ともまる カナダでの生活
カナダでの生活 前編:3
3. Jennifer
今でも忘れない一言がある。
「Keep talking and have fun!」
恩師・Jenniferは機会あるたびに、
話し続けろ!いつでもどこでもだれとでも!
それが唯一の英語上達への道だあ!!
ってね。
Jenniferに三ヶ月間教えてもらった。
英会話を好きになれたのは彼女のおかげかもしれない。
クラスを替えなかったのも。
これはあとで分かったことなんだけど、入学時のテストの結果は一つ下のクラスだった。
たまたまそのクラスの人数が多かったから一つ上のJenniferクラスに入った。
通りでついていけないわけだよ。
それでも何とかなったのは本人のたゆまぬ努力(なわけねえだろー)と先生が良かったから。
銀行に着いてきてもらったこともある。パブにもよく行ったなー。
日記をつけることを勧められて、毎日書いてた。その添削もやってくれた。
授業中にホワイトボード用のペンがどれも使えなくて、
「Go to the garbage!!」
って言いながら投げ捨てたあなたの姿が目に焼き付いています。
本当に本当に感謝しています。
ありがとうございました。
と、日本語の読めないあなたに書いてもしょうがないので、
英語バージョンも作ることをここに約束します。
4. Grandpa
学校でのニックネーム。
理由は29歳という年齢、らしい。
以前同じニックネームの生徒がいたらしく、その人と入れ替わりで入ったから。
日本人からはおじいちゃんって呼ばれてました。
おかげですぐに顔と名前を覚えてもらえた。
オレよりは年下の生徒が多かった。
学生で来てる人、ワーホリの人。
日本、韓国、台湾、香港、メキシコ、南米などから来てる。
ランチとかで他の国籍の生徒と話するのが好きだった。
つたない英語でお国自慢したり、一生懸命話題作りしたり。
文法めちゃくちゃだし、その国の訛りがあるしで、お互いによく理解できないこともしばしば。
でもなんとかコミュニケーションをとろうとしてる、努力してるっていうのがいいんだよなー。
どうして英語を話せるようになりたいかっていうと、
「日本語(母国語)の通じない誰かとコミュニケーションをとりたい」
ってことじゃないのかなあ。
言葉を通じてお互いに理解できるってすごいことなんだなあって思ったよ。
日本語だけ話す人しかいない(基本的にね)国に住んでると分かりづらい事かもしれない。
相手の言ってることが分かって、自分の言いたいことを伝える。
当たり前のようでなかなかできないことです。堪能なはずの日本語でも、ね。