが、
田植えの時に苗が巣立っていった後の苗箱は、
ドロドロで根っこがビッシリ。
まずは水につけて、
サササッとブラシで土や根っこをはらってから、
苗箱洗浄の専用マシーンに挿入!
機械でしっかり洗ってもらい、
消毒液にドボンとつけて、
乾かします。
しっかり乾いたら、
作業所の一番奥に片づけて、
また来年の春まで眠っていただきます。
と、
単に仕事の流れを書いてるだけだど、
この苗箱洗いがいかに大変な作業かが全く伝わりませんね(笑)。
重労働では全くないんですが、
ちっともおもしろくない単調な作業で、
それを一日ずっとやっているとかなり辛いです。
因みに私の一番苦手な仕事はこの、
苗箱洗い。
今は事務所にとじこもってパソコンとにらめっこする事が多くなったので、
もうすっかりこの作業とは縁遠くなりましたが、
かつてやっていたこの作業を思い出すと今でも身震いするほど(^^;)
田植えや稲刈りの体験をしたい!
ごくまれに、
草取りや草刈りもやってみたい!!
という方はけっこういますが、
この苗箱洗いは希望者はこれまでゼロ。
というか、
こんな作業がある事自体が世間一般には知られていないのかもしれません。
そんな地味な作業ですが、
それでもやっぱり米作りにおいてはやるべき大事な作業の1つです。
米作りは、
そんな地味な作業の積み重ねがほとんどかもしれませんね。
Unknown
こんにちは、いつも楽しく読ませていただいております。
こちらでは今週から田植えが始まります。
そちらでは「田上がり」っていうんですね。
こちらの近所は「さのぼり」といって村の神社に集まって田植えの労をねぎらいます。
検索しますと他の神様が天へ帰る(昇る)との意味らしいです。
今も続く懐かしの風習です。
ではでは
ひまぞうさんへ
こんにちは!
コメントありがとうございます!!
そちらは(どちらでしょうか~・笑?)はこれからが田植えなんですね。
気温も上がる中での田植えはさぞかし大変だと思います。
頑張ってください!
さなぶり(早苗饗)という言葉は聞いたことがあります。
「さのぼり」も同じ語源のような響きですね。
神様が天に帰るなんて、なんて素晴らしい意味なんでしょう!
田んぼ作業が神事だった頃がうかがえますね(*^^*)