こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。
新米のお届けもだいぶ落ち着いてきて、
8月中旬からしばらく続いていた夜の残業も、
ここ数日はなし!
ようやく夜の時間をゆっくり過ごせるようになりました。
その時間を使って、
今は本の世界へどっぷりつかっています。
もともと本が好きな文学少女。
大学ももちろん、日本文学専攻。
そんな私ですが、
カナダにいた頃はなかなか本が手に入らなかったり、
日本に戻ってきてからも育児で時間が取れなかったりして、
本の世界から遠ざかっていました。
でも今こうしてまた本を読んでいると、
もー、
面白くて面白くて、
ページをめくる手がとまらず。
つい夜更かししてしまっています。
幸せ♪
さて今日は、
全国各地の農家・漁師が生産現場から生の言葉をお届けするウェブメディア、
NIPPON TABERU TIMES(日本食べるタイムス)について、
濱田ファームも参加しているので是非お知らせしたいと思います。
NIPPON TABERU TIMES(以下食べタイ)は、
農家や漁師自らが声を発して、
食べ物のストーリーをお届けしています。
消費者の方は、
スーパーに並べられている食べ物が、
どうやって育てられ、
どのような経路で食卓に上っているのか、
その世界を理解し、
農家や漁師とつながる事ができます。
食べる人から作る人の姿が見えなくなると、
食べ物は途端に、
見た目や値段などの表面的な情報だけで判断されがちになります。
でももし、
作る人の姿を知っていたらどうでしょうか。
私たち濱田ファームは、
もう何年も前から、
そう、
このブログを始めた9年以上も前から、
お米がどうやって食べるお米になるのかを、
一貫してお届けしてきました。
田植えや稲刈りだけでお米ができるわけではありません。
その裏には、
日々の地道な、一般には全く知られていない農作業の数々があります。
それがあって初めて、
食べるお米になるわけです。
それをブログを通して伝えたかった。
さらに、
そのお米がどんな場所で作られているのか、
そのお米を作っている農家はどんな人となりなのか、
どういう思いで作っているのか、
そういう情報もあわせて伝えていく事で、
お米を単なるお米にしたくなかった。
食べタイの編集長・高橋博之さんは、
岩手県の県議会議員さんだったそうですが、
私たち生産者としては、
「東北食べる通信」の方という印象が非常に強いです。
作る人と食べる人をつなぐ、
食べ物付きの定期購読誌。
ただ単に、
地方の美味しい物が届くだけではなく、
美味しい食べ方やレシピが掲載されているだけではなく、
その食べ物が、
どういう場所で育ったのか、
どんな生産者が育てたのか、
詳細に伝えてくれる情報誌なんです。
それを読むからこそ、
目の前の食べ物がより大事に思える。
美味しく感じられる。
生産者が身近な存在になる。
そんな定期購読誌が「東北食べる通信」であり、
今やそれは全国に広がりつつあります。
高橋さんの著書「だから、ぼくは農家をスターにする」には、
食べる通信について詳しく書かれていて、
これは生産者にとっても消費者にとっても、
どちらの立場で読んでも非常に興味深い内容だと思います。
生産者は自身が届ける食べ物が、
消費者はスーパーで並ぶ食べ物が、
単なる食べ物ではない事を感じられます。
そして、
食べる通信の濱田ファーム限定版と言えるのが、
もしかしたらこの、
ブログ「タンボマスターへの裏道」なんじゃないかなと思ったのでありました。
次回は、
この食べタイを通じて知り合った大学生の可愛い子たちが、
東京から濱田ファームに遊びに来てくれた様子をお伝えしたいと思います!
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