富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの裏道

転作】 カテゴリの記事一覧

麦の播種の準備

2011年10月10日 3:50 PM

やけくそ気味に、
2連休だー!
と叫んでみたものの、
やっぱり小心者でそれはできませんでした・・・。

麦の播種(はしゅ=種まき)の準備、
始めました。

麦はとにかく水を嫌うので、
排水対策はきっちりと。
溝をしっかりと切っていきます。

稲刈りしたばっかりの田んぼ。

よく、
稲刈りが終わると何もしてないように思われがちな米農家。
ですが、
とにかく11月いっぱいくらいまでは、
けっこう農作業もあるんです。

うちはまず麦。
そしてその後に堆肥散布。
そして耕起。

雪が降る前に~雪が降る前に~、
と毎年バタバタと耕起まで農作業やってます。

転作で大豆を作っている農家さんは、
きっともっと大変でしょうね。
稲刈りの後に、
今度は豆の収穫が延々と続くわけですから・・・。

新米のお届け作業がちょっと落ち着いてきたので、
本腰を入れて農作業に励みたいと思います!

小麦の製粉

2011年9月7日 10:50 PM

稲刈り直前のこの時期なんですが、
ようやく!
時間を何とかひねり出して!!

小麦を製粉しました~!

製粉作業の様子。

小麦の選別をしたのが
7月の終わり。
それからずっと、
製粉しよう、
製粉したい、
製粉しなくちゃ、
と思い続け言い続け、
早1ヶ月以上経過・・・・。

このままではもう、
製粉できずに年越し(→まだまだ先の話だけど・・・)しそう!
と危機感をつのらせ、
ようやくこの、
稲刈り前のクソ忙しい時に決行、
あいなったというわけであります。

製粉には、
家庭用のミル「hikiki」を使用。

投入口に小麦をザザザーと入れます。

ちなみにこの小麦は、
平成22年産。
去年収穫して1年以上眠っておりました。

小麦ってよくは知らないのですが、
新麦ってあまりよくないらしく、
1年おいてから製粉したほうがいいとか。

それが本当かどうかはさておき、
とにかく私たちのようなノンビリグウタラ農家は、
1年以上たたないと製粉までたどり着かないのであります・・・。

hikikiの中で石臼がグルグル回って、
下から挽かれた粉が出てくるしくみ。

こんな風にね。

高さがないと作業しづらいので、
娘の椅子を拝借。
こんなところで活用できるなんて、
子供用の椅子ってすごいわ。

挽いたら終わり!
といかないところが辛い小麦粉。

あとはひたすらフルイにかけて、
小麦の皮の部分であるフスマと、
粉とに分けていきます。

ふるいまくったおかげで、
手首も肩も痛いよぉ~。
3時間近くかけて粉を挽いてふるって、
それでできた粉なんて極わずか。

自家製小麦って、
口にするのは簡単だけど、
実際作るのは本当に大変。

でもやっぱり、
うれしい気持ちでいっぱい。
これぞ、
農家の特権。

さぁこれで、
パンでも焼こう!
あっ、でも、
今は忙しくてとても手ごねはできないので、
HBに丸投げ、
でね♪♪♪

小麦の選別

2011年7月26日 11:42 AM

先月刈り取って、
そして梅雨の晴れ間を見計らって
天日干ししていた小麦(自家用)。

は、
現在保冷庫でお休み中。

今回は、
去年刈り取った小麦をようやく!
製粉しようと重い腰をあげました!!

刈り取って1年間、
いったい何してたんだ?!
と怒声が飛んできそうですが、
私たちもさっぱり記憶がありません・・・。

ただただ、
言い訳としては、
新麦はあまり状態がよくないから、
1年くらい寝かせておいた方がいいとかそんな話を風の便りで聞いたので、
ま、
1年の間に製粉すればいいだろうってな感じでのんびりしていた、
という訳。

自家用だしね、
待っている人もいるわけではないしね、
いいじゃろいいじゃろ(→広島弁風)。

さぁ、製粉!

の前に、
小麦の中にはゴミやらゴミやらゴミやら、
茎も草も殻みたいなものも、
とにかくいろんなものが紛れているから
一応選別しておこう。

ただし、
お米のようにキチン!とした選別機があるわけでもなく、
またお米の選別機を使うわけにもいかず、
っていうか使っても使えるかわからないし、
万が一コンタミしたら絶対ダメだし、
で、
こんな年代物の選別機登場!

もちろんこれも、
MHKしてきた唐箕(とうみ)。

本来は、
刈り取ったお米の籾とゴミとを選別する昔の農機具。
はたしてこれが、
小麦に使えるかどうかは不明ですが、
ま、
ゴミくらいは選別してくれるだろうと使ってみた★

ザザザーっと小麦だかゴミだかわからないものを、
投入口に入れる。

ね?
いろんなモノが混ざってるでしょう?

ま、
ゴミは言い過ぎとしても、
大麦が結構混ざってる!

これはしょうがないかな。
大麦を刈り取った後、
同じコンバインで小麦も刈り取る。
どんなに掃除しても、
素人がやったくらいでは完全には取り除けないもんね・・・。
同じ麦だし、
自家用だし(→いつも最後はコレ)、
いいよね~!

ちなみに麦を刈り取った後のコンバイン、
次は秋、
稲の刈り取りに使用するので、
ここではしっかりとプロの方にお任せして掃除してもらいます。
お米に麦が混ざったら絶対ダメだからね。

唐箕(とうみ)をクルクルまわしてみたら、
けっこうゴミが飛んでった!

これ、
なかなかいいんじゃない?!

選別された小麦、
ゴミはなくなり大麦が多少混ざる程度にまでなって、
ここで本当はすぐに製粉となるわけですが、
今年は製粉する前に、

精米機にかけてみた!!!

精米して、
小麦の外の皮(ふすま)を少~しだけ取っちゃおうという作戦。
これで少しは白い粉になるんじゃないかと。
市販の小麦粉は、
どうしてあんなに白いんだろう?!
ってなくらい、
自分で製粉すると茶色いんだよねぇ。
ふすまも大量だし。

だから、
今年は精米機にかけてみた、
というわけ。

精米機もこれまた年代物。
濱田家でその昔(30年前くらい・・・?)使われていたもの。
ダイヤル具合とか、
音とか熱とか、
今の精米機と比べると大丈夫かなぁ?
っていう感じだったけれど。

昔はこの精米機もきっと、
最新鋭のピカピカのものだったんだろうなぁ。
30kgのお米を精米するのに、
2時間かかったみたいだけど(苦笑)。

ちなみに今、
濱田ファームが使っている精米機で、
30kg10分くらいかなぁ。

かなり熱い状態で小麦が出てきたけれど、
良い感じでピカピカの小麦になったよ~!

ふすまも残っている状態だし、
でもキレイだし、
うん、
これはいいんじゃない?!

と、
今日はここまで。
精米機にかなり時間を取られた。
ので、
製粉はまた後日改めて、
となりました。

小麦乾燥中♪

2011年7月11日 11:26 PM

北陸地方も梅雨明けして、
いよいよ夏本番です!
もう、
朝から暑い!

窓際にあるベッドの上で家族3人川の字で寝ているんですが、
6時前くらいからジリジリと焦げ始めます。
とても寝てられません(笑)。

さて、
梅雨の期間はなかなか外で干せなかった小麦(自家用)、
梅雨明けと同時に外に出してみました!

よいしょ、よいしょっと、
手伝ってくれてるんだか邪魔してるんだか微妙ですが、
cocoもやる気満々!
この後、
スコップで何やら楽しそうに遊んでましたけどね・・・。

これが小麦の粒。
もうだいぶいい感じに乾いてましたが、

もうちょこっとだけ天日干し。

新麦はあまり状態がよくないと聞いたので、
我が家では1年寝かしてから粉に挽くようにしています。

つまり、
今これから挽く麦は、
去年収穫したもの。
楽しみだなぁ♪

小麦の刈り取り

2011年6月22日 10:22 AM

梅雨ですが、
昨日も今日もなかなか良いお天気です!
ちょっとジメジメしているような気もしますが、
作業はかどりまくりです!

ともまるは、
いつもの事ながらやらなくちゃいけないリストがあまりにも多すぎて、
朝から晩までものすごい勢いでバリバリ仕事しています。
が、
全然追いついていないようです(笑)。

それを傍目で見ながら、
先にオヤスミナサイ(21時)する鬼嫁の私です、
うふふふ。

さて、
小麦の刈り取りが無事に終わりましたので、
その様子をご報告します★

ビール麦の全滅
大麦の失敗
に比べたら、
小麦、想像以上に良くできてました!

小麦はどこに出荷するわけでもなく、
自家用。

米農家なのであまり声を大にしては言えないんですが、
パン好き粉物好きな私の、
「どうせ麦作るなら小麦も一緒に作って!」
という鶴の一声で始まった小麦作り。

今年で3年目を迎え、
ようやくここまでできるようになった気がします。

収穫した小麦は、
天日に干して家で製粉して、
パンやパンケーキを焼いていただいてます。

が、
今年はどうやら豊作で我が家だけでは消費できなさそうな予感なので、
販売や委託加工などへの道を、
考え始めた方がいいのかもしれません。

でも、
その時間がないーっ!
からやっぱりうちで、
全部食べちゃおっかな?!

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