富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

富山の専業米農家 濱田ファーム〈無農薬米・減農薬米 コシヒカリ〉

ブログ タンボマスターへの裏道

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ナエナラベール!

2015年4月17日 2:05 PM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

昨日は晴れてちょっと春らしい雰囲気があったのに、
今日はまたまた雨。
肌寒い日となりました。

4月に入ってから寒い日が続いていて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)の工程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編1回目・2回目)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗箱を並べる
11:潅水と温度管理

も少し遅れ気味です。

8:苗箱をハウスに出してから、
例年なら中5~6日くらいで10:苗箱並べ作業に入るんですが、
今年は中8日もかかってしまいました!

注:もやしではありません。
注:稲の芽です。

本当はもう少し芽が出るまで待ちたかったんですが、
タイムリミット!

ビニールハウス一面に、
苗箱を1枚1枚広げて置いていきます。

今回並べている苗は、
全て濱田ファームのお米として直売する分。
なので、
育苗方法もちょっとこだわって、
プール育苗という方法で育てます。

木の枠で仕切って、
小さな浅い苗の為のプールを作っていくんです。

そこにブルーシートを広げて、
水が漏れないようにします。

プール育苗は、
農薬に頼らずに苗を育てる場合に非常に有効な手段。
水の中では病気が発生しづらいんだそうです。

濱田ファームでは、
直売用のお米は全てこの、
プール育苗で育てた苗を使っています!

出芽の状態に少しムラがありますが、
ま、
数日で目立たなくなるでしょう。

そうそう、
今回は店チョーことヨネダさんに、
このナエナラベールを手伝ってもらいました。

人出が足りなくって、
本当に困っていたので助かりました!
店チョー、
ありがとうございました!!!

1100枚の苗箱を全て並べたら、
薄いシートをかけて、
いきなり太陽の強い光にあてないようにしてやります。

さ、
いよいよ育苗も最後の工程11:潅水と温度管理。
育苗隊長の私・濱田律子の出番です!
ここから田植えが終わる5月中旬まで(長いなぁ・・・・)、
苗の管理をしっかりしていきますよー!
頑張ります!!

早く出てこい~!

2015年4月15日 9:29 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

今日も肌寒いし、
雨もやみません。

この寒さと日照不足の為、
育苗作業が少し遅れ気味です。

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)の工程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編1回目・2回目)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗箱を並べる
11:潅水と温度管理

の、
9:出芽(しゅつが)ですが、
なかなか芽が出てきません!

出芽は、
専用の出芽機を使う農家さんも多いようですが、
我が家はビニールハウスの中で、
じっくりゆっくり出芽させています。

日がさすと、
一気にビニールハウスの中の温度が上がって、
芽もグングン伸びてくるんですが、
ここ数日とにかく寒い。
日がでない。

どれくらい芽が出ているか、
毎日欠かさずチェックするんですが、
まだまだチラホラしか出てないみたい。

なので、
10:苗箱を並べるという作業も、
予定がずれてきちゃいました。

まぁ、
こればかりは天候によって変わってくるので、
あせっても仕方ないですね。
気長にもう少し待つとしましょう。

苗箱、ピットイン!

2015年4月14日 11:20 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

雨の降る肌寒い日です。
こんな日は暖かい部屋で心ゆくまでピアノを弾いてたいな♪
実は私、
30年ぶりくらいに復活してピアノを練習中。
今はドビュッシーのアラベスク1番と格闘していて、
光煌めくような美しい旋律に心はメロメロなんですが、
指はヘロヘロです(笑)。

がしかーし!
ピアノを弾く暇はほとんどなく、
仕事に追われているのが現実でして、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)の工程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編1回目・2回目)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

も今は、
8:ハウスへの苗出しまで進んでいます。

すみません、
写真を撮りに行く時間がなかったので、
去年の使いまわして失礼いたします!

種まきした苗箱(なえばこ=長方形のプラスティックの箱)を、
作業所からビニールハウスへ移動させる作業は、
いちいち軽トラを使っていたら何往復もしなくちゃいけないので、
どどん!と大きなトラックで♪

さらにはフォークリフトも屈指して、
と大がかりな作業です。

パレットに積み重ねられているのが、
種まきされた状態の苗箱たち。

搬入中に崩れないよう、
ラップでぐるぐる巻きにしています。

ビニールハウスへの搬入には、
それぞれの農家さんがいろんな条件のもとで様々な工夫をされていると思いますが、
我が家はこれ。
単管トロッコです。

文字通り、
単管で作ったレールの上を、

特性・自家製・お手製の、
トロッコに乗せて運んじゃおう作戦!

200枚程度の苗箱を、
ハウス内の地面の表面をデコボコにすることなく、
あっという間にハウスの奥まで運べちゃいます。

すごく原始的だけど、
すごく画期的な方法。

だと思いませんか?
ね、
農家の皆さん?!

と、
農家の皆さんに呼びかけてみる。
だって、
一般の方にはこの素晴らしさ、
あまり共感していただけないんだもの(笑)。

そりゃぁ、
そうですよね。
何がどうすごいのか、
わかりづらい作業ですよね。

とにかく!
1回目に播種した1100枚の苗箱、
無事にビニールハウスへピットイン!?

この後は暖かいハウスの中で数日置いといて、
9:出芽させます!

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

農繁期が続いています。
農作業が忙しく、
お米のご注文にすぐに対応できない日が多くなります。
ご注文は余裕をもってご連絡いただけますよう、
どうぞよろしくお願い致します!

また、
メールやファックスの対応にはお日にちをいただく場合があります。
電話が一番早くて確実です。
お急ぎの方はどうぞ、
お気軽にお電話(留守電にメッセージを入れて)くださいね!

電話 050-3430-8050
受付時間 10:00頃~18:00頃

ご迷惑をおかけ致しますが、
どうぞよろしくお願い致します!

た~ね~まきまき~♪

2015年4月13日 11:10 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

昨日は、
晴れた日曜日。
しかも桜が満開!
というわけで、
午前中の作業の後に思い切ってお花見に出かけてきました!!
その様子は別ブログでアップしましたので、
もしお時間があれば是非ご覧くださいね。

さて、
農作業の忙しさも実は既に一山を超えておりまして、
今はちょーっとだけ落ち着いています。

というのも、
山場の播種(はしゅ=種まき)1回目が、
怖いくらいスムーズに終わったから。

育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)の工程、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種(準備編・1回目・2回目)
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

の、
7:播種が先週行われました!

ご覧の通り、
作業所の広い場所と、
たくさんの人手が必要な播種作業は、
播種機と呼ばれる全自動種まきマシーンに苗箱を投入すると、

ベルトコンベヤーで流されていき、
床土(とこつち=苗箱の下に敷き詰める土)、
水、
種、
水、
覆土(ふくど=種の上にかける土)
と、
種まきに必要な作業を全てやってくれるんです!

ありがとう、
種まきマシーン!!

では人は何をしているのかというと、
こうして土を補充したり、
種を補充したり、
水を補充したり、
苗箱を流したり取ったりと、
あくまでも補助的な作業をするだけ。

何だか楽ちんそうですが、
実際はけっこうな速さで苗箱が流れていくので、
微妙に休めません。

そして、
いかに作業を中断することなく、
スムーズに補充作業を進められるかが重要。

今回は、
何のトラブルもなく(いつも何かしらトラブルがある)、
スムーズに作業が進んだおかげで、
1100枚の苗箱への播種は午前中で終わりました。

あまりにもあっけなく終わったので、
この後なにか大きなトラブルが起こるんじゃないかとあんまり喜べなかったりもしますが(笑)、
とりあえずは、ホッ。

この日、
作業に携わった5人は全員農家。
集合した車は全て軽トラでした!
皆さま、
ありがとうございました!!
2回目もどうぞよろしくお願いいたします(^^)/

種まきの準備は秘密裏に

2015年4月9日 10:15 AM

こんにちは!
富山県黒部市の専業米農家・濱田ファームです。

昨日は全国的に冷え込んだようで、
東京では雪が降った所もあったようですね。
えっと、
今は4月、
ですよね・・・(笑)?

黒部も寒い寒い一日でしたが、
そんな中で娘の小学校の入学式がありました。
娘の成長に感動・・・・、
する気持ちの余裕もなく、
ただただ体育館で寒さに震えていた私でした・・・(笑)。

実は多くのお客様が、
娘の成長を楽しみにしていただいているようで、
先日の保育園の卒園でもたくさんのお祝いのお言葉をいただきました。
本当にありがとうございます!

入学式の様子も、
こちらの米作りブログの方ではなく、
濱田家の日常を綴っているもう1つのブログの方で、
そのうちアップしたいと思っておりますので、
気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。

さてさて、
育苗(いくびょう=稲の苗を育てる作業)は大詰めを迎えておりまして、

1:選別
2:小分け
3:消毒
4:浸種
5:催芽
6:風乾
7:播種
8:ハウスへの苗出し
9:出芽
10:苗をならべる
11:潅水と温度管理

いよいよ!
春の一大イベント!!
7:播種です!!!

播種(はしゅ)、
つまり種まきなんですが、
種まきなんて牧歌的な雰囲気は一切なく、
米の種まきは作業所の中で黙々と淡々と行われる、
ちょっと暗い作業です(笑)。

しかーも!
広い場所とたくさんの人手が必要。

というわけで、
播種の日に向けて、
人手の確保と、
作業所では機械や資材の準備が着々と進められていました。

もちろん、
フォークリフトがここでも大活躍!
本当に、
何をするにもリフトがあるのとないのとでは大違い。
基本的にはともまる一人で作業する事が多いので、
リフトがないと作業が進まないのです。

リフトを屈指して、
あっちこっちにいろんな物を移動させまくって、
ようやく播種の準備完了!

播種は、
この準備にけっこう時間がかかります。

まずは、
これがないと始まらない土!

そして苗箱(なえばこ)。

手前の土が入ったフレコンの、
奥にずらりと並ぶ黒い物体がそれ。

長方形の箱に、
土を入れて種をまいていきます。

播種にあわせて準備してきた、
種籾(たねもみ=稲の種)。

もちろん、
水がないと発芽しないので、
大量に。

最後にもう一度、
上からかける土。

これが、
播種機と呼ばれる機械。
もちろんこれも、
播種だけのために使われる農機具。

かなりの長さで、
写真に入りきりません。
何メートルあるんだろう???
5メートルくらい???
とにかく長いです!

播種は(も?!)、
1年に1回(正確には日にちをずらして2回なんですが)だけの作業。

何をどこに配置するのが一番いいのか、
作業のポイント、
去年の反省点などをすぐに記録して、
自分なりのこれがベスト!というマニュアルを残しています。

これがあるのとないのとでは大違い。
年々、
播種の準備も播種作業そのものも、
効率的にできるようになってきました。

ありゃりゃ、
播種の作業の様子を伝える前に、
準備だけで長い長い記事になってしまいました。

ので、
播種作業の様子はまた明日!
お楽しみに!!