富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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タンボマスターへの裏道

米作りの裏道】 カテゴリの記事一覧

草刈りの日々!

2019年6月17日 1:41 PM

肌寒い日が続いていて、
寒がりの私はストーブが恋しいくらいです。
家族には冷たい目で見られているので、
仕方なくフリースを引っ張り出して着ています・・・。

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

そして、
まいにち食べるお米の事をもっともっと知ってもらえたら、
よりお米を美味しく食べてもらえるのでは?
笑顔になってもらえるのでは??
そういう気持ちでいます。

田植えが終わってから、
ずっと続けていた草刈りもようやく一段落しました。

とはいえ、
全ての田んぼの畔の草刈りを一回りして、
最初の田んぼに戻るとまた草ボーボーになっているので、
草刈りはこの先しばらくエンドレスだったりもします。

草刈りの時は、
しっかりとした装備が大事。

エプロンしめて、
タオルまいて、
日差しが強くなくて帽子がいらない時でも、
サングラスは必須!

あ、あと、
草刈りという辛い作業のモチベーションをあげる為にも、
ノリノリの音楽も♪

ラフマニノフやチャイコフスキーというクラシックが定番ですが、
最近はバッハも仲間入り。
いやぁ、バッハはやっぱりいいんです!
あの、
抑揚のない響きの中にこそかえって、
美しい旋律が感じられるものです。

オリジナルの肩パッドを装着した草刈り機を背負って、
いざ雑草のジャングルへ!

あ、
こちらの綺麗に刈りこまれた畔(あぜ)は、
他の農家さんの田んぼです。

このエリアは、
どこの畔もこの状態・・・。
ちょ、ちょっとやりすぎですよね・・・(笑)。
微妙なプレッシャーを感じます(笑)。

うちの畔はこんな感じ(笑)。

これでもまだマシな方ですが、
プレッシャーを感じるので早めに刈ります!

除草剤をまいて草をやっつけたり、
畔にシートを張って、
草刈りの労力を軽減する農家さんもいます。

いろんな方法があって、
どれも間違いじゃないと思います。

我が家は、
畔に芝を貼って少しでも草を抑えつつ、
草刈りをできるだけやるというスタイル。

田んぼは、
水を抜いてあげる時期に入りました。
水管理が少し楽になりました。

さらにスクッと成長した稲。
これからあっという間に背丈が高くなりますよー。

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
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スッポンにご注意ください!!

2019年6月14日 11:15 AM

梅雨の晴れ間!
いいお天気が続いていて、
農作業がはかどります!

今は草刈りの真っ最中。
田植えの間ほぼ放置していた畔(あぜ)は、
雑草のジャングルと化しています。

少しづつ、
1枚1枚田んぼを回って、
ジャングルから畔に戻すべく、
草刈りに励む日々です。

また改めて、
その様子もブログにアップします!

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まいにち食べるお米の事をもっともっと知ってもらえたら、
よりお米を美味しく食べてもらえるのでは?
笑顔になってもらえるのでは??
そういう気持ちでいます。

今日は、スッポンのお話し。
スッポン?
そう!スッポン!!

以前から、
この辺りの田んぼにはスッポンが生息している、
そんな話を年配の農家さんからよく聞いていました。

残念ながら?
幸運なことに??
これまで見かける事はなかったのですが、
先日ついに!
スッポンとご対面!!!

一目でわかる亀とは違うその様相。
素早い動き!
鋭い眼光!!

とにかく危険なので注意しつつ、
でもカメラにおさめたい欲求と戦いながら、
やっと撮れた写真はこの2枚だけ!

いやぁ、
本当にスッポンがいたんだなぁ。
これまで何気なく、
手足を田んぼに入れたり用水で洗っていたりしたけれど、
やっぱり注意しないとなぁ。

気が引き締まった、
スッポンとのご対面でした!

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段取り8割・仕事2割?いやいや後片づけもあるよ!

2019年5月31日 10:18 AM

田植えが終わってのんびりしたい!
ところですが、
仕事は山のように積もり積もっています(笑)!!

田植えの間、
全くできていなかった草刈りもしなくちゃだし、
除草剤を1回しかまいていない田んぼは既に、
目に見えないような草の赤ちゃんがピヨピヨ生えてきていて、
除草機ではいらなくちゃいけないし、
散乱しまくっているビニールハウスも片付けなくちゃいけないし、
田植え機もそのまんま放置してるし。

何より、
家族で一日ゆっくり休みを過ごさなくちゃいけないし!!!
というわけで、
濱田ファームこの週末は3連休です♪
どうぞよろしくお願い致します。

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ビニールハウスの前にテントを建てて、
爆音でラジオを聞いて、
何やらご機嫌に作業をしている2人を発見!

1人はもちろん、ともまる。
もう1人は、
この春ずっと濱田ファームの作業を支えてくれた店チョー(無職w)。

あ、いえ、目線、いらないっすから!

カメラを向けると絶対にカメラ目線になる店チョーですが、
この秋から自身がずっと温めてきたプロジェクトが始動するようですよ。
楽しみです!

今はその為にせっせとアルバイト中。
しっかり働いてもらいます!

これ、
田植えに必要な苗を育てていた苗箱(なえばこ)という、
長方形のプラスチックの箱です。

田植え後、
土で汚れている上に根っこがこびりついている状態だったものを、
綺麗に洗っています。

とにかくすごい根っこで、
いかに苗の根張りがすごいかが想像できます。

まるでラーメンの水切りのよう(笑)。

あらあらっとブラシで根っこを落としたら、

苗箱洗い専用の機械にかけて、
仕上げ洗い。

当然ですが、
この機会は苗箱しか洗えません!
汎用性が全くない農機具の筆頭かもしれません(笑)。

また来年まで使われる事がない苗箱。
でも、
苗箱がないと苗を育てられないわけで、
大事な資材でもあります。

大切に使って、
しっかり管理して、
また来年の田植えの時に活躍してくれますように。

何事も、
段取り8割・仕事2割と言われるくらい段取りが大事ですが、
後片づけもとっても重要。

我が家は、
段取り7割・仕事2割・後片づけ1割、
いや、後片づけも2割くらいかな、
そうすると仕事1割になるなぁ、
むむむ、困った・・・。

まー、それくらい後片づけを大事に考えて、
作業しています!

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お米の特殊な世界、農産物検査!

2018年9月28日 2:44 PM

またまた台風が来ていて、
かなり心配です・・・。

稲刈りがまだ終わっていない事に加えて、
その頃ちょうど新米発送のピークなんです・・・。

配送が大きく乱れる事は必至かと。
皆さま、
ご迷惑をおかけするかもしれませんが、
ご理解いただければ幸いです!

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申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

初めてこの絵面を見た方は驚かれたかもしれませんが、
毎年この時期恒例の写真です。

穀刺し(という道具)を持ってポーズ。
もっと猟奇的な雰囲気も写真もあるんですが、
自分のイメージが大きく崩れそうなので自粛します。

実は私、
こっそり隠していたわけではないんですが、
農産物検査員という資格を持っておりまして、
今日はその検査の様子をお伝えしたいと思います。

農産物検査、
それは、
(たぶん)泣く子も黙り、
農家を震え上がらせる(?)、
いわゆる等級検査の事です。

お米を外観から見て、
1等や2等など格付けする検査として知られています。

が、
それだけが重要なわけではなく、
量目(重さ)
荷造り及び包装(米袋やフレコン)、
水分含有率
被害粒の混入率・形質・などのお米の質
も検査します。

その上で、
産年(今年だったら平成30年産)
産地
銘柄(コシヒカリなど)を証明する事、
それが農産物検査なんです。

つまり、
この検査を受けないと、
平成30年産の富山県コシヒカリです!
という表示できないというわけ。

お米はどれだけ消費量が減っても、
日本人の主食です。
食料を円滑に管理・流通する為に、
法律でいろいろ厳しく規制されています。

お米ってかなり、
特殊な世界なんですよ~。

私は数年前に、
この資格を取得しました。

よくわからないまま1等2等など格付けされるのに疑問を感じ、
検査の内容を知りたい、
もっともっとお米の世界を勉強したい、
そう思ったからです。

決してこの、
穀刺しでブスっと米袋を刺してみたい、
という不純な動機ではありません!

穀刺しを刺すと、
米袋の中の玄米が抽出されるという仕組み。

これ、
思いのほか重労働です。

私がか弱いだけかな、
テヘ♡

袋に穴があくので、
そこからお米がポロポロ落ちてきますが、
もともと多めにお米が入っている(それも法律で重さが決まっています)ので、
ご安心ください。

すぐにシールで封をします。
あっ、
彼は私のアシスタント(もしくはシモベ)です!

これでお米が出てくることは、
もうありあません。

適当に抽出しているわけではなくて、
何袋検査するなら何袋から抽出する等、
これまたしっかり決められています。

さぁ、
検査していきましょう!

毎年1回、
この時期だけしかしない検査ですが、
玄米の美しさ・瑞々しさは格別で、
悶えそうです(→変態)!

カルトン(というお皿)に取った時の音も、
新米の時期は違うんですよ~♪

まずは水分計で、
水分量を計測。

保管に適した水分量(15%前後)に、
適度に乾燥されているかどうか確認。

水分量が多いと確かに美味しいと感じるんですが、
保管には残念ながら適しません。
カビが生えてきたら大変なので、
水分量にはかなり注意を払います。

さぁ、等級判断です。

決められた量の玄米をカルトンにとって、
目視でパッ!と、
1等2等(3等とか等外という等級もあります)と判断します。

つまり、
人の目の力が問われる検査です。

整粒(形や色が整っている米粒)の割合や、
虫にお米の甘い汁を吸われた痕が残った黒い粒、
籾(もみ)や草の種などが混入していないか、
などなどから、
等級を判断します。

これは微妙かも、
もしかして2等・・・?となると、
なんと1粒1粒ピンセットで!!
これはいい粒、
これは悪い粒とチェックする場合もあるシビアな世界。

重さも量りますよー!

昔ながらの台秤ですが、
毎年しっかり検査を受けて、
認定を受けた秤です。

等級が確定したらハンコ押し。

これは二重丸のハンコ、
つまり1等です。

米袋に、
ペタペタとハンコを押していきます。

基本的に、
等級は食味に関係ありませんが、
農協などの業者さんに出荷する場合は等級により価格が変動するので、
農家にとっては重要です。

でも、
我が家のようにほぼ全量を個人のお客様へ直売している場合は、
等級以上に、
産年・産地・銘柄の証明が大きいです。

さてこれで、
ようやく新米をお届けできる準備が整いました!

既に10月5日くらいまでの出荷分は、
予約でいっぱいいっぱいだったりします。
もし余裕があるようでしたら、
6日以降の出荷にしていただけると助かります!

今年の新米も、
皆さまに美味しいと思っていただけたらいいな♪

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稲刈りの準備は整った!

2018年9月3日 4:48 PM

台風の進路・影響がかなり心配ですが、
心配しても何もできる事がないので、
ひたすら通過してくれるのを待つだけ。

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稲刈りを待つ田んぼ。
大きな被害がありませんように☆

さて、
いよいよ稲刈り!

作業所では、
稲刈りに備えてしっかりと準備を整えてきました。

そびえ立つ4台の乾燥機も、
掃除・整備を終えて、

埃などを外へ排出させる、
ダストルを装着!

稲刈りって、
傍から見ていたら想像もつかないかもしれませんが、
誇りとの戦いでもあるんです。

もうそりゃー、すごい埃!
刈り取った後の籾も、
埃まみれなんですよー!

チリトリとホウキは欠かせません。

今は綺麗(?)な作業台も、
この後は埃だらけになります。

刈り取って乾燥させた籾は、
籾殻(もみがら)が取り除かれ玄米になり、
何度も何度も選別機を通っていきます。

この乾燥調製という過程で、
たくさんの農機具が必要になります。

その全ての農機具を1年ぶりに使用するので、
しっかりと掃除・整備して、
ちゃんと動くか事前にチェックしておきます。

整備用の工具たち。
道具は本当に大事。
整理整頓も欠かせません。

米農家の必需品、パレット。
これにお米を積んでいって、
フォークリフトで運搬します。

お米はとにかく重いので、
人力ではちょっと無理。

パレットも、
埃をはらって小ぎれいにしておきます。

コンバインも準備オッケー!

手前の大きい方がうるち米用で、
奥の小さいほうは黒米など用と使い分けています。

違う種類のお米が混ざると、
とにかく大変。

コンバインや乾燥機をしっかり掃除するという方法もありますが、
我が家はコンバインは別々に、
うるち以外は乾燥機は使わず天日干しして、
と、
しっかりと区別しています。

稲刈りの準備で、
あまり知られていないのがこちら。

袋詰めする米袋のハンコ押し!

乾燥調製した玄米はフレコン、
または米袋に詰めて保管するんですが、
どちらも必ず農産物検査(等級検査)を受検します。

受検しないと、
富山県産・コシヒカリ・30年産
などの表示ができないという法律があるんです。

受検の為に、
米袋もこれまた法律でいろいろ決まりがありまして、
こういう様式でこれを記載して用意してくださいね、
と。

その1つに、
平成〇〇産という表示の〇〇に、
今年のハンコ「30」を米袋1枚1枚に押している、
というわけです。

すっごく地味ですが、
これもまた米作りの大事な作業の1つだったりします。

さ、
準備は整った!
後は刈るだけだ!!

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