富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

苗箱を並べました~★

2012年4月18日 1:56 PM

我が家の唯一のテレビタイムは、
お昼ご飯時のNHKお昼のニュースのみ!
なんですが、
今日は全国ニュースで黒部峡谷鉄道のトロッコ運行開始、
と報道されてました~。

もうそういう時期なんですね。
黒部もこれからGWにむけて、
観光客の方が多くなりそうです!

黒部峡谷鉄道について、
詳しくはこちらをどうぞ。
また、
既に開通している黒部立山アルペンルートについては、
こちらのHPをどうぞ。

富山は自然の見どころいっぱいです!
上記以外でも、
世界遺産の合掌造り集落や、
これからの時期は砺波のチューリップフェアなんかもお勧めですよ~。

さてさて、
育苗の続き続き!!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編本番編
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
10:苗を並べる作業をしました~!

正確には、
苗を育てる箱をビニールハウス一面に並べる作業ですね★

こちらが苗箱。
長方形のプラスチックの箱です。
今は、
白い芽がちょっと出ている状態。
これからハウスの中でグングン成長して、
立派な緑色の苗になりますよ~。

心配していた出芽状況も、
まずまず、
でしょうか。

この苗箱を、
ビニールハウスの中に並べていきます。

楽チンそうな作業なんですが、
微妙に重い苗箱を、
こんな風に腰をかがめて地面に置いていくので、
ボディーブローのように後々になって疲れが出てくる、
大変な作業。

今日はわりと寒い日で日射しもほとんど出ていなかったので、
ハウスの中は20度前後と快適でしたが、
熱い日なんて大変!
汗だくになりながらの作業になります!!

こんな感じで並べていくんですが、
今回の苗ならべは、
プールを作りながらの作業。

水をためられるように
四角い枠で区切って小さいプールの中で苗を管理します。
これを、
プール育苗と呼ぶんですが、
農薬に頼らずに苗を育てる場合に有効な方法です。

濱田ファームの直売用のお米は全て、
このプールで苗を育てます。

プールを作りながらの作業なので、
ネジとかドリルに、
ブルーシートを抑える洗濯バサミ、
作業メモなども必要。

こんな風に、
ブルーシートを広げるだけで、
あっという間にプール完成!

プールの枠も、
ホームセンターで調達してきた木。
これに、
シートを洗濯バサミで挟むだけ。

またまたお手伝いの方に来ていただいて、
プールを作りながら苗を並べる作業、
半日であっという間に終了しました!

さぁ、
この後はワタクシ、
苗隊長の本領発揮ですよーっ!
最後の、
11:潅水と温度管理ですが、
これがまた神経使う上に期間が長い(汗)。

しっかりと管理して、
5月中旬からの田植えまで(→「まだまだずっと先だー!)に、
丈夫な苗を育てます!!

出芽したかしらん?!

2012年4月17日 3:41 PM

今週末は、
保育園の保護者会総会。
役員(→わたくし役員になっちゃった!)はスーツ着用だって。
スーツ!
スーツ!!
スーツ?!

って、
なに・・・・?
ってなくらい、
スーツなんてここ10年くらい来ていませんことよ、
おほほほ。

さすがにこの為だけにスーツを買うのも何なんで、
適当に済ませようと思います。
いいよね・・・・?

さてさて、
昨日一日お休みしましたが、
またまた育苗に話は戻りますよーっ!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編本番編
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
9の出芽の様子。

出芽(しゅつが)は、
芽をちょびっと出す状態にまでもってくる事。

出芽の方法にもいろいろあって、
専用の機械に入れる農家さんもいらっしゃいますが、
うちはビニールハウスの中で、
太陽シートでぐるぐる巻きにして出芽させてます。

晴れると、
閉めきったビニールハウスの中は40度をあっという間に越えますが、
太陽シートの中は、
30度以下の快適な温度に保たれてます。

でも今年は(も?)寒くて、
あんまり気温上がらない・・・。
たぶんまだ早いだろうな、
と思いつつもシートをめくって確認。

よっこらしょっと、
上にのせているパレットあげて、
苗箱の中を見ます。

ポツポツと、
モヤシみたいな白い芽が出ているの、
わかりますでしょうか?

本当は、
もうちょっと出芽が揃うのを待ちたいところですが、
既に1日出芽期間を延長しているので、
そろそろ明日くらいにでも、
10:苗をならべるの作業をしたいと思います!

苗箱をハウスへ!

2012年4月15日 11:39 PM

春!
を感じたいのに!!
風はまだまだ冷たい黒部。

今日は一日中公園で娘と遊んでいたら、
あまりの寒さに頭が痛くなってしまった、
か弱い私です・・・・。

さて、
昨日は春作業の中でも、
ちょっとした山場である播種(はしゅ=種まき)の様子をお伝えしました。
あっ、
それまでの育苗の過程はこんな感じですよ~。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編本番編
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
播種の後すぐにビニールハウスへ運搬する様子を、
たくさんの写真と共にご紹介します!

播種が終わって、
積み上げられた苗箱(なえばこ)は、
これからビニールハウスへ運ばれていきます。

運搬中に、
苗箱が倒れないようにラップでグルグル巻きにして、
しっかり固定。

したら、
フォークリフトでよいしょっと持ち上げて、

トラックに積み込みます。

慎重にね★

こんな感じで、
荷台に苗箱を満載に。

ラップでぐるぐるにしてあるので、
ちょっとやそっとで倒れないでしょう。

作業所からビニールハウスへ移動(写真右下)。

この日は、
ご覧のとおりの晴天!
北アルプスがくっきり!!

ハウスではまず、
苗箱を動かしやすいようトロッコのレール(単管)を設置。

これがトロッコ。
ともまる作。

トロッコを単管レールに設置したら、

またまたフォークリフト登場!
荷台から苗箱をおろしてきて、

トロッコの上におきます!

あとはレールの上を、
すいすい~とトロッコが移動。
あっという間にハウスの、

中へ入っていって、

ハウスの真ん中辺りでストップ。

このまま、
9:出芽の行程にはいりま~す。

あ~、
今日はさすがに疲れました~@@
仕事をしている日よりも、
娘と遊び倒す休みの日の方が疲れる・・・。
娘が寝ついた後も、
こういうブログ更新とかメール返信などの仕事があるしね。
もうそろそろ寝ます!
オヤスミナサイ!!

種まくぞーっ!

2012年4月14日 2:10 PM

さぁ、
いよいよ育苗の一大イベントでもある、
播種(はしゅ=種まき)です!

その前に、
育苗の過程のおさらい★

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編と本番編)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

そしてこれが!
播種作業の全貌です!!

何だか人がいっぱいウヨウヨいますね~。
そう、
この日ばかりはさすがにともまる1人では無理なので、
近所の方にお手伝いに来てもらっています。

それでは、
播種作業の流れを見てみましょう!

まずは、
種をまいて苗を育てる長方形の箱、
通称を苗箱(なえばこ)と言いますが、
これに紙をしきます(左)。

次に、
紙をしいた苗箱を、
播種機にセットします(右)。

セットされた苗箱は、
自動的にベルトコンベアで流されていき、
まずは床土が入りま~す(左)。

次に、
種がまかれま~す(右)。

さらに、
水がかけまれま~す(左)。

最後に、
覆土が入りま~す(右)。

と、
全自動状態(笑)。
苗箱をセットするだけで、
あとは勝手に播種機がやってくれるんですね~。
スバラシイ。

播種された苗箱は、
キレイにパレットに積み重ねてられていきます。

いっぱいになったら、
作業所の奥の方へ移動。
これをひたすら繰り返して、
この日は1100枚くらい播種しました~。

播種が終わったら、
休む間もなく8:ハウスへの苗出しへ。
その様子はまた明日!

播種の準備

2012年4月13日 10:03 AM

富山でもようやく、
桜の開花宣言が出たようです!
今年はものすご~く寒かったからかなり遅いのでは?
と思ったら、
去年より4日遅いだけなんだって。

そういえば去年も、
育苗期間中は寒い寒いってこのブログでも書いていて、
プール育苗の苗が思ったより伸びなかったり、
一昨年もやっぱり、
出芽の時に寒くて寒くて、
ビニールハウスの中でストーブ炊いたりしていたっけ。

そう考えると、
今年が特別に寒いってわけではないんだろうな、
きっと。

さて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程も、
いよいよピークの播種(はしゅ=種まき)のところまできております!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は7:播種の様子、
ではなくて、
播種の準備の様子をご覧くださいませ~。

というのも、
この準備がいろいろ大変な上に時間がかかりまして・・・。

ともまるもこの数日はずっと、
こうしてフォークリフトを屈指して、
あっちにあれを移動、
こっちにこれを移動、
ひたすらひたすら何かしらを移動しまくりだったようです。

いやぁ、
この播種という作業はもちろん、
ありとあらゆる作業において、
このフォークリフトがないと何もできないし、
始らない・・・・

のに、
そのフォークリフト様がご機嫌を損ねられまして、
うんともすんとも言わなくなった・・・。

前々からバッテリーの調子が悪いのには気づいていたんですが、
もう限界だったようで(※1)。
喜んで交換させていただきました。

良かった良かった、
これで仕事ができるぜ!
と思ったら、
今度は軽トラまでご機嫌斜めに・・・・。
軽トラもやっぱり、
なくてはならない存在なわけで・・・。

こちらはあえなく、
入院とあいなりました・・・(※2)。

でもって、
播種の準備なんですが、
播種はとにかく場所を取るんです!
できるだけ広い場所が必要。

うちの作業所はけっこう広いんですが、
それでもきちんと考えて、
何をどこに置くのか上手にセッティングしないと、
身動きがとれなくなります。

毎年やるたびに、
ここをもっとこうすれば良かった、
という反省点を組み込んだセッティング表を作成。
それをもとに、
資材や播種機をフォークリフトを使って置いてきます。

あっ、その前に、
広い場所を確保する為、
もともと置いてあったありとあらゆる農機具や精米スペースなどを、
片っぱしから片づけていって、
播種のスペースを作っていきます。
これがまた大変なんですが、
その作業の様子はご想像におまかせします♪


左上:これが播種機。
種をまいてくれるだけでなく、
土をセットしたり水もまいてくれちゃいます。

右上:土(※3)。
播種作業には大量の土が必要なのだ。
フレコン入りで上から吊るしてセットします。

左下:準備万端の種籾。

右下:苗箱(※4)。
長方形の箱に種をまいて苗を育てます。
うちは3000枚ほど準備。

他にも、
パレット(全てのものをフォークリフトで動かすので)、
単管レール(リフトの入れない場所はトロッコで動かすので)、
水(もちろん自噴水♪)、
などなどをセット。

ようやく、
播種作業の準備が終了~!
前日までにここまで準備して、
いよいよ播種当日を迎えます!!

播種の様子は、
また明日!

★ともまる今日の解説★

※1 このバッテリーは丸4年間使いました。バッテリーの寿命からいえばこんなもんかな。しかし、実はこのフォークリフトはどうもバッテリー上がりぐせがあるみたいで、新品のバッテリーでも上がり気味。つまり、車体の方に難ありという事で、乗用車ならきっとリコール対象だな。

※2 三菱の軽トラの代車が今はなきスバル・サンバー。やっぱいいわ~。同じ軽トラとは思えん。

※3 今年から全て楽軽培土(富山クボタ)になりました。使用量も減ったので播種スペース確保に貢献。

※4 この苗箱たち、一箱も買ってません。MHKの筆頭。あ、水入れる桶も一つと買ってないわ。