富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

山の上の田んぼ

2014年4月26日 4:02 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!!

先日のスクープ投稿(?)は、
ものすごい反響で当事者の私たちがビックリしました(笑)。
濱田ファームのfacebookページには、
いいね!が殺到。
ありがとうございました!

さて、
田植えに向けての田んぼの準備、

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

ですが、
スケジュール的にはかなり追い込まれながらやっています。

ちょっと前から、
4時半起きでトラクター作業をしていますが、
このままだと田植えまでに間に合わない感じになってきました~@@

間に合わないけど、
間に合わせるしかないので、
ここ数日はともまるの友達の手を借りつつ乗り切っています。

土日の仕事がお休みの時や、
交代勤務で夜遅い仕事の時のお昼などなど、
都合の良い時に来てもらって、
作業をお願いしている状態です。

中にはトラクター作業までできる友達までいて、
しかもこれがまた上手だったりするので、
ものすごく助かってます。
というのもその友達、
今はサラリーマンですが、
元々は大農家のオペレーターですからね。
運転はお手の物なのです★

ところで、
今年から濱田ファームは、
山の上の田んぼにも作付けする事になりました。

これまでは、
海に近い地区の地元だけでやっていたんですが、
山の上の未知なる地区でも米作りをする事になりました。

知らない土地へ片道30分もかけて、
効率が悪い山の上の田んぼをするなんて絶対やめておいた方がいい、
と誰からも言われます(笑)。

でも、
人が賛成する事よりも反対する事に挑戦した方がいい、
というともまるの理念なのか何だかよくわからない考えで、
請け負うことにしました。

山の上の田んぼってどうなんだろう?
本当に効率が悪いのかな?
どんな事が待っているんだろう?
ワクワクする気持ちの方が強かったようです。

そしてもう1つ、
この田んぼの持ち主がともまるの同級生だったという事も大きな理由。

高校を卒業して以来、
会う事もなかった彼の名前をよく聞くようになったのは、
ここ数年。
なぜか共通の知り合いやお客様から、
おもしろい人がいるよ~、
会ってみるといいよ~、
と、
ずっと言われ続けていました。

山の上の土地を切り開き、
自分の手で10年かけて家を作った彼・ヤナギハラさんは、
その家の周辺の田んぼを何と!
買い取って!!
家の周りの景観を守りたいと思ったそうなんです。

田んぼを買うなんて、
それこそそんな事をする人はこの時代ほとんどいません。
買うより借りる、
がセオリーだからです。

でもヤナギハラさんは違った。
買っちゃったんですよね。
お金とか一般常識とかそんな事にはとらわれず、
田んぼを買った。

この話を聞いた時、
私は何てこの人はおもしろいんだろう!
と単純に思いました。

そして、
買ったはいいけど後の事を全く考えてない、
その無謀さにも惹かれました(笑)。

ならばうちがやりましょう(笑)!
と、
ともまるほぼ即決。

そこにもやっぱり、
お金とか一般常識とかそんな事にはとらわれず、
おもしろそうだなと思ったらやる、
ともまるがいました。

2人ともおもしろいわぁ。
と、
傍で見ている私はワクワク。
って、
私もちょっとおかしいかしら。

そうそうヤナギハラさんは以前、
カナダに住んでいた事があって、
何と私との共通の知り合いまでいる事が発覚!
黒部の山の上でまさか、
カナダの懐かしい人の話が出てくるなんて、
思いもよりませんでした。

そんなわけで、
今年から山の上の田んぼでも米作りをする事になった濱田ファーム。

まずはとりあえず1年。
来年の事はまた来年考えるとして、
どれくらい大変・困難か、
身をもって体験してきたいと思います!

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農繁期が続いています!
農作業が忙しく、
お米のご注文にすぐに対応できない日が多くなります。
ご注文は余裕をもってご連絡いただけますよう、
どうぞよろしくお願い致します!

また、
メールやファックスの対応にはお日にちをいただく場合があります。
電話が一番早くて確実です。
お急ぎの方はどうぞ、
お気軽にお電話(留守電にメッセージを入れて)くださいね!

電話 050-3430-8050
受付時間 10:00頃~18:00頃

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!

種まき~っ!2回目!

2014年4月22日 11:17 AM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

今日も、
育苗にトラクター作業にと、
田植えに向けてダーッシュ!
しています!!

さて育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)ですが、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理(その1

1回目に播種(はしゅ=種まき)した苗は、
現在ビニールハウスの中でスクスク成長しています。

そしてこれが2回目の播種!
2回目は、
主に地域の農家さんへ販売する苗で、
農協さんの指導に従った方法で育てます。

実は、
1回目と今回とでは、
大きく播種の方法を変えてみました!

上の写真が今回。
そして、
下の写真が1回目。

さぁ、
何が違うかおわかりになりますでしょうか?

一見、
同じように見えて違う点。
上から吊るされた土の入ったフレコンに注目です!

そう、
1回目のフレコンは、
1つはホイスト(ワイヤロープを用いて荷を上げ下げする簡便な荷役装置)で吊るしてありますが、
もう1つはフォークリフトを使っています。

ところが2回目は、
2つのフレコン共にホイストで吊るしました。

前からホイストが2つあったら便利なのになぁとは思っていたんですが、
うちには1つしかない・・・。
まぁ、
もう1つ用意すればいいんですが、
先立つものがない・・・。

とウダウダしていたら、
あるよ!
持っていきな!!
という方が現れて!!!

ありがたく使わせていただく事になりました。
助かりました!

これで自由になったフォークリフト。
播種した後の苗箱を積んだパレットを、
迅速に移動させる事ができるようになりました。

今までは、
苗箱が積まれたパレットがある程度の量になる度に、
播種機を止めて作業を一旦中断。
単管レール&トロッコを使い、
人力で移動させていました。

それがなくなっただけで、
作業の効率が飛躍的にアーップ!

今回は、
1400枚の苗箱に播種しました。
そしてその日のうちに、
ビニールハウスに搬入。
今は暖かいハウスの中で出芽中です。

2回目の播種が終わったところで、
春作業のピークを1つ超えた気分♪
ここまでがとにかく、
忙しかったー!

そしてこれからは、
ともまるは田植えに向けてひたすらトラクター作業、
私は田植えに向けてひたすらビニールハウスの管理と、
それぞれの作業に集中して田植え前で突っ走ります!

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濱田ファームのfacebookページも、
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毎日の濱田家の食事の様子が垣間見れる「今日のハマダ食堂」、
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目にも心にも優しい色♪

2014年4月20日 4:15 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

疲れがたまってきているここ数日、
春作業が始まってここまで休みなしで1カ月。
ちょっと気分転換に、
今日は午後からお仕事を休みました。

また明日から気持ちも新たに、
田植えが終わる5月末まで、
頑張りたいと思います!

さてさて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)作業も順調に進んでいて、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今現在は、
最後の11:潅水と温度管理の行程です。

がしかし、
これがまた長い!
田植えが終わるまで続くわけでして、
つまりは1カ月以上!!
頑張りますよ~!!!

上の写真は、
10:苗並べの後に白いシートをかぶせて、
強い日の光を遮っていたんですが、

先日、
そのシートを取り除きました!

すると、
何という事でしょう(笑)!

ちょっと前までモヤシのような白いひょろひょろの芽だったのが、
たった数日でこんなに青々とした苗になっているではありませんか!!

まだまだ小さい苗ですが、
青々としていてとても綺麗。
目にも心にも本当に優しい緑色なんですよ~。

これからもうちょっと大きくなるまで、
苗を育てる日々が続きま~す!

起こしまくり!

2014年4月19日 3:56 PM

こんにちは。
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

黒部は、
寒い週末になりましたー!
皆さまお住まいの所はいかがでしょうか?

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)ばかりお伝えしていますが、
田んぼではトラクター作業が続いています!
起こしまくっています!!

田植えに向けての田んぼの準備は、
以下の3ステップ!

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

今は、
1:耕起の段階。
トラクター作業は傍から見ているとのんびりしているように見えるんですが、
それはただ単にトラクターがそんなに機敏に動けないだけ・・・(笑)。

ゆっくりしか起こせない分、
1枚1枚の田んぼに時間がかかります。

そんなわけで、
田んぼの準備も長期にわたる作業。
田植えが始まる5月中旬まで、
そして田植えが始まっても3:代かきは並行して、
しばらく続きますよ~!

ナエナラベール!

2014年4月17日 10:55 AM

おはようございます!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!!

もう、
あっちこっちでいろんな作業が同時進行していて、
とてもこのブログではその様子をお伝えしきれません!!

昨日は播種2回目だったし、
そのずっと前からトラクター作業も始まってるし、
そういえば黒米とイタリア米の種まきもしたし、
今日なんて新しく進出した山の上の見晴らしのいい田んぼに行ってたし、
と、
ともまるも大忙しなら、
それにくっついて写真を撮る私もけっこう忙しいです・・・(^_^;)

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる事)作業も順調に進んでいて、

1:選別
2:小分け
3:消毒(温湯消毒→直売用農薬による消毒→苗販売用&農協出荷用
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
10:苗を並べるの作業風景をお伝えしたいと思います!

苗を並べるだけの作業なんですが、
ナエナラベールと書くとちょっとカッコイイ気がしませんか?
あっ、
しない・・・?
失礼しましたー!

さてこちらが、
出芽(しゅつが)した状態の苗箱。

白いひょろひょろしたモヤシみたいな物は、
もちろんモヤシではなく、
稲の芽です!

この状態にまで持ってくるのに、
上の育苗行程の1:選別から既に、
3週間近く経っています。

そしてこれからまた3週間かけて、
青々とした苗に育てていきますよ~。

さてまずは、
ブルーシートを広げて、
プールを作りながらナエナラベールします!

プール?!
と頭がこんがらがっている方もいらっしゃるかもしれませんが、
そう、プール!

といっても、
苗のプールなので、
浅い浅い小さなプールです♪

木の枠で仕切って、
そこにブルーシートを敷いて、
水が漏れないようにするんです。

簡易の苗の為のプールを作って、
そこで苗を育てる方法をプール育苗といいます。

プール育苗は、
農薬に頼らずに苗を育てる場合に非常に有効な手段。
水の中では病気が発生しづらいんだそうです。

濱田ファームでは、
直売用のお米は全てこの、
プール育苗で育てた苗を使っています★

さぁ、
プールを作りながらナエナラベール!

暑いハウスの中で、
1枚1枚(若い男性であれば2枚3枚持ちも可!)苗箱を持って、

ブルーシートの上に並べていきます。
暑いし腰も痛くなるしで、
ちょっと大変な作業です。

ビニールハウス一面に苗箱を並べたら、
後は白いシートを広げて太陽の光を遮ります。
いきなり強い光にあてると、
苗がびっくりしちゃいますからね★

さぁ、
いよいよ最後の11:潅水と温度管理!
これがまたまた長期戦で、
毎日太陽と睨めっこしながらの温度管理です!!