こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。
月曜・火曜・水曜日と、
3日間お天気がづついて稲刈りをしまくって、
そして木曜日は雨、
今日も午前中は雨だったので、
ゆっくり休め・・・・、
るわけなんてあるはずもなく、
ひたすら、
ただひたすら乾燥調製作業に追われていました!
乾燥調製作業とは、
刈り取った籾(もみ)を貯蔵に適した水分に乾燥させて、
籾殻(もみがら)を取り除いて玄米の状態にし、
米袋やフレコンに詰める作業の事。
そう、
世間一般的に稲刈りという作業はよーく知られていますが、
稲刈りしたらすぐに新米を食べられるというわけではなく、
その間にこの乾燥調製という作業があるんです。
残念ながら、
田んぼという舞台で見ていただける作業ではなく、
だいたい稲刈りの後の夜、
ひっそりと静まり返った(実際には機械のすごい音がこだましています)作業所内で、
秘密裏に行われる作業なので知名度は全くありません。
が、
この作業があってはじめて、
お米がお米になりうるわけであります。
というわけで、
ここからは刈り取られたモミのその後は?
というタイトルでモミの運命をたどってみましょう!
コンバインでバリバリと刈り取られた稲株は、
籾(もみ)と藁(わら)に分けられ、
籾はコンバイン内部のタンクへ、
藁は細かく裁断され田んぼに返されます。
そして籾は、
コンバインのタンクから、
軽トラの荷台に設置された専用の籾コンテナに排出されます。
コンテナがいっぱいになったら、
作業所へ。
籾を乾燥機に入れます。
どうやってコンテナ内の籾を乾燥機に入れるのかというと、
コンテナにホースをカチンと装着、
そしてスイッチオン!
以上です!!
あとは、
自動でコンテナ内の籾が排出される仕組み。
これが、
タンクに装着したホース。
ここから籾が出てきて、
乾燥機の投入口へ~。
後は自動で、
乾燥機の内部へ籾が入っていきます。
何て便利なんでしょう!
でも、
大きな農家さんはもっと便利な設備があったりもするんですが、
うちはこれで精いっぱい。
籾が勢いよく出てきています。
人は、
ただそれを見ているだけでOK!
あとは、
乾燥機にお任せして、
一晩かけてゆっくりと乾燥させます。
このレトロな乾燥機、
もちろんいただいてきた物なのですが、
先日ウンともスンとも言わなくなっちゃいました。
もうそろそろ、
働きたくないようです。
とりあえずの応急処置はしてもらったけど、
今年で引退かな。
さて次回は、
乾燥機から出てきた乾燥した籾の、
その後の道のりです!
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