いよいよ、ようやく、なんとか、
黒部の若手(?)農家の団体が設立できる運びとなりましたーっ!
今までは、
単なる飲み会集団だったやつら(笑)。
それがいつしか、
情報交換の場となり、
そして2月、
正式な団体として設立しました!
単なる飲み会集団だった頃は、
本当にただ飲んでるだけだったので、
何も考えずにただ飲めばいい楽しく愉快な仲間だったと思います。
でもそれって、
本当にただ飲んでるだけで、
何のステップアップもない。
これだけの人数(約20人)もの若手米農家が、
こうして集まってただ飲んでるだけだなんて・・・・
という思いが少しづつ芽生え、
栽培技術や直売などの情報を交換・共有できる集まりへと変身を遂げたのが、
たしか去年。
そしてもう1歩進んで、
何か地域のために活動できる団体として、
黒部の農業や黒部を盛り上げていける団体となろう!
そういう思いで、
数々の試練・苦労、
でも喜びも楽しさもあって、
今回設立できる運びとなりました!
さぁ、
設立したはいいものの、
事業案はまだまだ未定なわけで・・・・。
とりあえず、
何かと進んでいるお隣石川県の農家さんから、
お話を聞かせていただこう!
と、
視察に出かけました。
以下、
視察の内容を事細かくともまるから取材したので、
私なりにまとめてご報告いたします!
まずは、
知らない人はいないはず、
農業会のお笑いスター(?)林農産の林さんを訪ねました。
なんてたって、
「23世紀型お笑い系百姓」の林さんちですから、
看板だって「超普通じゃない」。
っていうか、
何から何まで「超普通じゃない」!
かねてから(私が!)見たいと思っていた、
かきもちの鍾乳洞(自然乾燥させている倉庫)の中で、
多忙な中時間を割いていただきいろいろお話いただきました。
改めて、
ありがとうございました!
それにしても、
地域のために未来の子孫のために、
たくさんの従業員の方と楽しく米作りされている林さんに、
こんな失敗話が隠されていたなんて!
失敗のスケールも桁違い(笑)。
さすが林さんです!
うちのちらしとは違って、
きちんと、でも、林さんのエスプリ満載のオールカラーのちらしは、
とても笑わせて・・・・
いや、もとい!
とても参考になりました。
それにしても細かいとこまで笑えます!
林さんからは、
仲間と一緒になって、
コツコツと一歩一歩地道に、
でもかなり革新的で大胆にこれまで歩んでこられたお話を伺いました。
仲間がいなかったら自分の進もうと思った道を、
もっと早くゴールできるかもしれない。
でも、
仲間がいるからこそ自分の思いもよらない道を、
遠回りや後戻りをしながらも、
ゴールなく進み続けられるかもしれない。
ともまるから林さんの話を聞いて、
私はそう勝手に思いました。
林農産を後にして、
お次は金沢の近江町市場の風土金澤へ。
熱意あふれる石川の農家の方々自慢のお米や加工品が、
ずら~っと並ぶショップ。
以前一度プレオープンの時、
私とともまるとで視察に来たことがあったけれど、
その時とは規模が全く違うお店になって、
並ぶ商品も豊富で目移りしそうなくらいでした!
それにしても、
サイトもすごくしっかりしているし、
何より参加農家など(10社)は皆さん各々サイトを持っているし、
もちろんブログだってツィッターだって、
と、
この時代には当然のツールは当然のように活用されていて、
もうそれだけでもすごいなぁと。
いや、
すごいなぁと思うだけで終わらせず、
私たちもやらなくてはいけないなぁと痛切に感じるわ。
量り売り用のお米も、
ずらーっと並んで壮観!
もう、
何から何まですごいっす!
農家でもこんな事ができるんだな。
いや、
農家だからこそできる事がきっと、
あるんだろうな。
最後に、
「有機栽培農家」の井村辰二郎さんから話を伺う。
無化学肥料・無農薬の有機栽培の場合、
その多くは小規模経営が思い出されるけれど、
井村さんの場合はスケールが違う!
耕作放棄地で規模を拡大し続けて、
今では麦・大豆、水稲で合計180ヘクタール!
180ヘクタールですよ、180ヘクタール!
一般の方にはピンとこないかと思います、
また、
よく言われる東京ドーム何個分という表現、
私個人にはまったくよくわからない広さなので割愛しますが、
濱田ファームの作付け面積が10ヘクタール。
専業農家では小さな面積ですが、
まぁそこそこの大きさ。
うち、
有機栽培している面積はわずか0.5ヘクタール・・・・。
それでピーピー言ってる私たちっていったい・・・・。
井村さんは単に、
有機という付加価値をつけて、
米などを高く売るために作っているわけではないそうです。
有機農産物の安定供給と、
国内自給率の底上げという壮大な理念を持っていらっしゃいました。
面積もさることながら、
もうそんな話を聞いただけで頭が軽くスパークしそうです。
ただただ単純に、
すごいなぁと!
訪ねた時はちょうど、
有機栽培の米・麦・大豆などの穀物や加工品を販売するお店、
「穀屋(たなつや)」さんのオープン前日ということで、
非常に多忙な中でお時間をとっていただきました。
お店の中でお話を伺ったのですが、
写真で拝見していると、
これはもう、私の好みにどんぴしゃりとはまりそうな空間、什器、パッケージ・・・。
これは一度、
オープン後に改めてお伺いしたいなぁと思いました!
井村さんの言葉で印象的だったのは、
●石橋を叩きながら、猛スピードで走る
●命綱を確認しながら、清水の舞台から飛び降りる
な~るほど!
私たちもいきなり有機栽培100ヘクタールというのは無理がありますが、
この気持ちで今後の展開を開いていきたいです★
以上、
視察の内容を私なりにまとめてみましたが、
ともまるから聞いた話をそれぞれのサイトを参考にさせていただき書いたものなので、
事実やその方々の思いなど異なる部分もあるかと思います。
問題があるようでしたら、
お手数ですがご連絡いただければ幸いです。
さぁ、黒部若手農家集団よ!
この視察を通してそれぞれの思い・考えが交錯しているはず。
それをただ単に胸の中で着地させてしまうのではなく、
外に向かって大いに飛んでいってほしい。
と、
外野の私は勝手に思うのでありました。
おわり。
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平成22年産のお米の直売については、
こちらをご覧下さい。