こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームです。
今日は朝方に雨が降ったので、
稲刈りは中止しました。
すぐに雨があがり青空は出てきたんですが、
いったん中止してしまうとモチベーションが下がりますし、
何よりお手伝いの方にまた来ていただくのも大変なので、
潔く中止!
本日はまる一日、
乾燥調製作業(=籾すり)に精を出しています!
というわけで、
お待たせいたしました!
稲刈りと違って、
今年はトラブル続出の乾燥調製の様子をお伝え致します!!
流れとしては、
この日のブログからの続きですね。
乾燥した籾のその後ってやつです。
刈り取った籾(もみ、と読みます、念のため)は、
乾燥機でゆっくりじっくり乾燥させて、
その後に籾殻(もみがら)を取り除いて、
各種選別機に通して籾以外のゴミや未熟な粒等をはじいて、
きれいな玄米だけを米袋やフレコンに入れていきます。
この行程を、
乾燥調製(調整ではありません、調製です!)作業と言います。
乾燥調製には、
そりゃーもー、
各種いろんな機械が必要でして、
上の写真がその一部なんですが、
狭い所にキューキューに配置されているのでイマイチ収まりません(^_^;)
そこで、
1つ1つの行程をじっくりと流れをおって見ていきましょう!
まずは籾すり機から。
籾から籾殻を取り除いて玄米の状態にしてくれる機械です。
今年は、
いや、思い返せば去年もだったけど、
っていうか、
毎年の事か。。。
それにしても今年はこれが頻繁にトラブル発生でストップする事数回・・・。
籾すりができないと、
当たり前ですがその先の行程に進めずで、
とても困ってます&弱ってます(笑)。
ま、
その度に修理の方に対応していただくんですが、
だいたい籾すり作業ってやつは、
稲刈りが終わった後の夜の作業なわけですよ。
1人淋しくやるわけですよ。
あっ、
私はグーグー寝てるので知らないんですが(笑)、
ともまる1人で頑張ってるんですね。
で、
そこへトラブルが発生すると、
夜遅くはさすがに修理の方を呼ぶわけにはいかず。
何とか直そうとするも直らず。
ただ時間が流れていくだけ。
で、
翌日早くに直してもらうというパターンになるわけです。
な、
長く書いちゃった・・・・。
まだ、
作業行程1枚目の写真なのに・・・。
先が思いやられる・・・・(笑)。
ここから先はでは、
手短かに!
乾燥機から排出された籾は、
この管を通って籾すり機の中へ。
そして籾すり機の中で、
ジャンジャンパリバリと轟音を立てながら、
あっという間に籾殻が取り除かれて玄米になります。
玄米は次に、
石抜き機(灰色の物体)でふるいにかけられ、
石が取り除かれます。
さらに、
粗選機で良いお米とそうでないお米をわけて、
さらにさらに、
色彩選別機で虫食いや未熟な青い粒等をはじいて、
さらにさらにさらに、
米選機で小さなお米などを選別して、
最後に計量して、
袋詰めとなります。
みな様のお手元に届くお米は、
これだけの行程を経てようやく玄米、
又はその後精米(精米の過程でさらに石抜き・割れた粒をはじきます!)しています。
うちは30kgの袋詰めを数年前からやめて、
20kgにしています。
ハンドリングが非常によく、
袋詰めする人の負担も少なく、
またお客様にも重くない!持てる!!と好評です。
袋詰めしたお米は、
パレットにきちんと積んで、
後は農産物検査(=等級検査)を受けるだけ。
全ての稲刈りが終わり、
全ての乾燥調製作業を経て、
さらに放射能検査で安全を確認して、
最後に農産物検査を受けてと、
まだまだ先は長いのですが、
10月1日からの新米販売に向けて全速力で作業を進めていきたいと思います!