富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

水の中を漂う種たち

2016年4月4日 1:52 PM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

先週末、
まずは土曜日は、
いいお天気と気温上昇とで一気に桜が開花!
黒部でも例年より早い時期に、
あっという間に満開となりましたー!

そして日曜日は午後から雨。
よし!
これはチャンス!!
と農作業を切り上げて、
富山に来て10年、
はじめて桜の名所・松川ベリに出かけてきました。
雨にも負けず、
風にも負けず・・・(笑)。

その様子を、
濱田ファームのもう1つのブログ、
日々の出来事を綴る「ヒビノコト」の方にアップしましたので、
もしお時間があればのぞいてみてください♪

さて、
桜が咲こうが、
雨が降ろうが、
風が吹こうが、
こちらは休みなし!

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)、

1:小分け
2:消毒(温湯消毒→直売用・農薬による消毒→苗販売用)
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

の、
3:浸種(しんしゅ)は、
いつも朝一番、
5時起きでやる作業です。

5時。
私はとても起きれません♪

ので、
写真も撮れません♪♪♪

だから、
ここから先の写真は、
ともまる撮影です。

あー、
いいですねー、
朝早くの景色。

北アルプスの向こうから、
朝日が昇ってきます。

浸種(しんしゅ)は、
文字通り種を水に浸す作業。

1日つけたら水を変えて、
毎日新鮮で綺麗な水に浸しています。

水は、
自噴している井戸水からくみ上げています。

この辺りは、
いたる所から水がコンコンと湧き出てくる水の豊富なエリア。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんです。

だから、
多くの家に井戸を備えていて、
濱田ファームでも、
ビニールハウスの脇に1つ、
そして作業所内に2つ、
井戸があります。

作業所の井戸はちょっと水量が少ないので、
浸種用の水は、
いつもハウス脇の井戸からくみ上げています。

濱田ファームのお米は、
育苗期間中は全て!
このミネラルたっぷりの自噴水を使っています!!

浸種で使う水はもちろん、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水!!

自噴水は、
冬でも夏でも水温はだいたい13℃くらい。

水に浸して、
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになるまで、
だいたい1週間くらいでしょうか。

種を水に浸して、
種籾にしっかり吸水させると、
発芽のための生理活性がそろうとか。

さて、
そろそろ4:催芽です!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
直売・通販でお届けしています。

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日本の伝統芸・熱湯風呂がここでも!?

2016年4月1日 3:02 PM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日は前置きなし!
とっとと育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)についてお伝えしましょう!

だってですね、
いつもそうですが今日のブログも長い予定なんです!!
写真も多そうだし。

ま、
この後の私のキーボードを打つ指の機嫌と、
私のお腹の空き具合にもよりますが、
長い予感大

あっ、でも皆さん、もしかして、
長いブログは嫌いですか?
読むのめんどくさいですよね、きっと。
忙しいでしょうし時間も限られているでしょうし。

私もいつもできるだけ短く簡潔にわかりやすくブログをアップしようと思うんですが、
これが!
なかなか難しくて・・・(笑)。

きっと私の性格にはあわないんでしょうねぇ。
という事で、
これからも長くだらだら気ままに更新していこうと思います!

って、
せっかく前置きなし!って宣言したのに、
いつもより前置き部分が長くなっちゃった、てへ。

さてさて、
育苗の過程は以下の通り。

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

これから田植えが終わる5月末まで、
ずっと休みなしで続く作業です。

今日は、
2:消毒の作業の様子を見てみましょう!

これが、
種籾(たねもみ=稲の種)を消毒する機械。
温湯消毒機といいます。

ちなみに、
年に1回しか!
大事な事なのでもう一度書きます!
年に1回だけしか!!
この機械を使いませんっ!!!!!!

ぜーぜー、はーはー。
もう本当にもったいない。
普通に買ったら50万円くらいですかねぇ(さら~っと)。
まぁ、農機具の中ではとても安いお買い物です。

でも!
年に1回だけしか使わないものに、
そんなお金出せるかい!

ってなわけで、
我が家はこの機械を先輩農家さんからお借りしてます。

だって、
年に1回しか使わないんですもん。

その、
年に1回だけしか使わない(→しつこい?)農機具のあだ名(?)は、
湯芽工房。
早苗ちゃんとか、
ラクダ君とか、
農機具にありがちなネーミングなのはスルーしてください。

温湯なんて柔らかな言い方をしましたが、
実際に消毒する温度は60度なので、
はっきり言って熱湯です!

ダチョウ倶楽部の、
「おすなよ!絶対におすなよ!!」の決まり文句が聞こえてきそうですね♪

さぁ!
種籾を熱湯風呂に容赦なく投入しますよ!

ダチョウ倶楽部が入っていた熱湯風呂が、
果たして本当はどれくらい熱かったのか・・・。
それは私にはわかりませんが、
これは正真正銘の熱湯60℃ですから!
そうとう熱いです!!

素手ではとても作業できないので、
ともまるもゴム手袋を着用。

この熱湯風呂消毒、
もとい、
温湯消毒という方法は、
とにかくお湯につけている時間が重要。

つけすぎると茹だってしまって、
ご飯になってしまいます。
芽が出なくては本末転倒。

品種ごとに違いますが、
コシヒカリは10分きっかりで救出してやります。

しっかりとお湯を切ったら、

今度はすぐに冷水へ~。
種籾もたまったもんじゃないですよね(笑)。

ちゃぷんちゃぷんと、
袋の中の方まで冷水が行き届くようにします。

ちなみに、
ネットの色の違いは品種の違いです。

今年は、
コシヒカリ・黒米・イタリア米以外に、
富山県の品種のてんたかく・てんこもり、
さらに赤いお米の赤むすび、
ミルキークィーンも作っちゃおうと企み中。

ちゃんと販売できる状態になりましたらまた、
改めてお伝えしますね。

温湯消毒1回目はこれで終了~。
2回目は少し日をずらして、
そしてまた違う方法で行います。
またその様子は改めて。

次回は3:浸水の様子をお伝えします!

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懇切丁寧に育苗の過程をお・し・え・ちゃ・う♡

2016年3月31日 3:54 PM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

ここ数日だけなんですが、
娘と家の周りをジョギングしています!
というとカッコイイんですが、
走っているというよりはトボトボ歩いている、
と言う方が正しいかもしれません。

家の周りでもこの辺り、
田んぼの方へ行けば北アルプスの雄大な景色、
海の方へ行けば日本海に沈む夕陽と、
どっちに行っても絶景が待っています。
しみじみ良い所だなぁと。

娘はそんな絶景には目もくれず、
ひたすら田んぼでは土筆などの草花を摘み、
海ではシーグラスを拾う。

春の風を身体に感じて、
春の匂いをかいで、
五感でフルに春を満喫しています!

春といえば、
こちらもフルで稼働中(笑)!

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)が始まり、
この先は田植えが終わるまでの約2カ月、
毎日休みなく以下の行程が待ち構えているので、
これからしばらくはこのブログで、
育苗について懇切丁寧に教えちゃいましょう♡

育苗作業の過程は以下の通り。

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

まずは、
1:の小分けから。

ハンドリングしやすいように、
種籾(たねもみ=稲の種)をネット状の袋に分けていきます。

種籾はつまりは、
前の年の秋に田んぼでたわわに実っていた稲穂についている籾(もみ)、
そのものです!

籾殻(もみがら)を取り除くと、
茶色い玄米になり、
精米すると白米になる。

つまり、
食べちゃうことができるんですが、
食べちゃうとお腹におさまるだけなので、
食べずにこれを種としてまた育てていきます。

ハンドリングしやすいよう、
重くもなく軽くもなく。

そして、
後で計算しやすい重さに小分け。

バケツの底は、
実はすっぽり穴があいています。

バケツを上にあげるだけで、
あら不思議。
ザザザザーっとネットに種籾が入っていきます!

この方法、
実は以前このブログを読んでいただいていた農家さんから、
コメント欄で教えていただいた思い出があります。

それまでバケツをくるりとひっくり返していた労力を考えると、
この方法の素晴らしさったら!
本当に教えていただいてありがたかったです!

今でもその方、
このブログを読んでいただいていると嬉しいんだけどな♪

種籾が袋に入ったら、
袋の紐を縛って、

これで小分け完了!

以上、
育苗の過程の1:小分けでした。

いかがでしょう?
おわかりいただけましたでしょうか?

もう何年もこのブログを読んでいただいている方には、
すっかりお馴染みの作業だと思います。
でも、
復習がてらお付き合いいただければ嬉しいですし、
もし最近このブログを読み始めた方には、
苗を育てる作業ってこうなんだ!と新鮮な気持ちで読んでいただければ。

なるべくわかりやすい言葉で、
写真をできるだけ使って、
米作りの様子をお伝えしていければと思っております♪

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
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雨風吹き荒れる中で秋起こし!

2015年12月17日 9:42 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

朝から真っ暗な黒部ですが、
覚悟していた雪は今のところ降っていません。
今年は暖冬なのかもしれませんが、
油断大敵。

いつ大雪が降ってもいいように、
備えだけは万端にしておきたいと思います!

さてさて秋起こしですが、
いよいよゴールが見えてきました!

外が暗いので、
トラクターもライトを点灯しての作業。

私は、
車の外に降りる気にもなれず、
車の中から撮影。

時折激しく雨が降る中、
トラクター作業は雨に関係なく進んでいます。

今週には終わるかな。
雪が降る前に!の合言葉は、
今年は初雪が遅かったおかげで何とかなりそうです(*^^*)

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濱田ファームは、
毎年冬の期間に長期の休みを取っております。

●12月23日(水)~1月3日(日)

今年は上記の期間を予定しています。

この間にいただいたお米のご注文やお問い合わせについては、
休み明けの1月4日(月)以降、
できるだけ早くご連絡させていただきたいと思います。

定期発送のお米は、
休み期間中でもお届け致します。

また事前にお知らせいただければ、
休み期間中の日時指定でのお届けを承ります。
※発送の場合に限ります。

なお、
休み期間中ファックスの受信は停止しております。

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!

秋(?)起こしです!

2015年12月10日 9:47 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

黒部は昨日までの3日間、
とーってもいいお天気でした!

ね、
すごい絶景だと思いませんか?!

これを見ながら農作業をしている私たちですが、
そうとう恵まれている環境だなぁとつくづく思います。

とはいえ、
この時期の日本海側のお天気は、
通常は朝から暗いのが当たり前。

すごい風と雨または雪と雷、
というのがお約束です。

だからこそ、
こんないいお天気と景色に感謝して、
朝からせっせと農作業に励みます!

先日ようやく堆肥をまき終えたので、
今は秋起こし。

たとえ季節が冬に入っていたとしても、
誰が何と思おうと、
これは秋起こしなのです!!

雪が降る前にを合言葉に、
というか、
雪が降らない事を祈って、
今日もせっせと秋起こししまーす!

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濱田ファームは、
毎年冬の期間に長期の休みを取っております。

●12月23日(水)~1月3日(日)

今年は上記の期間を予定しています。

この間にいただいたお米のご注文やお問い合わせについては、
休み明けの1月4日(月)以降、
できるだけ早くご連絡させていただきたいと思います。

定期発送のお米は、
休み期間中でもお届け致します。

また事前にお知らせいただければ、
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なお、
休み期間中ファックスの受信は停止しております。

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!