富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

ブログ タンボマスターへの裏道

Nippon Taberu Timesに紹介されています!

2015年11月11日 2:33 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

新米のお届けもだいぶ落ち着いてきて、
8月中旬からしばらく続いていた夜の残業も、
ここ数日はなし!

ようやく夜の時間をゆっくり過ごせるようになりました。
その時間を使って、
今は本の世界へどっぷりつかっています。

もともと本が好きな文学少女。
大学ももちろん、日本文学専攻。
そんな私ですが、
カナダにいた頃はなかなか本が手に入らなかったり、
日本に戻ってきてからも育児で時間が取れなかったりして、
本の世界から遠ざかっていました。

でも今こうしてまた本を読んでいると、
もー、
面白くて面白くて、
ページをめくる手がとまらず。
つい夜更かししてしまっています。
幸せ♪

さて今日は、
全国各地の農家・漁師が生産現場から生の言葉をお届けするウェブメディア、
NIPPON TABERU TIMES(日本食べるタイムス)について、
濱田ファームも参加しているので是非お知らせしたいと思います。

NIPPON TABERU TIMES(以下食べタイ)は、
農家や漁師自らが声を発して、
食べ物のストーリーをお届けしています。

消費者の方は、
スーパーに並べられている食べ物が、
どうやって育てられ、
どのような経路で食卓に上っているのか、
その世界を理解し、
農家や漁師とつながる事ができます。

食べる人から作る人の姿が見えなくなると、
食べ物は途端に、
見た目や値段などの表面的な情報だけで判断されがちになります。

でももし、
作る人の姿を知っていたらどうでしょうか。

私たち濱田ファームは、
もう何年も前から、
そう、
このブログを始めた9年以上も前から、
お米がどうやって食べるお米になるのかを、
一貫してお届けしてきました。

田植えや稲刈りだけでお米ができるわけではありません。
その裏には、
日々の地道な、一般には全く知られていない農作業の数々があります。

それがあって初めて、
食べるお米になるわけです。
それをブログを通して伝えたかった。

さらに、
そのお米がどんな場所で作られているのか、
そのお米を作っている農家はどんな人となりなのか、
どういう思いで作っているのか、
そういう情報もあわせて伝えていく事で、
お米を単なるお米にしたくなかった。

食べタイの編集長・高橋博之さんは、
岩手県の県議会議員さんだったそうですが、
私たち生産者としては、
「東北食べる通信」の方という印象が非常に強いです。

作る人と食べる人をつなぐ、
食べ物付きの定期購読誌。

ただ単に、
地方の美味しい物が届くだけではなく、

美味しい食べ方やレシピが掲載されているだけではなく、

その食べ物が、
どういう場所で育ったのか、

どんな生産者が育てたのか、
詳細に伝えてくれる情報誌なんです。

それを読むからこそ、
目の前の食べ物がより大事に思える。
美味しく感じられる。
生産者が身近な存在になる。

そんな定期購読誌が「東北食べる通信」であり、
今やそれは全国に広がりつつあります。

高橋さんの著書「だから、ぼくは農家をスターにする」には、
食べる通信について詳しく書かれていて、
これは生産者にとっても消費者にとっても、
どちらの立場で読んでも非常に興味深い内容だと思います。

生産者は自身が届ける食べ物が、
消費者はスーパーで並ぶ食べ物が、
単なる食べ物ではない事を感じられます。

そして、
食べる通信の濱田ファーム限定版と言えるのが、
もしかしたらこの、
ブログ「タンボマスターへの裏道」なんじゃないかなと思ったのでありました。

次回は、
この食べタイを通じて知り合った大学生の可愛い子たちが、
東京から濱田ファームに遊びに来てくれた様子をお伝えしたいと思います!

農作業の日々

2015年11月10日 10:25 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

雨の日が多くなりそうな今週ですが、
先週はいいお天気に恵まれて農作業がはかどりました!

堆肥の散布も始まり、
これから12月中旬まで天候を見ながら堆肥をまいて、
何とか雪が降る前までに終わらせなくてはいけません。

だから、
まだもう少し農作業の日々が続きます。

晴れていると、
田んぼから見渡せる北アルプスは本当に綺麗なんですが、
この先冬になると、
真っ黒な雲が空を覆いつくし、
山はもちろん空も光も見る事ができない日が多くなります。

こんな景色を見ながらだと、
農作業もはかどります!

ともまるも珍しく、
鍬(くわ)なんぞを持って田んぼを耕してる・・・・?

わけではありません!

田んぼの周辺の隅っこは、
トラクターが寄っていけず草がボーボーになってしまうんですが、
通常はそこはトラクターにスキという作業機をつけて、
こうして溝を掘るようにして草を土ごと掘り起こしてやっつけます。

でも四隅は、
そのスキさえも入れないので、
こうして人力で掘り起こしているというわけ。

毎年かならずする作業ではありません。
非常に効率も悪く、
これで米の味がよくなるわけでもありません。

でも、
気が向いたら、
そう、
お天気が良かったり山がきれいに見えたりすると、
やってもいいかなという気持ちになるのかもしれませんね。

米作りではもう、
ほとんどこういう人力での作業はないので、
なかなか身体にこたえるようです。

半袖になって、
汗を流してする作業も、
たまにはいいものかもしれませんね。

雑誌の取材で写真を撮りまくられる!

2015年11月6日 10:37 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

友だちがこの前SNSで、

  今日のお日様が見納めなのかな?って、
  毎日お日様を愛でるこの時期の富山県民。
  というか(きっと)日本海側民。

と投稿していて、
私は激しくそれに同意しました。

何かお天気が続いていると、
無邪気に喜べなくて、
この先の冬の暗ーい暗ーい天候におびえてしまうのです。

そんな日本海側の人間の気持ち、
太平洋側の人にはきっとわからないでしょう(笑)。

さて今日のブログは、
ともまるが取材を受けた様子です。

食と農の総合雑誌「地上」は、
昭和22年創刊という歴史ある雑誌。
写真もキレイだし、
記事の内容もとてもわかりやすくかつ、
読み応えのある雑誌。
なんですが、
書店では販売されていないんですよねぇ。
残念。

一般の方向けではなく、
農家の方向けの雑誌なのですが、
「地上」には濱田ファーム、
これまで3回も登場していて、
今度は4回目になります。

というわけで、
記者さんも顔見知りの方。

取材もスムーズに進みます。

取材の様子を取材する私。

写真を撮るシャバコさん。

シャバコさんというお名前なんです。
本名ではないのですが、
印象的なお名前ですぐに覚えました!

写真を撮られるともまる。

あっ、
今回の主役はともまるではありません!
というわけで取材対象が待つ作業所へ移動。

じゃじゃーん、
こちらの肩パッドが、
今回の取材対象です!

草刈機でも何でも、
肩に担ぐタイプの農機具にもともと装備されている肩パットが、
あまりにもちゃっちく(しかもいい値段)、
作業の際に肩にかかるストレスが大きい事から、
ネットで探しだしてきて使い始めたのがこちらの肩パッド。

一度これを使ってしまうと、
もう元には戻れません!
一日中草刈りをする日もあるので、
こうゆう装備って本当に大事ですよね。

というわけで、
その肩パッドを装着した草刈り機を背負って、
写真撮影。

角度を変えて、
また撮影。

この取材の様子は、
いつの日か「地上」に掲載される、
はず。

またわかりましたらお知らせします!

ハマダリツコが研究対象になった?!

2015年11月5日 10:34 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

いーいお天気です!
雲ひとつない快晴です!!
雪化粧された北アルプスが綺麗です!!!

そういえば北アルプスといえば、
私はこのブログや県外の方とお話しする時、
「北アルプス」と使うようにしているんですが、
ともまるはもちろん、
富山県の人は北アルプスとはあまり言わないような気がします。

ならばなんと言うかというと、
「立山連峰」。
そう、
富山の誇りである立山という言葉を使いたがる、
というか、
それが普通であって、
ともまるなんて北アルプスって何?みたいな感じです(笑)。

でもですねー、
私もそうですが、
県外の人間にとっては残念ながら立山という言葉、
あんまり、というか、ほとんどというか、
富山の人にはもー、本当に申し訳ないんですが、
なじみがないんです!
もしかしたら読み方さえわからない人もいるかもしれません。
念のため「たてやま」、です。

立山連峰と言われてもピンとこない。
想像できない。
でも、
北アルプスと聞くと、
北アルプスー!となんかすごい景色が想像できちゃうんですよね。

以上、
今日のブログとは全く関係ないお話しでした(笑)。

今日は、
私・濱田律子が研究対象になっちゃった、
という話題です。

今回お迎えしたお客様は、
日本大学日本大学生物資源科学部のサワノさん。
もう私には、
生物資源科学部というのが、
どんな学部なのかさっぱりわかりません(笑)。

が、サワノさんは、
農村女性起業や若年層農村女性のキャリア形成などについて、
研究をされているんだそうです、

な、なるほど。

でもって、
その研究に際して、
私が農業に関わるようになった経緯、
現在どのような部分で農業経営に携わっているのか、
経営内部での役割、
女性農業者としてキャリアを積むうえで課題・問題になったこと、
その解決方法、
地域とのかかわり等について聞きたいと、
はるばる東京から富山へ、
しかも1泊2日でお越しいただきましたー。

私が生まれてからどうやって育って、
何をしてきたか、
仕事に対する考えから将来の展望まで、
朝からみっちり3時間!
根掘り葉掘り聞かれまくりました(笑)!!
けっこうグッタリきました(笑)!!!

でもまぁ、
こうして自分の人生を振り返るという時間はなかなかないものですし、
整理する事で自分という人間を考え直すきっかけになったり、
また質問される事で仕事で抜け落ちている点や私たちに足りない事が見えたりして、
本当にいい機会になりました。

研究対象として果たして私で良かったのかどうか、
微妙に不安が残るところではありますが(笑)、
ま、そこはきっとうまくサワノさんがまとめるのではないかと、
そう勝手に思っております。

サワノさーん、
遠路はるばる富山で来ていただき、
ありがとうございましたー!

いろんな働き方、生き方。

2015年11月4日 2:24 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

ここ最近は、
取材や視察、研究等々、
いろいろな目的で濱田ファームに遊びに来ていただくお客様が多く、
嬉しい悲鳴を上げている私たちです。

そんな様子も写真にはおさめているので、
できれば1つ1つブログでご紹介させていただきたいと思いつつ、
忙しさを理由にブログ更新が追いつかず・・・。

いかんいかん、
忙しいを理由にすると全てが許されるような気になってしまいますが、
言い訳しないように。
自分の仕事をきちんとしなくては!

と気持ちを引き締めてまた、
このブログの更新に励みたいと思います。

というわけで、
まずは先月10月23日、
富山県女性財団の依頼で、
私自身の働き方についてお話しさせていただいた時の事をお伝えしたいと思います。

富山県女性財団は、
豊かで活力のある社会の実現に寄与することを目的とし、
男女共同参画の推進に関する事業を行っている公益財団法人です。

今回は、
出産・育児を経て再就職を目指す女性のための講座で、
ロールモデルとしていろんな働き方がある事をお話しさせていただきました。

農業は自営業なので、
自分の好きなように働いたり休んだりする事ができる職業です。

とはいえ、
実際には年間休日日数は一般的な会社に比べてしまうと、
本当に極わずかですし、
育児休暇なんでものもありません。

だから私は、
出産前日まで働いていましたし、
と思って過去のブログを振り返ってみたら、
まるでトドみたいな体で育苗をしている私を発見(笑)。

さらには、
出産当日のお米の注文まで電話で受けてました。
そう、
当時は私個人の携帯でもご注文を受けていて、
特に受付時間を決めていなかったので、
出産直後の電話までとってたんですよねぇ。
若かったな、私(笑)。

大変だったかと問われるとそうだったような気もしますが、
もうそれこそ無我夢中で、
娘が保育園に入るまでの1年間は、
がむしゃらに働いて育児して家事・・・・、
は、ほぼ放りなげて(笑)、
過ごしました。

働きながら育てる。
子どもが病気で学校を休んでもできる仕事がある。
それが農業のメリットの1つでもあるような気がします。

私は今でも、
朝7時くらいから夜12時くらいまでの間で、
自分で働く時間をコントロールしながら、
時には残業の日々で大変な時もありますが、
暇なときはこっそり遊びに出かけたりして、
自由な働き方を満喫しています。

自分のこれまでの経歴、
仕事の事、
育児に対する考えを少しお話しして、
各テーブルの参加者の方とも交流させていただきました。

働き方にしても子育てにしてもライフプランにしてもお金の事についても、
日本、
特に田舎の方は、
さらには農業界では、
こうじゃないと幸せになれない、
こう働くべきだ、
みたいな固定観念がまだまだ残っているような気がしました。

でも、
参加された方々には、
いろんな働き方、
そして生き方がある事を知ってもらえれば。
そんな気持ちになりました。

私自身はこの先も、
海外から嫁いできた嫁ビームを発射しまくって、
日本で田舎で農業界で、
たくましく生きていきたいと思いました!