こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。
気持ちいい秋晴れが続く黒部。
あぁ、
立山黒部アルペンルートの紅葉は、
きっとすごーく綺麗なんだろうなぁと想像しながら、
山を見上げています。
そして、
稲刈りが終わってまだ乾燥調製作業は残っていますが、
新米お届けの期限がもうギリギリなので、
とりあえず今あるだけのお米の農産物検査です!
農産物検査、
それは、
泣く子も黙る(?)いわゆる等級検査。
お米を外観から見て、
1等や2等などと格付けする検査として知られていますが、
実際にはそれだけでなく、
量目(重さ)や荷造り及び包装(米袋やフレコン)、
そして水分含有率・被害粒の混入率・形質・などのお米の質を検査して、
産年(今年だったら27年産)・産地・銘柄(コシヒカリなど)を証明する事、
それが農産物検査です。
つまり、
この検査を受けないと、
27年産の富山県のコシヒカリですよ~!
って表示できないんです。
お米ってどんだけ消費量が減ったとしても日本人の主食。
食料を管理する意味で法律でいろいろ厳しく規制されているんですよ~。
あっ、
申し遅れました、
わたくし、
農産物検査員の濱田律子です。
数年前にこの資格を取得しました。
よくわからないまま1等2等など格付けされるのに疑問を感じ、
検査そのものを知りたい、
そしてその知識を基に米作りや直売に役立てたい、
という思いからです。
決して、
米袋にブスッと、
この穀刺(こくさし)を刺しまくりたいという不純な動機からではありません。
というわけで、
まずは勢いよくブスブスと米袋に刺しまくります!
よくテレビで見る光景ですが、
やってみると思いのほか力仕事なのですよー。
か弱い私はすぐにグッタリと疲れます・・・(^^;)
ただ刺しているというわけではもちろんなくて、
刺して何をしているのかというと、
袋の中に入っているお米を、
こうやって抜き出しているんです。
袋に穴があいてそこからお米がポロポロ落ちてくるので、
ペタリとシールをはって塞ぎます。
こうやてお米を抽出して、
さらにぽろぽろとお米がこぼれますが、
もともと袋に入っているお米の量は表示されている重さよりも重いので、
大丈夫です、ご安心ください。
抽出した玄米。
決められた量の玄米をカルトンというお皿に入れて、
目視でパッと1等2等(3等とか等外という等級もあります)と判断していきます。
つまり、
人の目の力が問われる検査だったりします。
整粒(ざっくり書くときれいな粒)の割合や、
虫に食われた斑点米、
籾(もみ)や草の種などが紛れていないか、
などなどから、
うん、これは大丈夫1等。
いや、
これは微妙かも、
もしかして2等・・・?
となると1粒1粒(!)ピンセットで、
これはいい粒、これは悪い粒とチェックする場合もあります。
あとは水分を量ったり。
通常だと水分量は15%前後でしょうか。
16%くらいあれば、
そりゃもー、
みずみずしくて美味しい新米になるんですが、
それだと保管に向かない。
保管中にカビでも生えてきたら大変なので、
どこまで乾燥させるかは非常に重要です。
等級が確定したら、
米袋にペタペタハンコ押し。
等級を判断するハンコたち。
三角とか×とか外マークのハンコは、
何かちょっとイヤな気分・・・(笑)?
二重丸(=1等)のハンコ、
無事に押されました。
基本的に等級は食味に関係ありませんが、
農協や業者さんに出荷する場合は、
この等級によって価格が変動するので、
農家にとっては重要だったりします。
濱田ファームの場合、
ほとんど全てが個人のお客様への直売になる為、
等級よりは、
「富山県の27年産のコシヒカリ」としてお客様にご案内できる事に、
大きな意味があります。
というわけで、
お待たせいたしました!
これでようやく新米お届けの準備が整いました。
既に10月3日くらいまでのお届けは、
もう予約でいっぱいいっぱいとなっています。
もし余裕があるようでしたら、
5日以降のお届けにしていただけると助かります。
どうぞよろしくお願い致します!
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お待たせいたしました!
平成27年産新米、
ただ今ご注文をお受けしております!!
ご注文方法など、
詳しくは濱田ファームのHPをご覧ください。
詳細は、
こちらのページでご確認いただけますが、
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