富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

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無農薬の田んぼは紙マルチ田植えで!

2019年5月9日 2:57 PM

そろそろ集中力が途切れがちな田植え中盤。
でも、
お天気がいいので作業自体はスムーズです!

時々田植え機がヘソを曲げて、
あっちやらこっちやらが壊れたりもしていますが、
何とか植えています!

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

そして、
まいにち食べるお米の事をもっともっと知ってもらえたら、
よりお米を美味しく食べてもらえるのでは?
笑顔になってもらえるのでは??
そういう気持ちでいます。

今日は、
とっても普通じゃない田植えの様子をお伝えしたいと思います。
その名も、
紙マルチ田植えー!!

紙マルチ田植え

この黒いグルグルが紙マルチ。
田んぼに敷き詰めながら苗を植えていきます。

紙マルチは、
雑草をしっかりと抑えてくれつつ、
2カ月くらいで土に還っていくという優れもの。

無農薬栽培でお米を作る場合、
最大の敵は雑草です。

テデトール(手で雑草を取る)ではとても追いつかない上に、
広い広い田んぼでは効率的とはいえません。
テデトールする時間や人件費をきちんと上乗せしてお米代を考えると、
とつてもない価格になりそうです(笑)。

そこで農家は、
その風土に合った方法で草を抑えよう、
いや、
抑える事はなかなかできないので、
共存していこうとするわけですが、
我が家の場合はこの紙マルチという方法を選択しています。

合鴨農法や不耕起栽培などはよく知られていますし、
米ぬかや除草機などなど、
いろんな方法を試してみましたが、
今はこの紙マルチに落ち着いています。

しっかり草を抑えてくれるし、
土にも還る素晴らしい紙マルチなんですが、
その田植えには専用の田植え機が必要です。

これが、
紙マルチ田植えの大きな欠点。
通常の田植え機とは別に、
高価な農機具をもう一台そろえなくてはいけません。

しかーも!
6条植え(苗を6列づつ植える田植え機)なんですよね。

我が家の普通の田植え機は8条ですが、
6条と8条、
たった2条の違いですが、
田植えをする時には大きな違いになります。

ちょっと専門的になりますが、
外周2周回らないといけないので、
それだけ時間がかかる、
というわけ。

さらに、
この紙マルチの交換が大きな時間ロスになります。

紙マルチは無限ロールではないので、
いつどこで切れるかわかりません。
それが、
広い広い田んぼの真ん中だったりすると、
目も当てられません(笑)。

誰か1人が、
ぬかるむ田んぼの中をズボズボ歩いていき、
重い上に長い紙マルチのロールを、
田植え機にセットしなくてはいけないのです。

そしてこの紙マルチが、
これまたよく切れる(笑)!

交換して田植えしたと思ったら、
すぐに交換を知らせるピーピーピーという音が田んぼに鳴り響きます(笑)。

田植えはリズムが大事なんですが、
この紙マルチ田植えはリズムの取りようがありません。
だから、
通常の田植えの2倍から3倍の時間がかかるし、
人手も通常より1人多く必要だし、
何より紙マルチそのものが高価。

ですが、
その後のテデトールの手間や、
雑草を確実に抑えてくれる事を考えると、
今のところ我が家の田んぼでは、
無農薬栽培ではこれ1択です。

数年前にこれを取り入れた時は、
紙マルチ田植えそのものに、
ともまるもお手伝いの方も慣れていなかったので、
かなり四苦八苦していました。

メーカーの方も、
心配そうな顔で手伝いにきてくれていたっけ。

それが今では!
紙マルチがめくれたりあおられたりする心配がある強風の日でも、
かなりスムーズに植えられるようになりましたよ♪

とっても普通じゃない紙マルチ田植えの田んぼ、
ご近所の方はどうぞ、
興味を持って見てみてくださいね。

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
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令和元年の田植え始まりました!

2019年5月6日 4:25 PM

やっとやっと!
GW最終日になりましたー!

ただでさえ忙しい時期なのに、
娘が家にずっといるのは苦行のようでした(笑)。

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まいにち食べるお米の事をもっともっと知ってもらえたら、
よりお米を美味しく食べてもらえるのでは?
笑顔になってもらえるのでは??
そういう気持ちでいます。

さて、
いよいよ令和元年の田植えが始まりました!

今年は、
5月2日からスタート。
この先の天候にもよりますが、
田植えと代かきとを交互に進めながら、
下旬の早いうちに終わればいいなと思っています!

初日も2日目以降も、
GW中はいいお天気に恵まれて、
トラブルはありつつも、
いいペースで植えられています。

これまでビニールハウスという温室の中で、
手厚く育てられた苗たち。
田んぼという大海原に出ていき、
これからは自分の力で生きていく事になります。

大丈夫、
稲は生命力のたくましい植物。
スクスク成長してくれるはず。

人はそれを見守って、
少し手助けしてあげるくらい。

手助けと言えば、
今年もたくさんの方に助けていただいて、
田植えを勧められています。

皆さん、
GW休暇中に本当にありがとうございました!

飲み仲間でもありバンド仲間でもある店チョーは、
この先もしっかりお手伝いしてもらいますよ!

お勤めをやめられて、
今年からフリーでいろいろ企んでいるようです。

いぶりを刺す姿、
様になっていました!
と書いてあげたいのはやまやまなんですが、
全く様になっていませんでした(笑)!

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田植えの前も合間も代かきするよーっ!

2019年5月3日 1:52 PM

実際の作業とこのブログとの間に、
微妙な時差が生じています。

現実の世界ではもう、
田植えが始まり今日で2日目。
順調です!
いたって順調です!!

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そういう気持ちでいます。

時差は気にせず、
ブログはマイペースで更新していきますよ!
でも、
これでもかなり無理していますけどね(笑)。

朝4時から夜7時まで、
これでもかー!と頑張っているトラクター作業は、
以下の3ステップで進めていき、
田植えに向かっています。

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

いよいよ、
田植え前の最終段階、代かき!

絵面は荒くりと変わりませんが、
この、
トラクターの後ろに付けている作業機が違うんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真、
荒くりではロータリーという作業機だったんですが、
上の上の写真、
代かきはハローという作業機。

えっと、
私も実は区別がつかない(というか興味がない)んですが、
かなり重要な違いのようです。

横に長いハローを引っ張りながら、
田んぼの表面を平らに。
これで、
田植えがしやすくなります。

代かきと田植えとの間に日数があくと、
草が生えてきちゃうので、
田植え前数日に代かきをするのがベスト。

なので、
この先は2日田植えしたら2日代かきしてと、
交互に作業を進めていきます。

従業員さんが何人もいる大きな農家さんの場合は、
田植え部隊と代かき部隊と、
チームに分かれて効率よく作業していきますが、
ともまる1人の濱田ファーム、
代かきも田植えも1人(田植えの時はお手伝いの方もいます)で、
作業を進めていきまーす。

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農繁期でもGWでもお米のご注文お受けしています!

2019年5月2日 3:43 PM

実は、
今日から田植えが始まりましたーーー!

ブログの更新が追いつかず、
後手後手になってしまっていますが、
まー、
少々の時差があっても許されるかなと(汗)。

とりあえず、
田植えの初日5月2日も、
私(=濱田律子)はお米のご注文対応に追われています!

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今年のGWは、
私が言うまでも書くまでもなく、
10連休。

本来は、
土日祝日はご注文対応をお休みしている
(ついでに平日は不定休とか謳っている)濱田ファームですが、
そうすると10日休になってしまう。

それはそれでちょっと大変な状況だし、
その間にも定期発送でお届けしているお客様のお米はご用意するわけだし、
かなりの件数があるので、
今年のGWは土日だけ休みにしてみました。

おかげさまで、
たくさんのご注文をいただいているので、
農繁期もGWも無視(?)して、
毎日毎日お米の補充と精米と梱包とに追われています。

ありがとうございます!

ともまるも、
農作業の合間にお米の精米を手伝ってくれるので、
本当に助かります。

精米器も休むことなくフル稼働。

GWに伴う道路・物流の状況で、
お届けに遅延が生じているようです。

私もできるだけ迅速な対応を心がけていますが、
それでもやはりこの時期は育苗に気を取られています。

ご注文はお早めにご連絡いただけると、
とてもとても助かります!
どうぞよろしくお願い致します!!

そして、
GWに関係なく集荷に来ていただき、
配達していただくドライバーさんにも感謝。

海外生活が長かった私には、
日本の物流システムの凄さに未だに違和感を感じます(笑)。
夕方送った荷物が翌日届くとか!
ましてや時間帯指定とか!!
さらには再配達とか!!!

これも、
夜を徹してどこかの誰かが荷物を運んでくれるからこそ。
当たり前だと思わずに、
これからもドライバーさんに感謝の気持ちを忘れずに、
私たちのお米を託したいと思います!

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水やりと温度管理が続く日々

2019年5月1日 11:47 AM

気づいたら令和になっていました。
平成の最後の日も、
令和の最初の日も、
私にとっては日常の1日。
朝からビニールハウスの確認をする、
いつも通りの1日。

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田植えが終わる5月下旬まで、
長く長く続く育苗(いくびょう=苗を育てる作業)

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種の準備編本番編
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

ようやく、
本当にようやく、
3月下旬から始めた育苗の工程も、
最後の10:潅水と温度管理までたどり着きました!

白いシートを取り払って、
いきなり目の前に現れた青々とした苗も、
日に日に成長してこんなにフサフサしてきました。

この写真、
目を凝らして見ていただくと薄っすらと見えるか見えないか?
くらいの映り込みですが、
ミストシャワーで潅水している様子です。

朝一番で、
たっぷりとお水をあげます。

どうしても灌水ムラが出てくるので、
そういう箇所は手動で潅水もします。

温度管理は、
細心の注意を払って。

ビニールハウスは、
日が差してくると一気に気温が上昇します。
逆に、
陰ってくると一気に気温が降下します。

天気予報をチェックしながら、
あとは自分の目で太陽を確認して、
肌で風の向きや冷たさを感じて、
温度管理をします。

だからこの時期は、
ビニールハウスから遠く離れられません。
常にハウスへ行けるよう、
私は事務所の窓から空模様を見ています。

温度管理は原始的に、
このクルクルをクルクルして、
窓を大きく開けたり小さく閉めたり。

風の向きや太陽が沈む方向も考えながら、
一方を大きく開けたり、
閉め切ったりと、
経験と勘を頼りに窓を開け閉め。

同時に、
少しほったらかし気味にするようにもしています。

苗の生命力を信じて、
少々の温度変化でもびくびくしない、
どーんと構えた気持ちも大切かなと。

育苗1年目はもう本当に、
ドキドキしながら温度管理していましたが、
10年もたつとこんなに図太くなりました(笑)。

大丈夫、稲は強い。
今はビニールハウスという温室でヌクヌク育っているけど、
田んぼという大海原に出てもたくましく生きていける。

農業は子育てと一緒だ
という言葉があまりしっくりこないと感じるタイプの私ですが、
愛情をもって育てるというより、
自立して生きていけるように育てる、
それこそが子育てと考えている我が家にとって、
うん、
農業は子育てと一緒、なのかもしれません。

この時期の苗は、
本当に本当に美しいです。
そこに、
生命の宇宙があります。

なーんて、
それっぽく書いてみたけど、
全くダメだ。

美しい苗の前には、
言葉は不要ですね。

苗の管理は、
田植えが終わる5月下旬まで続きます。
つまり、
まだ始まったばかり(あぅ・・・)!
頑張ります!!

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