富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

実録!これが農産物検査だっ!!

2016年11月1日 4:16 PM

怒涛の10月でした。

毎日たくさんの方から、
新米のご注文・お問い合わせをいただき、
黒部市内はもちろん、
新米を心待ちにされていた全国の皆さまへ、
ひたすらお届けする作業に追われていました。

イベントも全部で4つ参加!
いつもの東京でのマルシェ・ファーマーズマーケットから、
初めて出店した富山市内のマルシェ
さらには、
お米の炊き方をお伝えするワークショップもさせていただきました。

農作業もまだまだ忙しく、
稲刈りが終わったらすぐに籾殻(もみがら)堆肥の仕込み、
田んぼの秋起こし、
そして草刈り。

プライベートでも、
娘の学校行事やピアノコンクールの準備に加えて、
BBQにハロウィンにと遊びも盛りだくさんでした。

全力疾走していたら、
あっという間に11月に。
そして気づいたら、
ブログの更新が久しく止まってしまっていました・・・。

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

11月からは心を入れ替えて(あくまでも予定・笑)、
ブログの更新に励みたいと思います!

まずは、
話は1か月以上さかのぼりまして(汗)、
新米をお届けする前の段階の、
農産物検査の様子から。

お米は日本人の主食という事もあり、
いろんな事が決められている世界なんですが、
農産物検査を受けないと、
28年産の新米ですよー!
とか、
富山県黒部市のお米ですよー!!
とか、
コシヒカリですよー!!!
と表示ができません。

なので、
稲刈りが終わって
乾燥調製が終わったら、
新米をお届けする前に必ず、
この検査を受けます。

農産物検査は、
検査場登録された場所で、
農産物検査員が行います。

実は、
濱田ファームは検査場登録しておりまして、
私・濱田律子は農産物検査員なのですー。

数年前、
まだ小さかった娘を保育所に朝から晩まで預けて、
必死に受講、
数か月かけて取得した資格です。

あっ、
この資格についてのお問い合わせは、
先にすみませんと謝っちゃいますが、
最寄りの農政事務所やJAさんまでお願いいたします。

毎年けっこうな数の問い合わせメールをいただきます。
資格取るの難しいですか?
受講期間はどれくらい?
1日何時間ですか?
いくらですか?
などなど。

非常に答えるのに窮する問い合わせなのです。
ゴメンナサイ。

さて検査の様子です!

この農産物検査、
世間的には1等・2等などの等級を格付けする等級検査と思われがちです。

確かにお米の品位も大事ですが、
それだけではなく、
銘柄や量目・荷造り及び包装も検査します。

銘柄はコシヒカリとかミルキークイーンなど、
お米の品種の事。
検査できる銘柄も都道府県ごとにきっちり決まっております!

量目は重さの事。
荷造り及び包装は米の袋やフレコンの事。

それらを確認した上で、
品位を見ます。

というわけで、
お米を抽出~。

穀刺しという棒で、
米袋にブスッ!

どうです、
この私の真剣な顔!
やる時はやりますよ!?

決められた抽出量のお米を、
こんな入れ物に入れていきます。

か弱い私には、
ブスッと刺すのも重労働なら、
重い入れ物を抱えるのも辛かったりします。

あっ、
皆さんからご心配のお言葉をよくいただくんですが、
ブスッと刺した穴からお米は確かにポロポロとこぼれます。

なので、
こんなシールでペタリとふさぎます。

ポロポロ落ちたお米はちょっともったいないんですが、
見ないふり。

落ちた分だけ少し重さが減りますが、
最初から余分にお米は入っているので(その重さも決まっています!)大丈夫。

さて抽出したお米。

まずは水分計で水分量をチェック!

水分が多いとすごーく美味しいんですが、
保管には向きません。
水分量もきっちり決められていて、
それよりも高すぎても低すぎてもいけません。

さらにカルトンというお皿にとって、
目視で格付け。

簡単に説明すると、
いい粒が70%以上であれば1等となります。

見た目での格付けなので、
お米の味とはほとんど関係ありませんが、
農協さんや卸業者さんに買い取っていただく際には、
この等級が買い取り価格に影響します。

種類・銘柄・量目・荷造り及び包装・品位の検査が終わったら、
それを証明するハンコを押していきます。

因みに今年・平成28年産のお米の等級は、
全て二重丸。
つまり1等でした。

等級を表すハンコは、
1等の二重丸以外にもいろいろあります。

この検査が終わって、
ようやく新米の出荷ができるというわけ。
ここまでくると、
少しホッとする事ができます。

さて、
皆さまのお手元にも新米は届きましたでしょうか。
多くの方から今年の新米の感想が届いているので、
こちらもまた改めてご紹介したいと思います!

以上、
農産物検査の詳細レポートでした!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
直売・通販でお届けしています。

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