防除(ぼうじょ)=病害虫予防の農薬散布、
濱田ファームでもはじまりました!
稲に発生する主要な病気であるいもち病や、
米の甘い汁を吸って米に黒い点を残すカメムシなどの虫。
それらを予防するための農薬散布です。
本当に防除って必要なんだろうか?
という、
基本的かつ本質的な疑問があるにはあるんだけれど、
やっぱり簡単には答えにはたどりつかないわけで、
しかもこんな事をポツリと言おうもんなら、
まわりからは不思議がられる・・・・。
病気はやっぱり怖いし、
黒い斑点のある米なんてやっぱり消費者の理解を得るのは難しそうだし、
で、
米作りの基本的なスケジュールにのっとって、
今年も防除をはじめました。
でも、
1回だけね。
普通この辺りのコシヒカリの防除は2回なんだけれど、
うちは1回。
(注:コシヒカリではうちは液剤の農薬を使用)
少しでも、少しでも、
ほんの小さな小さな抵抗なんだけれど、
少しでも農薬の量を減らせたらいいなぁと思って。
もちろん、
減農薬と無農薬の田んぼでは、
防除はしません!
今日ご紹介する防除は、
動力噴霧器でサササーと短時間でお手軽に負ける、
粒状の農薬を使用。
この粒状のやつ、
他の粉状や液剤のものとは違ってちょっとコストはかかるけれど、
やっぱり便利です。
粒状の農薬を散布するのは、
この特別に立て札がかけられている田んぼだけ。
黒部にじゃじゃ~ん!
とできた米粉工場に出荷する、
米粉用の稲(品種はてんたかく)。
動力噴霧器でぶい~んとまくと、
広い広い田んぼもあっという間!
でもこれは、
この米粉用の田んぼだけ。
コシヒカリの田んぼは、
ブームスプレイヤーという機械で、
液剤を散布します。
その作業は11日からの予定。
11日は大潮最終日!
この日は虫の卵が孵化すると言われているそうなので、
その日を狙い撃ちで(笑)。