富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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田植え5日目 ~晴れ!と田植え準備編~

2010年5月15日 9:23 PM

今日は、
と~ってもいいお天気に恵まれました!
もう、
そこかしこでウジャウジャ田植え状態(笑)。
この週末が、
この辺りの田植えのピークになりそうですが、
我が家はまだまだ来週以降も田植えが続きそうです!

天気は確かにすごく良かったんだけれど、
でも実は、
風がピューピュー吹いていて、
けっこう寒かったです。
まだ春とは言えないな、
っていうくらいの寒さ。

さてさて今日は、
田植え前の準備の様子などでも
ご紹介していきましょう★

まず、
その日に使う予定の苗の準備。
苗に、
病気予防の農薬をかけていきます。

コシヒカリって、
美味しいんだけれど、
いもち病などの病気にかかりやすい品種。

田植え前にもこうして予防の為の薬をまきますが、
田植えをして稲穂が出る8月にももう1回、
病害虫予防の農薬散布を行います。

ちなみに、
無農薬は当然これらの農薬散布はなし。
減農薬は除草剤のみ。
病気にかかったらどーしよー、
と微妙に不安です・・・。

農薬散布が終わったら、
苗箱を軽トラに設置した苗コンテナへ。
苗箱って、
微妙に重いんですよねぇ。
だいたい7kgくらい。
水をかけた直後だと8kgにもなります。
これを、
ひたすら運んでると、
ボディブローのように身体にきます(笑)。

コンテナに積まれた苗。

ビニールハウスの中での温室育ちから一変、
厳しい世間の荒波でもある田んぼへの、
旅立ちの瞬間。

行ってらっしゃ~いっ!

苗以外にも、
田植えに必要な肥料やら除草剤、
田んぼを平らにならすイボリなどなど、
軽トラに積み込んでいきます(写真左)。

あとは、
田んぼの水を、
田植えがしやすいように事前に調整。

さぁ、
田んぼまで来たら、
苗を田植え機にセットしていきます!
次から次へと苗箱を田植え機へ運んで・・・・

苗箱から苗をはずしていくんですが、
苗の根っこがけっこう箱にからまっていて、
はずすのは力仕事。
か弱い(?)私はかつて、
すぐ手が痛くなってしまってイヤになってしまった記憶があります。

苗を取る専用の板を苗箱に差し込んで、
滑らせるように田植え機にセットすれば、
これで準備オッケー!

おっとっと、
忘れないように肥料と除草剤も一緒に詰め込んで、
田植えに行ってきま~す!

田植えが終わった田んぼは、
すぐに水を入れて深水管理。
除草剤の効果を高める為に、
この時期の水の管理は非常~に重要!!

水の管理はほぼ毎日。
朝・晩2回、
全ての田んぼを見てまわって、
少なくなっていれば水を入れます。
これ、
かな~り、時間がかかる仕事。
そして、
かな~り、大事な仕事。

今年の冬は、
雪が多かったからかなぁ。
この辺りのシンボル的な山・僧ヶ岳も、
例年よりも雪が多いみたい。
田植えの時期を教えてくれる雪絵も、
イマイチちゃんと現れてないもん。

田植え4日目 ~手植え・無農薬田~

2010年5月14日 2:50 PM

微妙な天気が続いていますが、
それでも何とか田植え、
ヤッテマス。

デモ、
サムイ・・・。
ナンデコンナニサムインダ・・・・。
アサカラストーブタキマクッテマッス。

と、
思わずカタカナになってしまうくらい、
寒い黒部です。
でも、
明日からは晴れの予報!
ようやく暖かさが戻ってくるかな?!
週末だし、
この辺りは田植えのピークになりそうです!

さて田植え4日目、
朝イチでまず、
手植え、
やっちゃいました~★

手植えの際に必要なのが、
これ(写真左)。
「ワク」を転がすと、
田んぼの中に30センチ四方の目印をつけてくれる(写真右)ます。

今ではもう、
こんな古い農機具(?)、
持ってる家も少ないだろうなぁ。
うちは、
他所の農家さんの古い納屋の奥で、
埃をかぶっているものをもらってきました。
得意のMHKね!
もらう、ひろう、かりる!

目印をつけた田んぼに、
せっせと苗を手で植えていきます。

それにしても、
田植えの体験とか学校での食育学習とかって、
未だに絶対にこの手植えですよね~。
現代の農業では、
ほぼありえないこの手植えでの田植えを体験するのって、
ちょっと違和感を感じてしまうのも事実です。
そんな田植え、
今の農家は誰もやってないけどなぁ、
って。

今回手植えをしたのは、
よくわからない品種を7種類ほど。
赤やら黄色やら紫やら黒やら、
色とりどり。

単なる観賞用、
というか、
単なる遊び。

田んぼがキレイに彩られたら、
それはちょっと面白そうだなぁと。

で、
品種が違う稲は、
絶対にコシヒカリとは混ぜたくない!
なので、
播種機はもちろん、
田植え機・コンバイン・脱穀機・乾燥機・籾摺機などなど、
コシヒカリで使う農機具は絶対に、
この違う品種では使いません!

だから全部手作業(笑)。
田植えも手植えに当然、
なります。

登園前の娘、
「なえ~!」
「たうえ~!」と叫びながら、
うれしそうにこの様子を見ていました。
さすが、
米農家の娘だ!

さてさて今日から、
直売用のお米の田植え。
苗も、
販売用の苗ではなく、
直売用のプール育苗の苗を使います。
(詳しくはこちら

苗を、
軽トラに設置した苗コンテナに積んで(写真左)。

プール育苗の苗は、
中苗で3.5葉。
ちょっと背丈も長いので、
コンテナの中では窮屈そう(写真中)。

それにしても、
プールの苗は根張りがスゴイ!
白いひげがモジャモジャ(写真右)。
これだけ根が出てると、
苗箱から苗を出すのもけっこう大変です。

こちらは、
無農薬の田んぼ。
畦には、
アップルミントが植えられてます。
この田んぼ、
無農薬にして3年目。
なので、
ミントも3年目。
ほったからし状態でも、
全然問題ないところがミントのいいところ♪

田植えと同時にまく肥料も、
無農薬(減農薬も)の田んぼは有機肥料。

去年秋には、
自家製堆肥を散布
今年春には、
米ぬかも散布
と、
肥料も全て有機です。

ミントもスクスク、
苗も一緒に、
スクスクスクスク成長してね★

はしゅー、3回目!と田植え3日目

2010年5月13日 3:58 PM

この期に及んで、
またまた播種です!
つまり、この、育苗の過程を3回やってるわけなんですね。
はぁ。
けっこうもう、
飽きてきました(笑)。

いったいこの時期に播種して、
その苗どうするんだ?!
変な時期(遅い)に田植えするもんだなぁ?!
って不思議に思う方もいるかもしれません。

実はこれ、
転作の麦を刈り取る6月中旬以降に植える予定。
麦の後に米。
つまり、
2毛作ってやつです。

この米は直売したりするわけではなく、
米粉に加工される米として出荷されていきます。
黒部に大きな米粉工場が最近できたんですが、
どうやらそこで使われるみたい。

たった200枚程度の播種だったので、
朝の小1時間でパパパっと終了!
私が見に行った時には、
既に片付け作業でした(写真左)。

積み上げられた苗箱(写真右)、
本来はこうやって出芽させるんですが、
ハウスは今ある苗でいっぱいいっぱい。
なので、
作業所で常温出芽をさせるという無謀さ(笑)。
まっ、
販売する苗ではないし、
直売する米になるわけでもないし、
大丈夫でしょう!
実験、実験!!

で、
播種の後はすぐさま田んぼへ。
予報では雨だったけれど、
全然降ってないし。
っていうか、
青空でてるし。
もう、
天気予報は信じられんっ!

今日も小さい田んぼ(1反部田=300坪)ばかりを攻めまくり、
ギーガシャン、ギーガシャンと、
何度も何度もターンをしまくって(→メンドクサイ!)、
これで小さい田んぼは終了!

明日からは、
でっかい田んぼで悠々自適に田植えしまくりだーっ!

グッとこらえて、の、代かき

2010年5月12日 11:47 AM

またまた今日も、
はっきりしない天気・・・・。
いや、
昨日と今日だけに限らず、
この先もしばらくは微妙な天気が続きそう・・・。

こういう天気だと、
田植えをすべきかしないべきか、
非常ーに迷う!

ともまるとともパパ(又はワタシ?!)、
身内だけでやるんだったら、
その時間帯でその都度やるかやらないかを判断すればいいんだけれど、
お手伝いに来ていただく方もいる田植えは、
そうは問屋がおろさない。

やるかやらないか、
朝ビシッと決断してあげないと、
その人の1日をダラダラ拘束するだけになってしまうから。
いや、
その分賃金をお支払いできれば一番いいんだけれど、
それもまた問屋がおろさないもんで。

で、
今日の早朝の天気予報から総合的に判断して、
田植えは中止!
まだたまりまくっている代かきをすることに。

手前は、
他所の農家さんが既に植えた田んぼ。
奥、
トラクターが動いているのが代かきしている田んぼ。

それにしても・・・・。
毎年必ずそうなんだけれど・・・・。
はっきりしない天気予報の時、
田植えをする!
って決めたらその後必ず雨。
今日はやめておこう!
って決めたらその後晴れてくる。

今日もまさにそう!
田植えをしないとなったら、
天気が良くなってきた!
どころか、
日までさしてきた!

もう、
ここまでくると笑っちゃいます。
いや、
笑わなきゃやってられません。

米作りは年々わかってきたつもりになっているけれど、
天気だけはまだまだだな。

ところで、
どうして雨だと田植えができないかというと。
田植えの際、
苗を植えると同時に肥料もまくんですが、
その肥料、
雨に濡れたりすると湿気てしまい、
うまく田植え機から排出されなくなっちゃうんです。
だから。

決して、
人間様が濡れちゃうのがイヤだからじゃーないですよー、
って、
それもちょっぴり理由のひとつだったりして★

育苗 ~潅水と換気~

2010年5月11日 8:30 PM

いつもそう。
田植えの時期は毎日、
雨なんだか曇りなんだか、
どうにもこうにもはっきりしない天気が続く。
だから、
天気予報とにらめっこ。

テレビに新聞、
ラジオにネット、
さらにはレーダーでの雲の動きまで、
ありとあらゆる天気予報をチェックして、
予定を決めていく。

だって、
雨が降ると基本的には田植え、
できないんですよねぇ・・・。

実は今日も、
大方の天気予報が曇りだったので、
大丈夫だろうと田植え2日目決行しました!
ら。
午後からどしゃ降り・・・。
あえなく田植え中止・・・・。

で、
その後はず~っと、
まだまだ残っている田んぼの準備の代かきやってました~。

さて今日は、
育苗の過程の中から、
毎日の管理作業の様子でもご紹介しましょう!

(注:ここで紹介するのは、苗販売用の苗の管理の様子。
直売用はプール育苗で、管理方法が異なります。)

これは潅水、
つまり水をあげている様子。
細かいミスト状の水が出ているのがわかりますでしょうか?

自動潅水と言って、
蛇口をひねると勝手にハウス全体の潅水をしてくれる、
という優れもの。
優れものなんだけれど、
潅水ムラも多々あって、
水の行き届かないところもあるのが難点。

なので、
自動潅水の後は、
必ず手動潅水!
長い長いホースをひっぱりながら、
ひと箱ひと箱の苗の様子を確認して水をあげていきます。

潅水はほぼ毎日の作業で、
朝1回。
天気が良かったり風があったりする日は、
お昼からもう1回。
時間と根気と体力のいる作業です。

次に温度管理。
ハウス内の気温は、
お日様がさすと一気に温度急上昇!
逆に、
曇ってくると一気に温度急下降!!
と、
ジェットコースターのように上がったり下がったり。

なのでいつも天気とにらめっこして、
ハウス内を適温に保つようにしています。

とはいえ、
その方法はかなり原始的(笑)。
クルクル~と手動でまわす窓の開閉のみ。
大きく開けると温度が下がり、
小さく閉めておくと温度が上がる。
ね(笑)?!

お天気がいい日は、
め~いっぱい窓を開けて。
目に飛び込んでくる緑がまぶしいです!

それにしても、
今日は寒いなぁ。
明日はもっと寒いらしいし。
家の中、
ストーブ復活か?!

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平成21年産のお米、まだまだあります!
ありすぎてちょっと恐怖です(笑)!

初めての方はもちろん、
お久しぶりの方、
ちょっと迷っていた方、
農家だけどよそのお米が気になるという方、
どんな方でも問題なし!
田植え中でもいつでも、
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい☆

直売について詳しくは、こちらをどうぞ。