娘の小学校が本当に予定通りに始まるかどうかはわかりませんが、
今年の米作りは予定通り始まっています!
世界がどんな情勢でも、
季節は廻り、
米作りもまた始まる。
私たち米農家はただただ、
田植えに向けて日々の春作業に精を出すこと、
そして日々のお米のご注文にできるだけ応えること、
それだけです。
こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。
このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。
そして、
まいにち食べるお米の事をもっともっと知ってもらえたら、
よりお米を美味しく食べてもらえるのでは?
笑顔になってもらえるのでは??
そういう気持ちでいます。
春は、
1年の中でも1番忙しく、
田植えに向けての準備が作業所でもビニールハウスでも田んぼでも、
同時進行でいろんな作業が行われていて、
このブログも更新が追い付かないほどです。
中でも、
育苗(いくびょう)と呼ばれる、
田植えの際に植える苗を育てる作業は、
この先田植えが終わるまでの2ヶ月間ほど、
休みなく続くなかなかハードな作業です。
米作り!
というと、
田植えだ稲刈りだと想像されがちですが、
田植えや稲刈りは米作りのごく一部。
1年間の中でも我が家の場合、
たったの20日間ほどの作業です。
それ以外の、
あまり世間では知られていない日々の作業の積み重ねこそが、
米作りの根幹なのかもしれません。
私はできるでけそういう、
世間ではあまり知られていない米作りの様子をお伝えしたい、
そんな思いでこのブログを更新しています。
育苗は、
とってもとっても大事な作業なのに、
しかもかなり長い期間続く作業なのに、
どうしてあまり知られていないのでしょうか。
田植えは確かに輝かしい米づくりの晴れ舞台ではありますが、
田植えの時に植える苗については、
あまり思いを馳せる存在ではないのかもしれませんね。
苗は、
ホームセンターに売っているわけでも、
突然降って湧いてくるわけでもなく、
長い日数をかけて育てていきます。
その作業を、
育苗(いくびょう)といいます。
育苗の工程は以下の通り。
1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理
小分けから育苗の工程に入れる?
と思う農家さんもいるかと思いますが、
私はそこからが育苗だと思っています。
というか、
こういう1つ1つの地味な作業の積み重ねがあって、
苗に育つわけですから!
小分けは、
この後の工程でハンドリングしやすいように、
種籾(たねもみ=稲の種)をネット状の袋に分ける作業のこと。
種籾は、
前の年の秋に田んぼでたわわに実っていた、
稲穂についている籾(もみ)そのもの。
籾殻(もみがら)を取り除くと、
茶色い玄米になり、
精米すると白米になる。
つまり、
お米そのものが種になるわけです。
お米1粒1粒から芽が出てきて、
苗に成長して、
田んぼに出てさらに成長して、
秋になると稲穂をつけます。
一粒のお米からは、
約500粒くらいのお米が収穫できると言われています。
ご飯茶碗1杯が3000粒くらいとすると、
6粒のお米でお茶碗1杯分になる。
そんな、
すごい1粒1粒をこうして小分けしていきます。
この後は、
すぐ2:消毒へ。
その様子はまた改めてお伝えいたします。
※今年の小分け作業を撮影するタイミングを逃したので、
去年の写真を使っています。
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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
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