富山の専業米農家 濱田ファーム〈減農薬米 コシヒカリ〉

タンボマスターへの道

富山県黒部市の小さな専業農家・濱田ファームが
黒部川の清流で育った美味しいお米を直接お届けします。

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ブログ タンボマスターへの裏道

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田植え4日目!

2014年5月13日 3:45 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

途中で代かきをはさんで、
今日は再び田植えに戻って、
これで田植え4日目です!

がむしゃらに植えればきっと、
大きくて長い田んぼなら1日2町(2ヘクタール)くらいできるから、
濱田ファームの田んぼ全て10町(10ヘクタール)を5日で終わらせられるはずなんですが、
そうはいかないのが辛いところ・・・。

無農薬の田んぼは紙マルチ田植えだし、
小さな田んぼばっかりだと1町ちょっとがうちは限界。
山の上の田んぼは移動だけで時間がかかる。

なんだかんだと10日間前後はかかるのかな?
その合間に代かきをしたり、
田植えをしようとしたら天気が悪かったりという事もあるので、
田植えが始まってから終わるまでは、
ざっと2週間ちょっとと考えた方が良さそうです。

まだまだ先は長い・・・。

ところで田植えの場合、
オペレーターの腕の見せ所は、
まっすぐに植えられてるかどうか、
なんだそうです。

そ、
そうなんだ・・・。
私なんて気にして見た事ないけど・・・(笑)。

ともまる曰く、
まっすぐ植えるには、
リラックスしてボーッとしつつ、
集中する事、
なんだそう。

な、
何だか相反してるような・・・。
む、
難しそうだな・・・。

ま実際には、
真っ直ぐ植えるのに時間をかける事よりも、
時間をかけずにいかに早く田植えができるかどうか、
の方が大事なようですけどね★

そうそう、
田植えをする時には田んぼから水をぬいておきます。
じゃないと田植えしづらいから。

ちょっと前から、
水、水、水、水、
朝から晩まで水の事ばっかり考えるようになっています。

トラクターで起こす時に水を入れ、
または水を少しぬき、
終わったらまた水を入れ。
そして田植えの前にまた水をぬき、

そして田植えが終わったらまたすぐに、
水を入れます。

水の管理は本当に重要で、
全ての田んぼをくまなくまわり、
常に水の状態に目を光らせています。

田植えが終わって水のはった田んぼ、
と、
北アルプス。

田んぼによって、
水がぬけるスピードが速かったり、
また逆にいつまでも水持ちの良い田んぼがあったり。

1枚1枚、
それぞれの田んぼの特徴をつかんで、
田植えをしつつ水の管理をしていきます!

田植えピークの週末に代かき~♪

2014年5月12日 1:48 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

この土日はお天気も良く、
絶好の行楽日和・・・・

にならないのが農村なわけで・・・(笑)。
その代わり、
絶好の田植え日和となりました♪

この地区も田植えのピークだったので、
販売用の苗もほとんど旅立っていきました!

ひっきりなしに農家さんが苗を引き取りにくるので、
週末は私もてんてこ舞いでしたが、
黒部弁ネイティブ(→農家さんとのコミュニケーションにはこれが非常に重要!)のともパパに助けられながら、
何とか終える事ができました。

ビニールハウスの中も、
スッキリ~★

残ったのは、
販売するには見栄えの悪い苗、

最後の最後に植える、
黒米の苗と、

イタリア米の苗。

そしてこちらは、
ビニールハウス脇の畑。
自家用のお野菜をともママが作ってます。

よ~くお問い合わせいただくんですが、
野菜は販売していません。
本当に家庭菜園で楽しみながら作っているだけなので、
とても販売できるような物でも量もなく。

週末で娘も暇そうだったので、
ビニールハウスと畑で遊んでました。

ともママと娘、
楽しそうにお野菜を収穫してましたよ。
これは、
もうほとんど終わりがけのアスパラ。

楽しそうにブチブチ、
バキバキ取りまくってました(笑)。

一方ともまるは、
田植え!
ではなく、
代かき中。

もう、
代かきしてある田んぼがなくなったので、
田植えができません。

田植えの前に、
全ての田んぼの代かきをしてしまえばいいのでは?!
と思う方もいるかもしれませんが、
いったん代かきしたら数日のうち、
雑草が生えてくる前に田植えをした方がいいんです。
代かきした田んぼを何日も田植えをしないで放っておくと、
すぐに雑草が生えてきてしまいます。

ともまる1人でトラクター作業も田植えもやっているので、
田植えを数日したら、
代かきを数日して、
また田植えを数日して、
また代かきを数日して、
またまた田植えを数日しての繰り返しになります。

大きな農家さんなら、
田植えをする人と代かきをする人はそれぞれいるし、
小さい農家さんでも、
お父さんが代かきして息子が田植えする、
と分担しているかもしれませんね。

ちょっとうらやましいんですが、
うちは仕方ない。
逆にそれ=ともまるが1人で全ての農作業を担うを、
濱田ファームの特徴とする事にしています。

というわけで、
今日まではせっせと代かきをして、
また明日から田植えの予定で~す!

田植え3日目!

2014年5月10日 4:34 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

もう私、
グッタリ疲れて目がくぼんでいます・・・。
昨日・今日で、
一気に販売用の苗が旅立っていき。
その苗箱の運搬やら対応でバッタバタ。

加えて、
通常業務はもちろん滞りなくあるし、
家事は手を抜いて外食にしたいんだけど、
いつ帰ってくるかわからない疲れ果てたともまるのご飯を用意しないわけにはいかない、
どころか、
いつもよりパワーが出るよう愛情を込めまくったご飯になっちゃって、
余計に大変だったりするし。

手を抜けるところはもうあとは育児しかないわけで、
そんな時に限って靴下の色が気にいらないとグズグズする娘に、
キーッ!
と爆発する私です・・・。

靴下なんてどーでもいいじゃん、
穴があいてなければいいじゃん、
せめて靴下にこだわるのは田植えが終わってからでいいじゃん、
と、
冷静に標準語で怒ってしまうんですが、
泣いてゴメンナサイと謝られると、
こっちも泣いてゴメンネと謝る・・・(涙)。

あぁぁ、
濱田家の平和の為にも、
早く田植えが終わって欲しいと、
まだ3日目にしてそう強く思ってしまいます。

昨日は、
冷たい風吹き荒れる中での田植えでしたが、
今日は一転、
とても良いお天気!

この地区の田植えのピークのようで、
これでもかーっていうくらい、
軽トラと田植え機とがウヨウヨしています。
のどかな風景。

一方のとももまるは、
ひたすら無言で田植え!
そこには、
一切のどかな雰囲気はありません(爆)!

あっ、
昨日までの紙マルチ田植えから解放されて、
通常の田植えになりました♪

田植えってこれこれ!
これが田植えだっ!!
と、
超ハイスピードで田植えしまくり!!!

手伝いに来ていただいていた方も、
今日は若い仕事ができる2人だったから、
すんごくスムーズ!

平日は60代後半のずっこけコンビなので、
そりゃーもー大変。
例えば、
苗箱の数を50枚数えるだけで、
あーでもないこーでもないと何度も数える始末・・・(笑)。

隣で数えている私は、
傍で聞いていたらもうおっかしくておっかしくて、
ついには私まで、
もう何枚なんだかこんがらがってくるし・・・(笑)。
恐るべしずっこけコンビ(笑)。

ちょうど、
富山地方鉄道のレトロな電車も通過していきましたよ~。

さぁ、
明日も田植え頑張ります!
といきたいところですが、
残念、
もう代かきしてある田んぼがない。

大きな農家さんなら、
誰かが田植えしている間に、
誰かが代かきと作業を分担できるんでしょうが、
うちは全てをともまるがやっているので、
代かきして田植えして代かきして田植えして代かきして田植えして、
を繰り返さなくてはいけません。

ので、
明日は田植えを休んで代かき作業で~す!

田植え2日目~!

2014年5月9日 3:10 PM

風がまだまだ冷たい黒部から、
こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

田植え機に乗ってじーっとしていると、
とにかく寒いみたいで、
お昼からはダウン&毛糸の帽子を着込んでいったともまる。
特に寒がりというわけではないはずなので、
かなり寒いのかな?

さて今日も、
早朝4時半~夜は19時過ぎまで、
バリバリバリバリ働きますよ~!

田植え自体は7時~18時までなんですが、
田植えの前には田んぼの水を見て回り、
田植えの後には田んぼの水を見て回りと、
田植え以外の作業がいろいろ(っていうか水ばっかりだけど)あるようです。

田植えだけしてればそれに集中できるんですが、
水も見なくちゃいけない、
暴走するともパパを食い止めなくちゃいけない、
やれアルバイトの手配がどーだ、
苗が間違って持ってかれただの、
代かきも合間にあるし、
さらにはフォークリフトが突然動かなくなるわ、
家の給湯機が壊れてお風呂に入れないわ、
もう田植えなんてやってられるかー!
とお怒りモード大全開です(笑)。

まだ、
田植えが始まって2日目なんですけどね(笑)。

さて田植えに話を戻して、
田植えの前にはいろいろやる事があるんですが、
上の写真の通り、
まずはセーフティーローダーで田植え機を移送。

次に、
苗を運搬。

ビニールハウスで育った苗を、
軽トラに積み込んでいきます。

もくもくと、
ただただ、
もくもくと。

苗コンテナという、
ただ苗箱を運搬するためだけに作られた、
特殊なコンテナにめーいっぱい積み込んで。

プール育苗の苗は、
中苗(3.5葉)に育てているので、
コンテナの中でちょっと窮屈そう。

根張りもすさまじい勢いで、
通常の育苗方法の苗とはかなり違います。
白い根っこがにょきにょき。

さぁ、
田んぼに運びますよ。

苗の上で、
カエルがケロケロ。

田んぼに着いたら、
これまたもくもくと、
苗を田植え機にセットしていきます。

のどかな田植え作業の様子なんて、
ここには一切ありません(笑)。

もくもくもくもく。

苗箱から苗をビリバリとひっぺはがして田植え機にセットしていくんですが、
根っこが超強力なので、
少々手洗い扱いでも全然オッケーです!

もくもくもくもく。

苗のセットが完了したら、
いざ出陣!

そして、
ひたすら無言で植えていきます。
カッチャンカッチャンと、
田植え機の植えていく音だけが、
田んぼに響き渡りま~す。

がしかーし。
無情にも紙マルチがなくなったお知らせ音がピーピー鳴って、
田植えはちょいちょい中断。

なかなか前に進まない紙マルチ田植え、
田植え機が壊れるトラブル(毎回の事なのでもう驚きもありません!)も途中ありましたが、
何とか田んぼ5枚、
1町ほど(=1ヘクタール)を植えました~。

午後からは、
通常の、
いたってシンプルな、
よく見かける、
とにかく普通の、
田植えです♪

その様子はまた明日!

今年は紙マルチ田植えからスタート!

2014年5月8日 1:43 PM

こんにちは!
富山県黒部市の米専業農家・濱田ファームの濱田律子です。

さぁ!
さぁさぁさぁさぁっ!!

濱田ファームもいよいよ、
今年の田植えが始まりましたよ~!!!

良いお天気で北アルプスがキレイですね~♪
田植え機も調子良さそう・・・、
うん?!
田植え機の後ろからビヨーンと伸びている黒い紙は何だ・・・?

と、
気づかれた方!
あなたは鋭ーい(笑)!!

今年の田植えはまずは、
紙マルチ田植えからのスタートとなりました!

こんな風に、
田植え機の後方下部からビローンと黒い紙を出して、

田植えをしていきます(笑)!

何だそりゃ?!
と思う方も多いかもしれませんが、
それはこの辺りの農家さんも一緒

どの農家さんも、
なんじゃこりゃ??
と、
歩みを止め、
自転車を下り、
軽トラの中からガン見です(笑)!!

ちょっと珍しいこの紙マルチ田植え、
黒い紙が雑草をしっかりと抑えてくれるので、
除草剤を使う必要がありません!
そう、
無農薬栽培で一番難しい雑草との戦いに、
これで挑む必要がなくなるわけです!!

紙マルチはその後、
2か月程で土にかえっていくんですが、
その頃にはもう稲がすっかり成長してくれるので、
その後に生えてくる雑草に負けないんです。

あっ、
昨日の記事のクイズの答えは、
そうこの紙マルチをシャキーンと切ってくれる、
が正解でした★

誰ですか、
夫婦の絆なんて答えたのは?!
ミヤタさん、
出てきなさい(笑)!!

これが紙マルチ。
黒い紙がぐるぐる巻き~@@

横から見ると、
さらにぐるぐる~@@

これは、
余った紙マルチの幅を短くして、
田植え機で敷きつめられないキワを、
後で人力で敷きつめていく用。

雑草を抑えてくれる、
とにかく優れものの紙マルチなんですが、
田植え機にセットするのがとにかく大変・・・(汗)。
長くて重くて、
おまけに高い(笑)!

畦(あぜ)でセットする分にはまだマシですが、
田んぼのど真ん中で紙が切れた時の悲劇ったら・・・。

ぬかるむ田んぼの中で、
悪戦苦闘しながら泥と戯れつつセットする状況を、
悲劇と呼ばず何と呼べばいいのか、
私にはわかりません!

その悲劇がこれまた頻繁に、
田んぼにもよりますがだいたい2往復毎に、
紙が切れた事を知らせる警告音がピーピーなるんです。

あっ、また切れた、
あっっ、またまた切れた、
その繰り返しでちっとも田植えが前に進みません(爆)。

1枚の田んぼを植え終わった頃には、
息も絶え絶え・・・・。

でも紙マルチの効果は本当に絶大で、
安定した収穫量を得る事ができます。

米の無農薬栽培で最も難しいのは、
雑草に負けて安定した収穫量を得る事ができない、
私たちはそう考えます。

無農薬のお米の価格を高く設定したとしても、
面積当たりの収入が通常の栽培方法のお米より低ければ、
普通にお米を作っていた方がよっぽどいい。
そう考える農家さんが多いのも理解できます。

無農薬の米作りがもし、
自己満足だったり家庭菜園的なものだったりするのであれば話は別ですが、
専業農家は、
安定した収穫量がないと利益になりません。

また、
無農薬のお米を希望するお客様に、
きちんとお届けする事もできなくなってしまいます。


ピントがぁ~。

無農薬栽培の方法には、
例えばアイガモ農法や不耕起栽培、
自然農法に米ぬか散布などなどなどなど、
世の中にはたくさんの農法や栽培方法があり、
皆さんそれぞれ土地にあった方法や、
自分の信じる農法があると思います。

私たちもこれまで、
いろんな方法で無農薬栽培を試みてきましたが、
今現在はいちばん良いと思える方法がこの、
紙マルチによる抑草です。

田植えはかなり大変ですが、
もう少しこの方法で頑張ってみたいと思います!

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