こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。
いつも農作業がメインのブログですが、
今日は農作業以外の、
地域のお祭りの様子でもお伝えしたいと思います!
先週の土曜日、
爽やかな秋晴れの17日に、
地元の小さな小さなお祭り、
そう、
観光客なんて誰1人こない、
地域の人が参加して地域の人が見守る、
地域密着型のお祭りがありました。
春は豊作を願うお祭りですが、
秋は豊作を感謝するお祭りです。
本来の意味は薄れているかもしれませんが、
お祭りはやはり米作りと密接な関わりがあるのかもしれません。
この地域、
秋のお祭りは獅子舞の奉納です。
かつては、
その家の長男しか参加する事が許されなかったと聞きますが、
今や少子化や時代の流れからか、
女の子も参加できます。
形を変えながらも、
その時代時代に柔軟に対応して、
こういう伝統を残していくっていいですよね。
うちの娘も小学生にあがり、
今回はじめて獅子舞に参加しました。
緊張した面持ちながら、
手足をビシッと伸ばして、
真剣な表情で踊っていました。
お昼から始まって、
夕方遅くまで、
神社2か所の奉納と町流し、
頑張りました!
こういう地域のお祭りって、
人手不足でどこも大変だという話を聞きますが、
うちの地域はここ数年、
子どもも増えていれば参加したり協力する大人も増えて、
年々賑やかになっているような気がします。
それってきっと、
皆が仕方ないからやっているというわけではなくて、
祭りに参加する事が楽しいからという気持ちがあるからではないでしょうか。
ともまるも、
小さなころからずっと獅子舞を舞っていて、
今でも体が踊りを覚えているようで、
見ているだけだとウズウズするようです。
ただ、
参加したい気持ちはやまやまなんですが、
稲刈り直後から始まる練習、
まだまだ農作業が忙しい時期の祭り本番と、
日程がどうしてもネックなようです。
豊作に感謝するという本来の目的からすると、
この地域で誰よりも参加すべきなのはともまるのはずなのに、
農作業で忙しいなんて残念な話です。
ところで、
獅子舞というと、
私はここに来るまでは当然ながら獅子が華やかに舞うんだって思っていたんですが、
違うんです!
この地域、
というか富山全域がそうだと思いますが、
ここでは獅子が主役ではなくて、
獅子をやっつける天狗が主役なんです!!
小さい子は泣きます(笑)。
本気の天狗です。
大人は大天狗、
男の子たちは小天狗となり、
獅子と対決して、
一匹しかいない獅子によってたかって、
やっつけます(笑)。
そこへ、
れれれのおじさん(正式名称がわかりません・笑)が登場、
めでたしめでたし、
で終わっていきます。
小天狗たちも一生懸命で、
とても可愛かった。
祭りの3週間前から練習が始まって、
毎晩毎晩9時まで!
次の日が学校でも次の日が遠足でも、
中には授業中に疲れて寝ちゃう子もいるようですが、
みんな頑張りました!
こういう伝統的なお祭りがあるって、
本当に素敵な事だよね。
将来きっと、
いい思い出として振り返ってくれると思うし、
もしかしたら大人になってまた地域に戻ってきたときに、
祭りに参加しよう、
祭りに協力しようという気持ちになるかもしれません。
平成27年、
富山県黒部市立野地区の獅子舞、
無事に終了しました。
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