ほとんどお客様の来ない(→それもどうよ・・・笑・?)お店で、
パソコンを睨みつけながら仕事をバリバリしていて、
油断してたら突然初めてのお客様が来た!
うわー、
どーしよー、
と挙動不審で怪しがられる私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの嫁、
濱田律子です。
まだまだ修行が足りないな、
私。
さてさて昨日で濱田ファーム、
最後の稲刈りでした~!
いつものコンバインでバリバリ、
ではなく、
こんな風にね♪
これは、
バインダーという機械。
1条(=1列)づつではありますが、
稲を刈り取ってくれて、
さらには束ねて縛ってくれるという優れもの!
刈り取った稲は、
コシヒカリではなく黒米。
紫宝(しほう)という、
もち米の品種です。
殺菌剤・殺虫剤・化学肥料を使わずに育てた黒米は、
実に3年ぶりとなる収穫です!
その間の2年間は、
実は栽培に失敗しておりまして・・・。
うまく色づかないとか、
種から全く芽がでない、
とかもう散々でした。
そして今年、
久しぶりに収穫できるぞー!
と喜んでいるんですが、
何せ田んぼ1枚も作っちまった!!
えぇぇ、
これ全て黒米です。
こんなに作ってどうするんだ?!
と、
今からかなりビビっておりますが、
できっちまったもんはーしょーがねー(今日は江戸っ子だぜー)、
みんな、
買ってくんなー!
ともまるもバインダーが初めてなら、
お手伝いに来ていただいたタナカさんも初めて。
そもそもこのバインダー、
得意のMHKのM!
つまり、
もらってきたもの。
を、
整備して使えるようにした年代物。
最近あまり、
お見かけしませんよねぇ。
でも性能はすごいですよー。
こんな風に、
バリバリ刈り取って束ねて行ってくれるんですからー!
コンバインと違って、
田んぼの中を歩かなくてはいけませんが、
歩いた後には稲穂の束がバッタバタできあがっていきます!
バインダー、
すごいぜー!!
手刈りよりも断然早いし、
コンバインと違って、
かゆくならないし(笑)。
侮れません!!
さぁ、
次はこれを組み立てますよ。
乾燥させるために稲をかける棒を、
この辺りでは「はざ」と呼びますが、
さすがのMHK会長のともまるも「はざ」は見つけられなかった!
ので、
ホームセンターで「はざ」代わりになるこの、
「ほすべ~」を買ってきました。
それにしてもねぇ、
この名前、
ねぇ・・・。
名前はさておき、
組み立ては簡単!
現代の「はざ」は頑丈だし、
なかなか使い勝手良さそうです!
ちなみに、
MHKとは何ぞや?!
という方、
濱田ファームのHPのともまるのページをチェックです!
これが大変だった!
の、
刈り取られた稲の束運び。
広い田んぼに、
あっちこっちに散乱している束を集めて集めて、
そして、
「はざ」にかけていきます。
お手伝いのヒロキさん。
懐かしいわ~!
と、
しきりに言っておりました。
まだ、
身体がしっかりと覚えてるって。
刈っては干し、
刈っては干し、
を繰り返し、
たった1反(300坪ちょっと)の小さな田んぼを、
半日以上かけてようやく「はざ掛け」にしました。
さらにこの状態で数日、
ゆっくり時間をかけて乾燥させます。
コンバインで刈り取って、
乾燥機で乾燥させる現代農業と、
えらい違いです!
ちょっと大変だったけれども、
でも見てください、
この景色を!
非常ーっに絵になります!
これを見ると、
苦労も吹っ飛びます!!
9月下旬までの、
期間限定のはざ掛けの景色。
お近くの方は是非ご覧くださいね!