富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

田んぼを起こしまくり!

2010年4月11日 9:56 PM

育苗と同時進行で、
田んぼの準備も着々と進んでいます!

田植えまでの田んぼの準備は、
以下のスリーステップ!

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

地域によって作業名はさまざまのようで、
特に2の荒くりは、
この地域独特の言い方のようです。

既にトップギア全開なので、
朝から晩まで働いているともまる。

朝はだいたい5時ごろからからかなぁ。
晴れていると、
山から上ってくる朝日が拝めます。

これでもきっと、
他の農家さんと比べると遅い方なんだろうなぁ。
5時に田んぼにでると、
既に軽トラが何台もウロウロしてるもん。

昨日は1日いいお天気に恵まれて、
ずい分耕起の作業もはかどりました!

保育園がお休みのcoco、
他に連れて行くととこもないので、
いつものように田んぼの中をお散歩。
お父さんを発見すると、
体全身で「おとーしゃんっ!!」と叫び、
手をぶんぶん振りながら駆け寄っていきます(笑)。

一緒に、
3時のオヤツもいただきました。
おとーしゃんのお膝の上にちょこんと腰掛けて、
せんべいをバリバリ。

さらには、
大好きなトラクターにまで乗せてもらいました!
今まで何度もエンジンのかかっていないトラクターには乗っていたcocoも、
エンジン全開の大爆音のトラクターには、
ちょっとビックリ?!

その後は、
ともまるも集中してひたすら起こしまくり!

ちょっと立ち止まって見ていただければわかるんですが、
トラクターはものすごいのんびりのんびり耕起してるんですよ。
いや、
早く走ろうと思えばどれだけでも走れるんですが、
起こしながら走るとなると超ノロノロ運転。

なので、
全ての田んぼの耕起の作業はすごくすごく時間がかかり、
さらにこの後、
荒くりと代かきと同じ田んぼに3回も入らなくてはいけないため、
春の作業はとにかく時間がかかり忙しくなります。

あっ!
ともまる号(シルバー)の向こうに、
ともパパ号(オレンジ)発見!!

そう、
ともまる1人ではとてもとても終わらないので、
冬の間スキーに海外ゴルフにと、
悠々自適な年金生活を送るともパパも、
この時期からは米作りを手伝ってもらってます。

ともパパも、
耕起にビニールハウスの準備に、
さらにはこの後の育苗の作業のもろもろにと、
フル回転で働いてもらう予定です!

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直売について詳しくは、こちらをどうぞ。

種籾の農薬による消毒

2010年4月8日 10:25 PM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用と農薬による消毒・出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・通常)

今日は、
3:消毒のうち、
農薬による消毒の方のご紹介。

消毒は、
直売用で農薬を使用しない温湯消毒と、
苗販売用(農家さんへ苗を販売する)で農薬を使用して消毒する方法と、
今年は2種類の方法で行います。

そう、
苗って農家が作るもんだと思っている一般消費者の方も多いと思いますが、
苗作りってけっこう大変なんですよ~。
なので、
苗は作らず他の農家さんから買う人も多い。
兼業農家の方は特にそうかもしれませんね。

小分けにした種籾を、
ちゃぷんと農薬が薄められた液に浸します。

基準に従っているので、
もちろん問題はないんですが、
でもやっぱり液の色がちょっと毒々しい?
敏感肌のともまるは、
用心の為ゴム手袋を着用で(笑)。

でもね、
やっぱり農薬を使用すると、
簡単だし時間もかからないしコストも安い!
何よりきっちり消毒ができる!!
一概に否定は絶対にできません。

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平成21年産のお米、まだまだあります!
ありすぎてちょっと恐怖です(笑)!

初めての方はもちろん、
お久しぶりの方、
ちょっと迷っていた方、
農家だけどよそのお米が気になるという方、
どんな方でも問題なし!
どうぞお気軽にお問い合わせ下さい☆

直売について詳しくは、こちらをどうぞ。

田んぼの額縁

2010年4月6日 10:21 PM

今日は、
と~ってもいいお天気で暖かい1日でした。
雪国にも、
いよいよ春到来!か?!

桜もチラホラ咲きはじめてきましたよ~。
って言っても、
米農家にはお花見なんて別世界の話ですけどね(涙)。

花なんて見るな!
田んぼだけを見ろ!!
ってな感じです(ウソ)(でもホントかも)。

さて田んぼでは、
均平とり作業に次いで、
額縁(四隅)にスキをかけていました~。

うん?
意味がわかならい?!

こんな感じです。
田んぼのキワの周辺を全て、
スキをかけて溝を掘るんです。

こうする事によって、
キワキワの雑草を退治できちゃいます。

これ実は、
前の年の秋の作業であるべきなのかもしれませんが、
秋はクソ忙し(下品で失礼!)くって、
そんな事やってる暇はとてもありません!
だから今、
この時期。

この周辺ではとても不思議がられますが、
でも別に今やっても特に問題はないような気がするんですが、
はて、
気のせいでしょうか・・・。
気のせいだったら教えて下さ~い!

溝は続くよどこまでも♪
ってな感じで、
額縁に溝を掘りまくって・・・・

と、
調子よくやっていたら!
ら!
らら!
ららら!!!

大変ですっ!
事件が発生です!!

つづく。

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●平成21年産のお米の直売については、こちらをご覧ください。

種籾の浸水

2010年4月5日 11:42 AM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用と農薬による消毒・出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・通常)

今日は、
4:浸種のご紹介。

浸種(しんしゅ)、
読んで字の如く、
小分けして消毒した種籾を水に浸す作業。

大きなタンクに水をたっぷり用意して、
その中に種籾をチャプン。
種籾にしっかり吸水させると、
発芽のための生理活性をそろえる働きがあるとか。

浸種に使用する水は、
すべてこの井戸水。
井戸水っていってもくみ上げているわけではなく、
勝手に自噴している水です。
写真は、
一冬の汚れをしっかりと洗っているところ。
フィルターもかなり汚れているので念入りに。

この辺りは、
北アルプスからの雪解け水が、
伏流水となっていたる所で自噴している名水の里。
黒部川扇状地に位置しています。

濱田ファームでは、
浸種の水はもちろん、
育苗期間中は全てこの井戸水を使用!
ちなみに、
田植え後は黒部川水系の水でお米を育てていま~す。

浸種に使用する井戸水は一日おきに交換しているんですが、
昨日は日曜日。
お天気最高!
cocoが保育園お休みなのでおかーさんの私はお仕事お休み。
なので、
一緒におとーさんの仕事をおっかけてきました!

タンクをブラシで掃除。
最初はこのブラシ、
大きな歯ブラシと勘違いしてビックリしていたcoco(笑)。

タンクに浸種用の水をためてるだけなのに、
子供にとってはそれだけでも何だか楽しいみたい。
キラキラした目で見ていました。

井戸を掃除したり、
増殖中のミントに水をやったり、
イッチョ前にお手伝いをしたつもりになって得意顔。

はっきりいって、
すご~く忙しいこの時期、
cocoの相手をするのは大変だったりするんですが、
楽しそうな顔を見るとやっぱりこっちもうれしくなったりします。
あ~、
親バカ。

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●平成21年産のお米の直売については、こちらをご覧ください。

温湯消毒

2010年4月4日 9:33 PM

約2ヶ月間に及ぶ育苗の行程は、
以下の通りの11段階。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒・直売用と農薬による消毒・出荷用)
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗だし
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水&温度管理(プール・通常)

今日は、
3:消毒のご紹介。

消毒は、
直売用で農薬を使用しない温湯消毒と、
苗販売用(農家さんへ苗を販売する)で農薬を使用して消毒する方法と、
2種類行いますが、
今回は直売用の温湯消毒の方。

温湯消毒は、
読んで字の如く温かいお湯で消毒しますが、
その際に使用するのがご覧のような機械。
けっこう大きいです。

え?
うちの?!
まさか、まさか。
いつものように借りてます。
いつもいつもお世話になってます、Kさん!
ありがとうございます!!!

この機械、
湯芽(ゆめ)工房という、
これまた農機具の世界にありがちなベタなネーミング(笑)。

常に温度を一定に保ってくれて、
種籾(コシヒカリ)の消毒の場合は60度に設定。

い~い湯だな~♪
とい歌うわけにはいかない温度ですが、
種籾さんにはガマンしてもらって10分。
これで消毒完了!

すぐに冷たい水のはいった桶にドボン。
そして4の浸種の行程にうつります!