富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

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テデトール大会!

2011年8月20日 12:26 PM

心配だったお天気でしたが、
雨も降らず、
またとーっても涼しく、
絶好のテデトール日和りとなりました!

注:テデトール
雑草をただひたすら手で取る事。

今日のテデトール隊員は!

去年に引き続きご参加の、
ヤナギさん(右)!
イェイ!

それと、
初参加、
前々からテデトールを熱望されていた、
ご近所のS様(左)。

お二人とも、
ずっと我が家の無農薬コシヒカリをお買い求めいただいております。
いつもいつも、
ありがとうございます!

さぁ、
それでは早速田んぼへ。
もちろん、
無農薬の田んぼ。

除草剤を使っていないから、
雑草の宝庫(→使い方間違ってるよね・・・・)です♪

一応簡単に、
雑草の取り方を説明。

テデトールなので、
ひたすら雑草を取っていただくわけですが、
全ての雑草を取っていたら全然前に進めないので、
今回はこの、
稲より背丈が高くピョコピョコ飛び出している、
ヒエ!

を、
テデトールしていただきます。

根元からヒエをテデトールするので、
稲の中に顔をムンギュと突っ込みます。
これがねー、
けっこうチクチク痛いんですよねぇ。
テデトールした人にしかわからない、
痛みと辛さです。

プハー、
と顔を同時に上げる3人。

そしてまた、
稲の中へ・・・。

田んぼに慣れているともまるは、
全く思いもよらなかったんですが、
お二人はとにかく、
グチャグチャの田んぼに足を取られて、
それがとにかく大変だったと。

そっか、
そうなんだ、
草取りよりも、
歩く事の方が大変なんだなぁ。
驚きの発見。

そうそう、
まるで雑草が主役になってしまっていますが、
肝心の稲はというと、
今現在はこんな感じ。

すっかり花も咲き終わり、
実が充実してきています。

稲刈り(9月中旬からの予定)まであとちょっと。
これからどんどん色づいてきます。

テデトールした雑草を抱えて。
3人で1時間ほどでやって、
田んぼの本当にごく一部をようやく取れたくらいかな。

それでもやっぱり、
1人でテデトールするのとは全然違います!
1人だともう、
本当に途方もない大海原を泳いでいるみたいだけれど、
仲間がいると話もはずみます。

ちょっと休憩。
おやつ隊長の私は、
この時期ならではの桃ジュースの差し入れ。
桃はこの時のもの。

おやつ時にも話がはずみ、
農業や田舎暮らしの事など、
お客様との交流を楽しみました★

ご参加いただいたお二人の方、
ありがとうございました!
またよろしくお願いいたします!
なんちゃって・・・。

今回都合がつかなかったけれど、
テデトール体験ご希望の方がいらっしゃいましたら、
どうぞ個別にご相談くださいませ~。

草を見るな!稲を見ろ!!

2011年8月4日 11:10 AM

ここ最近、
稲の事より草の事を考えている、
稲より草を見ている、
稲というより草に戯れている(?!)、
そんな日々を送っている自称・米農家のともまるです(笑)。

ちょっとむなしいけれど、
でもこれが現実・・・。
米農家という呼び方、
この時期だけでも改めるべきか(笑)?!

なのでブログでお伝えできる農作業も、
雑草関連ばっか。

スミマセン、
何も目新しい楽しい記事を書けなくて・・・。

来る日も来る日も、
あそこの畦の草刈りがー、
あっちの畦も草刈りがー、
と草刈り作業にギューギュー押されまくっているともまるです。

その一方でともパパは、
田んぼの中でテデトール

どっちも草にもてあそばれているわけですが、
どっちかっていうと草刈りの方が草刈り機を持つ分重労働なので、
こんな役割分担になってます。

テデトールも十分、
しんどい作業ですが・・・。

さて、
草刈りをしているすぐ脇の田んぼでは、
ちょっと油断したすきに(笑)、
穂がちょろちょろ出てきてましたー!

出穂(しゅっすい=穂が出る事)!

まだ、
走り穂といって、
穂が出ている株と出ていない株がある状態。

これが、
全ての穂が出そろうと、
穂ぞろいと呼ばれます。

もうピヨピヨと、
雌しべだか雄しべだかこの写真ではわかりませんが、
白いものが出てます。
これが、
花が咲いた状態。

稲の花には花びらがないんです。
そして、
穂の上から順番に咲き始め、
7日ほどで咲き終わります。
1つの穂にたくさんの花が咲きますが、
ひとつひとつの花はたった2時間しか咲いていないんですよ~。

ちなみに稲は、
自家受粉。
虫さんのお世話にはなりません。
雄しべの頭から、
花粉が雌しべについて受粉は完了。

ちなみに現在、
稲の高さはこれくらい。
ともまる(推定身長170㎝)の腰くらいでしょうか。

コシヒカリは腰の高い品種で、
その為倒れやすいのが難。
さらには病気にかかりやすいのがもっと難。

でもね、
コシヒカリの美味しさややっぱり盤石。
コシヒカリに追いつけ追い越せとばかりに、
毎年いろんな品種が出てきますが、
やっぱりコシヒカリが一番美味しいかなと思います。

ともまるゴメン。
草刈り機持たせたまま田んぼの真ん中へ行け!
なんて、
鬼嫁らしいリクエストに応えてくれて・・・。

この後もしっかり、
草刈りがんばってね

あ、
こんな時だけハートマークつけても、
やっぱりダメかしら・・・。

新・テデトール隊長!

2011年7月31日 4:00 PM

今日は日曜日。
天気が微妙だったので迷ったんですが、
結局プールへお出かけしてきました★

朝はいい感じに雲があって快適だったのに、
お昼にはギラギラの夏の日差しに!
ま、
これこそが絶好のプール日和ってなもんなんでしょうけれど、
アラフォーには辛い辛い日焼け。

しっかり帽子・サングラス・ラッシュガードで、
太陽光線をシャットアウト!
怪しい装いでプールの水の冷たさだけを楽しんできました。

今日の田んぼの様子。

山の方は黒い雲が立ち込めてるー。
今日の富山県内は、
局地的に雨がザーザー降っていたようです。

この田んぼのすぐ後方では、
トキが電信柱のてっぺんに居座っていたもんだから、
カメラマン&ギャラリーが今日もわんさか。

日曜日だとか、
山の方は雨だとか、
トキのにぎわいだとか、
そんなものには目もくれず、
今日もモクモクとテデトールに励む男が田んぼに1人。

注:
テデトールとは雑草を手でとる事。

それはともまる・・・

と書きたいところですが、
ともまるは最近他の農作業(草刈りとか草刈りとか草刈り)で忙しく、
テデトールしている暇がないようで。

何より今日は、
日曜日でお休みだったからプールに行っちゃったしね。

来る日も来る日も、
あっ、
でもゴルフの日以外はね★
毎日毎日、
あっ、
でもゴルフの日以外はね★

とにかく、
時間がある限りテデトールしてくれるともパパ。
辛抱強く根気強く、
ずーっとずーっとテデトールしています。

もう!
ともパパったら!!
ともまるのテデトール隊長の名前返上!
ともパパにその名前あげちゃう!

あんまりうれしくないと思うけれど・・・。

無農薬の田んぼ。

農薬を使わないなんて、
文字にしてしまうとものすごく簡単だけれど、
実際にその様子を目の当たりにすると、
とても軽々しく使う気にはなりません。

株元をご覧いただければ、
すぐにわかるかと思いますが、

雑草てんこ盛り~@@
ビッシリ!
ビッシビシに生えてます!!!

特にこの、
コナギ。
ぱっと見たら全然目立たないんですが、
稲に隠れて水面にビッシリと生えまくってます!

コナギは栄養分を吸い取りまくるので、
収穫量が激減します。

本当は取った方が良いんでしょうが、
取るにはちょっと限界があり、
さらには目立たない=見栄えが悪くない、
ので取っていません。

そう、
テデトールするのは収穫量を上げるため、
というより、
田んぼの見栄えを良くする為なのかもしれません。

だから、
稲の背丈よりヒュっと長いヒエを主にテデトールします。

周りの農家の方から、
あそこの田んぼは草ばかりで、
とか言われるのはやっぱり辛いですし、
そんな声をはねのけるほどの心臓を持ち合わせていない、
小心者の私たちなのであります。

見栄えが全てではもちろんありませんが、
少しでも田んぼがキレイに見えるよう、
そしてもちろん、
少しでも栄養を草に持っていかれないよう、
今日も新・テデトール隊長のともパパ、
せっせとテデトールしています!

ともまるも、
8月はテデトール全力宣言!!!

ジャングルの片隅で将来の米作りに思いをはせる。

2011年7月27日 11:39 AM

7月も終わりですね~。
8月はもうすぐそこ~。
でも、
農作業的には7月も8月も変わらず、
時間さえあればひたすら、
草刈りと草取りです!

果たしてこれを、
農作業と呼ぶべきかどうか迷うところですが、
これが米作りの、
避けられない現実でもあります。

雑草ジャングルの中を、
遠くで草刈りしているともまるの姿、
あなたは見つけられますか?

私は最初、
見つけられず素通り・・・(笑)。

実はこの田んぼ(もはや田んぼとは呼べない状態・・?)、
稲も転作の麦も作付しないで、
ただ管理しているだけ。
ただ管理と言っても、
こうして年に数回草刈りや耕起しなくてはいけないので、
けっこう大変です。

この田んぼは、
濱田ファームのある地区ではなく、
ちょっと離れた地区にあります。

注:
濱田ファームの田んぼは全て、
地主さんからお借りしています。

遠く離れているので、
耕起だー代かきだー田植えだー草刈りだー草取りだー稲刈りだー堆肥散布だー、
と、
わざわざ出向くのも作業効率が著しく悪く、
また田んぼ自体も沼田でグチャグチャ、
非常に米作りをしづらいので、
こうして管理だけさせてもらってます。

本来ならトラクターで、
ガガガーと起こして雑草を倒していけばいいんですが、
端の方はトラクターを寄せられないのでこうして、
草刈り機で草をまずは刈り倒します。

っていうか、
草伸びすぎ・・・。
なんか、
木みたいなものも生えてるし・・・。

おかしいな、
春田植え前に一度草刈ってるはずなんだけど、
もうおまえら、
こんなにジャングルになっちゃったんだな・・・。

田んぼの端を刈るだけですが、
それでも数枚の田んぼの四辺の草刈り、
まる1日かかりました・・・。
何だかな、
イヤになっちゃうな。

でも、
地主さんから預かっている田んぼなので、
しっかりと管理しなくては。
じゃないと、

こんな風に、
あーっという間になっちゃいますから。

この地区、
こういう放棄田がすごく多くて、
見ていてかなり痛々しいです。

一応周辺の草は刈ってありましたが、
もうここまできちゃうと、
田んぼに戻すのは難しいんだろうな・・。

この地区だけではなくて、
実はうちの地区もこうした放棄田、
目立ってきました。
放棄はしてないものの、
米作りをやめた方が去年だけでも何人いたか・・・。

耕作放棄地や老齢化の問題、
ヒシヒシと感じていて、
将来に対する不安を否が応でも感じています。

こんな風に、
耕作放棄地のすぐ横で米作りをしなくてもいいように、
濱田ファームの地区でも農家が集まって、
いろんな議論を重ねているようです。

どんな結論が出るのか、
そして濱田ファームはどう関わっていくべきなのか、
私たち自身もなかなか答えを見いだせません。

自分たちの米作りに対する思いや信念、
ただ、
こんな風に米作りをしたいんだ!
という個人的な理想や計画、
それだけでは地域の田んぼでの米作りはできない。

そんな難しさをヒシヒシと感じながら、
もくもくと草刈りをしているともまると、
PCの前でキーボードをかたかた打つ私、
なのでありました。

炎天下の中の追肥

2011年7月14日 3:46 PM

ス、スミマセン、
毎日おんなじ事を書きますが、
今日も暑いっす。

だってね、
これ見てください!
日本列島、
北海道をのぞいてピンク色に染まってます。

もう、
見てるだけで暑くなってくるでしょう(笑)?

そんな中ではありますが、
追肥やりましたよ。

追肥とは、
追加で肥料を与える作業。

こだわり栽培の田んぼは一発肥料と言って、
田植えの時に一発で肥料を散布するだけ。
追肥はしません。

が、
減農薬と無農薬の田んぼは、
田植えの時の散布する有機肥料だけでは心もとないので、
この時期に追加で肥料を散布します。

減農薬と無農薬の田んぼは、
化学肥料は一切使っていません。
もちろん、
追肥も有機肥料。

肥料の名前、
何だか効きそうですよね~(笑)。
全成分早効!に
酵素分解に
特ペレ。
よくわからないけれど、
とにかくすごそうです(笑)。

袋の中は、
こんなペレット状の粒々の肥料が入っていて、
これを、
動力噴霧器でぶぃ~んとまきます。

重い重い動噴を背負って、
炎天下の暑い田んぼで肥料をまくのは、
はっきりいって辛い・・・。

そんな様子をお伝えしたかったんですが、
私今日は写真を撮る余裕がなく。
ともまるに、
「追肥の様子を写真に撮ってきてね!」とお願いしたんです。

そうして撮ってきた写真が、
このたった2枚・・・。

こんなんじゃねー!
わたしゃー、
追肥の写真を撮ってきてほしかったんじゃー!!
とプチ切れておきましたよ~♪

でも良く考えたら、
動噴背負って写真なんて、
撮れるわけないんですよね~。
ゴメンゴメン
暑いから、
ついプチっときちゃったわ♪