富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

苗、ビニールハウスへ!

2014年4月12日 3:15 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

どうやら、
桜が見頃を迎えているらしい黒部です。
私も、
運転する車の中からチラチラとは見ているんですが、
なかなか腰を落ち着けてのんびりとはいきません。

今年も去年も来年も、
桜の時期は絶賛農繁期中の米農家です!

というのも、
5月中旬から始まる田植えに向けて、
ビニールハウスでは育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)、
田んぼではトラクター作業が、
毎日休みなしで続いているからです。

今日は、
以下の育苗作業、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
8:ハウスへの苗出しの様子。

作業所で種まきをした苗箱を、
ちょっと離れたビニールハウスへ搬入します。

積み重ねた苗箱を移動させるのは、
もちろんフォークリフト!
なんですが、

ハウスの中まで入って行ってしまうと、
せっかく均平にしたのに台無しになってしまうので、
こんな単管で作ったレールを伸ばして、

特製・自家製・お手製の、
トロッコで、

ハウスの中へ、

一気に搬入しちゃいます!

いいでしょこのアイデア♪

といっても、
共感してくれるのは農家さんだけか・・・(笑)。

そして、
ビニールハウスの中で9:出芽(しゅつが)させます。
その様子は、
また週明けくらいにでも~。

皆さまどうぞ、
良い週末をお過ごしくださいませ~。

種まきーっ!

2014年4月10日 10:42 AM

おはようございます!
4月も中旬に入り、
田植えまであと1カ月となりました!!

これからますます田植え準備で忙しくなってきますが、
田植えが終わるまで気を抜かず、
1つ1つの作業を丁寧にしっかりと進めていきたいと思います!

申し遅れました、
わたくし富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。
今年42歳です♪
うふふ♪♪♪

※疲れているだけなので気にしないでください。

さぁ、今日は、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
7:播種(はしゅ=種まき)ですよ~!

上の写真が種まきの全貌なんですが、
おわかりいただけますでしょうか?
けっこうな広い場所とたくさんの人手が必要な作業です。

種まきという響きがあまりにもかわいらしくて、
ともすれば牧歌的なイメージになりがちですが、
実際は作業所の中で誰の目にも触れずただ黙々とこなす、
地道な作業だったりします。

田植えが華々しく一般にとても認知されている作業のわりに、
この大事な大事な播種は、
あまり知られていない地味な作業かもしれませんね。

これが、
種まき専用のマシーン、
播種機(はしゅき)と呼ばれる農機具です。

専用と書くとかっこいのですが、
単に播種しかできない機械です(笑)。
でも、
これがないと種まきができません!

ベルトコンベア状になっていて、
セットされた苗箱に土を入れ種を巻き水をかけてくれる、
自動種まき装置です。

それでは次の写真から、
その種まきの様子を詳しく見ていく事にしましょう!

まずは、
苗箱(なえばこ=苗を育てる長方形の箱)をセットしていきます。

この2人、
1人はともパパなのですが、
もう1人はともパパの同級生。

同級生同士、
楽しそうにのんびりと作業してました。

まずは、
苗箱1枚1枚に白い紙を敷いていきます。

あっ、
苗箱は1枚2枚と数えます。
日本語は難しいですね。
でもこれは、
試験には出ませんのでご安心ください・・・(笑)。

その苗箱を、
播種機にセットしていきます。
とーっても単調な作業です。

世の中には、
苗箱を播種機に自動でセットしてくれる機械もあります。
さすが機械化が進んでいる米の世界!

次に土。
フレコンにたんまりと入った土を、
一定の量だけきちんと量って苗箱に入れてくれます。

さらに水。
これも決まった量。

そして種籾(たねもみ)。

最後にもう一度土をかけたら、
種まき完了!

1枚づつ苗箱をパレットに移動させます。

これをひたすら繰り返して、
この日は1100枚の苗箱に種まきをしました!

種まきが終わったらそのまま、
8:ハウスへの苗出しとなりますが、
その様子はまた明日!

種籾を乾かしてまーす!

2014年4月9日 11:18 AM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!!

さぁ、
今日も良いお天気!
気持ちが良いですよ~!!

ともまるは今日は、
田んぼでトラクター作業に頑張っているようです。
田植えまでに、
田んぼの準備の方も進めていかなくてはいけませんからね~。
頑張りどころです!

さて今日もブログでは、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の様子をお伝えしますよ★
こちらは田植えが終わるまで、
約2カ月近く続く作業です。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
6:風乾の様子。

っていっても、
特にたいした作業ではなくて、
催芽(さいが=芽を出させる)した種籾を播種(はしゅ=種まき)しやすいよう、
乾かすだけ。

洗濯機で脱水する方法も一般的、
あっ、
あくまでも農家の世界だけでの一般的ですが(笑)、
我が家は不要な洗濯機がないのでこうして、
扇風機で乾かしています。

時々ひっくり返したりしながら、
乾燥させまーす。

湿っていると、
この後の7:播種で種をまく時に、
種の量を調整しづらくなってしまうんです。
だからしっかりと。

そしていよいよ明日は!
春の一大イベントでもある播種作業の様子、
です!!?
さぁ、今年は無事に終わったかどうか?!
明日のブログでチェーックッ!!

種籾の催芽

2014年4月8日 10:10 AM

おはようございます!
良いお天気が続いている富山県黒部市の、
米専業農家・濱田ファームの嫁の濱田律子です!

実は今日は、
以下の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)の行程の中でも、
一番の山場である7:播種(はしゅ=種まき)です!

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

そんなわけで、
すごーく忙しいです!
普段優しそうに見られる(注:あくまでも見られるというだけで実際がそうだとは一言も言っておりません!)ともまるも、
心なしか顔つきがキリリと引き締まっています。
ひきつっているだけとも言えます(笑)。

お手伝いの人もたくさん来てもらっているので、
おやつ隊長でもある私は、
昨日からおやつを買いこんで準備バッチリ。
大きなアクシデントなく終わりますようにと祈っております。

実際の作業とこのブログとがリンクできていませんが、
今日は、
播種の少し前の5:催芽(さいが)の様子をお伝えします!

上の写真の機械が、
水温を一定に保ってくれる催芽機という農機具。

この桶の水の中に種籾をつけて、
芽を揃える作業の事を、
催芽と呼びます。

こんな風に、
催芽に適した温水がくるくると循環して
水温が下がったり上がったりしないよう、
一定の温度に保ってくれます。

催芽は、
温度管理がとにかく大事なんだとか。

コシヒカリは、
実は芽が出づらい品種なんだそうです。
だから、
ここでしっかりと芽を揃える事が重要です!

こんな風に、
ぷっくりと種が膨らんで、
芽が1mm程度に揃ったらOK!

それにしても毎年の事ながら、
硬い硬い殻に覆われた籾(もみ)から、
こうしてちゃんと白い芽が出てくるのはスゴイ!
と単純に感動してしまいます。
生命の神秘ですねぇ~。

さぁ、次は、
6:風乾の行程ですよ★

種籾の浸種

2014年4月4日 2:55 PM

冷たい雨が降る黒部から、
こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

ずっとお伝えしている育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)シリーズですが、
まだ!
まだまだ!!
まだまだまだ(笑)!!!
続きますよ~。

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
4:浸種(しんしゅ)。

種を水に浸して、
種籾にしっかり吸水させる作業。
これにより、
発芽のための生理活性がそろうんだとか。

毎朝5時前には起きているともまる。

朝一番の仕事は、
浸種している桶の水を変える事。

北アルプスから上ってくる太陽、
キレイですね~。
日によって季節によって、
様々な日の出を見る事ができるのも、
楽しみの1つです。

自然を、
目で耳で肌で、
五感が全てで感じられるのも、
農業の魅力かもしれませんね。

水は、
自噴している井戸水からくみ上げます。

この辺りは、
いたる所から水がコンコンと湧き出てくる水の豊富なエリア。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんです。

濱田ファームでは、
ビニールハウスの脇に1つ、
そして作業所内に2つ、
井戸を備えています。

水の恵みに感謝ですね♪

濱田ファームのお米は、
育苗期間中は全て!
このミネラルたっぷりの自噴水を使っています!!

浸種で使う水はもちろん、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水!!

自噴水は、
冬でも夏でも水温はだいたい13℃くらい。

1週間くらい水に浸して、
毎日水を交換します。
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになったら次の、
5:催芽の行程です。