富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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タンボマスターへの裏道

農機具・農作業所】 カテゴリの記事一覧

籾すり機などの整備

2013年8月21日 1:58 PM

昨日の雨のせいか、
今日も暑さが和らいでいる黒部です。
このまま秋に向かって、
涼しくなってくれる事を願うばかりですが、
きっとまた暑くなるんだろうなぁ・・・。

さて作業所では、
昨日まで乾燥機の掃除・点検が行われていましたが、
今日からは籾すり機などなど、
乾燥調製に使う農機具の掃除に入りました!

乾燥調製(調整ではありません)とは、
刈り取った籾(もみ)を乾燥させて、
籾殻(もみがら)をとって玄米にし、
選別して出荷できる状態にする事です。

上の写真は、
籾殻をとって玄米にしてくれる籾すり機、
という機械をいじっているところ。

去年の秋、
もちろん掃除は済ませていますが、
何せ1年ぶりに奥から引っ張り出して来て使うわけですから、
もう一度念入りに掃除。
そしてちゃんと動くか点検をします。

開けれるところを全部開けて、
はずせる所を全部はずして。

この、
丸いロールとロールがぐるぐる回って、
籾から籾殻を取り除いて玄米にしてくれるんですよ~!
こんな単純な構造でそんな事してくれるなんて、
何だか不思議じゃないですか?

このロールは、
使っているうちに擦り減っていくので、
時々新しい物に交換してやります。

あっ、
念のため玄米とは。
田んぼから刈り取った籾(もみ)から、
籾殻(もみがら)という固い表皮を取り除くと、
茶色いお米=玄米になります。
その玄米の表面の糠層を削り取ると、
白いお米=白米になります。

米農家にとってはものすごーく当たり前の事ですが、
けっこう知らない方が多いようです。
農家の常識が一般常識ではない事を、
常に考えなくてはいけないなぁと思いながら、
このブログを書くようにしています★

掃除する時のともまるは、
いつもこんな姿。
埃がすごいのでマスクと、
頭にはヘッドライト。

我が家ではヘッドライトは必需品で、
こういう仕事の時はもちろん、
防災グッズにも当然入っているし、
旅先にも持っていきます。
枕元にも置いて、
夜は本を読むときにも使用。

やった事はないですが、
夜のウォーキング・ランニングにもきっと、
威力を発揮するのではないでしょうか。
いかがでしょう、
一家に一台、
懐中電灯ではなくヘッドライト。
お勧めです!

あっ、
ついヘッドライトの事になると熱く語ってしまった・・・(笑)。

籾すり機が終わったら、
今度はこれらの乾燥調製に使う選別機や石抜き機、
昇降機に計量機などなど、
たくさん控えている農機具の掃除・整備・点検です!

乾燥機の掃除・その2

2013年8月19日 4:14 PM

昨日まではお盆休み、
今日から新たなスタート!
という方も多いかと思われる月曜日。

私たちも新しい1週間の始り、
気持ちも新たに頑張ろう・・・・、
とは思うのですが、
この暑さ・・・。
何もやる気が起こらなくなりますよね・・・。

明日からは雨が降りそうなので、
少しはこの暑さが和らぐ事を願うばかりです。

さて今日も♪
ともまるは頑張って乾燥機の掃除、
してますよー♪♪

すたこらさっさと、
高い高い(3メートル以上はあると思う)乾燥機のてっぺんへ、
上っていきました。

いつも、
高くて怖いとか、
中は暗くて埃っぽいとか、
わかったような事を書いている私・濱田律子ですが、
実は一度も乾燥機に上った事はありません・・・。
だって、
怖そうだし暑そうだし埃っぽいの嫌だし・・・。

がしかーし!
これでは臨場感あふれるレポートが書けない!!
と、
意を決しって階段を上ってみました。

ら、
想像以上に高くて、
足はガクガク目はフラフラ~@@
とてもこの中に入るなんて無理!!

とりあえず、
乾燥機のてっぺんの、
内部への入り口の写真を撮ってきました。

もう、
何が何やらの写真ですよね、
スミマセン・・・。
私にはこれが精いっぱいですぅ・・・。

なので、
ともまるに中の写真を撮ってきてもらったんですが、
これまた何が何やらの写真になっちゃった。

ま、
中は暗くて暑くて埃っぽい、
という雰囲気だけは伝わりますでしょうか。

この乾燥機の中で、
残っていた籾(もみ)とか藁(わら)とかゴミを、
乾燥機の下へ落として掃除するんだそうです。

行きはよいよい帰りは怖い。
下りは上りより怖いですよね。
なるべく下を見ないよう、
ゆっくり下りました~。

上から下を見下ろしたところ。
写真だと、
あんまり高さが伝わらないかな?

下で、
ホッと安心している私。
本当に怖かったですー。
もう絶対に上りたくないー。

ともまるは、
乾燥機の下に落としたゴミを、
掃除中。

ちょっと新しい乾燥機になると、
下に落ちたゴミが一か所に集まる仕組みになっています。

けっこうゴミがたまってますね。
しっかりと掃除して、
新米を迎える準備を整えたいと思います!

乾燥機の掃除

2013年8月17日 2:54 PM

今日も暑いです!
こうも暑いとシエスタ(=スペイン語でお昼寝の事)したくなりますが、
稲刈り準備に追われまくっているともまる、
ちょっとそれどころではないようです。

昨日も今日も、
作業所にこもりっきりという事だったので、
カメラ片手にルンルン気分で来てみましたが、

何か、
静けさ漂う作業所。
あっちを向いてもこっちを見ても、
シーン。

中もガラーン。
奥に見えているコンバインは、
もう既に準備万端。

あとはここをキレイに片づけて、
大量に積まれる予定のお米の場所を確保しなくちゃ。

こっちにもいません。
奥の方は、
主に春に使う資材(苗箱など)が置いてあります。

中2階にも上ってみたけど、
ここにもいない。

中2階も、
春の資材がたくさん。

ならばと、
作業所の一番端を覗いてみたら、
いました、いました!

一番端には、
乾燥機がデーンと鎮座しています。

どうやら今から、
この乾燥機の掃除に取りかかるようで。
背の高い乾燥機を睨みつけるようにして、
準備をしていました。

ではいざ!
とばかりに気合いを入れて、
梯子を上っていくともまる。
実はあー見えて、
高所恐怖症なんです・・・(笑)。

でも、
そうは言っても他に誰も掃除してくれる人はいないので、
暗くて暑くて埃っぽい乾燥機の中へ消えていきました。

私にとって、
あの乾燥機の中は想像の世界でしかないんですが、
かなり辛い過酷な場所みたいです。

全部で4台の乾燥機をキレイに掃除して、
刈り取った籾を乾燥する場所を準備します!

コンバインの掃除

2013年8月5日 1:10 PM

ようやく北陸も梅雨が明けて、
さぁ、
これからが夏本番でしょうか?!

うれしいような、
でも、
やっぱり嫌なような・・・(^_^;)

さて先日、
秋に向けての準備が始まったという記事を書きましたが、
ともまるはいよいよコンバインの掃除に手をつけたようです!

6月に麦刈りをして、
その後すぐに軽く掃除はしたけれど、
細かい箇所はゴミだらけ・・・。


見るからに痛々しい部品にからまる、
麦の残骸たち。

コンバインは、
かなり複雑な仕組みなので、
奥の奥まで掃除をするのはけっこう大変。

とりあえず、
分解しただけで途方にくれているようです(笑)。

さぁ、
これからゆっくり時間をかけて、
掃除をしていきましょうか。

足元を見ると、
コンバインのクローラー(≒キャタピラ)が、
ところどころ亀裂が入っている・・・。

去年、
反対側のクローラーが切れて大変な目にあいましたが、
今年はもしかしてもしかすると、
こっち側?!

ま、
いつ切れるかなんてわからないので、
悩んでもしょうがないし、
気楽にいきましょー!

時代がようやく俺に追いついた?!

2013年7月30日 9:55 AM

雨が降り続く日が続いていますね。

災害はちょっと心配ですが、
一方では田んぼに水を入れなくても、
雨水で勝手に田んぼに水がたまるので、
少し楽をさせてもらっています。

穂が出てきているこの時期、
しっかりと田んぼに水を入れなくてはいけないので、
本当ならば朝晩田んぼを走り回り、
水!水!!水!!!
と、
常に水の事を考えて動かなくてはいけません。

それがないと、
朝の田んぼもまわりもかなり楽です♪

そんなわけで、
ここ数日、
ゆっくり新聞に目を通す事ができる至福の朝を過ごしているんですが、
7月26日の朝日新聞朝刊に!
衝撃の記事が掲載されていました!!

いや、
衝撃を受けたのは私たちだけかもしれませんが・・・・(笑)。

けっこう大きな記事でしたねぇ~。
見出しもデカデカと、
「カッコイイ農業発進」
「デザイン力で勝負」
と、
ヤンマーの新しいトラクターを紹介していました。

どうやら、
ヤンマーに新しく就任した社長が、
元々はスポーツカーのデザイナーさんだったとかで、
このトラクターもスポーツカーをイメージしたものだそう。

確かに。
斬新なデザインだわー。
おもしろいわー。

さらには、
「フェラーリ風トラクター」とも・・・。
フェ、
フェラーリ?!

このトラクターがフェラーリかどうかはさておき、
フェラーリって言ったら、
うちのトラクターがそうじゃん!

いや、
正確にはフェラーリをイメージして塗装しただけですが・・・(笑)。
それももう、
かれこれ4年以上も前の事だし。

フェラーリをイメージしてシルバーに塗装した当時は、
さんざんバカにされましたが、
このニュースを読んだともまる曰く、
「時代がようやく俺に追いついたか」でした(笑)!
何その、
俺様発言・・・(笑)。

でも確かに私も、
「時代がようやく濱田ファームに追いついた」かと、
ちょっと思っちゃったよ・・・(笑)。

トラクターともまる号は、
その後2011年には雑誌「地上」の取材も受けて、
こんな風に記事にしていただいた事もあります。

今回のこのヤンマーの試みは、
これまであんまり「カッコヨクナイ」農業界に、
新しい風となる事は間違いない、
と思いたいけれど、
さてどうなるでしょうか。

今後の展開を楽しみにしたいと思います!
と、
最後も上から目線で閉めてみた(笑)。