富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの表道】 カテゴリの記事一覧

黒米を天日干し!

2012年9月26日 2:54 PM

ほとんどお客様の来ない(→それもどうよ・・・笑・?)お店で、
パソコンを睨みつけながら仕事をバリバリしていて、
油断してたら突然初めてのお客様が来た!
うわー、
どーしよー、
と挙動不審で怪しがられる私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

まだまだ修行が足りないな、
私。

さてさて昨日で濱田ファーム、
最後の稲刈りでした~!

いつものコンバインでバリバリ、
ではなく、
こんな風にね♪

これは、
バインダーという機械。
1条(=1列)づつではありますが、
稲を刈り取ってくれて、
さらには束ねて縛ってくれるという優れもの!

刈り取った稲は、
コシヒカリではなく黒米。

紫宝(しほう)という、
もち米の品種です。

殺菌剤・殺虫剤・化学肥料を使わずに育てた黒米は、
実に3年ぶりとなる収穫です!

その間の2年間は、
実は栽培に失敗しておりまして・・・。
うまく色づかないとか、
種から全く芽がでない、
とかもう散々でした。

そして今年、
久しぶりに収穫できるぞー!
と喜んでいるんですが、
何せ田んぼ1枚も作っちまった!!
えぇぇ、
これ全て黒米です。

こんなに作ってどうするんだ?!
と、
今からかなりビビっておりますが、
できっちまったもんはーしょーがねー(今日は江戸っ子だぜー)、
みんな、
買ってくんなー!

ともまるもバインダーが初めてなら、
お手伝いに来ていただいたタナカさんも初めて。

そもそもこのバインダー、
得意のMHKのM!
つまり、
もらってきたもの。
を、
整備して使えるようにした年代物。

最近あまり、
お見かけしませんよねぇ。

でも性能はすごいですよー。
こんな風に、
バリバリ刈り取って束ねて行ってくれるんですからー!

コンバインと違って、
田んぼの中を歩かなくてはいけませんが、
歩いた後には稲穂の束がバッタバタできあがっていきます!

バインダー、
すごいぜー!!

手刈りよりも断然早いし、
コンバインと違って、
かゆくならないし(笑)。

侮れません!!

さぁ、
次はこれを組み立てますよ。

乾燥させるために稲をかける棒を、
この辺りでは「はざ」と呼びますが、
さすがのMHK会長のともまるも「はざ」は見つけられなかった!

ので、
ホームセンターで「はざ」代わりになるこの、
「ほすべ~」を買ってきました。
それにしてもねぇ、
この名前、
ねぇ・・・。

名前はさておき、
組み立ては簡単!
現代の「はざ」は頑丈だし、
なかなか使い勝手良さそうです!

ちなみに、
MHKとは何ぞや?!
という方、
濱田ファームのHPのともまるのページをチェックです!

これが大変だった!
の、
刈り取られた稲の束運び。

広い田んぼに、
あっちこっちに散乱している束を集めて集めて、

そして、
「はざ」にかけていきます。

お手伝いのヒロキさん。
懐かしいわ~!
と、
しきりに言っておりました。

まだ、
身体がしっかりと覚えてるって。

刈っては干し、
刈っては干し、
を繰り返し、
たった1反(300坪ちょっと)の小さな田んぼを、
半日以上かけてようやく「はざ掛け」にしました。

さらにこの状態で数日、
ゆっくり時間をかけて乾燥させます。

コンバインで刈り取って、
乾燥機で乾燥させる現代農業と、
えらい違いです!

ちょっと大変だったけれども、
でも見てください、
この景色を!

非常ーっに絵になります!
これを見ると、
苦労も吹っ飛びます!!

9月下旬までの、
期間限定のはざ掛けの景色。
お近くの方は是非ご覧くださいね!

稲刈り、(一応)終わりー!

2012年9月20日 3:24 PM

午前中、
ちょっと真面目に農産物検査員としての仕事をしていた、
富山県黒部市の米専業農家の嫁・濱田ファームの、
濱田律子です!

久しぶりに(?)お堅い仕事をしたもんだから、
疲れました~。
そう私、
こう見えても農産物検査員。
お米の等級検査ができちゃうんです!
えっへん!!

農産物検査?
等級検査??
という方へ。
詳しい事はまた後日、
改めてお伝えしますね★

さてさて稲刈りですが、
今年は濱田ファーム始まって以来、
と言ってもまだ8年目ですが・・・、
とにかく、
史上最短で終わった稲刈りでしたー!

ともまるも、
堂々のガッツポーズです!

8月の出穂(しゅっすい=穂が出てくる事)が、
例年よりも早かったので予想はしていたんですが、
とにかくいつもよりも稲刈りのスタートが早かった!

うえに、
連日の好天気。
というより、
灼熱地獄でしたけどね・・・。

いつもは、
秋の長雨でなかなか思うように進まない稲刈りも、
今年は逆に、
お天気が続きすぎで籾すりする暇がないー!

おかげで、
あっという間に稲刈りが終わってしまいました★

刈り取られた後の、
ちょっと哀愁漂う田んぼ。

正確には、
23日(日曜日)に予定している、
刈り取り体験(詳細はこちら)の黒米の田んぼが1枚残っているので、
全ての稲刈りが終わったというわけではないんですが、
とりあえず、
コシヒカリは全て終了しました!

この後、
乾燥調製(刈り取った籾を玄米の状態にする事)が終わったら、
等級検査を受けて、
さらに放射能検査の結果を確認して、
全てのお米にしっかりと安全の確認がとれてから、
新米をお届けしたいと思います!

新米は、
10月1日からお届けできる予定です。
もうあと10日間ほど。
最後まで気を抜かずにガンバリマス!!

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

平成24年産新米は、
10月1日からご用意できる予定です!
ご注文方法など、
詳しくは濱田ファームのHPをご覧ください。

詳細は、
こちらのページでご確認いただけますが、
手っ取り早く問い合わせたい!
という方はご遠慮なくお電話ください♪

受付電話番号:050-3430-8050
受付時間:10時ごろ~18時ごろ
時間内でも、
農作業の為留守にしている事が多くなります。
留守電にお名前と電話番号を残していただければ、
折り返しご連絡致します!

籾すりの様子3・農業体験希望者の乱入!?

2012年9月19日 3:27 PM

ちょっとでも気を緩めると、
あっという間に風邪で寝込みそうな危うい日々を送っている、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。

えぇぇ、
昨日も夜9時に、
大量の仕事を残しつつ、
お薬飲んで寝ました。
けど、
蓄積された疲れと夏バテなんでしょうか。
まぁ、
平たく言えば「歳」ってやつなんでしょうか。
全く疲れが取れません!

忙しくてピリピリしているともまると、
疲れてドロ~ンとしている私という、
最悪の雰囲気の濱田ファームに!
何と!!

まったく恐れるそぶりも見せずに、
「あの~、農業体験したいんですが~」
とやってきた1人の若者。

本当に突然(笑)、
やってきました!
ビックリ★
でも、
こういうのって嬉しい驚きだよね。

おかげで、
ともまるはピリピリ→ピロピロに、
私はドロ~ン→キュ~ンに、
まぁ、よくわからない言い回しですが、
濱田ファームの雰囲気は間違いなく良くなりました!

実家が呉羽という大学生のショウジ君。
アメリカとカナダに留学経験まである、
礼儀正しい元野球少年。

農業体験ったって、
今できる仕事ってこの、
超地味~な籾すり作業しかないけど、
いいかしら・・・?

ちょっとヘッピリ腰気味ですが(笑)、
さすが若者!
力仕事もなんのその。

良かった~、
この日の籾すりがフレコン取りではなく、
こっちの袋取りの方で~。
正直、
助かりました~!!

ともまるにはこの、
フレコン積みが腰にかなりくるからね・・・。

この仕事、
絶対若者向き(笑)。

ねっ、
ショウジ君?!

私があまりにもカメラをカシャカシャ、
えぇぇ、
それはもう、
容赦ないスピードの連写なもんですから、
若者は照れまくりです。

そんな笑顔が、
おばちゃん(→私の事)にはキュンとくるけどね♥♥♥

最後まで、
しつこく撮りまくっちゃいました。
失礼いたしました。

本当はもっと楽しい(?)、
メジャーな(??)農業体験をしてもらえれば良かったんだけれど、
何せ飛び込みだからね(笑)。
籾すりになっちゃった。
ゴメンネ。

これで農業、
嫌いになったらどーしーよーと思いつつ、
先に言っておこう。
米作りなんてこれよりもっともっと、
地味な作業ばかりだよ。
田植えや稲刈りなんて、
1年のほんの数日。
それ以外の一般にはあまり知られていない作業の積み重ねで、
やっとお米ができるんだよ。

こんな風にね、
ドーン。

籾すり、
ずい分進みました!

これも、
昨日のタナカさん、
今日のショウジ君のおかげです。
ありがとう!!

崩れてきやしないか、
未だに一般人もどきの私はいつも、
ドキドキ。

ところでショウジ君、
まだ二十歳だってさ。
君の未来は前途洋々だー(ウラヤマシイ)!
農業の道に進むにしても、
そうでない道に進むとしても、
しっかりと自分の足で歩いていってほしいな、
と、
おばちゃんは思うのでありました。

でも、
私たちもまだ40歳だからね。
まだまだまだまだ!
私たちの未来も前途洋々だと思ってます!
私たちの道はまだ、
全然終わってないし、
これから私たちの道を私たちの足で歩いていきます!

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平成24年産新米は、
10月1日からご用意できる予定です!
ご注文方法など、
詳しくは濱田ファームのHPをご覧ください。

詳細は、
こちらのページでご確認いただけますが、
手っ取り早く問い合わせたい!
という方はご遠慮なくお電話ください♪

受付電話番号:050-3430-8050
受付時間:10時ごろ~18時ごろ
時間内でも、
農作業の為留守にしている事が多くなります。
留守電にお名前と電話番号を残していただければ、
折り返しご連絡致します!

籾すりの様子2・袋取り編

2012年9月18日 2:46 PM

昨日の「日本一」の反響が大きくて、
やっぱり宣言はやめておこうかなと思っている(笑)小心者の、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

どーしよー、
やっぱりやめておこっかなー、
いや、
思ってるだけじゃーダメなのだー、
口に出して言わないと願い事はかなわないしなー
と、
ウジウジしています★

さて、
昨日は詳しく籾すり作業の様子をお伝えいたしましたが、
今日はフレコン取りではなくて、
袋取りバージョンを。

新米シーズンはとにかく大量注文が多くて、
10袋だー20袋だー、
とまとめての配達ばかり。

フレコン取りだけではなく袋取りもしておいて、
大量注文にしっかり備えておきます。

この計量機で、
あらかじめセットしておいた重さに量りとります。

通常は30kgですが、
去年試験的にやってみた20kg取りに問題がなかったので、
今年は全ての袋取りを20kgにします。

20kgだと、
ちょっと1人では作業が追い付かないので、
お手伝いのタナカさんと一緒に仲良く(?)お仕事。

手前のタナカさんが袋のヒモを縛る係、
奥のともまるが袋をセットする係。

キレイに縛るのが、
腕の見せ所。

それを、
楽だ君(らくだくん)に乗せて、
地べたにある米袋を扱いやすい位置にまで上げてもらいます。

30kgでも20kgでも、
重いモノを上に持ち上げるは大変。
屈強な男の人でも、
何百袋・何千袋を扱うのは相当な重労働!

の前に、
腰にきますけどね!

楽だ君に持ち上げてもらった米袋を、
パレットにあらよっと積み上げていきます。

この後も数日間は、
フレコン取り・袋取りで籾すり作業が続きます~@@

9月末までに全てが終わればいいんですが、
例年通り(苦笑)終わらない可能性大!
なので、
ある程度籾すりが終わった時点で農産物検査を受けて、
早く新米お届け作業に移行したいと思います!

皆さま、
もう少々お待ち下さいませ~。

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平成24年産新米は、
10月1日からご用意できる予定です!
ご注文方法など、
詳しくは濱田ファームのHPをご覧ください。

詳細は、
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という方はご遠慮なくお電話ください♪

受付電話番号:050-3430-8050
受付時間:10時ごろ~18時ごろ
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籾すりの様子!

2012年9月17日 3:19 PM

たった今、
とある決心、
しかもそれは「日本一」という言葉がついちゃうくらい、
果てしなく大きな決心をした、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です!

えっ、何?!
と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
とりあえず今はそれどころではないくらい忙しいので、
また後日、
落ち着いてから発表しますね~。
たぶん・・・(笑)。

さて、
稲刈りは順調に進んでおりますが、
稲刈りが順調=籾すりに追われる、
というあまりにも当たり前の状況に追い込まれて、
アップアップしているともまるの籾すり作業の様子、
ここでご紹介しましょう!

お話は、
この記事(籾の行方)の続きだと思って下さい。

一晩かけてゆっくりと乾燥した籾を、
玄米の状態にする作業を「籾すり」と言います。

こちらが、
籾すりに必要な機械たち。
ですが、
一般の方には全くわかりませんよね~。
それでは、
詳しく1つ1つ見ていきましょう!

まず、
左の写真。
左奥のブルー&ホワイトのツートンカラーが素敵(?)な、
乾燥機のてっぺんから、
乾燥した籾を排出します。
これは、
スイッチオンで勝手に出てくる仕組みになってます。

排出された籾は、
右手前の緑の三角形のコンテナの中にたまります。

そして右の写真。
パイプを通って、
籾すり機という機械へ。

これがその、
籾すり機。
ガタガタウィンウィンわめきたてながら、
ロールがグルングルン回る事によって、
籾を籾殻と玄米とに分けてくれます。

どれどれ、
ちゃんと玄米になっているかチェックしてみましょう!
うん、
いい感じ。

籾殻はどこに行っちゃってるのかというと、
作業所の外へ噴射されてます。

あまりにも勢いが良すぎて、
籾殻置き場のエリアを軽~く突破。
あぁぁぁ、
後で掃除がメンドクサイ・・・。

左:これが籾殻の小山。
もっともっと大きな山に日に日に成長していきます!

右:これが籾殻。
見るからに痒そうです・・・(汗)。

さてさて、
籾すり機から出てきた玄米は、
そのままでは石やらゴミやら未熟な青い米やら、
いろんな物が混ざった状態なので、
いくつかの機械を通して選別していきます。

左:まずは石抜き機。
お米に石が混ざってたら、
絶対にイヤですよねぇ・・・。
でも、
選別機を通さないお米に、
石が混ざっているのは当然なわけで。
ここでしっかりと選別!

右:粗選機
ここでは、
粗くではありますが、
小さい粒をふるい落としていきます。

そして、
色彩選別機。

これは、
お米の粒を大きさではなく、
色で判断して虫食いの粒などを選別してくれる優れもの。
ものすごい勢いで通る玄米(写真右)を、
一瞬で判別してはじいていきます。

濱田ファームのお米は全て、
夏の病害虫予防の農薬散布をしていない為、
かなりの虫食いの粒が紛れているんですが、
それも全てここで選別してくれるというわけ。

その後さらにもう一度、
選別機を通って(写真左奥のライトブルーの機械)、
ようやくお客様にお渡しできる「玄米」の状態になります。

そこから先は、
いわゆる袋詰め(30kgの米袋に詰めていく)という作業になるんですが、
濱田ファームでは去年より、
袋詰めからフレコン取りに移行しています。

袋詰めは、
30kgの袋を何百・何千と取り扱う為、
とにかく体への負担が大きいんです!
しかもそれが、
稲刈り後の夜とかの作業になるわけですから、
尚更!!

というわけで、
我が家も去年からこんな、
大きな袋(フレコン)にお米を入れるフレコン取りをしています。

今年は意を決して、
こんな1トン取りができる設備を投入しました!

ともまるはまだ(もう?!)40歳だけど、
この先何年も米作りを続けていくのには、
絶対に必要な投資だったと思っています。

フレコンに1トン強の玄米が入ったら、
後はフォークリフトで移動させるだけ。
身体がずい分、
楽になりました!

以上が、
籾すりと呼ばれる作業になりますが、
これを稲刈りと並行してほぼ毎日、
稲刈り前と稲刈り後の朝晩に続けています!

そんなわけで、
体力もそろそろ限界。
気力だけで何とかやっている状態で~す★

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平成24年産新米は、
10月1日からご用意できる予定です!
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詳細は、
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