富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの裏道】 カテゴリの記事一覧

井ざらい? 江ざらい? パート2

2010年7月10日 4:54 PM

「井ざらい」が正しいのか、
「江ざらい」が正しいのか、
4月にも疑問を投げかけたけれど、
やっぱりよくわからず、
この地域では「えざらい」と相変わらず呼ばれています。

その「えざらい」、
米作りを続けていく上で、
とても大事な作業である用水の掃除の事ですが、
4月に続いて今日、
今年2回目の作業が行われました!

今日は、
排水の方のお掃除。
水門に農家の皆さん大集合・・・

と言いたいところですが、
人、
少ないです・・・・。
10人、
いなかったなぁ・・・。

パッと見、
平均年齢70歳くらいか。
もちろんともまるは最年少!
次はともパパか、
ってなくらい皆さんご高齢の方ばっかりで・・・・。

来年はもっと、
少なくなっちゃうんだろうなぁ。
かなり深刻な問題ですよぉっ・・・・。

フィライフィッシングにでも出かけそうな格好で、
皆さん準備オッケー!

ともまるも、
昨日1日安静にしていたし、
病院に行ってお尻に1本注射も打ってもらったし(笑)、
今日はまさに「病は気から!」と身体に鞭打って出動です!

だって、
この地域でイチバンでかいと(=富山弁でたくさん)米作っているのに、
「えざらい」お休みなんて、
絶対に許されないですからねぇ。

まるでじゃぶじゃぶ池状態で、
次から次へと用水に入っていくおじ様たち。
でも、
じゃぶじゃぶ池みたいにキレイじゃありません。

たまった泥に、
うじゃうじゃ生えてる草、
魚はスイスイ泳いでるし。

もちろんゴミもいっぱい!
おまえら~っ!
空き缶やビンを捨てるな~っ!!
と、
世の中への怒りをエネルギーに代えて、
キレイに排水路を掃除しました。

今日はお天気も良く、
日差しも強かったのでけっこう疲れたみたい。
若い(そうでもないけど・・・)ともまるでさえそうなんだから、
他の皆さんはもっと身体に堪えた事でしょう。

お疲れ様でした!

発見!ウシガエル

2010年6月4日 1:51 PM

田んぼでは、
水が入り始めた5月頃からカエルの大合唱が聞こえています。

夜、
窓を開けて涼んでいると、
カエルの鳴き声がうるさいくらい。
中でも強烈のなのは、
やっぱりウシガエルでしょう!!

そのウシガエル、
先日ともまるの農家の先輩が生け捕りにしたと聞いて、
写真におさめてきました。

で、でかい。
あの泣き声は、
この大きな体から発せられるのか・・・・。

ウシガエルって、
もっと茶色くてイボイボなのを想像していたけれど、
緑色でツルッとしていて、
けっこうかわいいかも・・・・?

苗箱洗い

2010年5月31日 4:25 PM

やっとお日様が顔を出した!
でも、
まだまだ風は冷たい。
早く暑くなれ~!
と思いつつ、
暑くなったら暑くなったでまた、
ブーブー文句を言うんだろうな。

人間って、
良くも悪くも気候に敏感だ。
ちょっと寒かったり、
ちょっと暑かったり、
ちょっと雨が長かったり、
ちょっと雨が降らなかったり、
それだけで気軽に「異常気象」。

マスコミが何だか騒ぎ立てるから、
ついついこっちもそうなのかな?
って思わせられるけれど、
よくよく考えたら、
異常気象でない年なんてないんじゃないだろうか・・・?

ここ数日、
ずっとやっていた作業、
それは、
恐怖の(笑)苗箱洗い。

育苗で使った箱を、
ただただひたすら、
何の邪念もなく、
念仏を唱えながら(ウソです!)洗う。

ものすご~く地味な作業で、
イマイチやりがいはないし、
当たり前だけれど誰も褒めてくれないし、
でも絶対にやらなくちゃいけないし、
と、
かなり心に辛い作業です(→大げさ)。

積み上げられた、
汚れた苗箱タワー。
土でも当然汚れてるけれど、
なんてったって根!
根っこ!!

箱の裏側にはびっしりと、
白くひからびた根っこがはびこってます。

この根っこが残ってると、
来春の育苗の時に苗が病気になったりする原因になるので、
きちんと洗ってやるわけですね~。

写真左:
大きな水槽の中で、
まずは苗箱を予備洗い。
根っこをあらかたブラシでかきとります。

写真右:
それから苗箱洗いの機械に通してきれいにして、
最後に殺菌すればオッケー!

洗い終わった苗箱は、
ビニールハウスの中で乾かして、
それから作業所へ戻されます。

来春まで、
ゆっくりとお休みくださいませ。

井ざらい?江ざらい?

2010年4月12日 10:27 PM

「井ざらい」なのか?
はたまた、
「江ざらい」なのか?

どちらが正しい名称なのか、
濱田ファームの永遠の謎です・・・?

本来は、
「井ざらい」が正しいみたいなのですが、
でも、
富山でもこの地区では、
「い」という単語を「え」と発音する事が多いので、
だから「いざらい」も「えざらい」とここでは言います。
だから、
「江ざらい」になったのかな?

どっちでもいいけど、
「井ざらい」とか「江ざらい」とか一体なんなのよーっ!
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

田んぼでお米を作っていく上で、
非常に重要な作業。
そして地域の人と協力して行う作業の事。

用水の掃除の事です。
一冬の間にたまったゴミや泥を、
鍬(くわ)できれいに掃除していきます。
泥なんかはけっこう重いのでかなりの重労働。

例外にもれず、
この地域も農家の高年齢化が進んでいて、
お年寄りの方には辛い作業。
かといって、
その息子さんたちの世代で参加する人もいないし。
1人、また1人、と、
年をおうごとに人が少なくなっていっています。

加えて、
今年は雨だったし・・・・。
写真撮るのも大変だったので、
この1枚だけ・・・・。

このままいくと、
近い将来この作業に参加する人がいなくなるんじゃないかと、
本気でおびえています。
長い長い水路を、
ともまる1人で掃除するなんて、
ちょっと現実的じゃーないですからねー。

耕作放棄地問題はよく取り上げられるけれど、
「井ざらい」「江ざらい」問題も、
そろそろ不気味な足音をたてて、
実はすぐそこまで来ているのかも・・・。

あぅ、
恐ろしいよ~。

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ミント増殖中!

2010年3月29日 11:41 PM

寒い日が続いています。
今朝も窓の外は雪・・・・。
もうさすがに積もる事はないとは思うけれど、
なかなかノーマルタイヤへ交換する気になれません。

さてそんな中、
先日訪ねたミント米の川上さんに教えていただいた、
ミントの増殖計画を早速実行に移しました!

本当は、
稲の苗を育てている間(5月)に、
一緒にミントも育てちゃえばいいらしいのですが、
その頃の私たち、
もう心身ともに抜け殻状態になっているのが容易に想像できる・・・・
あぅ~、いやだ~、いやだ~!

というわけで、
まだ元気な今のうちにやっつけてみる事にしました!

寒いけれど、
ビニールハウスの中では元気にミントが育っているしね★

アドバイスに従って、
育苗ポットという野菜の苗なんかを育てる、
小さく仕切られた箱でミントを増殖してみることに。

米専業農家の濱田ファーム、
この育苗ポットやらがいまいちよくわかってなかったので、
すぐさま野菜農家のS君に連絡!
期待しつつ聞いてみたら、
やっぱりいただく事ができちゃいました(笑)。
さらにさらに、
土やら水の扱いなんかの情報もゲット。

若くてかっこいっから(でも彼女募集中!?)、
あんまり農家には見えてなかったんだけれど、
やっぱりちゃんと野菜農家だった(笑)。

アドバイスに従って、
土をポットに敷きつめて、
ほんのり水で湿らせて・・・・

ミントをちょきちょき細かく切ったものを、
ずぶずぶとポットひとつひとつに挿していきます。
そう、
接木。

ミントってとにかく強いから、
こんなんでもすぐに根を張るんだとか。
さすがミント!
強いぞミント!
偉いぞミント!

最初は葉っぱがたくさんついている、
イキイキとしたミントを接木していたんだけれど、
そのうちそんな元気なミントも底をついてきたので、
茎だけとか根っこだけとか、
かわいそうな状態のミントも接木してみた(苦笑)。

はたしてこんなんでも、
根っこでてくるかなぁ~。

最後にたっぷりと水をかけて、
100穴ちょっとのポットのトレーを6箱、
用意してみました!

無事根っこが出てきたら、
今度はこれを畦に移植します!

今回は久しぶりに私も農作業に参加!
ちょっぴり腰にきたけれど、
とにかくミントの香りの爽やかなこと!!!
仕事中も思わず笑顔になります。

これが畦一面に生え揃って、
風が吹くたびにミントの香りがただようかと思うと、
想像しただけでにんまりしてしまいます。
楽しみ楽しみ♪

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