富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの裏道】 カテゴリの記事一覧

種籾の一生一度の晴れ舞台を整える!

2016年4月11日 3:00 PM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

今朝はグッと冷え込んだ黒部、
山の方では雪もうっすらと降ったようです。
春だ~♪
と油断していたらダメですね。

さてさて、
3月末からスタートした育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)、

1:小分け
2:消毒(温湯消毒→直売用・農薬による消毒→苗販売用)
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

も、
いよいよ種籾(たねもみ=稲の種)にとって、
一生の一度の晴れ舞台、
6:播種です!

播種(はしゅ=種まき)、
何だか楽しそうな響きですが、
非常に機械的な作業だったりします・・・。

とにかく、
人手と広い場所が必要。

なので、
事前準備は念入りに。

ありとあらゆる物をフォークリフトで運ぶので、
パレットだってたくさん用意しておかないと!

そして、
これがなくては始まらない苗箱(なえばこ)!

プラスティック製の長方形の箱、
これに種をまいてビニールハウスに並べて、
そして苗を育てるんです!

濱田ファームでは、
自家用と近隣の農家さんへの販売用で合計3000枚ほど、
この苗箱で苗を育てます。

つまり苗箱が3000枚必要なんですが、
これ全ていただきもの!
1枚1枚は数百円程度ですが、
何千枚ともなるとけっこうな金額になるのがこの苗箱。

もう使わないから持ってってー!
という農家さんが周りに多くて、
遠慮なく使わせていただいています。
ありがとうございます!

種まきなので、
もちろん水も必要です!

北アルプスの雪解け水が自噴している井戸水から、
たっぷりと汲んできて。

これもなくてはならない、
土!

苗箱の下に敷く土を床土(とこつち)、
種をまいて水をかけた後、
最後にかける土を覆土(ふくど)と呼びます。

そしてこちらが主役の種籾!

晴れ舞台の為に今日まで、
熱湯風呂につけられ、
冷水を浴びせられ、
ぬるい水の中を漂い、
そして洗濯機でグルングルンにされてきました。

その苦労も全て、
播種という舞台の為!!

最後に播種機。

温湯消毒器が温湯消毒する為だけの機械だったように、
催芽機が催芽する為だけの機械だったように、
播種機だって負けずに播種する為だけの機械です。

でも!
播種機はかなり優秀!

播種する為の全ての工程、
土を敷いて、
水をまいて、
種をまいて、
土をかぶせる。
全てをやってくれちゃうんですから!

舞台は整った!
あとはやるだけ!!
本番の様子はまた明日にでも!!!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
直売・通販でお届けしています。

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土がきたーっ!

2016年4月6日 4:04 PM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日はいいお天気です!
北アルプスもくっきり見えてるし、
桜も満開。
チューリップも咲き始めたらしい。
となると、
黒部の隣の隣の朝日町の、
舟川べりの桜が気になるー!

とはいえ、
今日は平日。
お仕事たんまり。
お天気がいいと農作業も切り上げられない。

ので、
せめて写真で楽しむ事にしました。

どうです、この景色!!
今日たまたまた訪れた友人から写真をお借りしました。
いやぁ、
綺麗ですよねぇ。

菜の花ももう少ししたら咲くので、
桜・チューリップ・菜の花、
そして北アルプスの雪の四重奏が楽しめるんですよ~。

まだあんまり全国的には知られていませんが、
知られるようになったらすごい人が来そう・・・。
でも大丈夫!
富山はそういう所はのんびりしているので(笑)、
PRも県外にまでは届かないでしょう(笑)。

地元の人だけでこの景色、
しっかり堪能したいと思います(笑)!

さてさて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)も、
田んぼでのトラクター作業も、
どちらも毎日休むことなく続いていますが、
そんな中、
土がドドーンと届きましたよ!

今週末はいよいよ播種(はしゅ)、
つまり種まき!

種まきというと何だか牧歌的な、
楽しそうな、
のんびりとした雰囲気が漂いますが、
いいえ!いいえいいえいいえ!!!

全くそんな種まいているような雰囲気はなく、
大の男5人が総出で休みなく、
ガシガシと機械作業のように行う、
ちょっと異様な光景だったりするんです!

そんな作業が、
一般の人には見られないよう(見られても全く問題はありませんが)、
秘密裏に(というわけでもありませんが)、
こそこそと作業所で行われます!

その種まき、
大量の土が必要になるんですが、
その土が!
この1トンもの容量が入るフレコンという大きな袋に入って、
ドカンドカンと届くんです。

1トンもあるので、
あらよっと♪
なーんて気軽に動かすことはできません!

そこでフォークリフトの登場。
っていうか、
いつでもどこでも常にフォークリフトを使うのが、
米農家の掟(でもありませんが)。

とにかく、
フォークリフトがないと、
そしてフォークリフトが運転できないと、
何も始まりません。

播種は、
種まきなんてとても書けないような機械的な作業と前述した通りですが、
人手も必要なら、
広い場所も必要です。

毎年2回にわけて播種をする濱田ファーム。
去年なにをどこにセットしたのか忘れないよう、
こんな図を記録して残しておきます。

そして、
毎年毎年、
改良点を加えていくので、
毎年毎年、
播種のセッティングの準備がスムーズになっていっています。

とはいえ、
やっぱり準備にはすごく時間がかかるわけで。

播種の当日、
来てくれるお手伝いの方にスムーズに動いていただけるよう、
入念な準備をしていますよ~。

あ、そういえば、
お手伝いの方へのおやつもたくさん買ってこなくちゃ~。
私おやつ係りなので、
この時期はあちこちのお店をかけまわって美味しいおやつを用意してます!

そこまでしなくてもいいような気もするんですが(笑)、
何か使命感に駆られて・・・。
今年も美味しいおやつを求めて走り回るぞー!

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ハウスの準備オッケー!

2016年3月29日 4:06 PM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

暖かい日が数日続いて、
富山県内でも富山市は桜が咲き始めたようです!
は、早い!

富山市はいつも早いんですが、
黒部市4はまだまだ先だと思われます。
平野部は早くても、
桜の名所の宮野山なんかは山の上だけあっていつも、
中旬以降だったような気がします。

さぁ、
今年はお花見に行けるかどうか?
毎年なんとか行こうと試みるものの、
春作業の進み具合だったりお天気の関係だったりで、
なかなか行けない年が続いています。

今年は行きたいな♪

さて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)用のビニールハウスの準備、
いよいよ大詰めです!

最初は草ボーボー
で、
もう本当に見てられない状態でしたが、
草を処理してトラクターで起こして、
それから丁寧に手作業で表面を平らにして
ここまで整いました!

さらに、
潅水(かんすい=水やり)用のホースを設置。

このホースは、
表面に細かい穴が無数にあいていて、
蛇口をひねるとミスト状に細かい水が出てくるんですよ~。

見ているだけだと気持ちよさそうなんですが、
実際に入るとずぶ濡れになりますが・・・(笑)。

さらに単管も設置。
これは、
種まきをした苗箱の山を、
ビニールハウスの中へ運ぶためのレールになります。

って、
はじめてこのブログを読む人にとっては、
???ですよね。
すみません、うまく説明できなくて。

実際の作業の様子はもちろんこのブログでお伝えしますが、
原始的かつ画期的なこのシステム(?)、
毎年多くの農家さんからお問い合わせがくるんですよ~。

ではでは、
最後の仕上げにシートを。

土だけの状態だと、
あっという間に雑草ジャングルと化して、
ビニールハウスの中で雑草を育てている状態になってしまうので、

こうやってシートを広げて、
雑草が生えないようにします。

ビニールハウスの中はとにかく暑くて、
そして埃っぽい!

ので、
作業の後の一服用に、
自噴水で缶コーヒーを冷やして。

そう、
この辺りは北アルプスの雪解け水が地中を通ってちょうど湧き出てくる、
黒部川扇状地。
水がこんこんと湧き出てくるんです!

濱田ファームではこの自噴水で、
缶コーヒーを冷やすだけでなく(当たり前だ!)
種籾の浸水から苗の潅水まで、
いろんな用途で使っています。

澄んだ自噴水を使っての育苗、
贅沢だなぁとしみじみ思います。

さ、
これでビニールハウスの準備オッケー!

お次はと、
育苗作業に入りますか。

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ハウスの中は春~♪

2016年3月24日 4:31 PM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日もちょっと冷え込んで、
まだまだ春は先だなぁと思っていたら、
明日はさらに寒くなるみたいで、
天気予報にはみぞれマーク・・・。

セーターも上着もストーブも、
まだまだお片付けできません!

さてさて、
先日の3連休はマルシェ出店で東京にいたりして、
(出店レポートはまた改めて!)
ビニールハウスの準備が中途半端な状態になってましたー。

前回のブログでは、
ハウスの中をトラクターで起こしたところまでお伝えしましたが、
起こしただけでは表面はまだ、
がったがた。

特に隅っこの方はかなりの凹凸があって、
このままの状態で苗箱(なえばこ=稲の苗を育てる長方形のプラスチック箱)をハウスに並べても、
苗箱が斜める=生育が均等にならない、
ので、
表面を平らにしてきます!

というわけで、
えっちらおっちら鍬でならしていくともまる。

ほとんど機械化が進んでいる米作りの世界では、
あんまりこういう作業はないんですが、
時には手動で頑張らないとね。

表面を平らにしながら、
大きな石などをよけて、
手のひらに豆を作りつつ、
AKB48のBGMでノリノリで、
均平にしていきますよー!

そうそう、
外はまだまだ冬の陽気ですが、
ハウスの中は春!
少しでも日が射すと一気に気温が上がって、
汗だくになりますっ!!

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春作業は育苗ハウスの片づけから!

2016年3月15日 10:57 AM

こんにちは!

無農薬・減農薬でお米を作り、
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富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

外の雰囲気が何となく春めいてきていて油断しがちですが、
まだまだ風が冷たくて厚手の上着が必要な3月中旬、
濱田ファームの今年の春作業が、
いよいよ始まりました!!

始まったその日から、
終わりを迎える5月下旬まで、
スケジュールはビッシリ。
休みのヤの字は一切ありません!

長丁場となる春作業は、
気力体力共にかなりすり減る日々となります。

そんな春作業の、
最初のお仕事はこちら!

去年の育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)が終わった5月中旬から、
約10ヵ月。
誰も何もしていないビニールハウスを片づける事!

ひと夏の間に草がボーボーに生い茂り、
その後の一冬で草が枯れ、
見るも無残な姿になっているハウスの中。

人は言います。
もったいないから何か作ればいいのに。

本当にその通り。
もったいないし、
何か作れればいいけれど。

残念ながら、
我が家には時間にも心にもその余裕はなく。
作った所で販路もない。
家庭菜園としての遊び感感覚ならまだしも、
専業農家としてきちんと考えてしまうとどうも手が出せない世界なのです。

だから、
もったいないけれど、
1年に1回この育苗の時期だけハウスを使っています。

育苗に使えるようにする為に、
まずはせっせとハウスの中をお片付け。

枯れた草を集めて、
そしてトラクターで起こしていきます。

その後大きな石やゴミを取り除いて、
トラクターが寄せきれないハウスの際(きわ)の部分は手で草を取って、
平らにしてシートを張り、
苗箱(なえばこ=育苗用の長方形の箱)を並べられる状態に整えていきます。

そういえばトラクター!
久しぶりに見たらその様子がすっかり変わっていて、
私ビックリしました!!

トラクター本体は前々からシルバーに塗装されていましたが、
ロータリー(土を起こす作業機)まで黒に塗られているではありませんか!
しかもつや消しのブラック!!

こ、怖い・・・。
怖すぎる・・・。

こんな個所にこだわりを持つ人は少ないと思いますが、
ともまる曰く、
トラクター本体の色はもちろん作業機の色もこだわりたい!
だそうで・・・。

ま、
色を変えて気分が上がれば、
きっと作業効率も上がるんでしょう。

ノリノリで楽しそうにハウスの中を起こしているともまるだったので、
ヨシとしましょう!

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●マルシェ出店のお知らせ

3月19日(土)ヒルズマルシェ@六本木アークヒルズ
10:00~14:00
※いつものカラヤン広場ではなく、
アークヒルズ隣のサウスタワーでの開催となります。

3月20日(日)青山ファーマーズマーケット@青山国連大学前
10:00~16:00

無農薬コシヒカリの小袋や量り売り、
イタリア米・米粉などを販売します。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

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マルシェ出店にともない、
その前後は直売業務をお休みします。

3月は19日(土曜日)~21日(月曜日)までお休みの予定です。
ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!

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