富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
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ブログ タンボマスターへの裏道

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引き続きビニールハウスの準備!

2017年4月5日 4:24 PM

昨日・今日と気温がグン!と上がり、
黒部の桜の名所・宮野山の桜も、
蕾が少し膨らんだようです。
開花まであともう少し、
でしょうか。

海の方では蜃気楼も出現したようで、
いよいよ春!
といった雰囲気になってきました!!

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

桜や蜃気楼を眺める気持ちの余裕なく、
ともまるはひたすらビニールハウスの準備です!

去年の育苗が終わった後、
10か月以上ほったらかしだったハウスの中は、
夏は草ボーボー、
冬はその草が枯れて積み重なり、
そしてまた春に草が生え始めるという凄まじい状態なので、
それをリセット!

トラクターで一気に起こして、
雑草をやっつけます!

それにしてもすごい土埃り・・・。
身体にも、
カメラにものすごく悪そうなので、
私すぐに退散です!

トラクターで起こしたら、
あとはキワのトラクターが寄せられず、
草が残っている個所を手で処理していきます。

まだもう少し、
ビニールハウスの準備が続きます!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
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ハウスにビニールをかけたらビニールハウスになった!?

2017年4月4日 5:43 PM

夏休みほどではないとはいえ、
微妙に長い春休み・・・。
早く終わって欲しいと思っている母親は、
きっと私だけではないはず・・・(笑)。

あともう一日の我慢で(笑)、
木曜日から3年生になる我が家の娘です。

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娘が何年生になろうとも、
この時期はそれどころではないともまる。

毎日トラクター作業
そして育苗に追われています。

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)で使うビニールハウスですが、
我が家の3棟のハウスのうち、
1棟のビニールの張り替えをしました!

頑丈なビニールとはいえ、
雨風にさらされ、
時に雪の重みに耐えと、
過酷な自然環境に置かれているので、
数年でボロボロになってしまいます。

多少のボロボロには目をつぶるんですが、
あまりにもひどいハウスがあったので、
意を決して張り替え!

風の弱い晴れた日を狙って、
人手を集めて、
巨大なビニールをハウスの骨組みにかける大がかりな作業。

ビニールを張り替えたら、
入口のドアも設置して。

外側はよくなりましたが、
あとは中をトラクターで起こして、
凹凸をなくし、
ハウスのキワの草を取って、
シートをかけます。

まだまだハウスの準備、
続きます!

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トラクター作業も始まりました!

2017年4月3日 3:21 PM

4月に入りました!
気持ちも新たに、
5月から始まる田植えに向けての準備に励んでいます!

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田植えの準備は、
大きく分けて2つ。

これまで何度かご紹介している育苗(いくびょう)
稲の苗を育てる作業と、
もう1つ、
田んぼでのトラクター作業。

田んぼでのトラクター作業は、
田植えまでに以下の3ステップで進めていきます。

1:耕起(こうき=田んぼを起こす)
2:荒くり(あらくり=土と水を混ぜる)
3:代かき(しろかき=田植えの為に田んぼの表面を滑らかにする)

今は1の耕起という作業で、
トラクターの後ろにロータリーという作業機を装着して、
田んぼを起こしています。

ともまるご自慢(?)の、
つや消しブラックに塗装した作業機。
男のロマンってやつなんでしょうか。
私にはちっともわかりません・・・(苦笑)。

ちなみに、
トラクターそのものも塗装を施しています。
こちらは、
フェラーリをイメージしたシルバーだとか・・・。

ここまでくるともう、
自己満足の世界なんでしょうか。

傍から見ると、
のんびりのんびり作業しているように見えるトラクター。

もっとスピードをあげて、
バリバリと起こしまくればいいのにって思うんですが、
そこまでの機敏性はトラクターにはないそうです。

大きさにもよりますが、
3反の(約1000坪)田んぼ1枚で1時間ほどかかるそう。

全ての田んぼが1枚3反と仮定すると、
濱田ファームの全ての田んぼ10町(10ヘクタール)を耕起するだけで、
33時間かかる事になります。

実際には1反に満たない田んぼもありますし、
隣り合わせでない田んぼだと移動時間もかかるので、
とても33時間では終わりませんが、
それだけ時間がかかるという事です。

この時期は畦にツクシがたくさん。
可愛いな?
って思うわない事もないんですが、
ツクシってつまりはスギナなんですよね・・・。

地下茎で大繁殖していく上に、
とにかく除草が大変なスギナ。
雑草の中でもやっかいな存在です。

農家目線で見てしまうと、
とても可愛いとは思えません・・・・(笑)。

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熱湯風呂の次はプールで泳ぐ!?

2017年3月30日 5:46 PM

いつもパソコンの前に座っている私。
窓の外には雄大な北アルプスが広がっていて、
穏やかな天気です。

わ♪
春の雰囲気♪♪
暖かそう♪♪♪
と思って外に出ると、
さっ、
寒いっ!!!

すぐに事務所に戻って、
足元の暖房にあたりながらぬくぬく仕事しています。

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さて育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)について連続でお伝えしていますが、
今日は以下の工程の、

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

3:浸水の様子です。

浸種(しんしゅ)は、
文字通り種を水に浸す作業。

この前の段階では、
熱湯風呂につかっていた種籾ですが、
今度はプールでちゃぷちゃぷ泳いています。

種を水に浸して、
種籾にしっかり吸水させると、
発芽のための生理活性がそろうんだそうです。

毎日まいにち水を変えて、
新鮮な水の中で泳いでますよ~。

浸水に使う水はとにかく大量なんですが、
自噴している井戸水からくみ上げています。

この辺りは、
いたる所から水がコンコンと湧き出てくる水の豊富なエリア。
北アルプスからの雪解け水が、
黒部川扇状地の地下を巡り巡って、
ちょうどこの辺りで湧いてくるんです。

だから、
多くの家には井戸があって、、
濱田ファームも、
ビニールハウスの脇に1つ、
作業所内に2つ井戸を持っています。

作業所の井戸はちょっと水量が少ないので、
浸種用の水は、
いつもハウス脇の井戸からくみ上げています。

濱田ファームのお米は、
育苗期間中は、
このミネラルたっぷりの自噴水を使っています。

浸種で使う水はもちろん、
苗に与える水も、
ぜ~んぶ自噴水!

この自噴水、、
冬でも夏でも水温はだいたい13℃くらい。

こうして水に浸して、
積算温度(水温×日数)が100℃くらいになるまで、
だいたい1週間くらいでしょうか。

その後に、
4:催芽の工程に入ります!

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いい湯だな~♪ と歌えない熱湯風呂!

2017年3月29日 3:53 PM

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昨日からお伝えしている育苗作業。
育苗とは文字通りですが、
稲の苗を育てる作業。

田植えの時に必要な苗は、
ホームセンターで売っているわけではなく、
ましてや天から降ってくるわけでもなく、
5月の中旬の田植えに向けてこの時期から、
日々休む事無くせっせと準備して育てているんです!

ご存知でしたか?

あまり世間一般には知られていない育苗ですが、
その過程は以下の通り。

1:小分け
2:消毒
3:浸種
4:催芽
5:風乾
6:播種
7:ハウスへの苗出し
8:出芽
9:苗をならべる
10:潅水と温度管理

今日は、
2:消毒の作業をご紹介します!

その前にスミマセン。
今回は作業の様子を写真におさめる事ができなかったので、
去年の写真を使いまわしています。

と、
書かなければきっと、
誰も気づかなかったでしょうが。
ともかく!

これが、
種籾(たねもみ=稲の種)を消毒する機械で、
温湯消毒機といいます。

ちなみに、
年に1回しか!
大事な事なのでもう一度書きます!
年に1回だけしか!!
この機械を使いませんっ!!!!!!

それなのに、
買ったら50万円くらいでしょうか♪
まぁ、
農機具の中ではとても安いお買い物です♪♪

とはいえ、
本当に1年に1回しか使わないので、
うちはこの機械を知り合いの方からお借りしています。

この温湯消毒機にももちろん(?)、
あだ名(?)があります!

農機具には何故かあだ名がついている場合が多くて、
早苗ちゃんとかラクダ君とか、
なかなかベタなネーミングなんですが、
例にもれずこちらのあだ名も、
湯芽工房・・・。

何だか楽しそうな雰囲気がしそうな工房ですよね♪
実際には60度近くのお湯がグラグラ煮立っているので、
温湯というより熱湯注意!
の危険な作業なので楽しいわけではありません。

それでは種籾を、
温湯風呂というより熱湯風呂に、
容赦なく投入しますよ!

いい湯だな~♪
だなんて、
とても鼻歌が出てきそうにない熱湯風呂。

素手ではとても作業できないので、
ともまるもゴム手袋を着用。

この熱湯風呂消毒、
もとい、
温湯消毒という方法は、
お湯につけている時間が重要。

つけすぎると茹だってしまって、
ご飯になってしまいます。

品種ごとに違いますが、
コシヒカリは10分ほどで救出。

しっかりとお湯を切ったら、

今度はすぐに冷水へ~。
種籾もたまったもんじゃありません(笑)。

ちゃぷんちゃぷんと、
袋の中の方まで冷水が行き届くようにします。

ちなみに、
ネットの色の違いは品種の違いです。

今年は、
我が家の主力品種のコシヒカリに加えて、
去年はじめて作って大好評、
あっという間に完売になってしまったミルキークィーンも作りますよ~!

あとは、
こちらも好評の黒米と。

温湯消毒1回目はこれで終了~。

2回目は少し日をずらして、
また違う方法で行います。
またその様子は改めて。

次回は、
3:浸水の様子をお伝えする予定です!
お楽しみに!

って、
えっ?!
そんなに楽しみじゃない(笑)??

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