富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
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富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

種籾の催芽

2012年4月11日 9:10 AM

皆さま、おはようございます!
朝のお目覚め、いかがでしょうか?
私たちはちょっと、
寝不足気味のここ数日です。

さすがに作業がたてこんできまして、
朝は5時から仕事スタート(でも他の農家の方はきっと、もっと早いんだろうなぁ)、
夜はデスクワークがたまってたまって、
寝るのはズルズルと12時ごろになってしまってます。
夜もっと早く、
寝ないとなぁ・・・・。

さて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程も、
順調に進んでいますよ~!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は5:催芽の様子です!

催芽(さいが)は、
温かいお水の中に種籾をつけて、
芽の長さを揃える重要な作業です。

こちらが催芽機。
ただただ、
催芽の為だけに、
1年に1回だけ作業所の奥の方~から、
満を持して登場する機会様でございま~す。

青いケースの中に、
浸水まで終わった種籾入りのオレンジのネットが入ってます。

こんな風に、
催芽に適した温度の温かいお水がくるくる循環して
水温が下がったり上がったりしないよう、
一定の温度に保ってくれます。

催芽は、
温度管理がとにかく大事なんだそう。

特にコシヒカリは、
出芽難の品種。
ここでしっかりと芽を揃える事が重要です。

一晩つけて、

翌朝、
芽が出揃っているか、
ともまるの細いながらも厳しい目でチェック!

ともまるの目の細さについて補足。
かつて眼科で、
本人は思いっきり目を開けているつもりなのに、
先生にもっとちゃんと開けて!
と怒られた逸話があるくらい(笑)。

む、
ちゃんと芽が揃ってるな。
よし、
今度は6:風乾だ!

ハウスの準備その3

2012年4月10日 2:40 PM

やっと、
日中はストーブが必要のない暖かさになってきました♪
ストーブも早く片付けてしまいたいところですが、
まだまだ朝晩寒い事もあるので、
寒がりの私はなかなか撤収できません・・・。

さてさて、
数日後に迫った播種(はしゅ=種まき)に備えて、
ハウスの準備も急ピッチです!

私もいろいろと忙しいので、
ともまるの農作業の予定にあわせて写真を撮るのは、
実はけっこう難しかったりします。

この時は、
たまたま車で通りかかったら、
ハウスの中で何やら動いているトラクターを発見!
シャッターチャンス!!
とばかりに近付いちゃいました★

雑草を片づけた後の、
ガランとしたハウスの中。

このままだと、
かなりデコボコしていて均平ではないので、
苗箱(なえばこ=長方形の箱に種を蒔いて苗を育てます)を置くと波打っちゃいます。
ので、

トラクターで、
雑草をやっつけながら起こして、
さらにこの後踏み固めて平らにします。

シートをまたひき直して、
苗箱を運搬しやすいようにレールを設置すれば、
ハウスの準備終了~!

急げ急げ

トラクター作業も始まってますよ~!

2012年4月7日 4:21 PM

何だか毎日言っているような気がしますが、
キョウモサムイデス。
ユキモフッテマス。

さて、
ここしばらくずっと育苗についてお伝えしておりましたが、
今日は田んぼ作業の方。

この時期は、
育苗と田んぼ作業との同時進行になるので、
まぁ、とにかく、
忙しいのであります。

かなり綿密に計画を立ててはいるんですが、
いろんなアクシデント、
例えば、
先日の強風でハウスのビニールが破けた、
それを補修しなくちゃ!
といったものから、
ちょっとした打ち合わせに来客にと、
想像以上に仕事がはかどらないもんなんですよね~。

まだ田植えまで、
1カ月以上はあるんですが、
既にスケジュールがオセオセになってきたようです(笑)。

これは、
田んぼの四隅周辺に溝を切っている作業。
隅っこの雑草をやっつけています。

切り株が残っている田んぼは、
つまりは去年の秋、
堆肥も散布していないし起こしてもいない田んぼ。
もちろん、
冬の間に水をためてもいません。

農協さんへの出荷用と、
きっちり区別している田んぼです。

先日の農薬による消毒でも触れていますが、
直売用と出荷用のお米は、
田んぼも土作りも農薬の使用も、
この先の育苗方法から田植え時にまく肥料さえも、
もう何から何まで違うんです。

溝切りが終わったら、
耕起→荒くり→代かきと、
怒涛のトラクター作業の日々が待っています!

それにしても寒いなぁ・・・。
早く、
ポカポカ気持ち良い春、
来ないかな・・・。

浸種中です!

2012年4月6日 2:24 PM

以下の順番で、
お伝え中の育苗シリーズ。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は4:浸種の様子をどうぞ。

読んで字のごとく、
種籾を水の中に浸す事です。

水の中にチャプン♪
種籾にしっかり吸水させると、
発芽のための生理活性をそろえる働きがあるんだそうです。

生理活性・・・?
ちょっと難しいけれど、
植物の成長には欠かせなさそうなもんですね(-_-)zzz

浸種に使う水はもちろん、
自噴水。

この辺りは、
北アルプスからの雪解け水が伏流水となって、
あちこちから勝手に水が湧き出てくる場所なのです。
掘れば水が湧いてくる。

なので、
各家庭でも井戸を掘る家が多いです。
家だけでなくお店やコンビニまで!
歩いていると、
そこかしこから水の流れる音がするんですよ~。

私たちには当たり前の光景ですが、
以前こちらに取材に来られた方がビックリしていて、
改めて水の恵みに気付かされた私たちでした。

浸種はこの後、
1週間ちょっと続きますよ~。

井戸水は冬でも夏でも水温は13℃と一定。
毎日水を替えて、
積算温度が100℃になれば次は、
5:催芽の行程です!

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●お米、好評販売中!

※無農薬コシヒカリ完売
※減農薬コシヒカリ完売
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ご注文方法など詳しくは、
HP「タンボマスターへの道」をご覧ください。

農薬による種籾の消毒

2012年4月5日 10:25 PM

寒い!
とにかく寒い!!
今週の天気予報には雪マークもついてるし、
春はいったいどこでかくれんぼうしてるんでしょう。

ま、
世間では温暖化だー温暖化だー!て、
事あるたびに温暖化と言うので(又は異常気象)、
これくらいでいいのかもしれませんね★

さて、
先日からお伝えしております育苗シリーズ、
2日間強風ニュースで間があいてしまったので、
もう忘れてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

育苗(いくびょう)とは、
田植えの時に使う稲の苗を育てる事。
2か月近くにわたる育苗の行程は、
以下の通りです。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用 農薬による消毒→農協出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は3:消毒の、
農薬による消毒の様子です。

濱田ファームの、
お客様に直接お届けしている直売用のお米は全て、
農薬を使わない温湯消毒をしていますが、
農協さんへ出荷する分については、
農協さんの指導に従って農薬による消毒をしております。

大きなタンクに、
テクリードCという農薬を薄めた水を用意して、
種籾をつけて消毒します。

こういう写真を目の前に突きつけられると、
やっぱりちょっと毒々しいなぁ・・・と思ってしまうんですが、
農薬はもちろん安全基準が満たされているのは当然、
消毒もきっちりばっちりできるので、
その点では安心です。
時間もコストもかからないので経済的。

作業するともまるにとっても、
はっきりいって楽チンです。

でもですね、
私は写真を見ただけで生理的に受け付けられないなぁと感じてしまいますし、
現物を見てそれに手を入れているともまるは、ゴム手袋をしているとはいえ、
もっと気分がよくないみたいなんです。

いくら、
安全と言われても。

私たちのこれは気分の問題なんですが、
濱田ファームのお米としてお客様にお届けするお米は、
なるべく農薬を使いたくないなぁと。

キレイゴトと思われるかもしれませんが、
それが素直な気持ちなんです。
農薬を否定しているわけでは決してなくて、
農薬の果たしている役割を理解した上で、
必要のない農薬は使わない。
そんな風に考えています。

いつかは全量を直売にできれば、
こんな農薬による消毒も必要なくなるわけですが、
それはまだ私たちの力不足で、
より一層の努力が必要なところであります。
頑張ります!