富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
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タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

苗箱をハウスへ!

2012年4月15日 11:39 PM

春!
を感じたいのに!!
風はまだまだ冷たい黒部。

今日は一日中公園で娘と遊んでいたら、
あまりの寒さに頭が痛くなってしまった、
か弱い私です・・・・。

さて、
昨日は春作業の中でも、
ちょっとした山場である播種(はしゅ=種まき)の様子をお伝えしました。
あっ、
それまでの育苗の過程はこんな感じですよ~。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編本番編
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
播種の後すぐにビニールハウスへ運搬する様子を、
たくさんの写真と共にご紹介します!

播種が終わって、
積み上げられた苗箱(なえばこ)は、
これからビニールハウスへ運ばれていきます。

運搬中に、
苗箱が倒れないようにラップでグルグル巻きにして、
しっかり固定。

したら、
フォークリフトでよいしょっと持ち上げて、

トラックに積み込みます。

慎重にね★

こんな感じで、
荷台に苗箱を満載に。

ラップでぐるぐるにしてあるので、
ちょっとやそっとで倒れないでしょう。

作業所からビニールハウスへ移動(写真右下)。

この日は、
ご覧のとおりの晴天!
北アルプスがくっきり!!

ハウスではまず、
苗箱を動かしやすいようトロッコのレール(単管)を設置。

これがトロッコ。
ともまる作。

トロッコを単管レールに設置したら、

またまたフォークリフト登場!
荷台から苗箱をおろしてきて、

トロッコの上におきます!

あとはレールの上を、
すいすい~とトロッコが移動。
あっという間にハウスの、

中へ入っていって、

ハウスの真ん中辺りでストップ。

このまま、
9:出芽の行程にはいりま~す。

あ~、
今日はさすがに疲れました~@@
仕事をしている日よりも、
娘と遊び倒す休みの日の方が疲れる・・・。
娘が寝ついた後も、
こういうブログ更新とかメール返信などの仕事があるしね。
もうそろそろ寝ます!
オヤスミナサイ!!

種まくぞーっ!

2012年4月14日 2:10 PM

さぁ、
いよいよ育苗の一大イベントでもある、
播種(はしゅ=種まき)です!

その前に、
育苗の過程のおさらい★

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編と本番編)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

そしてこれが!
播種作業の全貌です!!

何だか人がいっぱいウヨウヨいますね~。
そう、
この日ばかりはさすがにともまる1人では無理なので、
近所の方にお手伝いに来てもらっています。

それでは、
播種作業の流れを見てみましょう!

まずは、
種をまいて苗を育てる長方形の箱、
通称を苗箱(なえばこ)と言いますが、
これに紙をしきます(左)。

次に、
紙をしいた苗箱を、
播種機にセットします(右)。

セットされた苗箱は、
自動的にベルトコンベアで流されていき、
まずは床土が入りま~す(左)。

次に、
種がまかれま~す(右)。

さらに、
水がかけまれま~す(左)。

最後に、
覆土が入りま~す(右)。

と、
全自動状態(笑)。
苗箱をセットするだけで、
あとは勝手に播種機がやってくれるんですね~。
スバラシイ。

播種された苗箱は、
キレイにパレットに積み重ねてられていきます。

いっぱいになったら、
作業所の奥の方へ移動。
これをひたすら繰り返して、
この日は1100枚くらい播種しました~。

播種が終わったら、
休む間もなく8:ハウスへの苗出しへ。
その様子はまた明日!

播種の準備

2012年4月13日 10:03 AM

富山でもようやく、
桜の開花宣言が出たようです!
今年はものすご~く寒かったからかなり遅いのでは?
と思ったら、
去年より4日遅いだけなんだって。

そういえば去年も、
育苗期間中は寒い寒いってこのブログでも書いていて、
プール育苗の苗が思ったより伸びなかったり、
一昨年もやっぱり、
出芽の時に寒くて寒くて、
ビニールハウスの中でストーブ炊いたりしていたっけ。

そう考えると、
今年が特別に寒いってわけではないんだろうな、
きっと。

さて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程も、
いよいよピークの播種(はしゅ=種まき)のところまできております!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は7:播種の様子、
ではなくて、
播種の準備の様子をご覧くださいませ~。

というのも、
この準備がいろいろ大変な上に時間がかかりまして・・・。

ともまるもこの数日はずっと、
こうしてフォークリフトを屈指して、
あっちにあれを移動、
こっちにこれを移動、
ひたすらひたすら何かしらを移動しまくりだったようです。

いやぁ、
この播種という作業はもちろん、
ありとあらゆる作業において、
このフォークリフトがないと何もできないし、
始らない・・・・

のに、
そのフォークリフト様がご機嫌を損ねられまして、
うんともすんとも言わなくなった・・・。

前々からバッテリーの調子が悪いのには気づいていたんですが、
もう限界だったようで(※1)。
喜んで交換させていただきました。

良かった良かった、
これで仕事ができるぜ!
と思ったら、
今度は軽トラまでご機嫌斜めに・・・・。
軽トラもやっぱり、
なくてはならない存在なわけで・・・。

こちらはあえなく、
入院とあいなりました・・・(※2)。

でもって、
播種の準備なんですが、
播種はとにかく場所を取るんです!
できるだけ広い場所が必要。

うちの作業所はけっこう広いんですが、
それでもきちんと考えて、
何をどこに置くのか上手にセッティングしないと、
身動きがとれなくなります。

毎年やるたびに、
ここをもっとこうすれば良かった、
という反省点を組み込んだセッティング表を作成。
それをもとに、
資材や播種機をフォークリフトを使って置いてきます。

あっ、その前に、
広い場所を確保する為、
もともと置いてあったありとあらゆる農機具や精米スペースなどを、
片っぱしから片づけていって、
播種のスペースを作っていきます。
これがまた大変なんですが、
その作業の様子はご想像におまかせします♪


左上:これが播種機。
種をまいてくれるだけでなく、
土をセットしたり水もまいてくれちゃいます。

右上:土(※3)。
播種作業には大量の土が必要なのだ。
フレコン入りで上から吊るしてセットします。

左下:準備万端の種籾。

右下:苗箱(※4)。
長方形の箱に種をまいて苗を育てます。
うちは3000枚ほど準備。

他にも、
パレット(全てのものをフォークリフトで動かすので)、
単管レール(リフトの入れない場所はトロッコで動かすので)、
水(もちろん自噴水♪)、
などなどをセット。

ようやく、
播種作業の準備が終了~!
前日までにここまで準備して、
いよいよ播種当日を迎えます!!

播種の様子は、
また明日!

★ともまる今日の解説★

※1 このバッテリーは丸4年間使いました。バッテリーの寿命からいえばこんなもんかな。しかし、実はこのフォークリフトはどうもバッテリー上がりぐせがあるみたいで、新品のバッテリーでも上がり気味。つまり、車体の方に難ありという事で、乗用車ならきっとリコール対象だな。

※2 三菱の軽トラの代車が今はなきスバル・サンバー。やっぱいいわ~。同じ軽トラとは思えん。

※3 今年から全て楽軽培土(富山クボタ)になりました。使用量も減ったので播種スペース確保に貢献。

※4 この苗箱たち、一箱も買ってません。MHKの筆頭。あ、水入れる桶も一つと買ってないわ。

種籾を乾かすぞー!

2012年4月12日 9:43 AM

昨日の嵐のような天気(雨も降ってたけど風がすごかった・・・・)から一転、
今日は穏やかな良いお天気!
絶好の播種日和り!!

そう実は何を隠そう、
本日は第一のピークでもある播種(はしゅ=種まき)をやっております。
播種???
という方は、
下の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程をご覧くださいませ。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

詳しい播種作業の様子はまた、
後日お伝え致します。
今日はその前の、
6:風乾の様子から。

風乾とは、
漢字って本当に便利なんですが、
これまた読んで字のごとく乾かす事。
ただそれだけです(笑)。

種が乾いていないと、
この後の播種作業で種がうまくまけないんです。
なので、
ここでしっかりと乾かします。

乾かし方はいたって簡単。
扇風機にあてるだけ。

時々ひっくりかえして、
まんべんなく乾かしていきます。

専用の乾かす機械もあるようですし、
古い洗濯機の脱水機能を使っている方も多いと思いますが、
うちはこの方法で。

いよいよこの後の、
播種という一大イベントを前に、
緊張の面持ち・・・・

なのは、
種ではなくともまるです!
さぁ今年は、
無事にまけるかな?!

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ご注文方法など詳しくは、
HP「タンボマスターへの道」をご覧ください。

種籾の催芽

2012年4月11日 9:10 AM

皆さま、おはようございます!
朝のお目覚め、いかがでしょうか?
私たちはちょっと、
寝不足気味のここ数日です。

さすがに作業がたてこんできまして、
朝は5時から仕事スタート(でも他の農家の方はきっと、もっと早いんだろうなぁ)、
夜はデスクワークがたまってたまって、
寝るのはズルズルと12時ごろになってしまってます。
夜もっと早く、
寝ないとなぁ・・・・。

さて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程も、
順調に進んでいますよ~!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は5:催芽の様子です!

催芽(さいが)は、
温かいお水の中に種籾をつけて、
芽の長さを揃える重要な作業です。

こちらが催芽機。
ただただ、
催芽の為だけに、
1年に1回だけ作業所の奥の方~から、
満を持して登場する機会様でございま~す。

青いケースの中に、
浸水まで終わった種籾入りのオレンジのネットが入ってます。

こんな風に、
催芽に適した温度の温かいお水がくるくる循環して
水温が下がったり上がったりしないよう、
一定の温度に保ってくれます。

催芽は、
温度管理がとにかく大事なんだそう。

特にコシヒカリは、
出芽難の品種。
ここでしっかりと芽を揃える事が重要です。

一晩つけて、

翌朝、
芽が出揃っているか、
ともまるの細いながらも厳しい目でチェック!

ともまるの目の細さについて補足。
かつて眼科で、
本人は思いっきり目を開けているつもりなのに、
先生にもっとちゃんと開けて!
と怒られた逸話があるくらい(笑)。

む、
ちゃんと芽が揃ってるな。
よし、
今度は6:風乾だ!