富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

種籾の小分け

2013年3月30日 3:30 PM

今日は娘の、
卒園式でした。
と書くと、
4月からは小学生のようですが、
いえいえ。

通っていた保育園は、
4歳児(年少)で卒園になる、
ちょっと変わった園だったのです。

5歳時(年中)からは、
同じ系列の保育園に通う事になります。
えぇ、
春休みなんてもちろんなく、
普通に4月1日から、
です。
というのも、
お伝えしている通り既に育苗が始まり、
忙しい日々に突入しているから!

この先1カ月半近く、
毎日休みなく続く育苗作業の行程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
今日は2:小分け。

上の写真の通り、
選別した種籾を小分けにして、
ネット上の袋に入れる作業です。

これで、
種籾をハンドリングしやすくなり、
この後の作業がスムーズに進みます。

既に、
3:消毒も終わっていますので、
また明日以降なるべく早くお伝えしま~す!

育苗作業が始まりました!

2013年3月29日 5:06 PM

今週は、
分刻みのスケジュールを詰め込みすぎて、
アップアップしている私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

今日も午後から1つ用事を済ませて、
今急いで家に戻ってきたけどもう既に夕方5時過ぎ。
急いでブログをアップしているけれど、
タイムリミットは5時半頃か。
6時前にギリギリ駆け込みで保育園のお迎えに行かなくちゃー。
急げ急げ!

さて昨日から、
田植えの準備の2本柱の1つ、
育苗がスタートしました!

育苗(いくびょう)、
つまり稲の苗を育てる事。
5月10日頃から予定している田植えにあわせて、
苗を育てますよ~。

この先1カ月半近く、
毎日休みなく続く育苗作業の行程は、
以下の通り。

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

今日は、
最初の1:選別の様子をお伝えします!

選別、
つまり稲の種(→詳しくはこの日の記事をどうぞ)を、
良いものと悪いものとに分けていく作業。

最近は、
手間のかかる選別作業をしない農家さんも多いようですが、
うちはおまじないの願いを込めて(笑)やってます★

まずは、
種を選別機に投入!

こちらが、
ライスグレーダーと呼ばれる選別機。
レトロな香りがプンプン漂う一品(笑)。

もちろん、
MHK会長のともまるですから、
Kしたものです。

注:MHKとは、
高価な農機具を買うのではなく、
M=もらう
H=ひろう
K=かりる
で何とかする会です。
現在会員募集中です!?

選別機で未熟な種籾はふるい落とされ、
いい種籾だけが出てきました!

これを今度は、
2:小分けしていきますよ~。
続きはまた明日!

稲の種ってな~に?!

2013年3月27日 11:41 AM

今朝も寒かった黒部。
寒がりの私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁・濱田律子は、
まだまだしばらくストーブが手放せない日々が続きそうです。

そんな中、
稲の種が到着しました~!
これが来ると、
もうどこにも逃げられません(笑)。
身動きもとれません(笑)。
ただ、
前進あるのみ!
突き進むだけ!!

さてこの稲の種、
通称、
種籾(たねもみ)。

米農家にとってはもう、
当たり前すぎるくらいの存在ではありますが、
はて、
一般社会では稲の種というのものは認識されているんだろうか?
と、
ちょっと疑問に思いました。

何せ一般サラリーマン家庭で育った私、
稲の種なんてこれまで意識せずに育ってきたわけで、
ここに嫁いできて初めて、
稲にも種というものがあったんだー、
と感動しましたもん。

という事はきっと、
稲の種というものが何かわかっていない人は、
私だけでないはず!
他にもきっとたくさんいるはず!!

というわけで、
稲の種の正体をここで、
ご紹介しましょう~!

ちなみにこの種籾、
富山県産でございます。
実は富山県は、
全国一の種籾産地。
富山県の種籾が全国に出荷されているんですね~。
種籾だけを栽培している農家さんも、
実はすごく多いんですよ~。

厳格な基準や栽培方法にのっとった種籾、
なので、
証明書やら保証書やらが何枚も入っていて、
ちょっと厳格な雰囲気が漂っております。

そして、
じゃじゃ~ん!
これが、稲の種です!!

しゃー、
そんなん当たり前やろー、
という米農家さんからの富山弁でのつっこみが聞こえてきそうですが、
たぶんこれが何か、
ちゃんと説明できる一般の方は少ないと思うんですよね~。

これ、
秋に田んぼでたわわに実っていた稲穂、
を刈り取って、
脱穀した籾(もみ)の部分です。
なので、
籾殻をとったら玄米になりますし、
精米したら白米になります。

つまり、
お米そのものが稲の種、
という事。

この1粒1粒が種であり、
種まきすると芽を出し、
成長して苗となり、
田植えされて稲株が成長して、
秋になるとたわわに実る、
というわけです。

1粒の籾から約1500粒のお米になるそうですよ~。
へぇ、
こう自分で書いていても本当にすごいわ~、
不思議だわ~、
と思うのですが、
皆さまいかがでしょうか?

えっ、
それって一般常識?!
それは大変、
失礼いたしました!!

明後日くらいからはこの種籾を、
どうやって苗にしていくのか、
じっくりと説明していきますね!

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農繁期に突入しています!

2013年3月22日 4:22 PM

今日もおかげさまで、
とても充実した1日を過ごしています!

午前中はひたすら、
メールの返信と電話対応、
そして発送の準備。

午後からはひらすら、
精米・精米・精米、
そして梱包。

忙しくても、
いや忙しいからこそ、
1つ1つ丁寧に対応しなくちゃ、
ね★

一方のともまるは、
何やら今週から農繁期に突入しているようです!
見よ(見づらいけど)、
このスケジュールを!
5月末までビッシリ!!

次の日曜日24日、
今シーズン最後のスキーの後は、
5月の下旬まで休みなしの予定をたてたようです(^_^;)
ま、
毎年の事なんで覚悟はしていますが、
2か月休みなしはやっぱり辛いわ~。

このブログの長年の読者の方はご存知の通りですが、
実は米農家にとって1年で一番忙しいのが、
田植え前の4月5月なんです!
田植えに向けて、
そりゃーもー、
必死の形相で準備をしまくります!

世間一般的には、
田植えこそが春の農作業のピーク!
と思われがちですが、
農家にとってはその田植えに向けての準備こそが、
大変だったりします。

このブログでもこれからその準備の様子をお伝えしていきますが、
4月はもう、
笑っちゃうくらい忙しいですね。
私、
このスケジュールを見ただけでクラッとしてきました(笑)。

何がそんなに忙しいかって、
4月は育苗(いくびょう=稲の苗を育てる)の一大イベント、
播種(はしゅ=種まき)があるからです!!
さぁ、
専門用語が並び始めますよ!
皆さん、
ついてきてくださいね!!

播種の前は、
温湯消毒に催芽に浸水があるでしょ、
播種の後には、
出芽に苗だしに潅水があるでしょ、
もう、
やる事山盛り♪♪♪

一般の方には、
いったい何のことやら~、
でしょうか~?

育苗と並行して、
田んぼではトラクター作業があり、
起こして代かきしてと、
田植えに間にあうよう田んぼを準備していくわけです。

そうしてようやく、
田植え!
田植えもまぁ、
忙しいっちゃー忙しいんですが、
田植えが始まるとちょっと、
ホッとしちゃいます★

この時期だけは私も、
育苗隊長としてバッチリ農作業に参加しますよ~!
その為、
どうしてもご注文の対応が遅れがちになります。
大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、
ご注文はご希望の配達日・お渡し日の、
遅くとも前日までにご連絡いただけますようよろしくお願い致します!
発送でのお届けの場合は、
どうぞ余裕をもってご連絡ください。

ご注文・お問い合わせの際には、
お電話でご連絡いただけると大変助かります。
メール・FAXの場合は、
対応にお時間をいただく場合がございます。
電話は留守電対応になってしまう事が多いのですが、
お名前とお電話番号を残していただければ、
なるべく早くご連絡させていただきます。

いろいろとお願いが多くて恐縮なのですが、
農家である事をご理解いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します!!

いよいよ!トラクター始動!!

2013年3月8日 2:12 PM

薄曇りの黒部です。
本当に曇っているのか、
それとも今流行りの物質のせいなのか、
どちらにしても今日は、
北アルプスもぼんやりと霞んでいます。

そんな中、
いよいよ今年のトラクター作業が始動!

トラクターが田んぼに出動すると、
何だか武者震いしちゃいます!!
あー、
今年もまた始まるんだなー、
と。

去年は、
壊れに壊れまくったともまる号。
さて、
今年はどうでしょう。

壊れようが壊れなかろうが、
この先5月末までしっかりと動いてもらいますよー!

トラクターは、
後部の作業機を付け替える事によって、
いろんな仕事をしてくれる優れもの。

田んぼを起こしたり代かきしたり、
肥料だって種だってまけます!

今回は、
スキという作業機で田んぼの額縁を切る、
つまり、
細い溝を掘る作業をしています。

こんな感じ。
田んぼの畦(この田んぼはコンクリートの畦です)に沿って、
細い溝が掘られているがおわかりいただけますでしょうか?

田んぼの際(きわ)の部分は、
起こす際に作業機を寄せきる事ができないので、
どうしても雑草がボーボーと残ってしまうんです。

ちょっとした雑草なんですけどね、
この辺りはそのちょっとした雑草も許してくれないエリアでもあるので、
きっちりと溝を掘って処理しています。

田んぼから田んぼへと、
トラクターが移動した後の道路は、
どうしてもこうなっちゃいます。

これだから農道は、
未舗装のままにしておいてくれれば助かるんですが、
舗装されると抜け道としてたくさんの車が通ります。
ので、
仕方なく泥の片づけという作業がもれなくついてきます・・・(笑)。

用水も、
水が勢いよく流れるようになりました!
こんなの見ちゃうと、
本当にいよいよなんだなと、
ますます武者震いです!!