2001年3月30日。
それまで勤めていた会社を辞め、あこがれのカナダに出発した。あこがれ、かぁ・・・。
その時の気持ちはまさにそれだったと思う。

話は3年前にさかのぼる。
1999年夏。初めての海外旅行。しかも一人旅。正直言って、ビビっていた。現地ロサンゼルスには先輩が待っていてくれる予定とはいえ・・・。英語しゃべれない、ガイドブック買ってない、先輩の連絡先知らない。今思えば無謀やなー。だけど案ずるより産むが易し。
先輩に案内してもらって市内、郊外観光。LAドジャース・ナマ野茂 観戦。レンタカー運転。などなど、すげえ楽しくて。その空気とか海の色とか、雰囲気がなんともねえ。実際体験しないと分からない事ってあるんだなあって。
そして、こいつはおそらく海外生活に目を向けるようになった一番の理由だけど、先輩のホームステイファミリーに会ったこと。先輩はそこからは出て一人暮らししてたんだけど、久しぶりに会いに行った。それに同行させてもらって。ホストマザーは、オレが英語聞き取れないのわかってて、色んな話しをしてくれた。よく来てくれた、ありがとう、みたいな雰囲気があって、もちろんそれは先輩に対する気持ちでもあるんだけれど、なんかすごく感動してしまって。その感動をもっと味わいたくなったのかなあ、たぶん。

そして、カナダ。
人生で初めて経験する海外生活。
今まで全力疾走してきた人生(30年弱だけど)を振り返る旅にもなりました。
カナダ入国:30/MAR/2001 Vancouver
カナダ出国:24/APR/2002 Vancouver
パスポートより。