皆さん、こんばんは!
今日も風ビュービュー、
寒くてとても外で過ごせなかった、
極寒のカナダ帰りにも関わらず寒さに弱い嫁・濱田律子です。
さあ、
先日からお伝えしております苗シリーズ、
今日は第三弾です。
長い長い育苗の行程は以下の通り。
1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理
今日は、
3:消毒の様子をご紹介。
消毒は、
病気にならないよう殺菌するんですが、
いろんな方法があります。
うちでは、
農薬を使わずに温湯で消毒する方法と、
農薬を使って消毒する方法の、
2通りやっています。
温湯消毒は直売用、
農薬による消毒は農協さんへの出荷用と、
他農家さんへ販売する苗用。
きっちりと分けています。
さてこれが、
温湯消毒をしている様子なんですが、
写真が暗いのがお分かりになりますでしょうか・・・・。
実はこの日、
トラブルにトラブルが重なってしまい、
作業ができたのは夜遅くになってしまいました。
作業所周辺には街灯もなく、
作業所内もそれ程明るいわけでもなく、
暗くて寒い(→この日も相当寒かったようです)作業所で1人ポツンと、
ともまる作業をしていたようです。
私・・・?
私はパソコンの前でぬくぬくと、
ビール片手にのんびりしていましたわよ、
おほほほほ。
これが、
温湯消毒する為だけの農機具。
「だけ」のくせにけっこういい値段するので、
これも得意のMHK作戦でK(=借りる)したんですが・・・・。
実はもともとお借りする予定だった、
先輩農家さんのこの機械が故障して使えず。
ならばと、
他の仲間から借りてきて使わせてもらう事にしたんですが、
今度はうちの作業所の電気トラブルが発生・・・。
どうしてもこの日、
予定していたこの日に消毒してしまわないと、
この後のスケジュールがずれてくる
↓
播種日がずれる
↓
お手伝いの方のスケジュールがずれる
↓
全員に連絡しなくてはいけない
という、
負のループに巻き込まれてしまうので、
ともまるの頭をフル稼働させて、
で、
最終的には知り合いの電気屋さんに聞いて、
さらには、
電気屋さんに来てもらって、
何とか動くようになったというわけです・・・。
ふぅ、
消毒する前からかなり疲れました★
この機械、
名前を「湯芽工房」と言います。
どうして農機具の名前は、
そろいにそろってこんなネーミングになるんだろう??
というのが、
ここ数年の私の論文の課題なんですが(ウソです)、
それはさておき、
この湯芽工房、
お湯の温度を一定に(この場合は60℃)保つ事ができる優れモノです。
この中に、
10分つけて消毒します。
短くても完全に消毒できないからダメ。
長かったら今度は、
種籾が茹であがっちゃうからダメ。
きっちり10分です、
きっちり。
見た感じ、
いい湯だな~♪
ですが、
実際は60℃あるので手を入れた瞬間にアチーッ!
となります。
ご注意を。
10分後、
お湯から引き上げたら冷水へチャプン。
そ、
それにしても写真、
暗いなぁ・・・。
これを、
ひたすら何度も繰り返して、
全ての小分けされた種籾を消毒して終わり。
何とか予定していた日に、
消毒する事ができましたー!
機械を貸してくれた仲間に、
感謝です!!
この後は、
4の浸種に入りま~す!