富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
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タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

玄米になったお米のその後 ~フレコン編~

2016年9月20日 4:16 PM

台風の進路も影響も心配な連休明け。
黒部も朝からザーザー雨が降っています。
寒いです。

でも、
明日はどうやら晴れ間も見えそうなので、
どうにか稲刈り再開できそうです。

きっと、
田植え?!と錯覚しそうなくらい、
水浸しの田んぼだと思いますが、
それでもやらざるをえない状況。

10月1日から新米をお客様にお届けします!
と宣言しちゃっているので、
何とか今週か来週はじめまでには稲刈りを終えて、
乾燥調製をマッハでやって、
農産物検査までたどり着きたいところです。

焦ってます。
非常に焦ってます(笑)。
はたして間に合うか?!

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

連休中も雨が続いたので、
籾すり作業(=乾燥させた籾から籾殻を取って玄米にする)がはかどりました!

各種選別機を通ってピカピカになった玄米は、
保管の為に米袋やフレコンに詰められて、
農産物検査を待ちます。

前回は、
米袋に詰める作業の様子をお伝えしたので、
今回は、
フレコンに詰める作業の様子です。

米袋にちまちま詰めていく作業は、
とにかく大変。
休めないし、
重いし。
かなりの重労働です。

でも、
このフレコン取りだと、
ものすごーく楽ちん。

ボタン1つ、
ピッとセッティングして、

フレコンをセットしちゃえば、
上からザーザーと玄米が出てきて、

見てるだけ!
自動で!!
1トンもの玄米を詰めてくれちゃうんです!!!

1トン入ったら、
あとはフォークリフトで運ぶだけ。

体にも負担はかからないし、
等級検査もスムーズです。

フレコン取り、
やめられません!

休みなく籾すり作業をしていたら、
作業所の外の籾置き場がすごい事になってました。

籾殻が、
どんどん溜まっていきます。

稲刈りが終わっても、
まだまだ続くのがこの作業。

早く新米をお届けしたい気持ちでいっぱいですが、
まずは稲刈りを終わらせて。
乾燥調製・籾すりを終わらせて。
そうして農産物検査。

1つ1つ確実に地道に。
頑張ります!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
直売・通販でお届けしています。

お待たせしております!
新米は、
10月1日頃からお届けできる予定です!!

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●新米のご予約についてはこちらをどうぞ。

玄米になったお米のその後

2016年9月16日 3:47 PM

今日も朝から稲刈り!

午前中は、
黒部のお隣り魚津の宮本みそ店さんの人気商品、
ピンクの甘酒の原料となる黒米を刈りました!

宮本さんの監視付き(笑)、
いえいえ、
宮本さんに手伝っていただいての稲刈りの様子はまた、
改めてアップしますね。


乾燥・選別を経た玄米は計量機で重さを量って、

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袋に詰めていきます!

稲刈りの真っ最中ではありますが、
ブログは昨日の続きです!

刈り取られた籾のその後の行く末
乾燥された籾のその後

と続いて、
今日は「玄米になったお米のその後」です。

玄米になりました!
さぁ、これで、
お客様へお届け!!

とはならないのが、
お米の辛いところ・・・・。


キュキュッと紐で縛って、

お米は、
消費量が減ったとはいえ日本人の主食。
お国の法律でガッチガチにいろいろ決められています。

まぁ、
少し前までは、
勝手に自由にお米を売る事さできない時代でしたからね。

今みたいに、
農家が自由に売れるようになっただけヨシとしましょう。


思いお米を高い位置に持ち上げてくれる機械に載せてから

でも、
それにはいろんな決まりごとがありまして、
農産物検査、
いわゆる等級検査を受けないと、

28年産の新米ですよー!
とか、
富山県黒部市で作られたお米ですよー!
とか、
コシヒカリだよー!
など、
表示できないという法律があります。


よっこらっしょっとパレットに積み上げていきます。

その検査を受ける為には、
これまた法律でしっかり決まっている、
検査用の袋に詰めないといけません。


この袋の中にピカピカの新米(玄米)が入ってますよー。

濱田ファームのオリジナル、
検査用の米袋。

は!
農家さん驚きの(笑)!!
20kgです!!!

一般の方にはいまいちピンとこないかもしれませんが、
通常、
お米といえば30kg!
30kgの袋に入れるのが当たり前なんです。

でも、
30kgってとにかく重いんですよねぇ。
何百袋もよっこらしょってしてると、
とにかく腰にきます。

段ボールに梱包するにも、
精米するにも、
とにかくハンドリングが悪い。


積み上げられた米袋

だから我が家は、
全国的には非常に珍しい20kgの袋をオリジナルで作って、
袋詰めしています。


そのうち作業所は米袋でいっぱいになります!

袋詰めしたお米はこの後も、
どんどんどんどん、
増えてきます。

さらに、
ここ数年は袋詰めよりもフレコン取りする事も多く、
って、
フレコン取りの様子はまた改めてお伝えしますが、
全てのお米を検査できる状態にしつつ、
稲刈りや乾燥調製を並行して行うので、
毎日バタバタです(汗)!

というわけで、
新米お届けまでの道のりはまだまだ遠く・・・。
とりあえずは、
稲刈りを早く終わらせなくては!
頑張ります!!

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乾燥された籾のその後

2016年9月15日 10:35 AM

雨が降ったりやんだり。
そんな日々ですが、
合間をぬって稲刈りをしています!

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さて、
先日のブログ「刈り取られた籾のその後の行く末」
の続きで、
今日は、
乾燥された籾(もみ)が今度は、
どういう工程を経て食べるお米になるのか。

その様子をご紹介しましょう!

一般の人がイメージする米作りとは、
もしかしたらかけ離れた世界かもしれませんが、
刈り取った籾を乾燥させてお米にする、
乾燥調製という作業風景がこれ。

たくさんの農機具に囲まれ、
それぞれの農機具が唸りをあげながらフル稼働し、
作業所の中にこもって、
人目に触れずコッソリとやっています。

いえ別に、
コソコソ隠れているわけではないんですが、
稲刈りの合間の早朝とか深夜に行われる事が多いし、
そもそも作業所内での作業なので、
一般の方の目に触れる事はほとんどありません。

さぁ、では、
ここから長いですよ?
皆さん、
覚悟はよろしいですか(笑)??

乾燥調製作業の1つ1つを、
順を追って見ていきましょう!

まず、
乾燥機で一晩かけてゆっくり乾燥された籾は、
乾燥機から排出されて、
この籾摺り機(もみすりき)という機械を通ります。

この機械を通ると、
あ~ら、
不思議!
あっという間に籾(もみ)から籾殻(もみがら)が、
ものすごいスピードではぎとられていき、
玄米(茶色いお米)になります。

ちなみに、
はぎとられた籾殻は、
作業所の外にすごい勢いで排出されます。

細かいチリと埃が舞い上がるので、
あまり近寄りたくないエリアです(笑)。

この籾殻の量がとにかくすごい事になるので、
籾殻の処分も大変です。

有効利用したい!
ところなんですが、
そんな生易しい量ではありません!!

しかも、
稲刈り中の合間をぬっての籾摺り作業なわけで、
さらにその合間をぬって籾殻を有効利用するのは、
至難の業だったりします。

ご近所の、
畑に使いたいという方にどんどん持っていっていただいたりもしていますが、
多くは田んぼに返しています。
田んぼに返すこともまぁ、
有効利用の1つかな。

さらに、
自分たちで管理できる分だけの籾殻を残しておいて、
全ての稲刈りと乾燥調製が終わった後に、
堆肥にもしています。

堆肥を作る様子はまた、
10月に入ってからでもお伝えできると思います。

籾殻の話が長くなりました・・・。
もう、
本当にとにかくこの時期は、
籾殻の山に押しつぶされそうで・・・(笑)。

話を戻して、
籾摺り機を通って玄米になったお米は次に、
石抜き機を通っていきます。

ピンとこないかもしれませんが、
この時点で玄米には、
未熟な粒はもちろん、
たくさんのゴミや石などの異物が混入しています。

それを選別して選別して選別して、
皆さまにようやくお届けできる状態の玄米になるんです。

次に、
色彩選別機と呼ばれる機械で、
主に虫食いの黒い斑点のついたお米を選別。

濱田ファームは、
通常だったら夏に2~3回散布される病害虫予防の農薬を、
一切使っていません。

使わないと当然、
お米の甘い汁を吸いに虫がたくさんついちゃいます。
これが、
斑点米と呼ばれる黒い粒になります。

この斑点米、
お米の中に混ざっているのは本来は当然の事なのですが、
白いお米が当たり前という今の世の中では、
なかなか消費者の方には受け入れられません。
だからここでしっかりと選別。

選別はするんですが、
ゴメンナサイ、
完璧には取り除けないので、
時に斑点米が混ざっている場合もあります。
ご理解いただければ幸いです。

余談なんですが、
昔は斑点米が混ざっているのはもちろん、
石も籾殻も混ざっているのはきっと、
農家の世界では当たり前だったんですよね~。

洗っている時に気づいたら取り除く、
食べてる時に気づいたら取り除く、
気づかずに食べちゃうなんて話もよく聞きました。

田舎にお住まいで、
親戚が農家でそこからお米をもらっている、
という方には、
今でも当たり前かもしれませんね。

一般の消費者の方には信じられない話でもあり、
受け入れられない話かもしれませんが、
スーパーに並んでいるお米とそうでないお米には、
少し認識の違いがあるのかなとも思います。

さらに余談ですが、
最近は種無しのブドウが人気ですよね。

そのうち種無しが当たり前になってくると、
種が入っていたらクレームとかになるのかな、
とか。
魚の骨までクレームでそうとか、
そんな事をぼんやり考える事があります。

これってきっと、
食卓と生産現場とがあまりにも違う世界にかけ離れちゃうと、
起こりうる事なのかな、
と。

農産物も魚も、
工業製品ではなくて、
自然の中で虫もゴミも菌も存在する中で作られているという事を、
消費者の方にもっとわかっていただけるよう、
私たち生産者がもう少し努力しないといけないのかな、
と。

それこそが、
食育なのかな、
と。

なーんて、
とりとめもない事を書いてしまった、
というか、
キーボードを打つ手が止まらなかったというのが正直なところですが、
その間にもお米は各種選別機を勝手に通り抜けて(笑)、
未熟な粒(小さかったり軽かったり)が選別されていき、

ピカピカの玄米になります。

いろいろ書きましたが、
斑点米が入っていてもいいとか、
石や籾が入っていても許されるとか、
そういうお話ではもちろんありません。

お客様にお届けするお米ですから、
やっぱり綺麗な状態のものにしたい。

でも、
自然の中で育った農産物だから、
完璧にはなりえない。

天候によってお米の品質だって、
その年その年によって違ってきます。

私たちはお客様に、
毎日の農作業の様子をこうしてブログでお伝えする事で、
米作りについて知っていただき、
わかっていただく事で、
食卓と生産現場を少しでも近づけていきたい。

そう思っています。

なーんて、
今日は何故か話がそれまくってしまって、
なかなか籾のその後のお話ができなかったので、
一旦ここで打ち切り!

続きはまた改めて!

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刈り取られた籾のその後の行く末

2016年9月13日 4:21 PM

今年は台風が次から次へとやって来ているような印象ですが、
でも今のところ、
黒部にはほとんどその影響がありません。

去年は、
9月に入ってからずーっと雨が降り続いて、
稲刈りはできないわ、
田んぼがぬかるむわで本当に大変でした。

今年は、
今日は雨がパラパラと降っていて稲刈りはできていませんが、
田んぼが水浸しになるほどではなく、
また明後日くらいから稲刈り再開できそうです。

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
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富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
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さて、
昨日のブログの続き。

刈り取った籾(もみ)はその後、
いったいどのような運命をたどって、
私たちが食べるお米になるのか。

籾は田んぼからすぐに、
こちらの作業所へ運搬されてきて、
乾燥機へ入れられます。

乾燥機がある方の出入り口なんですが、
元々の建物を再利用しているので、
ご覧の通りの狭さ。

稲刈り時期の超最難関は、
軽トラのギリギリ幅のこのドアを、
いかにスムーズに通り抜けるか!
しかもバックで!!

ドライバーの腕が試されます。

通り抜けちゃえば後は、
乾燥機に籾を入れるだけ。

って、
どうやって入れるかというと、

籾コンテナに、
ホースをカチッと取り付けて、

ホースのもう片方を、
乾燥機の張り込み口に置いて、

スイッチオン!
自動でコンテナから籾が排出され、

乾燥機へと吸い込まれていく、
という仕組み。

籾は一晩かけて乾燥、
保存に適した水分に調製されます。

ではその後、
乾燥された籾がどうやって玄米になるのか。
この続きは長くなるので、
また改めて~。

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
直売・通販でお届けしています。

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コシヒカリの稲刈り、本格的にスタート!

2016年9月12日 3:06 PM

今年は登熟が早いかなと思って、
早めに刈り始めたコシヒカリですが、
まだちょっと早かったようで一時中断してました。

でも、
この週末に再開!
いよいよ、
コシヒカリの刈り取りも本格的にスタートです!

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日曜日は取材も入りました。

富山の風土に向き合って生きる女性が、
カメラ片手に自らペンをとり、
自分達の日常を紹介する冊子「itona」

今回は、
非農家から農家に嫁いできた嫁シリーズとして、
私・濱田律子を取材していただきました。

が、

記者の方、
富山で生まれ育ったはずなのに、
稲刈りをちゃんと見るのは初めてだそうで、
もう、
私の事なんかよりも稲刈りに夢中(笑)!

興味津々な様子で、
稲刈りを見ていただきました。

さてどんな出来上がりになるか、
itona第5号の発売が楽しみです!

稲刈りそのものは、
秋空のもと順調に進みました!

田んぼもカッチカチに乾いているので、
ストレスフリー!

※降り続いた雨で田んぼがぬかるむと、
コンバインの操作性が極端に落ちる為、
刈り取りに時間がかかります。

時間がかかるだけでなく、
時にはコンバインが立ち往生してしまう事も。

刈り取った籾(もみ)は、
コンバインに一時的に貯められますが、
すぐにいっぱいになります。

いっぱいになったら、
軽トラに積んだ籾コンテナに排出!

ではこの籾、
その後いったいどのような運命をたどって、
私たちが食べるお米になるんでしょう。

この続きはまた改めて!

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