富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
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米作りの裏道】 カテゴリの記事一覧

雪がないので農作業してます!

2020年1月14日 5:13 PM

暖冬です!
と書いちゃうといきなり大雪が降りそうで怖いのですが、
それにしても暖かい冬です。

なにより、
雪がほとんど全く降っていません!!

生活するのには本当に楽で助かるのですが、
ここまで雪がないと微妙に不安な気持ちになります・・・。

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

そして、
まいにち食べるお米の事をもっともっと知ってもらえたら、
よりお米を美味しく食べてもらえるのでは?
笑顔になってもらえるのでは??
そういう気持ちでいます。

例年だと、
この時期は作業所にこもって農機具の整備に専念しているんですが、
こんなにお天気がいいと、
気持ちが落ち着かずについ、そう、ついつい、
田んぼに出てしまいます。

そこが農民の性と申しましょうか・・・。
晴れているのに外で作業をしていないと、
どうしようもない罪悪感にかられるわけです。

というわけで、
田んぼに米ぬかをまいてみました。

毎日まいにち、
大量のお米を精米するので米ぬかもたんまり出ます。

一応、念のため。
玄米(茶色いお米)を精米して白米(白いお米)にする過程で、
米ぬかが約1割でてきます。

例えば、
10kgの玄米を精米すると、
9kgの白米と、
1kgの米ぬかになります。

日によっても違いますが、
毎日100kg~300kgくらいのお米を精米するので、
米ぬかも毎日10kg~30kgくらい出てきます。

この米ぬかにこそ実は栄養がたっぷり含まれているんですが、
人というのは贅沢なもので、
美味しい白い部分だけを食べちゃうんですよね。

それはそれとして、
米ぬかを何か有効利用しないともったいないんですが、
何せ大量で扱いに困る(すぐに傷む)ので、
こうして田んぼに返してあげる事しかできていません。

田んぼから出てきたものだから、
田んぼに返す。
自然かな、とも感じています。

いつもは、
バリバリと凍った田んぼなのに、
この冬はやっぱり暖かい。

そのうち、
畔に草が生えてくるんじゃないかと気が気じゃありません。
草刈りだけはしたくないです(笑)。

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
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堆肥まき、終わりました!

2019年11月29日 11:09 AM

目の前の山の雪が、
ちょっと前まで山頂付近だけだったのに、
少しづつ少しづつ下りてきて、
今朝なんてもうすぐそこに白い線があって、
あぁぁ・・・(言葉にならない)。

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よりお米を美味しく食べてもらえるのでは?
笑顔になってもらえるのでは??
そういう気持ちでいます。

10月下旬からせっせと田んぼで作業していた、
堆肥散布。

自家製の籾殻(もみがら)堆肥に続いて、
先輩の酪農家さんからいただく完熟した牛ふん堆肥も、

全てまき終わりましたー!

な、長かった・・・。

けれど、
ここからもうひと頑張り!

今度は、
トラクターで秋起こしです!!

毎年の事ですが、
季節はもう秋から冬に入っているので、
秋起こしという言葉が微妙に当てはまらないような気もしますが(笑)、
田んぼに雪が降る前に、
何とか秋起こしを終えたいです!

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堆肥をまく日々です!

2019年11月19日 10:52 AM

暴風が吹き荒れる黒部。
昨日はフェーン現象だったのか、
この時期にしては熱い風でした。

うってかわって今日はは冷え込みが厳しくなっています。
いよいよ、
冬タイヤへの交換が必要な時期に入るようです。

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さて、
ブログ更新がものすごく滞っているので、
全く農作業していないかのような秋になってしまいましたが(笑)、
お天気が悪くなければ田んぼに出ている日々が続いています!

先日お伝えした、
自家製の堆肥(たいひ)もホコホコに仕上がって、
10月下旬から田んぼにまいています。

これは、
堆肥をまく為(だけしか使えない・笑)の、
マニュアスプレッダーという農機具。

かなりレトロ(もちろん中古です!)で、
時々不機嫌になって田んぼの真ん中で立ち往生する事もしばしば。

でも、
他の農機具がいかつい仕様になっているのとは対照的に、
可愛らしいフォルムにほっこりする外観で、
私は好きです。

こんな素晴らしい景色を眺めながら、
ひたすら堆肥をまく。
本当に幸せだなって思います。

堆肥は、
化学肥料と違って即効性は全くありませんが、
土づくりの一環として、
また、
籾殻(もみがら)を有効に活用して田んぼに返すと考えて、
頑張って続けています。

9月に刈り取った稲株から、
また新たに葉っぱが生えてきていて、
田んぼが青々としています。

葉っぱだけではなく、
稲穂をつける株まであるんですよ~。
稲の生命力の強さを感じます。

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自家製堆肥(たいひ)作り!

2019年11月8日 4:11 PM

グッと冷え込む朝晩になりました。

窓から見える北アルプスの山頂は、
もう真っ白。
紅葉も山裾まで下りてきて、
あっという間に晩秋になりそうです。

暖かかった印象の強い秋ですが、
季節は確実に冬へ・・・。

そう!冬!!
北海道ではもうかなりの雪が降っているようですが、
富山も雪国。
雪が降る前にやらなくてはいけない作業があるので、
毎日せっせと田んぼに出ているともまるです。

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田んぼで何の作業をしているのかというと、
土づくりの為の堆肥(たいひ)撒き!

もうかなり前の事になりますが、
稲刈りが終わってすぐに仕込んでいた堆肥を、
田んぼに撒いているんです。

今日は、
堆肥散布ではなく、
堆肥作りの様子からまず、
ご紹介したいと思います。

見ているだけで痒くなるんですが、
これが籾殻(もみがら)。

刈り取った籾(もみ)を、
玄米にする時に取り除くと出てくる、
外側の殻の部分。

この籾殻、
皆さんが想像できないくらい超大量に出てきます。

産業廃棄物、
ではないんですが、
実際にはこの籾殻の処分に多くの農家さんが苦労していると思います。

有効利用、
なんてとてもできないくらい大量の籾殻なので、
我が家も一部は焼却処分していますが、
できるだけ活用しようと籾殻を堆肥にしています。

熟成させる為に、
微生物や油粕を籾殻にまいて、

水をいっぱいかけながら、

しっかりとかき混ぜて、

熟成させていきます。

1ヶ月くらいで、
臭いもないサラッサラの完熟した堆肥ができますが、
その間に何度かこうして、
トラクターでかき回していきます。

そして今がちょうど、
1ヵ月たって堆肥の撒き時、
というわけ。

撒いている様子はまた、
改めてご紹介したいと思います!

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実録!これが農産物検査だ!!

2019年10月1日 4:08 PM

今日から10月、
消費税が10%になりましたねーー。

いやいや、違った。
10月1日といったら、
濱田ファーム的には新米お届けスタートでした!

大変お待たせいたしましたー!
令和元年産のお米、
いよいよお届けスタートです!!

9月に入ってからたくさんの新米ご予約をいただいていましたが、
さすがにここ数日は、
問い合わせが殺到していてアタフタしています(汗)。

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稲刈りが終わって
乾燥調製も全て終わって、
さぁ、
これでようやく新米お届け?!

いえいえ!
その前にもう一つ、
とっても大事な事がありますよ!
泣く子も黙る(?)、
農産物検査!!

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」をせっせと更新している、
濱田ファーム影の代表と一部の方から恐れられている、
濱田律子と申します。

初めてこの絵面を見た方は驚かれたかもしれませんが、
毎年この時期お約束の写真です。

穀刺し(という道具)を持ってポーズ。
もっと猟奇的な写真もあるんですが、
私のか弱いイメージが大きく崩れそうなので自粛します。

実は私、
隠しているわけではないんですが、
農産物検査員という資格を持っております。

これもまた、
世間一般的にはあまり知られていないお米の世界ですが、
とってもとっても大事な農産物検査の、
レポートをお伝えしたいと思います!

農産物検査は、
等級検査として知られています。
お米を外観から見て、
1等や2等など格付けする検査。

ですが、
それだけが重要なわけではなく、
量目(重さ)
荷造り及び包装(米袋やフレコン)、
水分含有率
被害粒の混入率・形質・などのお米の質
も検査するんですよー!

その上で、
産年(今年だったら令和元年産)
産地(富山県)
銘柄(コシヒカリやミルキークイーンなど)を証明する事、
それが農産物検査なんです。

つまり、
この検査を受けないと、
令和元年産の富山県のコシヒカリです!
という表示できません。

お米はどれだけ消費量が減っても、
日本人の主食です。
食料を円滑に管理・流通する為に、
法律でいろいろ厳しく規制されています。

私は数年前にある思いで、
この資格を取得しました。

ある年、
2等に格付けされた事があったんです。
悔しい。
なにより、
説明されても自分たちが作ったお米なのに、
よく理解できない。
それがもうたまらなく悔しいなと。

米農家だからこそ、
検査の内容を知りたい、
もっともっとお米の世界を勉強したい、
そう思いました。

決してこの、
穀刺しでブスっと米袋を刺してみたい、
という不純な動機ではありません!!

穀刺しを刺して、
米袋の中の玄米を抽出して検査しますが、
刺した後にはぽっかり穴があくので、
こんなシールで封をします。

抽出したり穴からお米がポロポロ落ちてきたりと、
袋の中のお米は少なくなりますが、
もともと多めにお米が入っている(それも法律で重さが決まっています)ので、
ご安心ください。

適当に抽出しているわけではなく、
何袋検査するなら何袋から抽出する等、
これまたしっかり決められています。

こうしてカルトンというお皿に、
決められた量の玄米をとり、
目視でパッ!と、
1等2等(3等とか等外という等級もあります)と判断します。

つまり、
人の目の力が問われる検査です。

整粒(形や色が整っている米粒)の割合、
虫にお米の甘い汁を吸われた痕が残った黒い粒、
籾(もみ)や草の種などが混入していないか、
などなどから、
等級を判断します。

これは微妙かも、
もしかして2等?!となると、
1粒1粒ピンセットでこれはいい粒、
これは悪い粒と分けて、
等級を判断する場合もあるシビアな世界。

他に、
専用の機械で水分量を計測したり、
重さを計量したり。

決められた検査を全て終えたら、
等級を判断。

基本的に、
等級は食味に関係ありませんが、
農協などの業者さんに出荷する場合は等級により価格が変動するので、
農家にとっては重要です。

ただ、
我が家のようにほぼ全量を個人のお客様へ直売している場合は、
等級以上に、
産年・産地・銘柄の証明が重要です。

今年も濱田ファームのお米は、
全量1等でした。

これでようやく、
皆さまに新米をお届けできる準備が整いました!

今年の新米も、
皆さまに美味しいと思っていただけたら嬉しいです!!

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