富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

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タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

ビニールハウスの準備、整いました!

2017年4月7日 5:51 PM

入学式・入園式の季節ですね。
フェイスブックやインスタグラムのタイムラインには、
子どもたちの晴れやかな顔、
時に疲れ切った顔(笑)、
そしてお母さんたちの素敵な着物姿、
さらにお父さんも今はお仕事を休んで出席される方も多いみたいで、
家族の幸せそうな姿が次から次へと流れてきます。

こちらまで何だか、
幸せ気分をおすそ分けしてもらっています。
ありがとうございます!

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

さてさて、
ビニールハウスの準備も大詰め。

トラクターで起こしきれなかったハウスの端っこの部分を、
手作業で。

広ーいというか、
長ーいハウスなので、
なかなか大変な作業です。

草を抜いて、
大きな石はよけて。

そして、
シートを広げます。

シートのほんのちょっとした隙間からも、
すごい勢いで草がボーボー生えてくるので、
こんな感じで対策。

蛇口をひねると、
水がミスト状に潅水されるホースも設置。

これでようやく、
苗をハウスに迎え入れる準備が整いました!

さて育苗の方はどうなっているかな?
その様子はまた週明けにでもお伝えしまーす。

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
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トラクター作業も始まりました!

2017年4月3日 3:21 PM

4月に入りました!
気持ちも新たに、
5月から始まる田植えに向けての準備に励んでいます!

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田植えの準備は、
大きく分けて2つ。

これまで何度かご紹介している育苗(いくびょう)
稲の苗を育てる作業と、
もう1つ、
田んぼでのトラクター作業。

田んぼでのトラクター作業は、
田植えまでに以下の3ステップで進めていきます。

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

今は1の耕起という作業で、
トラクターの後ろにロータリーという作業機を装着して、
田んぼを起こしています。

ともまるご自慢(?)の、
つや消しブラックに塗装した作業機。
男のロマンってやつなんでしょうか。
私にはちっともわかりません・・・(苦笑)。

ちなみに、
トラクターそのものも塗装を施しています。
こちらは、
フェラーリをイメージしたシルバーだとか・・・。

ここまでくるともう、
自己満足の世界なんでしょうか。

傍から見ると、
のんびりのんびり作業しているように見えるトラクター。

もっとスピードをあげて、
バリバリと起こしまくればいいのにって思うんですが、
そこまでの機敏性はトラクターにはないそうです。

大きさにもよりますが、
3反の(約1000坪)田んぼ1枚で1時間ほどかかるそう。

全ての田んぼが1枚3反と仮定すると、
濱田ファームの全ての田んぼ10町(10ヘクタール)を耕起するだけで、
33時間かかる事になります。

実際には1反に満たない田んぼもありますし、
隣り合わせでない田んぼだと移動時間もかかるので、
とても33時間では終わりませんが、
それだけ時間がかかるという事です。

この時期は畦にツクシがたくさん。
可愛いな?
って思うわない事もないんですが、
ツクシってつまりはスギナなんですよね・・・。

地下茎で大繁殖していく上に、
とにかく除草が大変なスギナ。
雑草の中でもやっかいな存在です。

農家目線で見てしまうと、
とても可愛いとは思えません・・・・(笑)。

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熱湯風呂の次はプールで泳ぐ!?

2017年3月30日 5:46 PM

いつもパソコンの前に座っている私。
窓の外には雄大な北アルプスが広がっていて、
穏やかな天気です。

わ♪
春の雰囲気♪♪
暖かそう♪♪♪
と思って外に出ると、
さっ、
寒いっ!!!

すぐに事務所に戻って、
足元の暖房にあたりながらぬくぬく仕事しています。

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さて育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)について連続でお伝えしていますが、
今日は以下の工程の、

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

3:浸水の様子です。

浸種(しんしゅ)は、
文字通り種を水に浸す作業。

この前の段階では、
熱湯風呂につかっていた種籾ですが、
今度はプールでちゃぷちゃぷ泳いています。

種を水に浸して、
種籾にしっかり吸水させると、
発芽のための生理活性がそろうんだそうです。

毎日まいにち水を変えて、
新鮮な水の中で泳いでますよ~。

浸水に使う水はとにかく大量なんですが、
自噴している井戸水からくみ上げています。

この辺りは、
いたる所から水がコンコンと湧き出てくる水の豊富なエリア。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんです。

だから、
多くの家には井戸があって、、
濱田ファームも、
ビニールハウスの脇に1つ、
作業所内に2つ井戸を持っています。

作業所の井戸はちょっと水量が少ないので、
浸種用の水は、
いつもハウス脇の井戸からくみ上げています。

濱田ファームのお米は、
育苗期間中は、
このミネラルたっぷりの自噴水を使っています。

浸種で使う水はもちろん、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水!

この自噴水、、
冬でも夏でも水温はだいたい13℃くらい。

こうして水に浸して、
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになるまで、
だいたい1週間くらいでしょうか。

その後に、
4:催芽の工程に入ります!

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いい湯だな~♪ と歌えない熱湯風呂!

2017年3月29日 3:53 PM

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昨日からお伝えしている育苗作業。
育苗とは文字通りですが、
稲の苗を育てる作業。

田植えの時に必要な苗は、
ホームセンターで売っているわけではなく、
ましてや天から降ってくるわけでもなく、
5月の中旬の田植えに向けてこの時期から、
日々休む事無くせっせと準備して育てているんです!

ご存知でしたか?

あまり世間一般には知られていない育苗ですが、
その過程は以下の通り。

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

今日は、
2:消毒の作業をご紹介します!

その前にスミマセン。
今回は作業の様子を写真におさめる事ができなかったので、
去年の写真を使いまわしています。

と、
書かなければきっと、
誰も気づかなかったでしょうが。
ともかく!

これが、
種籾(たねもみ=稲の種)を消毒する機械で、
温湯消毒機といいます。

ちなみに、
年に1回しか!
大事な事なのでもう一度書きます!
年に1回だけしか!!
この機械を使いませんっ!!!!!!

それなのに、
買ったら50万円くらいでしょうか♪
まぁ、
農機具の中ではとても安いお買い物です♪♪

とはいえ、
本当に1年に1回しか使わないので、
うちはこの機械を知り合いの方からお借りしています。

この温湯消毒機にももちろん(?)、
あだ名(?)があります!

農機具には何故かあだ名がついている場合が多くて、
早苗ちゃんとかラクダ君とか、
なかなかベタなネーミングなんですが、
例にもれずこちらのあだ名も、
湯芽工房・・・。

何だか楽しそうな雰囲気がしそうな工房ですよね♪
実際には60度近くのお湯がグラグラ煮立っているので、
温湯というより熱湯注意!
の危険な作業なので楽しいわけではありません。

それでは種籾を、
温湯風呂というより熱湯風呂に、
容赦なく投入しますよ!

いい湯だな~♪
だなんて、
とても鼻歌が出てきそうにない熱湯風呂。

素手ではとても作業できないので、
ともまるもゴム手袋を着用。

この熱湯風呂消毒、
もとい、
温湯消毒という方法は、
お湯につけている時間が重要。

つけすぎると茹だってしまって、
ご飯になってしまいます。

品種ごとに違いますが、
コシヒカリは10分ほどで救出。

しっかりとお湯を切ったら、

今度はすぐに冷水へ~。
種籾もたまったもんじゃありません(笑)。

ちゃぷんちゃぷんと、
袋の中の方まで冷水が行き届くようにします。

ちなみに、
ネットの色の違いは品種の違いです。

今年は、
我が家の主力品種のコシヒカリに加えて、
去年はじめて作って大好評、
あっという間に完売になってしまったミルキークィーンも作りますよ~!

あとは、
こちらも好評の黒米と。

温湯消毒1回目はこれで終了~。

2回目は少し日をずらして、
また違う方法で行います。
またその様子は改めて。

次回は、
3:浸水の様子をお伝えする予定です!
お楽しみに!

って、
えっ?!
そんなに楽しみじゃない(笑)??

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育苗が始まりましたー!

2017年3月28日 11:46 AM

昨日までは凍えるような寒さでしたが、
今日は穏やかな一日になりそうです!
ようやく春が来たかな♪

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春といえば桜・・・・、
ではなく、
春といえば春作業!

米農家にとって、
春は1年の中で1番忙しい時期。
いよいよ今年の米作りも始まりました!

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)はこの先休みなく、
田植えが終わる5月下旬まで、
2ヵ月続きます。

長期間にわたる育苗作業、
その過程は以下の通り。

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗並べ
10:潅水と温度管理

今日は、
1:小分けの様子をお伝えしましょう!

小分けとは文字通りなのですが、
この後の作業でハンドリングしやすいように、
種籾(たねもみ=稲の種)をネット状の袋に分ける作業。

種籾はつまりは、
前の年の秋、
田んぼでたわわに実っていた稲穂についている籾(もみ)そのものです。

籾殻(もみがら)を取り除くと、
茶色い玄米になり、
精米すると白米になる。

つまり、
食べちゃうことができるお米そのものが、
種なんです!

食べちゃうとお腹におさまるだけなので、
食べずにこれを種としてまた育てるというわけ。

ちょっとわかりづらい写真ですが、
バケツの底は、
すっぽり穴があいています。

バケツを上にあげるだけで、
ザザザザーっとネットに種籾が入っていく仕組み。

簡単に小分けができちゃいます。

この日はお手伝いの方(ご近所さん)に来ていただいていたので、
小分けをおまかせ。

ともまるは、
小分けされたネットを縛って桶の中へ。

そして、
2:消毒へと続きます。

もうこのブログでは
すっかりお馴染みの作業。
愛読者(そんな方いるかしら・笑?)の方はきっと、
一度も育苗をした事がなくても、
脳内で何度も育苗をされているのではないでしょうか(笑)。

毎年まいとし、
同じ内容で飽きてしまうかもしれませんが、
お時間がもし許せば、
復習がてらお付き合いいただければ嬉しいです!

また最近このブログを読み始めた方には、
苗を育てる作業ってこうなんだ!
と新鮮な気持ちで読んでいただければ。

なるべくわかりやすい言葉で、
写真をできるだけ使って、
米作りの様子をお伝えしていければと思っております(^^)/

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