富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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新米ご注文のお客様からの声

2016年9月25日 10:00 AM

長らく降り続いた雨が上がり、
田んぼは田植えができそうなくらいぬかるんでいますが、
そんな事を気にしている暇はありません!
昨日も今日も、
全力投球で稲刈りしています!

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
濱田ファームのお客様や、
濱田ファームに興味をもっていただいている方へ向けて、
田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。


先日の娘の運動会のお弁当です

稲刈りと同時進行で、
新米お届けの準備も進めていますが、
毎日たくさんのお電話・FAX・メール、
そして今の時代には珍しいお手紙、
さらに直接お越しいただくお客様からも、
新米のご予約をいただいています。

皆さま本当に、
ありがとうございます!!!

10月からの新米お届けに向けて、
私も全力で準備しています。

あともう少し、
楽しみにお待ちくださいね。

今日は、
新米ご予約のお客様からいただいた、
私たちの米作りの原動力とも言える、
嬉しいお声をご紹介したいと思います!

————————————–

今年もお米と米粉を予約したくてメール致します。
私、濱田米じゃないと、もうダメです(笑)
米粉も、お米同様、安心して使えるのでありがたいです。
(2016年9月6日 愛媛県K様)


毎年ご予約をいただきありがとうございます!
濱田家じゃないともうダメなんて言っていただけて、
本当に嬉しいです!
ありがとうございます!!
今年の新米の品質はとても良さそうです。
どうぞお楽しみに♪

————————————–

去年のお米も家族皆で美味しく頂きました!
濱田ファーム様のお米は冷めても美味しいのでお弁当にしても好評です。
今年のお米も楽しみにしています!
どうぞ宜しくお願い致します。
(2016年9月6日 岐阜県S様)


ご家族の皆様に、
我が家のお米を美味しく食べていただけて、
本当に嬉しいです。
ありがとうございます!
新米もどうぞ楽しみにお待ちくださいね。

————————————–

また一年めぐりましたね。
この時期、お便りをいただくと感慨深いものがあります。
そして変わらず毎年ご案内いただけることをたいへんうれしく思います。

今年も数多のご苦労を経て収穫されたお米が食べられること、
ありがたい限りです。

娘も曲りなりに成長していましてちょっぴり、
食べる量が増えました。

刈り入れから発送までますますご多忙な日々が続くと思いますがどうぞ皆さま、
健康にはご留意されてください。
(2016年9月6日 千葉県A様)


はい!
また1年という年月があっという間に過ぎて、
新米の季節となりました。

私たちも毎年、
お客様へ新米のご案内をお届けできる事を、
とても嬉しく思います。

娘さんはおいくつになのでしょうか。
これからも我が家のお米をたくさん食べて成長してくれたら、
こんなに嬉しい事はありません。

ただ今稲刈りの真っ最中です。
美味しい新米をお届けできるよう、
最後まで頑張ります!


一足お先に新米で、サツマイモご飯を炊きました!

あっという間の新米の季節という感じがいたします。
歳をとったということですね。
でもおいしいお米をいただけるのはうれしいです。
また1年よろしくお願いします。
(2016年9月13日 東京都M様)


本当に月日が流れるのは早く、
あっという間にこの時期になりました(笑)!
こちらこそ、
また新たな1年間のお付き合いを、
どうぞよろしくお願い致します!

————————————–

秋の新米、
毎年楽しみにしています。
黒米と混ぜていただくのもふんわり甘みがあり(増し)、
健康にも良い気がしています。
美味しいお米をありがとう?
(2019年9月16日 千葉県M様)


楽しみにお待ちいただきありがとうございます!
黒米はもち米なので、
もっちりと炊き上がり、
もち米も甘みも出るのでお勧めです。
私たちも大好きでよく食べているんですが、
こうして黒米ファンが増えると本当に嬉しいです。
ありがとうございます!

————————————–

いつもおいしいお米、
ありがとうございます。
4月から長男が高校生になる(予定?!)なので、
これで足りるかちょっと心配ですが、
冷めても美味しいご飯はお弁当に欠かせません!
今年もよろしくお願いします。
(2016年9月16日 愛知県K様)


こちらこそいつもありがとうございます!
ご家族の成長によって、
お米の消費量は大きく変わりますよね。
高校生の男の子だと、
食べても食べてもお腹が空く年頃かもしれません(笑)。
たくさんお弁当で食べてもらえたら嬉しいです。

もし足りなければ、
いつでも追加のご予約をお待ちしております!


栗ご飯もこの時期ならではの味覚♪

いつも美味しいお米をありがとうございます♪
今年も新米の季節になりましたね~
1年・・・
なんとあっという間なんでしょう。
もちろん今年も年間予約をお願い致します。
今年は、
いろんな味わいのお米を作ったとの事!!
これはお試しで食べてみたーい(^-^)♪

お米が届くと、「あっ、今日15日だった~!!」と
私には、カレンダーの様な・・・
そして箱を開けて、濱田ファーム便りと直筆のメッセージを読むのが
私の楽しみの一つでもあります(^-^)v
毎回直筆でメッセージを書くのは、大変な労力だと思います。
そこに、濱田ファームさんの「愛♪」を感じるのです。
(2016年9月19日 千葉県U様)


こちらこそ、
毎年変わらぬご注文をいただきありがとうございます!

そう、
今年は(今年だけかもしれませんが・笑)いろんな品種のお米を育ててみたので、
是非いろいろ試していただいて、
いろんな味わいのお米をお楽しみくださいね♪

定期配達のお米が、
カレンダー代わりになっているなんて、
本当に嬉しいです。

この1年も、
U様のお宅のカレンダーとして、
お米と一緒に「愛」もお届けしていきます。
どうぞよろしくお願い致します!

————————————–

いつもおいしいお米をありがとうございます、
もう濱田ファームさんのお米以外は食べれない位です。
ムスメも白米が一番おいしいね!
と言っています。
(2016年9月20日 東京都T様)


こちらこそ、
いつも本当にありがとうございます。
T様とのお付き合いも本当に長くなりました。
娘同志が同い年という事もあって、
勝手に親近感を覚えています。
その娘さんも我が家のお米で成長されているかと思うと、
感慨ひとしおです。

また新たな1年間のお付き合いを、
どうぞよろしくお願い致します!

————————————–

以上、
お客様からの声をご紹介しました!

また新米の感想もいただけたら、
とてもとても嬉しいです!
どうぞよろしくお願い致します☆

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
直売・通販でお届けしています。

お待たせしております!
新米は、
10月1日頃からお届けできる予定です!!

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●新米のご予約についてはこちらをどうぞ。

黒米の稲刈りは宮本みそ店さんと!

2016年9月23日 10:25 AM

あぁ、
もう何だかんだと10月下旬に入ってしまいましたー。

まだ!
まだまだ!!
稲刈りは終わりません!!!

この1週間、
ずっと雨が降り続けて稲刈りできず。
雨があがったスキに、
少しづつ稲刈りを進めていましたが、
ゴールはまだはるか遠く・・・。

稲刈りを早く終えて、
乾燥調製(玄米にする作業)をして、
農産物検査を受けて、
そして新米お届けモードに入りたいところですが、
とにかく進まない!
切羽詰ってきました!!

新米は、
10月に入ってからお届けしますと宣言していますが、
今年は(も?!)、
かなりギリギリの状況です(汗)。

こんにちは!
無農薬・減農薬でお米を作り、
直売・通販を通してお客様との交流を楽しんでいる、
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

このブログは、
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田植えや稲刈りだけではない日々の米作りの様子を、
日本一わかりやすく!
を心がけて書いています。

申し遅れました、私、
このブログ「タンボマスターへの裏道」の書き手、
濱田律子です。

これは、
先週の稲刈りの様子。

コシヒカリではなくて、
黒米です。

黒米を、
厳しい目でチェックしているこの方は、

黒部のお隣、
魚津市の宮本みそ店さんの宮本さん。

宮本さんは、
お婆さんからその技法を受け継いて、
無添加天然醸造のお味噌を作っています。

味噌だけでなく、
飲む麹(こうじ)という名前で甘酒も作っているんですが、
この「ピンクの甘酒」が人気商品。

このピンク色の原料となっているのが実は、
黒米なんです!

というわけで、
宮本さんの希望だったか、
私たちの命令だったか、
もう忘れてしまいましたが、
黒米を刈ってもらう事にしました(笑)!

宮本さんご自身も、
お米も作っていてそれを原料にお味噌づくりをしているので、
稲刈りは楽勝!

のはずなんですが、
今時珍しい袋取りのコンバイン!
ちょっと勝手が違いましたでしょうか。

因みにこのコンバイン、
仲良くさせていただいている三菱農機の、
サカタさんからお借りしました!

サカタさん、
いつもありがとうございます!

そう、
刈り取った籾(もみ)は、
こんな感じで袋に入ってるので、

人力で、
よっこらしょっと軽トラの荷台に運ぶという、
今時なかなかない古式ゆかしい作業です。

我が家の黒米は、
紫宝(しほう)というもち米の品種。

種皮の部分に紫黒色系色素(アントシアニン)を含む、
栄養価の高いお米です。

白米に混ぜて炊くと、
もちっとした食感になり、
ほのかな甘みも出ます。

何より、
見た目がいいですよね♪
いつものご飯がちょっとグレードアップした感じ。

黒米も、
10月からご用意できる予定です。
ご注文お待ちしていまーす!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
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玄米になったお米のその後 ~フレコン編~

2016年9月20日 4:16 PM

台風の進路も影響も心配な連休明け。
黒部も朝からザーザー雨が降っています。
寒いです。

でも、
明日はどうやら晴れ間も見えそうなので、
どうにか稲刈り再開できそうです。

きっと、
田植え?!と錯覚しそうなくらい、
水浸しの田んぼだと思いますが、
それでもやらざるをえない状況。

10月1日から新米をお客様にお届けします!
と宣言しちゃっているので、
何とか今週か来週はじめまでには稲刈りを終えて、
乾燥調製をマッハでやって、
農産物検査までたどり着きたいところです。

焦ってます。
非常に焦ってます(笑)。
はたして間に合うか?!

こんにちは!
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申し遅れました、私、
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濱田律子です。

連休中も雨が続いたので、
籾すり作業(=乾燥させた籾から籾殻を取って玄米にする)がはかどりました!

各種選別機を通ってピカピカになった玄米は、
保管の為に米袋やフレコンに詰められて、
農産物検査を待ちます。

前回は、
米袋に詰める作業の様子をお伝えしたので、
今回は、
フレコンに詰める作業の様子です。

米袋にちまちま詰めていく作業は、
とにかく大変。
休めないし、
重いし。
かなりの重労働です。

でも、
このフレコン取りだと、
ものすごーく楽ちん。

ボタン1つ、
ピッとセッティングして、

フレコンをセットしちゃえば、
上からザーザーと玄米が出てきて、

見てるだけ!
自動で!!
1トンもの玄米を詰めてくれちゃうんです!!!

1トン入ったら、
あとはフォークリフトで運ぶだけ。

体にも負担はかからないし、
等級検査もスムーズです。

フレコン取り、
やめられません!

休みなく籾すり作業をしていたら、
作業所の外の籾置き場がすごい事になってました。

籾殻が、
どんどん溜まっていきます。

稲刈りが終わっても、
まだまだ続くのがこの作業。

早く新米をお届けしたい気持ちでいっぱいですが、
まずは稲刈りを終わらせて。
乾燥調製・籾すりを終わらせて。
そうして農産物検査。

1つ1つ確実に地道に。
頑張ります!

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玄米になったお米のその後

2016年9月16日 3:47 PM

今日も朝から稲刈り!

午前中は、
黒部のお隣り魚津の宮本みそ店さんの人気商品、
ピンクの甘酒の原料となる黒米を刈りました!

宮本さんの監視付き(笑)、
いえいえ、
宮本さんに手伝っていただいての稲刈りの様子はまた、
改めてアップしますね。


乾燥・選別を経た玄米は計量機で重さを量って、

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袋に詰めていきます!

稲刈りの真っ最中ではありますが、
ブログは昨日の続きです!

刈り取られた籾のその後の行く末
乾燥された籾のその後

と続いて、
今日は「玄米になったお米のその後」です。

玄米になりました!
さぁ、これで、
お客様へお届け!!

とはならないのが、
お米の辛いところ・・・・。


キュキュッと紐で縛って、

お米は、
消費量が減ったとはいえ日本人の主食。
お国の法律でガッチガチにいろいろ決められています。

まぁ、
少し前までは、
勝手に自由にお米を売る事さできない時代でしたからね。

今みたいに、
農家が自由に売れるようになっただけヨシとしましょう。


思いお米を高い位置に持ち上げてくれる機械に載せてから

でも、
それにはいろんな決まりごとがありまして、
農産物検査、
いわゆる等級検査を受けないと、

28年産の新米ですよー!
とか、
富山県黒部市で作られたお米ですよー!
とか、
コシヒカリだよー!
など、
表示できないという法律があります。


よっこらっしょっとパレットに積み上げていきます。

その検査を受ける為には、
これまた法律でしっかり決まっている、
検査用の袋に詰めないといけません。


この袋の中にピカピカの新米(玄米)が入ってますよー。

濱田ファームのオリジナル、
検査用の米袋。

は!
農家さん驚きの(笑)!!
20kgです!!!

一般の方にはいまいちピンとこないかもしれませんが、
通常、
お米といえば30kg!
30kgの袋に入れるのが当たり前なんです。

でも、
30kgってとにかく重いんですよねぇ。
何百袋もよっこらしょってしてると、
とにかく腰にきます。

段ボールに梱包するにも、
精米するにも、
とにかくハンドリングが悪い。


積み上げられた米袋

だから我が家は、
全国的には非常に珍しい20kgの袋をオリジナルで作って、
袋詰めしています。


そのうち作業所は米袋でいっぱいになります!

袋詰めしたお米はこの後も、
どんどんどんどん、
増えてきます。

さらに、
ここ数年は袋詰めよりもフレコン取りする事も多く、
って、
フレコン取りの様子はまた改めてお伝えしますが、
全てのお米を検査できる状態にしつつ、
稲刈りや乾燥調製を並行して行うので、
毎日バタバタです(汗)!

というわけで、
新米お届けまでの道のりはまだまだ遠く・・・。
とりあえずは、
稲刈りを早く終わらせなくては!
頑張ります!!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
富山県黒部市で、
他の誰でもない濱田智和が作った無農薬・減農薬のお米を、
直売・通販でお届けしています。

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乾燥された籾のその後

2016年9月15日 10:35 AM

雨が降ったりやんだり。
そんな日々ですが、
合間をぬって稲刈りをしています!

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さて、
先日のブログ「刈り取られた籾のその後の行く末」
の続きで、
今日は、
乾燥された籾(もみ)が今度は、
どういう工程を経て食べるお米になるのか。

その様子をご紹介しましょう!

一般の人がイメージする米作りとは、
もしかしたらかけ離れた世界かもしれませんが、
刈り取った籾を乾燥させてお米にする、
乾燥調製という作業風景がこれ。

たくさんの農機具に囲まれ、
それぞれの農機具が唸りをあげながらフル稼働し、
作業所の中にこもって、
人目に触れずコッソリとやっています。

いえ別に、
コソコソ隠れているわけではないんですが、
稲刈りの合間の早朝とか深夜に行われる事が多いし、
そもそも作業所内での作業なので、
一般の方の目に触れる事はほとんどありません。

さぁ、では、
ここから長いですよ?
皆さん、
覚悟はよろしいですか(笑)??

乾燥調製作業の1つ1つを、
順を追って見ていきましょう!

まず、
乾燥機で一晩かけてゆっくり乾燥された籾は、
乾燥機から排出されて、
この籾摺り機(もみすりき)という機械を通ります。

この機械を通ると、
あ~ら、
不思議!
あっという間に籾(もみ)から籾殻(もみがら)が、
ものすごいスピードではぎとられていき、
玄米(茶色いお米)になります。

ちなみに、
はぎとられた籾殻は、
作業所の外にすごい勢いで排出されます。

細かいチリと埃が舞い上がるので、
あまり近寄りたくないエリアです(笑)。

この籾殻の量がとにかくすごい事になるので、
籾殻の処分も大変です。

有効利用したい!
ところなんですが、
そんな生易しい量ではありません!!

しかも、
稲刈り中の合間をぬっての籾摺り作業なわけで、
さらにその合間をぬって籾殻を有効利用するのは、
至難の業だったりします。

ご近所の、
畑に使いたいという方にどんどん持っていっていただいたりもしていますが、
多くは田んぼに返しています。
田んぼに返すこともまぁ、
有効利用の1つかな。

さらに、
自分たちで管理できる分だけの籾殻を残しておいて、
全ての稲刈りと乾燥調製が終わった後に、
堆肥にもしています。

堆肥を作る様子はまた、
10月に入ってからでもお伝えできると思います。

籾殻の話が長くなりました・・・。
もう、
本当にとにかくこの時期は、
籾殻の山に押しつぶされそうで・・・(笑)。

話を戻して、
籾摺り機を通って玄米になったお米は次に、
石抜き機を通っていきます。

ピンとこないかもしれませんが、
この時点で玄米には、
未熟な粒はもちろん、
たくさんのゴミや石などの異物が混入しています。

それを選別して選別して選別して、
皆さまにようやくお届けできる状態の玄米になるんです。

次に、
色彩選別機と呼ばれる機械で、
主に虫食いの黒い斑点のついたお米を選別。

濱田ファームは、
通常だったら夏に2~3回散布される病害虫予防の農薬を、
一切使っていません。

使わないと当然、
お米の甘い汁を吸いに虫がたくさんついちゃいます。
これが、
斑点米と呼ばれる黒い粒になります。

この斑点米、
お米の中に混ざっているのは本来は当然の事なのですが、
白いお米が当たり前という今の世の中では、
なかなか消費者の方には受け入れられません。
だからここでしっかりと選別。

選別はするんですが、
ゴメンナサイ、
完璧には取り除けないので、
時に斑点米が混ざっている場合もあります。
ご理解いただければ幸いです。

余談なんですが、
昔は斑点米が混ざっているのはもちろん、
石も籾殻も混ざっているのはきっと、
農家の世界では当たり前だったんですよね~。

洗っている時に気づいたら取り除く、
食べてる時に気づいたら取り除く、
気づかずに食べちゃうなんて話もよく聞きました。

田舎にお住まいで、
親戚が農家でそこからお米をもらっている、
という方には、
今でも当たり前かもしれませんね。

一般の消費者の方には信じられない話でもあり、
受け入れられない話かもしれませんが、
スーパーに並んでいるお米とそうでないお米には、
少し認識の違いがあるのかなとも思います。

さらに余談ですが、
最近は種無しのブドウが人気ですよね。

そのうち種無しが当たり前になってくると、
種が入っていたらクレームとかになるのかな、
とか。
魚の骨までクレームでそうとか、
そんな事をぼんやり考える事があります。

これってきっと、
食卓と生産現場とがあまりにも違う世界にかけ離れちゃうと、
起こりうる事なのかな、
と。

農産物も魚も、
工業製品ではなくて、
自然の中で虫もゴミも菌も存在する中で作られているという事を、
消費者の方にもっとわかっていただけるよう、
私たち生産者がもう少し努力しないといけないのかな、
と。

それこそが、
食育なのかな、
と。

なーんて、
とりとめもない事を書いてしまった、
というか、
キーボードを打つ手が止まらなかったというのが正直なところですが、
その間にもお米は各種選別機を勝手に通り抜けて(笑)、
未熟な粒(小さかったり軽かったり)が選別されていき、

ピカピカの玄米になります。

いろいろ書きましたが、
斑点米が入っていてもいいとか、
石や籾が入っていても許されるとか、
そういうお話ではもちろんありません。

お客様にお届けするお米ですから、
やっぱり綺麗な状態のものにしたい。

でも、
自然の中で育った農産物だから、
完璧にはなりえない。

天候によってお米の品質だって、
その年その年によって違ってきます。

私たちはお客様に、
毎日の農作業の様子をこうしてブログでお伝えする事で、
米作りについて知っていただき、
わかっていただく事で、
食卓と生産現場を少しでも近づけていきたい。

そう思っています。

なーんて、
今日は何故か話がそれまくってしまって、
なかなか籾のその後のお話ができなかったので、
一旦ここで打ち切り!

続きはまた改めて!

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黒部の専業米農家・濱田ファーム
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直売・通販でお届けしています。

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