富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

米作りの裏道】 カテゴリの記事一覧

ひどすぎる無農薬の田んぼ・・・・

2010年7月24日 10:38 AM

無農薬の田んぼでのテデトール
無理することなく、
でも、
休む事もなく、
ボチボチとやってます。

そんな様子を見たともまるの農家仲間さん、
無農薬の田んぼの雑草、
そんなにひどくないんじゃない?!
とポツリ。

えぇっと、
写真ではもしかしたらわかりづらいかもしれません・・・。
が!
実際マジマジと見ちゃうと、
かなりすごいです(笑)。

それではご希望にこたえて(?)、
ひどい有様の無農薬の田んぼ、
ここで恥ずかしげもなく披露しちゃいましょう!!!
ダイジョウブカナ・・・・・

おぉぉー!
これはすごい!
と、
きっと誰もが思ったことでしょう(笑)。
もしかしたら、
えっ?!
これ稲が育ってる田んぼ?
単なる池じゃないの?
という方もいらっしゃるかもしれませんね・・・。

この田んぼ、
これはもうかなりひどい状態で、
私たちもビックリを通り越して、
爆笑しちゃってるくらいなんです、
ははははは。
収穫は全く期待できません!

実はここ、
今年から導入してみた秘密兵器・乗用の除草機の入った田んぼなんです。
雑草はもちろん、
稲までグルグルしちゃってくれたおかげで、
こんなんになっちゃいました。

あーあ、
乗用の除草機で今年は、
テデトールも楽々だぜ~♪
と思っていたのになぁ。
大失敗です。

乗用で入ったのはこの1枚だけ。
残り2枚の無農薬の田んぼは結局、
これまで同様の手押しの除草機になっちゃいました。

まっ、
毎年実験、
毎年挑戦、
だからいいんですけどね。
来年は、
乗用除草機で入る田んぼは冬期湛水をやめて、
トロトロ層をなくして機械が沈まないようにしてみようと検討中。
あとはチェーン除草でもやってみようかな。
あとはあとは、
紙マルチにも興味深々。

無農薬での米作り、
まだまだその道のりは果てしなく続きそうですっ!

——————————

平成21年産のお米、
まだありますよ~★
直売について詳しくは、
こちらをどうぞ。

井ざらい? 江ざらい? パート2

2010年7月10日 4:54 PM

「井ざらい」が正しいのか、
「江ざらい」が正しいのか、
4月にも疑問を投げかけたけれど、
やっぱりよくわからず、
この地域では「えざらい」と相変わらず呼ばれています。

その「えざらい」、
米作りを続けていく上で、
とても大事な作業である用水の掃除の事ですが、
4月に続いて今日、
今年2回目の作業が行われました!

今日は、
排水の方のお掃除。
水門に農家の皆さん大集合・・・

と言いたいところですが、
人、
少ないです・・・・。
10人、
いなかったなぁ・・・。

パッと見、
平均年齢70歳くらいか。
もちろんともまるは最年少!
次はともパパか、
ってなくらい皆さんご高齢の方ばっかりで・・・・。

来年はもっと、
少なくなっちゃうんだろうなぁ。
かなり深刻な問題ですよぉっ・・・・。

フィライフィッシングにでも出かけそうな格好で、
皆さん準備オッケー!

ともまるも、
昨日1日安静にしていたし、
病院に行ってお尻に1本注射も打ってもらったし(笑)、
今日はまさに「病は気から!」と身体に鞭打って出動です!

だって、
この地域でイチバンでかいと(=富山弁でたくさん)米作っているのに、
「えざらい」お休みなんて、
絶対に許されないですからねぇ。

まるでじゃぶじゃぶ池状態で、
次から次へと用水に入っていくおじ様たち。
でも、
じゃぶじゃぶ池みたいにキレイじゃありません。

たまった泥に、
うじゃうじゃ生えてる草、
魚はスイスイ泳いでるし。

もちろんゴミもいっぱい!
おまえら~っ!
空き缶やビンを捨てるな~っ!!
と、
世の中への怒りをエネルギーに代えて、
キレイに排水路を掃除しました。

今日はお天気も良く、
日差しも強かったのでけっこう疲れたみたい。
若い(そうでもないけど・・・)ともまるでさえそうなんだから、
他の皆さんはもっと身体に堪えた事でしょう。

お疲れ様でした!

発見!ウシガエル

2010年6月4日 1:51 PM

田んぼでは、
水が入り始めた5月頃からカエルの大合唱が聞こえています。

夜、
窓を開けて涼んでいると、
カエルの鳴き声がうるさいくらい。
中でも強烈のなのは、
やっぱりウシガエルでしょう!!

そのウシガエル、
先日ともまるの農家の先輩が生け捕りにしたと聞いて、
写真におさめてきました。

で、でかい。
あの泣き声は、
この大きな体から発せられるのか・・・・。

ウシガエルって、
もっと茶色くてイボイボなのを想像していたけれど、
緑色でツルッとしていて、
けっこうかわいいかも・・・・?

苗箱洗い

2010年5月31日 4:25 PM

やっとお日様が顔を出した!
でも、
まだまだ風は冷たい。
早く暑くなれ~!
と思いつつ、
暑くなったら暑くなったでまた、
ブーブー文句を言うんだろうな。

人間って、
良くも悪くも気候に敏感だ。
ちょっと寒かったり、
ちょっと暑かったり、
ちょっと雨が長かったり、
ちょっと雨が降らなかったり、
それだけで気軽に「異常気象」。

マスコミが何だか騒ぎ立てるから、
ついついこっちもそうなのかな?
って思わせられるけれど、
よくよく考えたら、
異常気象でない年なんてないんじゃないだろうか・・・?

ここ数日、
ずっとやっていた作業、
それは、
恐怖の(笑)苗箱洗い。

育苗で使った箱を、
ただただひたすら、
何の邪念もなく、
念仏を唱えながら(ウソです!)洗う。

ものすご~く地味な作業で、
イマイチやりがいはないし、
当たり前だけれど誰も褒めてくれないし、
でも絶対にやらなくちゃいけないし、
と、
かなり心に辛い作業です(→大げさ)。

積み上げられた、
汚れた苗箱タワー。
土でも当然汚れてるけれど、
なんてったって根!
根っこ!!

箱の裏側にはびっしりと、
白くひからびた根っこがはびこってます。

この根っこが残ってると、
来春の育苗の時に苗が病気になったりする原因になるので、
きちんと洗ってやるわけですね~。

写真左:
大きな水槽の中で、
まずは苗箱を予備洗い。
根っこをあらかたブラシでかきとります。

写真右:
それから苗箱洗いの機械に通してきれいにして、
最後に殺菌すればオッケー!

洗い終わった苗箱は、
ビニールハウスの中で乾かして、
それから作業所へ戻されます。

来春まで、
ゆっくりとお休みくださいませ。

井ざらい?江ざらい?

2010年4月12日 10:27 PM

「井ざらい」なのか?
はたまた、
「江ざらい」なのか?

どちらが正しい名称なのか、
濱田ファームの永遠の謎です・・・?

本来は、
「井ざらい」が正しいみたいなのですが、
でも、
富山でもこの地区では、
「い」という単語を「え」と発音する事が多いので、
だから「いざらい」も「えざらい」とここでは言います。
だから、
「江ざらい」になったのかな?

どっちでもいいけど、
「井ざらい」とか「江ざらい」とか一体なんなのよーっ!
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

田んぼでお米を作っていく上で、
非常に重要な作業。
そして地域の人と協力して行う作業の事。

用水の掃除の事です。
一冬の間にたまったゴミや泥を、
鍬(くわ)できれいに掃除していきます。
泥なんかはけっこう重いのでかなりの重労働。

例外にもれず、
この地域も農家の高年齢化が進んでいて、
お年寄りの方には辛い作業。
かといって、
その息子さんたちの世代で参加する人もいないし。
1人、また1人、と、
年をおうごとに人が少なくなっていっています。

加えて、
今年は雨だったし・・・・。
写真撮るのも大変だったので、
この1枚だけ・・・・。

このままいくと、
近い将来この作業に参加する人がいなくなるんじゃないかと、
本気でおびえています。
長い長い水路を、
ともまる1人で掃除するなんて、
ちょっと現実的じゃーないですからねー。

耕作放棄地問題はよく取り上げられるけれど、
「井ざらい」「江ざらい」問題も、
そろそろ不気味な足音をたてて、
実はすぐそこまで来ているのかも・・・。

あぅ、
恐ろしいよ~。

——————————

お米の直売については、こちらをどうぞ。