富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

紙マルチ田植えからスタート!

2015年5月9日 10:48 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

この地域は、
今日9日(土)・明日10日(日)が、
田植えのピークになりそうです。

雨がポツポツ降っていて、
いまいち田植え日和ではないんですが、
週末に植えなくてはいけない兼業農家さん、
朝早くから出動されていました

そして濱田ファームは、
一昨日7日(木)から、
今年の田植えをスタートさせました!

まずは、
無農薬栽培をしている田んぼの、
紙マルチ田植えから。

黒い紙のマルチを敷き詰めながら田植えをするという、
かなり特殊な方法です。

田植え機はもちろん専用のもの。
後ろの下の方に、
紙マルチがでろ~んと出ているのが見えますでしょうか。

紙がぴろぴろ~と出てきて、
その紙に穴をあけつつ苗を植え付けていきます。

とにかく神経をつかう紙マルチ田植え、
ともまるの顔もいつになく真剣です!?

これが紙マルチ。
なかなかの長さと重さなので、
非常にハンドリングが悪いです(笑)。

この紙が、
雑草を抑えてくれつつ、
2か月くらいかけてゆっくりと土にかえっていくという、
特殊なもの。

2か月後、
さぁ!
雑草が芽を出すぞ!!
という時には、
既に稲がかなりの丈になっているので、
さすがの雑草も太刀打ちできません。

と、
理論上ではパーフェクトなんですが、
それがなかなか上手くいかないのが難しいところ。

うまく紙が敷かれていなかったり、
風に飛ばされている個所があったりすると、
もうそこからウヨウヨと雑草がジャングルを形成します。

これは、
紙マルチを田植え機にセットしている様子。

長いし重い(ついでに高い)ので、
2人がかりです。

これ、
畦でセットしているのでまだ楽ですが、
紙はいつどこできれちゃうかわかりません。

広ーい田んぼのど真ん中できれた場合、
ぬかるむ田んぼのなかで交換するわけで、
そうとうのバランス感覚が問われる田植えです。

さらには、
紙はすぐきれるので、
その都度、田植え機をとめて紙マルチを交換する。

さらにさらに、
紙マルチ田植え機は6条(6列づつ苗を植えていく)なので、
外周を2周しなくちゃいけないんです!
ってこれ、
あんまり一般の方にはよく意味がわからないですよね。

えっと、
私もうまく説明できないんですが、
とにかくとにかく、
時間が相当かかるという事なんです!

ようやく田んぼ1枚の田植えが終わって、
田んぼから田植え機が出てくるタイミングに出くわしました。

これ、
毎回はたから見ていて怖いんですが、
こうやって大の大人2人が田植え機の前に乗って、
その重みで田植え機がウィリーしないようにしてるんですよ~。

かなりの角度であがってくるので、
本当に後ろにひっくりかえっちゃうんじゃないかと、
毎回ハラハラします。

実際、
農機具の事故で多いのが、
この田んぼの出入りの時のようです。
十分に気を付けないといけませんね。

今年も無農薬の田んぼは、
前部で5枚。
1ヘクタールほどの作付けです。

無事に育ちますように★
雑草に負けませんように★★★

代かきはハローで♪

2015年5月7日 2:39 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

GWが終わり、
娘も今日からまた小学校。
と同時に、
今日は家庭訪問があったりして、
休み明けからバタバタしている濱田家です。

さぁ、
田植えに向けての田んぼ準備の3ステップ、

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くりその1荒くりその2@山の上の田んぼ(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

も、
いよいよ最終段階の3:代かきです!

代かきはハローで♪
の意味がわかるのは、
きっと関係者だけですね(笑)。

実は、
農機具音痴というか無関心の私にも、
あんまりどうでもいい事なんですが、
ともまる曰くハローは見ればすぐにわかる!
んだそうです。
そうですか、そうですか、それは良かった、
ちゃんちゃん♪

何の事かというと、
トラクターというのは、
その後部(時に前部にも)に様々な作業機をつける事により、
耕したり代かきしたり、
はたまた肥料をまいたりといろんな作業ができる、
農機具の中では珍しく(というか唯一?!)いろんな作業ができる優れものなんです。

これまで、
1:耕起と2:荒くりではロータリーという作業機をつけて作業していたんですが、
3:代かきではハローという作業機に付け替えております。

気になる方は、
前の作業の様子と比べてみてくださいね。
え?!
やっぱり気にならない???

ちなみに、
英語で書くとハローは、
Hello~!ではもちろんなく、
harrow。
辞書で調べると、
「まぐわをかける」とあるんですが、
まぐわって何・・・(笑)?
あんまり聞かない単語ですが、
土を砕く何かしらの道具だと推測されます。

ですよね~(笑)。
パッと見ただけでは、
横幅がただ違うだけのような感じなんですが、
どうやら爪の部分が全く違うんだそうです。

と、
ものすごい熱く語られたんですが、
私にロータリーとハローの爪の違いを説明されても、
正直困る

用水の水も、
勢いよくザブザブ流れています!
この水が、
米作りにとっては欠かせないものであり、
はるか昔から受け継がれてきた大切な財産。

こうやって、
用水の水を少-しだけ堰き止めて、
自分の田んぼの中へ水を入れます。

少-しだけ、
というのがものすごく大切。
自分の田んぼの事だけを考えて、
思いっきり水を堰き止めてしまうと下に流れていく水量が減ります。

そうすると、
下の田んぼの人が困る。

このさじ加減がとっても難しく、
また人間関係にも非常に影響を及ぼすわけですね、
うふふ♪

荒くりの前に田んぼに水を入れ、
その水を抜いて荒くりをし、
荒くりが終わったらまた水を入れ、
そして代かきの前にまた水を抜く。
代かきが終わったらまた水を入れ、
そして田植えの前にまた水を抜く。
田植えが終わったらまた水を入れ、
その後は、
苗の成長と共に水の量を調整していきます。

とっても手間がかかる水の管理。
ともまるは朝晩、
通常の農作業の前に1枚1枚田んぼを見て回っています。

さて、
いよいよ田植えが始まりますよ~!
頑張ります!

あ~ら~くりくり~♪

2015年5月6日 3:41 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

GW最終日、
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

私たちはもちろん、
毎日休むことなく田んぼでトラクター作業、
そしてビニールハウスでの苗管理と、
フル稼働の日々!

田んぼでは切羽詰った状態で、
田植えに向けての田んぼ準備の3ステップ、

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

の、
2:荒くりが行われていました!

これは、
早朝5時ごろ、
山の上の田んぼで撮った写真。

朝日を受けて、
トラクターが光り輝いて見えます!

ほ、
ほんとはけっこうボロボロで、
しかもドロドロなんですけどね・・・(笑)。

写真ではなかなか写らないんですが、
山の上の田んぼからは富山湾と、
はるか遠くには能登半島まで見渡せる絶景が広がります!

かなり静かな時間が流れているんだろうなぁと思われがちですが、
いえいえ、
いえいえいえいえ・・・(笑)。

この時期は、
山菜を求めて山に入る地元の方の車が、
ひっきりなしで通ります。

こちらが、
どこに車を停めようか困るくらい。

この前は、
森の中からガサガサーと音がしたんで、
熊か?それともイノシシか?!
と警戒したんですが、
出てきたのはおばあちゃんでした。

手にはたくさんのヨシナ(という山菜。ウワバミソウとも呼ばれてます)を持って、
驚いて目が点になっていたともまるに、
いる?
と聞いてきたそうです。

いる?
って聞かれたら、
いる!
って答えちゃいますよね(笑)。

さて、
荒くりも終わって今は、
最後の3:代掻きを必死でやっています!
もうすぐで田植え。
頑張らなくては!!!

温度と風、それが問題だ!

2015年5月1日 1:54 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

GW真っ最中だって世間ははやしたてていますが、
え、
でも昨日も今日も、
普通の平日ですよねぇ。
お休みの方がうらやましいです!
お天気もいいし最高ですね♪

うちの娘も明日から、
小学校がお休みに入り5連休!

これまで、
保育園の休日保育を利用して何とかGWを乗り切っていた、
超農繁期。

それが、
小学校にあがった途端に預け先がなく困っていたんですが、
小学生にもなると一人で行動できる事も多くなります。
というわけで明日から、
娘は一人で私の実家へ飛行機で行くことになりました。

ちょっと心配しつつ、
でもまぁ、
飛行機は逃げ場もないし、
到着地にお迎えがきちんと来てれば迷子になる心配もないので大丈夫でしょう。

娘もすごく楽しみにしているし、
私たちも仕事を思いっきり片づけるつもりです!

あっ、
農作業は休みなしですが、
お米のご注文・お問い合わせ対応は土日・祝日が定休日なので、
明日2日(土)~6日(水)までお休みさせてください。

さて、
3月下旬から始まった、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)の工程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編1回目・2回目)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗箱を並べる
11:潅水と温度管(苗の様子・4/21プール育苗農業女子スタイル?!・)

も、
今は最後の段階の11・潅水と温度管理中。

こちらはプール育苗ではなく、
販売用の苗の潅水中。
蛇口をひねるとミスト状の細かい水が出てくる、
自動潅水装置を使っています。

育苗は、
上記の通りとーっても時間がかかるし、
設備も農機具も人手も必要な、
大変な作業。

なので、
多くの(特に兼業)農家さんは、
苗を買って田植えをする事が多かったりします。

濱田ファームもそんな、
販売用の苗を育てて売っているんですが、
売り物の苗なので自由に栽培・管理はしません。

農協さんの指導通り、
きちんと決められた方法で栽培・管理をしています。

やっぱり売り物の苗は、
かなり気を使います~。
特に見た目・・・。

外観が綺麗な苗はやっぱり売りやすいし、
ちょっとでも葉先が枯れていたり、
背丈にムラがあったりしたらイヤなので、
ものすごく神経を使って管理しています。

特に、
ビニールハウス内の温度に気を使うわけで、
日が射しているかどうかはかなりの頻度でチェックしますし、
同時に風向きや風の強さによって、
ビニールハウスの窓を開けるタイミング、
どれくらい窓を開けるか、
ハウス両脇のどちらの窓をどれくらい開けるか、
そんな細かい管理に努めています。

そういう時に役立つのが、
この鯉のぼり。
特にこの時期ならではなので、
心も和みます~。

これぞまさに、
経験と勘がものをいう作業で、
こればっかりはちょっとマニュアルにしづらかったりします。

というわけで、
ビニールハウスの管理は、
私・濱田律子にほぼ一任されています!
育苗隊長としてこの先、
田植えが終わる5月20日頃(かな?)まで頑張ります!!

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GW期間中の休みにご注意ください!
暦通り、
2日(土)~6日(水)まで、
ご注文・お問い合わせの対応はお休みさせていただく予定です。
どうぞよろしくお願いいたします!

また、
農繁期が続いています。
農作業が忙しく、
休み以外の日でもご注文にすぐに対応できない日が多くなります。
ご注文は余裕をもってご連絡いただけると助かります。

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!

農業女子的スタイル?!

2015年4月30日 11:08 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日もいいお天気だなぁ・・・。
このお天気はいつまで続くのかなぁ・・・。

お天気がいいと、
それはそれで不安になってしまうなんて勝手ですよね。
でも、
そろそろ一雨欲しいところです。

さて、
朝一の私の仕事は、
ビニールハウスの見回り。

農業女子には欠かせない、
この帽子を颯爽とかぶって・・・(笑)。

私も一時、
この帽子がどーしてもイヤで、
アウトドア用のカッコいい帽子なんぞをかぶっていた時期もあったんですが、
農作業にはやっぱりコレだと痛感しました。

視界が悪いのが難ですが、
お日様をきちんと遮ってくれるのは、
やっぱりこの帽子♪

ビニールハウスの端から端まで歩いて、
目で見て苗に問題がないか、
水が十分にいきわたっているかを確認します。

プール育苗のハウスは、
足元水浸しなので長靴はマスト。
安定感のないプールの中、
長い長いハウスを端から端まで歩くのは、
ちょっとコツがいります。

失敗すると、
転んでビショ濡れ。
携帯なんて持っていると、
本当に悲惨です!

でも、
子どもにとってはかなり楽しいらしく、
うちの娘は水をバシャバシャいわせて走ってます。

という私も、
バシャバシャ水しぶきをあげながら、
今日もハウスの中を歩きまーす!

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GW期間中の休みにご注意ください!
暦通り、
2日(土)~6日(水)まで、
ご注文・お問い合わせの対応はお休みさせていただく予定です。
どうぞよろしくお願いいたします!

また、
農繁期が続いています。
農作業が忙しく、
休み以外の日でもご注文にすぐに対応できない日が多くなります。
ご注文は余裕をもってご連絡いただけると助かります。

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!