富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
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タンボマスターへの裏道

米作りの裏道】 カテゴリの記事一覧

芝生の播種

2013年5月29日 4:14 PM

朝からシトシトと雨が降っている黒部。
もう梅雨みたいだわ~。
って、
もしかしたら梅雨入りしてたりして?!
テレビとかを全く見ない人間なので、
わかりません(^_^;)

さて今日は、
芝生の種の播種(はしゅ=種まき)をしました~!

芝生って種から芽が出る、
って知ってました?!
私はもちろん、
知りませんでした―!

稲の苗と同じように、
播種機を使って種まきをしていますが、
稲の苗とは違って、
オンボロな播種機で種まきしています★

芝生を育ててどうするのかというと、
こうやって、
田んぼの畦に芝生を貼りつけるんです。

芝生があると、
雑草があんまり生えていこないんです!
あくまでも、
あんまり、ですけどね・・・。

雑草があんまり生えなければ、
草刈りの労力が軽減されます。
抑草シートより景観もいいかなと思って、
毎年芝生の畦を拡大している濱田ファームです!

早く全ての田んぼの畦を芝生で覆いたい!
そしたら、
草刈りをあんまりしなくても良くなる?!
あくまでも、
あんまり、ですけどね・・・。

そんな野望を抱いて、
せっせと種まき。

今日もユウキ君、
お手伝いに駆り出された上に、
私にパパラッチのように写真を撮りまくられております。

ま、
濱田ファームに来たからには、
写真にバシバシ写ってもらいますよ(笑)!

稲の播種とは違って、
当たり前だけど芝生の播種は気楽~。

芝生の種はすごく小さいので、
土と混ぜて播種しています。
なので、
苗箱に土を入れるだけの播種。

播種された苗箱を運ぶともまる。
これを、
苗と同じようにビニールハウスに搬入、
水やりをして育てていきます!

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田植えは終わりましたが、
農繁期が続いております!

農作業が忙しく、
お米のご注文にすぐに対応できない日が多くなります。
ご注文は余裕をもってご連絡いただけますよう、
どうぞよろしくお願い致します!

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メールやファックスの対応にはお日にちをいただく場合があります。
電話が一番早くて確実です。
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受付時間 10:00頃~18:00頃

ご迷惑をおかけ致しますが、
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片づけいろいろ

2013年5月25日 5:28 PM

明日は日曜日!
もちろん、
田んぼの水を見て回らなくちゃいけないという作業はあるけれど、
でも2カ月ぶりのお休み!!

娘もすごく楽しみにしていて、
どこへお出かけしようかとワクワクしています♪
動物園か公園かー、
嬉しい悩みですー♪♪

夜は、
いつもの仲間と野上がりの飲み会。
野上がりとは、
全国的にいう「早苗ぶり(さなぶり)」の事。
田植えが終わったぜー、
飲むぜー!
はじけるぜーっ!!
という会であります。
これまた楽しみ♪♪♪

さて、
田植えが終わったら終わったで、
今度はいろんな片づけがあるわけですが、
その中でも大仕事の苗箱洗いは終了!

それ以外の、
細々とした地味な片づけをしている最中です。

上の写真は、
ちょっと前まで青々とした苗が育っていたビニールハウス。
今はご覧の通りガラン。

でも、
ホースとかシートとかが散乱しているので、
それをキレイに片づけますよー。

このブルーシートは、
プール育苗で使っていたシート。
泥やら藻やらで汚れまくっているので、
まずはこれからやっつけます!

隣のハウスにえっちらおっちら運んで、
広げて、

ひたすらモップで洗います(笑)!

一緒にモップがけしてくれているのは、
お手伝いのユウキ君。
23歳の若者!

最近どんな曲が流行ってるだの、
今時の子に人気のある俳優さんって誰だの、
若者からの情報収集に余念がないともまるです(笑)。

ハウスの中でモップがけ。
これが、
米作りの隠された現実か・・・(笑)?
って、
こんな事している農家なんて、
あんまりいないと思いますけどねー。

ブルーシートをきれいに乾かして、
また来年の育苗まで作業所で保管します★

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苗箱を洗いまくるっ!

2013年5月23日 10:47 AM

まだまだ農作業がバタバタしておりますが、
同時に、
家の中もちょっといろいろありまして、
ゆっくり落ち着く時間のない濱田ファームです。

できる事から1つ1つ確実に。
忙しい時の、
私たちの呪文です(笑)。

そんなわけで、
ここ数日の作業はこれ!

これです、
これ!!

誰もやりたがらない(笑)、
苗箱洗い。

田植えとかはやっぱり、
イベント性が高い作業なので、
ちょっと興奮するんですよねぇ。
忙しいし疲れるけれど、
でも泣く子も黙る(?)田植えですから。
嫌がる人はあんまりいません。

でもこの苗箱洗い・・・。
イベント性は皆無(笑)。
忙しくないし疲れないんだけど、
でも非常につまらない・・・。
はっきりいって、
退屈な作業です・・・。

苗箱洗いとは、
説明するまでもなく(笑)、
この苗を育ててきた箱を洗う、
というただそれだけの作業。

こんな風に根っこが残っているので、
それをアラアラ~っと(富山弁?!)とって、

苗箱を洗う専用の機械、
分かりづらいかなぁ、
写真右の白×緑の機械でホースでつながってるヤツ、
これに通して仕上げ洗い。

そのまま、
白い水が入ったタンクにドボンとつけて、
消毒します。

あとは、
ハウスの中で乾かして、
また来年の春まで、
作業所の奥の方でお休みいただきます。

こっちは、
販売した苗の苗箱。
苗を買っていただいたそれぞれの農家さんが、
洗ってまとめて返却してくれるシステムです。

昨日から続いている苗箱洗い、
今日で終わるかなぁ。

ともパパ&お手伝いのコダマさんコンビで、
頑張ってもらってます!!

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ともまるの、
富山弁まるだしのツイートはこちらからフォローできます。
その時その時の、
農作業の様子やつぶやきは必見!
ブログではちょっと書けない、
本音や愚痴がのぞけるかも・・・?!

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荒くりの裏側

2013年4月26日 3:00 PM

春になってもまだまだ、
セーターも着てるし靴下もモコモコの私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

もちろん!
この時期だってヒートテックを愛用中。
冬は3枚重ね(!)のヒートテックを、
さすがにこの時期は2枚に減らしてますけどね、
えへへ♪

今日は、
寒い曇り空の黒部。
おかげで、
ビニールハウスの窓は閉めっぱなし。
ハウス管理の必要がほとんどないこんな日は、
ちょっと楽チンです♪

一方ともまるは天気に関係なく、
必死に荒くりをしています!
田植えに向けての田んぼの準備、

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

の、
2:荒くりの作業の様子は昨日お伝えいたしましたので、
今日はその作業の裏側を覗いてみましょう!

荒くりは、
田んぼの土と水を混ぜる作業の事。
田んぼにはもともと土がありますが、
水が必要!

そこで、
あらかじめ用水から田んぼに水を入れておく必要があります。
この水を入れる作業というのが、
米作りにとっては非常に重要であり、
かつものすごく時間を取られる作業でもあります。

この荒くりから始まって、
代かきには代かきに適した水の量があり、
田植えには田植えに適した水の量がある。
田植え直後にはまた水を調整してと、
しばらくは水の管理が続きます。

田んぼ1枚1枚にそれぞれ特徴があって、
水持ちの良い田んぼもあれば、
まるでザルのようにあっという間に水が抜けちゃう田んぼもある。

用水や地域の特徴もそれぞれ、
水が豊富に流れてくる用水、
水の取り合いが激しい地域、
農家さんのマナーの善し悪し、
などなど、
とにかく水!水!!水!!!
なのであります。

先日お伝えした、
田んぼに水を入れる道具
をいろいろ使って、
田んぼの中へ水を入れていきます。

まずは上の写真、
用水の流れを少しだけせき止めて、
そのちょっと上の田んぼの水口(みなくち)から、
田んぼに水が入りやすい状態にしています。

ここであんまり多くをせき止めてしまうと、
下の田んぼまで用水の水が届きづらくなるので、
ちょっとだけ、
というのがミソ。

そして、
水口のせき板をあげて、
田んぼに水を入れていきます。

こういう広い田んぼは、
水を入れるだけでもかなり時間がかかりますね~。

荒くりの前に、
1枚1枚田んぼをまわって水を入れて、
そしてまた、
1枚1枚田んぼをまわって水の量を確認して、
そしてまた、
1枚1枚田んぼをまわって水をとめる。

荒くりという作業の裏側には、
実はこんな地道な作業が隠れていました。
そしてこれは、
荒くりだけでなくこの後の全ての行程で、
必要になってくる作業でもあります。

のんびりのびのび~と見えてしまう荒くり、
ですが、
こうやって田んぼに水を入れた状態を、
きちんと事前に計算してやっているなんて!

ともまるの傍で毎日過ごしている私でも、
こうした地道な作業を見過ごしていました。
がんばってね、ともまる

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超農繁期です!!

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田んぼの水管理用の道具たち

2013年4月23日 2:24 PM

苗の管理が始まり、
そろそろ目がグルングルン回り始めた私、
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です!

多くの方から、
「これから忙しくなるね~」と声をかけていただくんですが、
いえいえ、
既にもう今!忙しいですから(笑)!!
私たち1カ月前から全力疾走をしていますから!!!
と、
これまでの育苗の過程を事細かにご説明申し上げたいところですが、
長くなるのでやめています。

「そうですね~」と答えるだけにしていますが、
つまりは世間一般的には、
米農家は田植えの時が忙しいと考えられているんでしょうねぇ。

元々このブログを始めたきっかけは、
一般的なサラリーマン家庭で育った一般ピーポーの私が、
米作りって田植えと稲刈りだけじゃなかったんだ!
その裏には世間で知られていない、
地味な作業の連続だったんだ!!と気づき、
それを多くの方に知っていただきたいという思いからでした。

だからこそ、
こうして育苗の様子をなるべく細かく、
なるべくわかりやすく、
農家の視点からではなく一般ポーポーだった過去の私の目を通して、
お伝えするようにしています★

さて今日も、
そんな一般的にはほぼ知られていない、
地味も地味!
ブログのネタにする程でもないくらい、
つまらない(笑)作業の様子をご紹介しちゃいましょう!

上の写真、
ともまるはまだ水が流れていない用水の中に立っています。
そして手に持っているもの、
これ何だかおわかりになりますでしょうか?

拡大するとこんな感じ。

ベニヤ板で、
1本1本手作りしたもの。
まぁ、
言ってみれば特注品(笑)?

だって、
それぞれの用水や、
用水を流れる水の量、
周辺の田んぼの事情、
などなどを考慮してともまるが作ったもの。

大きさも長さも1本1本、
違うんですよ~!

こうして用水にはめこんで、
流れる水を少しだけせき止めるんです。
そうして、
その手前の田んぼに水を引き込むんですねぇ。

せき止める水の量、
これがものすごく重要!
大きくせきとめればそれだけ早く田んぼに水が入りますが、
そうすると他の田んぼに水が入らない。

となると、
周りの田んぼを管理している方に迷惑をかける事になります。
この微妙な量の調整は、
地域の人間関係に大きく係わっていると言っても過言ではないでしょう(笑)。

こちらも、
田んぼに水を入れたり止めたり、
もちろん量を調整したりするのに活躍するブツ。
堰板(せきいた)と呼ばれたりしているようです。

こちらも、
ともまるによるハンドメイド(笑)。
そしてそれぞれの田んぼに合わせてカスタマイズされたもの。

なんて、
かっこ良くかけないくらい、
ベニヤと肥料が入っていた袋で簡易に作られたもんですが・・・。

田んぼの水口(みなくち)、
つまり用水から田んぼへ水を入れる個所ですが、
そこにこの板を用意しておきます。

たくさん水を入れたい時は板を抜き、
小量の時は板を少しだけ上げておく、
いれたくない時は下ろす、
と非常に原始的なやり方ですね(^_^;)

こういう小道具は、
傷んだり壊れたりしていくので、
毎年修理したり新しいのを用意します。
そうやって、
田んぼ1枚1枚の水を管理していくわけです。

ちなみに・・・。

うちのお隣の、
他の農家さんが管理されている田んぼの水口は、
こんな現代的!
いいなー、
これだったら毎年修理する必要なんてなさそうだわー。
いったい、
いくらくらいするんでしょう・・・・。

さらには、
センサーで水量をコントロールして、
自動で開け閉めできるような水口も世の中にはあるそうです。
もちろんここ黒部でも、
使っている農家さんもいらっしゃいます。

うらやましい!
けど、
ともまるはきっとセンサーを信用しきれずに、
心配で結局は田んぼを回ってそう(笑)。

以上、
田んぼの水管理用の小道具たち、
でした!

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毎日の濱田家の食事の様子が垣間見れる「今日のハマダ食堂」、
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